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賞味期限切れの学校パソコンにはMultiPointServerを

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賞味期限切れの学校パソコンにはMultiPointServerを

ここ数日、WindowsXPの延長サポート終了を一年先に迎えた件で、マスコミなどこの話題を耳にする方も多いと思います。 特に、教育機関でのパソコン入れ替えの予算が組めていない、という話の中で、 期限切れ迫るウィンドウズXP http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2013_0409.html (リンク切れご容赦ください) 1000台のPCのリプレースにかかる費用が5億円という、本当なのか出所のわからない記事が出ています。 耐震強度強化で予算が足りないという切実な部分や、LANケーブルを抜いて運用すればとりあえずは安全という誤った認識は、ひとまず置いておきます。 そういうところではコスト削減のためにWindows MultiPoint Serverを使うといいのではないかと考えます。 MultiPointServerとは MultiPointServer(マルチポイントサーバー)はWindowsサーバー製品のラインナップの一つで、まさに教育現場のために作られたかのような、機能と価格帯でリリースされています。 基本的にはシンクライアント、とよばれる、一つ一つのユーザー端末は安価で、ほとんどコンピュータとしての機能を持たせない、その代わりに中央のサーバーがあらゆる処理を行う、仕組みのものです。 千台規模のシンクライアントを支えるサーバーともなると、非常に大規模で高額なサーバー設備が必要であり、サーバールームの整備や運用、ネットワークの設備などでかなりの費用がかかります。 MultiPointServerは、一般的なパソコンにほど近いスペックのサーバーに、10台ほどのシンクライアントを接続してワンセットとなる仕組みです。 一般的なシンクライアントと違うのは、サーバー用のPCから距離的にごく近い範囲でシンクライアントを接続し、サーバー自体も一つの端末として使うといったものがあります。 クライアントは、キーボード、マウス、ディスプレイの接続のみの機能を持たせ、データの保存や計算能力はMultiPointServerがインストールされたサーバーが担当します。 こう見ると、一般のパソコンの十分の一程度の性能しか持たせられないように感じますが、現在のパソコンレベルのコンピュータでも非常に計算能力が高く、また多くの場合、ユーザーの操作の待ち時間にほとんどの時間を割り当てられていますので、十年前のスペックのパソコンを使うよりも、よほど軽快に操作ができます。 インストール作業、アップデート作業も、サーバー一台に行えば、クライアント10台に適用されるのと同じ効果がありますので、保守なども便利です。 一クラス分40人の教室であれば、MultiPointServer4~5台にアップデートを行えばよいだけです。 MultiPointServerのコスト このマルチポイントサーバーを、サーバー一台当たり8ユーザー、130台導入し、シンクライアントを1000台導入、機器費用、サーバーライセンス、クライアントアクセスライセンス(CAL)、オフィスソフトのライセンス費用を合計してみます。 単純な費用計算で、設置、導入、ネットワーク設置、アフターサポートなどを含まないものですが、幾らほどの費用になるでしょうか。 実際にこんな大規模な導入はしたことがありませんが、費用は誰でも調べればわかる範囲で概算を見積もることができます。 ライセンスはすべてアカデミック、PC機器はHP社のMultiPointServer製品を利用するものとします。 サーバー用PCはHP Ms6200 Desktop Essential シンクライアントはHP MultiSeat t200 Zero Client を利用した試算です。 Officeは2010のスタンダード、アカデミックオープンライセンスで計算します。 ディスプレイはもっと安価なモデルもありますが、ひとまずの価格です。 品名 単価 個数 計 サーバーPC 99,000 130 12,870,000 シンクライアント 8,925 1,000 8,925,000 サーバー ライセンス 21,000 130 2,730,000 CAL 5,300 1,000 5,300,000 OFFICE ライセンス 17,430 1,000 17,430,000 ディスプレイ 15,000 1,000 15,000,000 キーボード等 付属 1,000 0 62,255,000 ソフトと機器、調べてみたベースで税別6,625万円です。 実際に見積もりを取ったわけではなく、あくまで誰でも調べることができる価格です。 公的機関が大量導入するのであれば、値引きなども受けることできるでしょう。 ここにサポートを乗せて、どれぐらになるのかは実際に見積もらねばならないでしょうが、単年度の計算で5億円にはまずならなさそうです。 調べた時の参考サイト http://www.microsoft.com/japan/windows/multipoint/buy.aspx http://www.utcoop.or.jp/share/sale/images/openlicenseprice2010.pdf http://h50146.www5.hp.com/products/thinclient/multiseat/product02.html http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1106/30/news056.html http://news.mynavi.jp/news/2011/12/05/064/index.html (リンク切れご容赦ください) MultiPointServerの名前だけでも 一台6万円強で、オフィス入りのノートパソコンもあるでしょうが、一台一台を管理するのと、まとめて8台を管理できるMultiPointServerでは、管理コストが断然違います。 そのサーバーPCが故障すると、同時に10人前後のユーザーが利用不可になるというデメリットもありますが、集中管理する分だけ、バックアップコストなども削減できます。 このMultiPointServerは教育機関だけでなく、一般企業でも導入することができます。 教育機関と同じ価格では提供されていませんが、トータルのコストを考えると、事務処理が中心の場合などでは十分なメリットがあると考えます。 あらゆる用途で、十分な性能を発揮するといったものではありませんが、ユーザーのセキュリティーと利便性をないがしろにするよりはよほどリーズナブルな選択ではないでしょうか。 あまり有名な製品ではないのですが、Windows Multi Point Severの名前だけでも憶えていただければ、この記事を書いた甲斐があるというものです。

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Shuttle KD20 購入

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Shuttle KD20 購入

超小型PCだーとかMini-ITXだーとか考えてましたが… それよりもNASや!ということで。   2TBx2のRAID 0を組み込んでいたのですが、あんまり使ってないのでNASとして外出ししました。 見た目はなかなかオサレです。組み立てはとっても簡単なのですが、残念なのはドライバーが必要なところ。最近のPCケースはドライバーレスが当たり前なので「えーっ」と思わず言ってしまうほど… 速度は?というとー GigabitLANではないのでそれなりです…(そのうちGigabit環境を…!) もちろん、外出先からアクセスすることもできます!WebアプリもiOS用アプリもちょっと使いにくいですが… お手頃なお値段でRAIDも使えて見た目もよい。とてもええ買い物をしたと思います。ですが、こんなにサイズあっても結局ほとんど使わないだろうなって思ってます。(オチ)

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WindowsXPサポート終了までにしておくこと

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WindowsXPサポート終了までにしておくこと

2014年4月のWindowsXP延長サポート終了まであと一年を切りました。 WindowsXPはかなりの普及台数であり、継続的に利用しているPCであれば、まだまだ多くの職場や家庭で動作しているはずです。 WindowsXPの発売は2001年ですから、実に12年あまりのサポート期間でした。 OSとしてはかなりの長い寿命で、他のOSでそこまでの製品寿命を持っていた製品はなかなか見当たりません。 その間セキュリティアップデートが行われてきただけでも、かなりお買い得な製品であったということについては、過去記事、 WindowsXPのお得感の謎 https://www.sys-cube.co.jp/1779 でも書きました。 これに対してどうすればよいでしょうか。 結論から言いますと、最新のWindows製品と置き換えましょう。 更なる延命措置を期待しても、おそらく期待外れに終わるでしょう。 WindowsXPを使い続けるリスク WindowsXPのセキュリティアップデートで止まってしまうと、大きい確率で、WindowsXPの未知の脆弱性をついた攻撃方法がネット経由で出回ります。 アンチウィルスソフトや、外部のソフトウェアはしばらく対応を続け、アップデートは続くでしょうが、根幹の部分に脆弱性を抱えたまま、実運用を続けるのは危険です。 アンチウィルスソフトも、未知のウィルスについては、即時対応できるものではなく、所謂ゼロデイ攻撃(対応までに猶予がゼロの攻撃)やスピア型攻撃(不特定多数ではなく攻撃対象を絞った攻撃)にはほとんど対処できません。 アンチウィルスソフトは、実際に発見された検体と呼ばれるサンプルをもとに、パターン定義が更新されるためです。 ではインターネットにつながなければ大丈夫でしょうか? インターネットにつながなければ、たとえばブラウザや、メール経由でのウィルスなどの心配は軽減されます。 しかし、日常の使用の中で、USBメモリやUSB接続ハードディスクなどでの、ファイルのコピーなどでも感染の危険性はあります。 実際にUSBメモリや、外付けハードディスクの製造工程で、ウィルスが入ったまま出荷されていることは、しばしば起こっています。 何に置き換えるべきか Windows7(32bit)への更新が、特に企業利用であれば、無難な選択といえます。 2009年の発売で、4年を経て、かなりドライバやアプリケーションの対応も広がっています。 現時点で、まったくドライバなどが対応されていない周辺機器については、あきらめたほうがよさそうです。 その周辺機器の更新に費用がかかるところが、移行が難しいポイントではありそうですが。 Windows7の延長サポートは2019年いっぱいまでは続きます。 延長サポートとはいえ、6年間あれば、現在のPCの更新サイクルから言えば、十分ではないでしょうか。 Windows8も選択肢として、十分なものです。 導入コストが安いというのもその一ポイント、サポート終了まで10年の期間があるということもポイントになります。 特に導入コスト面でWindows7に勝っていると考えるのはWindows7のUltimateと同等の機能を、Windows8Proが備えている点です。 敬遠されている方が思っているほど、悪いものではありません。慣れればむしろ使いやすい部分も見えてきます。 ただ今までに気が付いたことというと、比較的古いネットワーク機器との相性が悪いことがあります。 互換性についてはメーカーサイトなどを確認しておくといいかもしれません。 パソコンの更新サイクルを考える パソコンを導入する上で重要なのは、機材の更新間隔を考えておくことです。 OSサポート期間だけに限らず、機器としての寿命なども併せて考えるとよさそうです。 長く使うことで、費用としては節約になっているようで、最新のソフトウェアを使う上で、動作が遅く待ち時間が発生し、作業効率の低下を招いているような場合は、逆に人件費などでマイナスになっていることも考えるべきです。 PCの選び方としても、短期的にみるとCeleronなどを利用した安価なラインナップのほうが、初期導入コストは抑えられますが、更新間隔としては短くなりがちです。 適切な更新間隔(一般的には3~5年程度)をあらかじめ設定しておくことで、年割でどのぐらいのコスト感で、最新の作業環境が維持できるのか、という考え方を持っておくと、古いOSのサポート終了で、あわてないといけないことも少なくなります。

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iMacにBootCamp5でWindows8をインストールしてみたメモ

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iMacにBootCamp5でWindows8をインストールしてみたメモ

Mac OS X 10.8.3でBootCampもWindows8に正式対応しましたので、これを使ってみました。 BootCamp5 Boot Campアシスタンスのバージョンも5になり、このバージョン5がWindows8正式対応版です。 大まかにいうと、2011年移行に発売されたMacはこのBootcamp5に対応しています。 Macも発売年毎に、内部の機器構成をこまめに見直していますので対応するドライバの差ということになりそうです。 詳しくはこちらのサイトからご確認ください。 http://support.apple.com/kb/HT5634?viewlocale=jsa_JP 用意しておくもの ・USBメモリ8GB以上、あるいはUSB接続HDD(FAT32でフォーマット) ※後述します ・USB接続のキーボードとマウス ※後述しますが、Windows8だけならマウスだけで大丈夫 実際行った手順 BootCampのドライバインストール用のUSBメモリが最低8GB以上が必要ということです。フォーマットはWindowsで読み込ませるので、FAT32でフォーマットされていることが条件です。 ちょうど8GBの空きの空きUSBメモリがなかったので、このドライバは用意せず、BootCampをインストールしてみます。 BootCampアシスタンスを起動し、最新のWindowsサポートソフトウェアをAppleからダウンロード、のチェックを外します。 あらかじめのドライバダウンロードが行われずに、パーティーション分割と、Windows8インストールが始まります。 インストール後のセットアップで、BootCampドライバなくとも、ワイアレスLANにはつながりました。 Bluetoothのドライバは初期から持っていないため、ワイアレスキーボードと、マウスは接続できません。 USB接続マウスがあれば、Windows8であれば、アクティベーション時からスクリーンキーボードを利用できるため、USB接続のキーボードは必要ありませんでした。 そのためアクティベーションと、その他設定、BootCampドライバインストールまでは、そのままで行うことができました。 Bootcamp Support Software 5.0.5033(2013/4/9現在)であれば、実際のファイルサイズは553.62MB(展開して800MB程度)で、独自にダウンロード展開すれば、8GBもの容量は必要なさそうです。 USBマスストレージドライバはおそらくWindowsプリインストールのドライバが動作しますので、必要なBootCampドライバをUSBメモリなどに保存しておけば、インストールは無事に実行できそうです。 Bluetoothキーボードとマウスはドライバなしでは使えないでしょうから、USB接続のマウスとキーボードは、BootCamp導入時用意しておくほうがよさそうです。 ドライバのインストールが終わり、再起動すると、iMacのすべての機能が使用可能になります。 タッチパネルはありませんが、WindowsPCとしても十分な性能を持っていますので、3Dグラフィックなども存分に楽しむことができます。

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OpenfireとSparkで社内インスタントメッセージを導入してみました

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OpenfireとSparkで社内インスタントメッセージを導入してみました

社内でOpenfireとSparkでインスタントメッセージを導入してみました。 インスタントメッセージは古くはICQや、LiveMessanger、Skypeなど、インターネット上の気軽なコミュニケーションツールとして発展してきました。 インスタントメッセージを社内で利用するにあたって、このような既存のサービスを利用するのも一つの手ですが、社内情報を扱う場合も考えて、社内ネットワークでの利用を前提としたシステムを導入しました。 インスタントメッセージの意味 弊社は大きな会社でもありませんし、基本社内のコミュニケーションは口頭で行います。 口頭での伝達は、言葉以上に、場の雰囲気や、表情、語り口などの情報も付加されますので、円滑なコミュニケーションには最適ですが、一つだけ難点があるとすれば、何時何分に何を伝えたかという、記録が難しいということでしょうか。 たとえば一言で済むメッセージでも、メッセージを発した時間がわかるだけで、のちの作業が円滑に進む場合もあります。 電子メールを利用するのも一つのあり方ですが、社外のお得意様や協力会社様との連絡などで、たくさんのメールを受け取っていると、社内メールのプライオリティは下がりがちで、ついつい見落としなどが発生しやすいです。 メール自体、一度開封してしまうと、その時に何かメールクライアント側でマークをつけておかないと、後回しにしたタスクを忘れてしまいがちな伝達手段といえます。 インスタントメッセージでは、着信があれば、通知などわかりやすい仕組みがありますし、時間も記録されるので、一言二言のメッセージの伝達にはベストの方法ではないかと考えています。 OpenfireとSparkで社内インスタントメッセージ環境構築 社内にインストールするインスタントメッセージは、XMPPという標準規格を使ったものがいいのではないか、という漠然とした気持ちでソフトウェアの選定を始めました。 XMPPであれば、対応クライアントもいろいろと選べますし、利用環境にも自由度があります。 最初は社外のサーバーにこのXMPPサーバーを設置して、社外にいるスマートフォンなどの端末での、アクセスも考えましたが、そういう場合はメールなどきっちりとした形のほうがいいと思い、あえて社内ネットワークのみの環境とすることにしました。 Openfire http://www.igniterealtime.org/projects/openfire/ Openfireがよいと考えたのは、よく更新されているプロジェクトであり、クライアントSparkとセットで利用するのがわかりやすく、Windowsでもサーバーがインストーラーで導入できるところです。 社内開発用のWindowsServerがありますので、これにインストールし、社内での利用を行うことにしました。 Serverでなくとも、常時起動しているWindowsPCがあれば、簡単にそれをサーバーとすることができます。 Openfireインストール Openfire http://www.igniterealtime.org/downloads/index.jsp 上記サイトで、必要なプラットフォームのインストールファイルをダウンロードします。 OpenFireはJAVAで作成されていますので、Javaランタイム(JRE)を必要とします。Includes Java JREを選択すると、Javaランタイムを同時にインストールしてくれます。 クライアントのSparkもJAVAで作成されています。 インストーラーを実行します。 言語選択は日本語がないようですので、英語を選択します。 クライアントでは日本語が選べます。 インストールを順に進めていきます。 インストールが終わると、OpenFireのコンソールが立ち上がります。 ここでWindowsファイアウォールの警告が出るはずですので、これには許可をします。 Launch Adminをクリックすると、セットアップが実行されます。 まず言語は英語を選択します。 サーバー名とポートの設定を行います。 今回社内用途でもありますし、デフォルトで設定しています。 データベースは外部データベースと、組み込みデータベースが選べます。 動作には違いはありませんが、外部データベースのほうが、パフォーマンスがいいということです。 特にデータベースエンジンをインストールしていない場合は、わざわざインストールする必要もない ここではMicrosoft SQL Serverを選択しています。 Database URLは環境に合わせて入力しましょう。 この場合、データベースはあらかじめ作成しておく必要があります。 Profileにはデフォルトや、LDAPなど選択できるようです。 LDAPを設定していると、そのまま使えそうですね。 次はadminのパスワードなどを設定できる画面になりますが、この手順はスキップできます。 この場合、adminのパスワードはadminに設定されます。 これでセットアップは終わり、Admin Consoleに移行します。 adminコンソールではとにかくまずはユーザーを作ることです。 これを行わないと、だれもログインできません。 必要なだけユーザーを作ります。 ルームというグループチャットもここで作っておくこともできます。 記録の意味も込めて、ログが残るオプションにチェックを入れています。 ユーザーは独自にグループチャットを作れますが、あらかじめ参加者を決めたグループチャットや、パスワードをかけたルームを設定しておくと、用途がおのずと限定され、ユーザーにとっても便利ではないかと思います。 これで、AdminConsoleでとりあえずの設定は終わります。 クライアントSparkの設定 クライアントにはXMPPであればいろいろなものがつながるとは思いますが、開発者が同じSparkを使うと、相性がよさそうです。 http://www.igniterealtime.org/downloads/index.jsp 上記サイトから、プラットフォームに応じたSparkをダウンロードします。 これもJREこみのインストーラーであれば、別途JREをダウンロードする手間が省けます。 既にインストールされている場合は、オンラインインストーラーでもよいでしょう。 インストールを進めていきます。 実行すると、接続先を入力します。 ユーザー名はadminコンソールで登録されたユーザー名を、パスワードは管理者に渡されたパスワード、サーバー名はWindowsで名前を解決できる場合は、サーバーのPC名を、他のOSからであればIPアドレスを入力します。 ログインすれば、このような感じの普通のインスタントメッセンジャーとして使えます。 左下のタブ、会議からみると、あらかじめ設定されたルームが見えます。 メンバーを追加するには、ユーザー名で検索して、緑の+ボタンで追加リクエストを送ります。 Mac版のクライアントと会話の様子がこのような感じで、無事に行え、日付と時間が記録されています。 複数人による会議は、誰かと一対一のメッセージのやり取りを始めてから、ユーザーを招待すると自由なタイミングで、複数人による会議を行えます。 一対一のメッセージや、複数人による会議もこのようにタブに分けて、いくつも開いておくことができます。 インスタントメッセージを導入する意味 MicrosoftのLyncや、SalesforceのChatWorkなど、ビジネスにインスタントメッセージを取り入れようという動きは、ここ数年、広がりを見せています。 それなりに、大きさの企業でも対応できるように、テレビ音声会議、スマートフォン対応をはじめとして機能を大きく持たしています。 モチベーションの持ち方として、活用する人も全く活用しない人もいる中で、それなりのランニングコストをかける意味を、弊社ぐらいの規模の企業ではあらかじめ見積もることは難しいです。 やはり企業用として、オープンすぎるメッセージのシステムを利用するには抵抗がある、という方にはLAN内限定のOpenfireとSparkから始めてみることも、十分お勧めできることと感じました。 Linuxなど使う必要はなく、既存のWindowsだけで簡単に構築できるのがいいところです。 これで不足な機能などあれば、また有償あるいは、別のソフトウェアを利用して、用途にマッチしたシステムにたどり着くまで試してみるとよさそうです。

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Btrieveのファイルを開きたい

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Btrieveのファイルを開きたい

Btrieve(ビートリーブ)とは1990年代に、パソコンを使ったクライアント/サーバシステムのデーターベースとしてよく使われていました。 このBtrieve自体は、現在OracleやMS-SQLServerなどRDBMS(リレーショナル型データベース)全盛の時代では、あまりメジャーな存在ではなくなりつつありますが、現在でもPervasive PSQLとして製品ラインは続いています。 このBtreiveをPervasive PSQLにリプレースする場合、同じデータベースファイルをそのままに使えるので、移行には手間はかからないようです。 Pervasive PSQL製品版を持っていない場合は、このファイルを開くことができません。 ファイルの中を見ると、おそらく固定長のファイルであることは、わかるのですが、データベースがどういう定義で保存されているのかわからない場合、データを紐解くことは難しいです。 Accessもバージョン2.0の時代はBtrieveのデータベースを開く機能もあったようですが、2013年の現在Access2.0のソフト本体も、動く環境もそろえることは難しくなっています。 これを読み取るものがないものか、ネットを探してみたところ、オープンソースのソフトウェアでBtrieveFileSaverというものを見つけることができました。 これはBtrieveやPervasiveのランタイムやライブラリは必要とせずに動作するもののようです。 BtrieveFileSaver http://sourceforge.net/projects/btrievefilesave/ リポジトリを見ますと、VisualC++.netで開発されたソフトウェアです。 最新版をダウンロードすると、windows形式のexeがいくつか展開されます。 readme.txtとliesmich.txt(ドイツ語でライセンス)をよく読んで利用してください。 Visual_btrieve_file_saver_trial_en(de).exeは、トライアルバージョンのようで、GUIで操作できますが5件までの出力に、限られているようです。 コマンドライン版のBTrieveFileSaver.exeをコマンドプロンプトを利用して、実行します。 利用方法は、 [text] BtrieveFileSaver –brtin data.dat –brtout data.dat.dmp –format 1 [/text] のようにして利用します。 -brtinには読み込み元のBtrieveのファイル、-brtoutには出力先ファイル名を指定します。 -formatオプションは 1 BUTIL(Btrieveのコマンドラインユーティリティー)形式での出力です。先頭にレコード長、レコード区切りはCR+LFで出力されるようです。 2 BUTIL形式から、レコード長を取り除いた形式のようです。 3 HEX DUMP(16進ダンプ)をテキスト形式で出力します。CRCということはチェックサムが付加されているものかもしれません。ファイルサイズとしては、一番大きくなります。 4.HEX DUMP(16進ダンプ)をテキスト形式で出力します。 上記の4つのオプションを使用することができます。 実行すると1レコードごとに処理ログが出力されます。 改行区切りはCR+LFなので、メモ帳などで読むと、テキストフィールドはかなりきれいに並んだ状態で読めます。 またレコード長などもはっきりしますので、実際のデータのプリンタ出力やバイナリエディタと合わせて使えば、レコード定義を理解することもできそうです。 Btrieve形式のデータベースを、サードパーティーのアプリで開くものもなかなか見つかりませんので、このようなソフトウェアを利用するのも、方法の一つかもしれません。

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研修テキスト WordPressのインストール

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研修テキスト WordPressのインストール

弊社もこの4月より新入社員を二名迎えることになりました。 その最初の研修として、WordPressインストールの方法を学んでもらいます。 そのテキストを公開します。 WordPressとは WordPressとは、現在さまざまなサイトで利用されている、CMS(コンテンツ管理システム)です。 コンテンツ管理システムとは、WEBサイト上のテキストや、画像、その他の情報を、アップロードや保存など、統合的に管理してくれるシステムです。 コンテンツ管理システムが登場する前は、テキストや画像などのコンテンツを手動で管理していましたが、コンテンツ管理システムが広がってから、WEBサイトの更新や構築はスマートに行えるようになりました。 アメブロや、ライブドアブログなどもCMSですが、Wordpressはオープンソースソフトウェアであり、だれでも取得して、独自で構築できるので、ブログ以外にも、さまざまな分野に利用されています。 企業サイトなどでも、カスタマイズされて多く利用され、システムキューブのコーポレートサイトもWordPressで作成されています。 WordPressをインストールする環境 これからWordPressをインストールしてもらう環境は、社内のサーバー機で動作する、Linuxの仮想マシンです。 仮想マシンとは、コンピュータの上で、別のコンピュータを動作させる仕組みです。仮想マシンを利用すると、まるで一台新しいパソコンを用意したかのように、動作するシステムを作り上げることができます。 仮想マシンですので、誰かが誤った操作をして、システム全体が動かなくなっても、途中で保存しておいた状態を復元することで、その段階まで戻すことができます。 仮想マシンから、仮想マシンがインストールされているシステムには影響を与えることができないので、なにか誤った操作で、社内のだれかが困ることはありません。そのために仮想マシンを使用しています。 ですので安心して、これからの操作を行ってください。 LAMP環境 WordpressはLinuxというオペレーティングシステム上で、ApacheというWEBサーバーを利用して動作します。 コンテンツを管理するためのデータベースはMySQL、WordPressはPHPというプログラミング言語で作成されています。 Linux+Apache+MySQL+PHPという言葉の頭文字をとって、LAMPという言葉をこれから何度も聞くことになるはずです。 このLAMP環境は基本的に無償で提供されているものを集めたものですので、知識さえあれば、機器を用意するだけで使用することができ、世界中の多くのWEBサービスはこのLAMP環境で動作しています。 FacebookやTwitter、Youtubeやmixiなど、さまざまなソーシャルネットワークなど、ほとんどがLAMPです。 今回WordPressの演習をしてもらう上で、このLAMP環境を事前に作っていますので、そこにログインして、WordPressをインストールしていきます。 TERATERMの導入 WordPressをインストールするサーバー環境へ、SSHという仕組みを作ってログインしてもらいます。 SSHとは安全にLinuxをリモート操作することのできる仕組みです。 ここからはアイコンや、マウスの使用をしない、コマンドラインというインターフェイスを利用して、サーバーとやり取りをします。 LAMP環境の構築はグラフィックでの操作ではなく、基本的にキーボードのみのコマンドラインを利用することになります。 今回はTera Termというアプリケーションを使います。 下記サイトより、TeraTermをインストールしてください。 http://www.forest.impress.co.jp/library/software/utf8teraterm/ これがサーバーをリモート操作する、SSHクライアントになります。 Windows用のSSHクライアントはPuTTYや、Poderosaといったものがあります。 インストールは下記の手順に従ってください。 契約内容をよく読み、同意して次へをクリック インストール先はそのままで次へをクリック 標準インストールを選んで次へをクリック 日本語を選択してクリック 標準のままで次へをクリック。 デスクトップにショートカットを作るようにしてクリック。 インストールをクリックしてインストールを行います。 SSHでLINUXに接続する TeraTermを起動して、下記のIPアドレスに接続します。 192.168.xxx.xxx これは仮想マシンに割り当てられたIPアドレスになります。 セキュリティ警告というのが出ますが、これは接続しようとしているサーバーが同じものかということを判別するためのホスト鍵指紋というものをうけとったことを示してます。 今回は社内のサーバーに接続するので不安はありませんが、今後社外のサーバーに接続するまでには、意味を調べておいてください。 ログイン名が求められるので、お渡ししたログイン名とパスワードを入力してもらいます。 ログインが成功すれば、このような文字が表示がされます。 ホームディレクトリという各ユーザーごとに割り当てられたディレクトリに入ります。 [bash] pwd [/bash] というコマンドで確認してください。 ディレクトリというのはWindowsでいうフォルダのようなものと考えてください。 データーベースの設定 まず、WordPressが利用するデータベースと、データベースユーザーを作成します。 ここで行うことは、この手順の中でも理解までに時間がかかる作業になりますが、指示通りに行ってください。 WordPressを独自に設置するためには必要な手順となります。 [bash] mysql –u root –p [/bash] でお教えするパスワードを入力し、MySQLにログインします。 これで管理者としてmysqlを操作できます。 この状態ではすべてのデータベースにたいして、あらゆる操作ができます。 間違って、動いているデータベースを丸ごと消去することもできます。 ですのでデーターベースを操作するには、必要な権限を持ったユーザーを作ることで、安全に利用することが必要になります。 ここではshimazakiというデータベースを作成し、shimazakiというユーザーを作って、このデーターベースに対する権限をすべて与えます。 まずは、Wordpress用のデータベースを作成します。 [text] create database shimazaki; [/text] このshimazakiの部分は、自分の名前にしてください。 Ouery OKと出れば成功です。 Query(クエリー)とは問い合わせ、データベースに対する指示です。これから仕事をするうえで、よく聞く言葉になります。 続いて、 [text] grant all privileages on shimazaki.* to shimazaki@sys-cube.co.jp identified by ‘パスワード’; [/text] と入力します。 翻訳すれば、 権限を与える(grant) 全て(all privileages)  データベースshimazaki内のすべてのもの(on shimazaki.*) を そのデータベースが動作しているサーバーにshimazakiというユーザーを(to shimazaki@sys-cube.co.jp) identified by ‘パスワード’;(‘パスワード’ で作成する) という意味合いになります。 これにもQuery OKがでれば成功です。 これでshimazakiデータベースにすべての権限を持つshimazakiアカウントが作成されます。 [text] show databases; [/text] と入力して、データベース一覧を見てください。今作成したデータベースがデータベース一覧の中で確認できます。 これでWordpressインストールのための、MySQLの操作は終わります。 [text] exit [/text] と入力して、MySQLから抜けてください。 WordPressのダウンロードとインストール これからの操作を行うために、とりあえず間違わないように、 cd と入力して、自分のホームディレクトリに戻ってください。 そこでWordPressの最新版をダウンロードし、展開し、web公開ディレクトリにインストールするまでを行います。 まず [bash] wget http://ja.wordpress.org/latest-ja.zip [/bash] と入力し、ダウンロードします。このlatest-ja.zipは常に最新版が置かれているアドレスですので、一番新しいバージョンが手に入ります。 wgetはWebなどで公開されているファイルをダウンロードするツールです。 ダウンロードが終わったら、 ls でディレクトリの中を確認します。 latest-ja.zipというファイルが見えるはずです。 これはzipというwindowsでも使われる圧縮ファイルですので、unzipで展開します。 [bash] unzip latest-ja.zip [/bash] すると、結構な量の文字が流れていき、ファイルが展開されるのがわかると思います。 これがCMS、WordPressのすべてのプログラムです。 ワードプレスの基本的な機能は、これだけのファイルで作られています。 最後まで展開されたら、 ls でディレクトリを確認してみましょう。 wordpress というディレクトリができています。 このディレクトリの内容を丸ごと、web公開ディレクトリpublic_htmlに移動しますします。 [bash] mv wordpress/* public_html [/bash] これで移動は完了です。 [bash] ls public_html [/bash] で確認すると、public_htmlにファイルが移動されているのがわかります。 次はWordPress設定ファイルの作成です。 WordPress設定ファイルの編集 [bash] cd public_html [/bash] でpublic_htmlディレクトリに移動し、 [bash] cp wp-config-sample.php wp-config.php [/bash] で設定ファイルをサンプルからコピーします。 これをviというエディタで編集します。 経験があれば、難しくはありませんが、初めてだと、戸惑うかもしれません。 [bash] vi wp-config.php [/bash] ここで画面が切り替わり、テキストエディタになります。 味気ない画面ですが、windowsのメモ帳のようなものと思って、気楽にいきましょう。 カーソルキーを使って、画面をスクロールさせていきます。 MySQL設定という部分に入ったら、ここから編集します。 編集モードにするにはiを押してください。編集モードから抜けるにはESCキーです。 define(‘DB_NAME’,’先ほど作ったデータベース名’); define(‘DB_USER’,’先ほど作ったユーザー名’); define(‘DB_PASSWORD’,’先ほど登録したパスワード’); これでWordPressをMySQLに接続させる準備はできました。 さらに画面をスクロールさせ、認証用ユニークキーという部分を見つけます。 ここではランダムな文字列を使って、不正なアクセスなどを行いにくくするための設定をします。 ここでTera Termを離れ、ウェブブラウザを開きます。 https://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/ ここで乱数を自動的に生成してくれるので、これをすべてコピーします。 再びTera Termをに戻り、これを右クリックで貼り付けます。 もともとおかれていたdefine部分はバックスペースできれいに消しておいてください。 これでwp-configの設定は終わりです。保存方法は、ESCキーを押し :wq で上書き保存して終了です。 WordPressの起動と初期設定 これでTera Termによる操作は終わりです。 設定ファイルがうまく作れていれば、あとはWebブラウザからの操作になります。 それを確認するまで、TeraTermの接続は残しておくといいでしょう。 http://192.168.xxx.xxx/~ユーザ名/ でアクセスしてください。ワードプレスのロゴとようこそが表示されていれば、成功です。 サイトのタイトルと、adminのパスワード、メールアドレスを入力してください。 WordPressをインストールをクリックして、成功しました!という表示になれば、インストール完了です。 自分専用のWordPressをインストールすることができました。 ここまでできたら、教えてください。 管理者の私が、サーバーの管理者権限で必要な操作を少し行います。 ここまでの実習の意義 WordPressは個人のブログから、企業サイトまで、さまざまなサイトで利用され、Webを彩っています。 しかしこれらは基本、文字ベース(CUI)のLAMPサーバーで動作していることを理解してもらうことが大事です。 Webサイトは、ブラウザとWebサーバーがテキストをやり取りすることで、表示したり、入力したり、結果を返したりしています。 WordPress以外にもLAMP環境で動作するプログラムはたくさんあり、今後LAMP環境での開発などもお願いすることもあるはずです。 その時に常にSSHを利用してログインしなくとも、便利なツールを使うことで開発できますが、それは今回行ったような操作を自動で行うものである、ということを理解してもらうことが、ここまでの実習の意義です。 WordPressを使ってみる さっそくログインしてみましょう。 ユーザー名にadmin、パスワードに先ほどのパスワードを入力すれば、ダッシュボードという管理画面に移ります。 WordPressの操作はすべてこのダッシュボードで行えるようになっています。 投稿、新規追加を選んで最初の投稿をいきなり行ってみます。 一度でもブログというものを使ったことがあれば、簡単にわかると思います。 ここでタイトル、本文、を入力して、公開ボタンを押せば、公開されます。 投稿を公開しました。投稿を表示する、と上部に表示されるので、投稿を表示するをクリックします。 これで最初の投稿は完了しました。 これが今インストールしたばかりのWordPressの画面です。 ここで一つ注意してほしいのは、このブログは社内のネットワークの中でだけ公開されているものです。 普通のブログのように、世界中に公開されているものではありませんので、自宅のパソコンで見ることはできません。 社内の人だけが見られるWordpressですので、気後れせず、好きなようにカスタマイズして、投稿してもらうことが目的です。 ここで、これから知ったことや、学んだこと、その日行ったことなどを、投稿していってください。 社内のみんなが、これからの投稿を見て、あなたの理解度などがわかるようにしてもらえると、助かります。 たとえ間違ったことを書いていても、よっぽどおかしなことをしてしまってWordPressがうまく動かなくなっても、なんとかしますので気を楽にしてください。 テーマやプラグインをインストールしてみる 一番最初のカスタマイズを行います。 WordPressには、全体の見え方や構成を設定する「テーマ」と、機能を拡張する「プラグイン」で、用途に合わせたものに作り上げていきます。 企業向けのカスタマイズは、お客様の要望に応じて行いますので、既存のテーマをそのまま使うということはほとんどありません。 最初の一歩として、自分のブログの見栄えや機能を変更してみましょう。 ダッシュボードから外観を選び、テーマを選択します。 テーマのインストールのタブを選ぶと、いくつかのテーマが表示されます。 さまざまなテーマが用意されていますが、これから一つを選択します。 obandesというテーマを選んでみました。インストールを押すと、インストールが始まります。 インストールが完了すれば、有効化をクリックします。 これでブログを表示すれば、先ほど文字ばかりだったのが、ちょっと華やかなテーマに変更されています。 このテーマをもとに、たとえば、ヘッダ画像などを変更するなどで、自分向けにカスタマイズすることは、あまり難しくはありません。 今後の課題として、いろいろ試してみてください。 次はプラグインを追加してみます。 ダッシュボードのプラグインから、新規追加を選びます。 動画を表示するためのプラグインをインストールします。 Viper’s Video Quicktagsというプラグインを選択してみました。 検索してこのプラグインを見つけたら、今すぐインストールをクリックします。 インストールが終わったら、有効化します。 WordPressはテーマやプラグインをインストールしても、有効化、無効化で、利用できるかどうかを選ぶことができるようになっています。 これで投稿から、新規追加を行ってみます。 Youtubeのアイコンが追加されています。 このYoutubeアイコンをクリックし、お気に入りのYoutubeの動画のURLをテキストボックスにコピーし、Okayをクリックしてください。 [youtube][/youtube]で囲まれたYoutubeのアドレスが投稿部分に表示されます。 これでプレビューを見てみましょう。 Youtubeの動画が貼り付けられています。 公開を押して、公開してみてください。 プラグインを使わなくても、Youtubeの動画を張り付けることができますが、このプラグインのおかげで、URLをコピーするだけでかなり簡単に貼り付けができるようになったことがわかると思います。 プラグインはこのようなもので、用途に合わせて、WordPressの機能を強化していくものです。 実習の終わりに これから、いろいろなテーマや、プラグインを自由にインストールしてみてください。 なにか不具合があっても、社内ネットワークの外に出ていくことはありませんので、気にせず行ってください。 これで既存のプラグインで何ができるか、そして何ができないかを知っておくことが、これからお客様のご要望に応じて、WordPressのカスタマイズを行うときに、役に立ちます。 一つだけ注意点があります、WordPressの公式サイト以外からプラグインやテーマを持ってきて使うことは避けてください。 Webのさまざまな場所で公開されているテーマなどには、ウィルスや勝手に情報を送信してしまう有害なコードが含まれていることが多いです。 そのようなものを用いて何かあった場合、会社としての信頼を失ってしまうので、それはかならず避けてほしいです。 仕事として物事を進めるときには、信頼やセキュリティということを意識していくことが、大事になります。 今回の実習は気兼ねなくワードプレスを使ってもらうこと、基本的な仕組みを理解してもらうことが要点ですので、積極的に使ってみてください。 以上でWordPressのインストールの実習を終わります。 お疲れ様でした。

  • シスキュー技術部

SparseBundle上の仮想マシンイメージの拡張

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SparseBundle上の仮想マシンイメージの拡張

以前SparseBundleDiskImage上にVMWareFusionの仮想マシンイメージを作成する記事を投稿しました。 MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ これでTimeMachineで仮想マシンの世代管理が行われずに、バックアップハードディスクを過剰に使わなくてよくなりました。 これでVMWare FusionでWindowsを常用する問題はかなり小さくなりました。 前回の記事ではスパースバンドルディスクは、60GBを割り当てましたが、Windows8を常用するにあたって、不足する場合が生じます。 ここでスパースバンドルディスクのの容量を増加し、Windows8の仮想HDDを拡張してみます。 スパースバンドルディスクの容量増加 スパースバンドルディスクの増量はディスクユーティリティーで行います。 仮想マシンを停止し、一度ディスクをアンマウントします。 アンマウントしたうえで、スパースバンドルディスクを選択し、イメージのサイズを変更をクリックします。 ここでは110GBに変更しています。 ここで110GBに変更を行ったとしても、すぐさまハードディスク上に110GBの容量が確保されるわけではなく、使用量に応じて動的に増加していきます このままではディスクのサイズは変わっても、パーティションサイズが変更されないので、ディスクイメージをマウントします。 パーティションイメージの右下斜線部分をドラッグし、パーティションサイズをディスクイメージに合わせます。 これでマウントされるディスクの最大容量を変更できます。 この操作によって、パーティション内の内容が失われることはありません。 ここでパーティションをクリックします。 仮想マシンのハードディスク増加 ここで終了している仮想マシンのハードディスクサイズを設定から拡張しようとすると、 「選択された作業を行うためにはファイルシステムに十分な領域がありません」 というエラーが出ます これは仮想マシンの格納されているディスクイメージ内で、仮想マシンイメージの複製を作成して、領域を拡張するためのようです。 そのため、110GBのディスクイメージ内で、60GBの仮想マシンのHDD増加を行う作業はできないということです。 そのため、一度スパースバンドルディスクイメージ内から、仮想マシンファイルをMac上のHDDに移動します。 この作業中、タイムマシンバックアップは一度オフにしておくことをお勧めします。 Mac上のHDDでVMWareFusionの設定から、ハードディスクのディスクサイズを変更します。 ここでMac上のHDDに十分な空き容量があれば、HDDの拡張が行われます。 それなりに時間がかかりますので、時間があるときに行ってください。 増量が終われば、再びスパースバンドルディスクイメージ内に仮想マシンファイルを書き戻します。 Windwos8を起動すると、自動的にパーティションの割当容量が増加していました。 管理ツールからコンピュータの管理、ディスクの管理を行って、領域の拡張を行う必要はありませんでした。 これはおそらくVMWareFusion5の機能だろうと思われますが、非常に便利でした。 スパースバンドルディスクイメージは大きく作っておく スパースバンドルディスクは大きめに設定しておいても、内容量の増加によって動的に拡大していきますので、大きめにとっておいても、デメリットはありません。 使い切ってしまえば、また拡張する必要がありますが、ディスクイメージ内のデータを失わずに、パーティションを拡張できるのは便利です。 複数の仮想マシンを格納するなどのために、大きめのスパースバンドルディスクを作成しておくと、後々便利になるかもしれません。

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『MacType』でWindowsフォントを綺麗に表示させよう!

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『MacType』でWindowsフォントを綺麗に表示させよう!

Windowsの標準フォントって、かなり見づらいですよね。 Macと比べると、その差は歴然です。 「この見づらい文字、なんとかならないのか!」 と日夜ディスプレイにヘッドバッドを喰らわせている人も多いのではないでしょうか? そんな方にお勧めするのがフリーのフォントレンダラ「MacType」です。 このソフトを導入すると、Windowsのフォントが綺麗に表示されちゃうのです。 (※あくまでディスプレイに表示される文字のみです) 実際どんなふうになるの? ってなわけで、自環境に導入してみましたので、その手順をさくっとご説明いたします。 インストール https://code.google.com/p/mactype/ まずは↑のページにアクセスして、ページ下部の「Download」をクリック! 続いて表示されるページの「MacTypeInstaller~.exe」をクリック! ↓こんなファイルがダウンロードされるので、実行します。 言語選択が表示されます。 もちろん「日本語(日本)」を選択して「OK」をクリックします。 セットアップウィザードが表示されるので、「次へ」をクリック! 続いて、セットアップタイプの選択画面。 よく分からない人は、一番上の標準を選択しましょう。 準備完了画面が表示されるので、レッツインストール! 「MacTypeを起動する」のチェックが外れていることを確認して、完了をクリックします。 (※チェックがついていると、エラー表示されることがあります。なぜだ・・・) 設定 無事インストールが完了すると、デスクトップに↓こんなショートカットが作成されます。 中国語表記で怪しさ全開ですが、恐れずクリック! MacTypeウィザードが表示されます。ここでは起動モードを設定します。 いくつかモードが選択できますが、僕は「MacTrayロード」を選択しました。 (※メモリの少ないパソコンだと動作が重くなるかも知れません) 続いて、プロファイルの選択が表示されます。 ディスプレイの種類についての選択画面ですね。 とくにこだわりがなければ「Default」を選択して、完了をクリック! 確認画面が表示されるので、「OK」をクリック! これで導入は完了です。 すぐに反映されますが、念のため再起動したほうがいいようです。 ちなみに、起動モードが「MacTrayロード」の場合、 画面右下のタスクトレイに↓のようなアイコンが表示されています。 右クリックすると↓のようなメニューが表示されます。 起動・停止もここで選択できます。各種設定を変更する際はここで弄っちゃいましょう。 で、結局のところどうなるのん? ということで、参考までに導入前後の比較画像を↓に載せてみました。   なんとなく見やすくなったなあと、お感じなられたでしょうか? 実際に導入していただくと、よりその効果を実感できると思います。 興味を持たれた方は、ぜひお試しあれ。

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Google Readerから考えるRSS

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Google Readerから考えるRSS

Googleが2013年7月にブラウザベースのRSSリーダーであるGoogle Readerを終了すると発表しました。 RSSリーダーを使っている方には、かなりシェアがあったようで、不便になる、移行先がすぐに見つからないという意見がネットで多く見られました。 RSSとは一体何かご存じない方も結構いらっしゃると思いますので、簡単な説明をしてみたいと思います。 RSSってなんですか RSSはWebサイトから、記事内容だけを取り出したもので、サイトサマリーと呼ばれます。 個別の記事についてはフィードと呼ばれ、RSSリーダーはWebサイトからRSSフィードを取得して、新しい更新があれば、新着記事として表示します。 この仕組みができてから、Webサイトの更新を素早くキャッチする方法ができて、Webが便利になりました。 登録しておいたサイトのHTMLが更新されているかをチェックするアプリなどもありましたが、それに比べてもよほどスマートな方法です。 しかし、あらゆるWebサイトがこのRSSフィードを持っているわけではありません。 CMS(コンテンツ管理システム、いわゆるブログエンジンなど)、とくにMovable Type(ムーバブルタイプ)が流行するようになってから、その存在は取り上げられるようになりました。 Movable TypeはXMLというデータ形式を利用した、RSS、トラックバック、XML-RPCなどを標準的な機能として備えていることが新しく、売りの一つでありました。 Movable TypeがRSSを実装してから、個人や企業のBlogの更新チェックをRSSを用いて行えるようになり、CMSの利用でそれまでのWEBページよりもハイペースで更新できることとあわせて、RSSは広く使われるようになりました。 Movable Type以降、各種ブログサービスや、WordpressなどもMovable Typeをならうことが当然のようになり、RSSは様々な場面で使われるようになりました。 個々のパソコンに、RSSリーダーをインストールするよりも、GoogleReaderのようなオンラインのリーダーを利用することで、未読記事管理などを一元化して行うことができたので、完成度の高いGoogleReaderに人気が集まりました。 Google Readerが終了する訳 Google Readerが終了する理由として、利用者の減少をGoogleはあげていますが、理由はそれだけではないと感じます。 一番はGoogleとしてもRSSリーダーで収益性をあげるのは難しいという点でしょう。 RSSは簡単にいえばサイトの要約です。 Webサイトから装飾や、見栄えなどテーマ、サイドバーなど固定要素を取り払い、内容だけ取り出したものです。 RSSフィードに記事の内容すべてを出力するように設定しておけば、個別にWebサイトに訪れることなく、RSSリーダー内で記事をすべて読んでしまうことができます。 その際、読者の目線から取り除かれるのは、テーマだけではありません。バナーやテキストの広告も当然のように取り除かれます。 そのため、ブログサービスなどで、RSSに広告を混ぜるということを行うものもあります。 RSSでサイトの情報を得たい人にとって、RSS広告ほど邪魔なものはありません。 更新情報と思って開いてみれば、ただの広告があがっているだけということになります。 広告を見て、クリックしてくれる読者と、RSSリーダーで情報収集をすませてしまう読者とは、完全に別の層です。 広告業者としてGoogleをみる場合、どちらを優先すべきかは、言うまでもないことでしょう。 RSSは使われなくなるのか 一部サイトのRSSに広告が載るようになって、筆者としてはRSSの人間向けの役目としては、ほぼ終わってしまった印象を受けました。 シンプルな情報収集手段の中に、冗長な広告が挟まってしまうようでは、何の意味もありません。 RSSは簡単に新着情報と記事内容を手に入れる方法ですが、それは人間のためだけではありません。 RSSを利用して、ブログ間で更新情報を共有したり、ブログのサイドバーなどにニュースサイトの新着記事を載せることができます。 機械が読むためにはHTMLは冗長ですので、XMLデータ形式を利用したRSSはサイト間の連携などに多く使われています。 TwitterもRSSをごく最近まで取得できるようになっていて、ブログなどと連携できたり、FacebookのウォールにRSS情報を連携させ、Blogを更新すると、Facebookにも自動的に更新するような仕組みのFacebookアプリもあります。 RSSは効率よく情報を収集するためのものとして、これからもGoogle Reader以外の様々な方法で利用されていくものと思います。 またWEBサイト間の効率の良い情報交換の仕組みとして、今後も廃れることなく使われていくでしょう。

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