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Windows8のデスクトップにプログラムメニューをシンプルに追加する

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Windows8のデスクトップにプログラムメニューをシンプルに追加する

windows8はデスクトップからスタートメニューがなくなってしまい、エクステンションなどをインストールすることによって追加することができますが、単純にプログラム起動のショートカット集がほしい場合に、一番シンプルな方法をご紹介します。 ツールバーにプログラムフォルダを表示させる ものすごく簡単です。表題だけでわかる人はわかってしまうと思いますが、簡単に説明しますと、下記の通りです。 プログラムフォルダは下記の場所にあります。 C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs これをツールバーに追加すれば、タスクバーにプログラム一覧が表示されます。 既存のツールバーを右クリックして、ツールバーを選択します ツールバーから新規ツールバーをクリックします。 フォルダ選択画面になりますので、Cドライブ-Program Data-Microsoft-Windows-スタートメニュー-プログラムと辿ります。 フォルダーの選択をクリックします。 このような形でプログラム起動のショートカットメニューが作られます。 筆者的にはこれでスタート画面に戻る必要はほとんど感じなくなっています。 コントロールパネルなどもタスクバーにピン止めしておけるので、デスクトップから辿らねばならないものはほとんどありません。 筆者は、Macでのよく使うアプリは、Dockにいれて、頻度の高くないアプリはアプリケーションフォルダか、LaunchPadから起動するというフローとほぼ同じ形に持っていけて、個人的には十分満足しています。 昨日されたWindows8.1には従来型のスタートメニューが戻るかもしれない、という噂もありますが、それはまた6月待つのパプリックプレビューバージョンを楽しみに待ちたいところです。 追記 上記の方法は全ユーザーで使用できるスタートメニューのみで、各ユーザーごとに作成されたショートカットは使用できないことをご指摘いただきました。 これを多少応急処置ですが、どちらも使えるようにしてみたいと思います。 まず、個別ユーザーのショートカットは C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs に収められています。 ここにエクスプローラーで移動し、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。 ここでAllusersという名前でC:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programsにシンボリックリンクを作成します。 mklink /D allusers “C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs” これでallusersという名前のフォルダが作られ、全員のショートカットとつながりました。 このフォルダを上記同様に、ツールバーに登録します。 コマンドプロンプトを普段使われない方にはちょっと敷居が高いように思いますが、一つの方法として参考になるようでしたら幸いです。

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Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

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Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

AdobeがCreativeSuiteの新規製品投入をやめ、CreativeCloudによるサブスクリプション(購読)形式への一本化を行うことを発表しました。 これにより、パッケージでCreativeSuiteを購入することはできなくなりますが、月額で使用料を支払えば、常に最新バージョンのPhotoshopやIllustratorを利用することができるようになります。 製品バージョンアップというモデル 商用ソフトウェアが発表されると、マイナーバージョンアップという小規模なバージョンアップや、バグの修正を行いつつ、次のメジャーバージョンに開発資源を投入していくという形がとられていました。 WindowsなどのOSをはじめ、さまざまなソフトウェアがこのモデルをとっています。 定期的なバージョンアップを行うと、すべて最新のバージョンを追いかけるユーザーと、現行十分な機能を持つ旧バージョンを保持するユーザーに分かれます。 Windows8が発売された現在も、WindowsXPを安定したバージョンとして使い続けている方が多くいらっしゃるのと同じ構図です。 ですので開発にかけた資源がすべて利益として見込めるわけではありません。その分、一つ一つのパッケージ価格に上乗せするという必要があります。 すべてのユーザーが同時期に更新するという見込みがあれば、パッケージ価格もそれなりに抑えることもできるでしょうが、とくにCreativeSuiteのような高額なパッケージの場合、買い控えを行うユーザーもかなりの割合でいました。 そういった点で購読モデルをとれば、買い控えということは発生しないのでメーカーとしても開発費用を回収する見積もりがしやすくなります。 こういった方向性への模索は、さまざまなソフトウェアメーカーで行われていますが、主力商品をすべて購読制にしたAdobeはかなり先鋭的な方針を示したといえます。 購読制にすることによるメリット アプリストア登場以来、プロダクトキーやシリアル番号によるライセンス管理という方法は時代遅れとなりつつあります。 メールやストアアカウントに紐づいたライセンス管理は普及しつつあり、Office2013でもMicrosoftアカウントのメールアドレスによるアクティベーションが可能となっています。 先日、AdobeCreativeSuite2のアクティベーションサーバーの停止に伴う、無償化というデマが流布したこともあります 過去記事:Adobe Creative Suite2について https://www.sys-cube.co.jp/1719 この一件で驚いたのは、CreativeSuite2のアクティベーションサーバーにコストを割き続けていたということです。 確かに一度作りこんでしまえば、あとは運用だけかもしれませんが、電力、機材更新、障害対応人員など、コストなしで運用できるものではありません。 このサーバーがなくなっていまうと、動作しない仕様のソフトウェアであれば、バージョンごとにサーバーを運用し続けなければならなくなり、それだけ維持コストが必要となります。 購読制であれば、このアクティベーションの仕組みも一元化でき、また現在課金中のアカウントでなければアクティベーションできない、という形のほうが運用も楽になります。 高額なソフトウェアであれば、不正なシリアルや、ライセンス条項に反した譲渡や再販などが付きまといますが、これらを排除できることは大きなメリットでしょう。 開発資源の分散 もう一つの要素として挙げられるのは、ソフトウェア産業はスマートデバイスへの対応も現在見出していかねばならない一つの課題である、ということでしょう スマートフォンやタブレットは、フルセットのCreativeSuiteを動かすためにはパフォーマンス不足ではありますが、ユーザー数の多さにおいては無視できない存在になっています。 パソコンにおいてデファクトスタンダードとなっているAdobeのツールも、スマートデバイスでも確実に業界標準を握れる、という世界ではありません。 逆に出遅れてしまうことで、スマートデバイス主導で出てきた同ジャンルのアプリが、パソコンのほうでもシェアを伸ばしていくという可能性さえあります。 現在技術やノウハウにおいて、一歩ぬきんでている状態で、スマートデバイス市場への参入を行えば、後発勢と差をつけた状態で事業を始めることができます。 そのようなタブレット、スマートフォンの市場がCreativeSuiteのようなソフトウェアを求めているかどうかの答えが見えるのは、まだまだ先になると考えますが、Adobeとしても抑えておくべきポイントと考えているようです。 実際にCreativeCloudには、Photoshop TouchなどのiPadアプリとの連携という機能も備えています。 Adobeもこれからの市場、タブレットなどにおいての基盤を確かにしていくためには、製品ラインの統合と合理化を進める理由があったのではないかと考えます。 ユーザーとしての受け止め方 月額制となっていますが、おそらくCreativeSuiteを、使いたい月だけ使う、という使い方を望まれているユーザーは少ないと思います。 アマチュア向けの価格としてはかなり高価ですので、業務用途がシェアのほとんどでしょうし、業務用途であれば、常に手元になければ使えない、ということになります。 一ライセンス年間6万円~が安価かどうか、という見方は、利用頻度によってまちまちだと思います。 かつては20万円からの1パッケージを購入すれば、OSやパソコンが対応している限り、5年でも10年でも使えたという感覚でいくと、確実に高くなっていると言えるかもしれません。 パッケージが手元に残らない、という形に不安を抱かれるユーザーも多くいらっしゃるでしょう。 ソフトウェアはパッケージでなく、利用権を買うだけ、という形は、旧来のユーザーほど不満があるでしょうが、現在の各アプリストアではその方式をとっています。 筆者としては、逆にこの販売方式になることで、Adobe CreativeSuiteの費用対効果が明らかになったと考えています。 簡単に言えば、年間6万円の価値があるかどうか、という判断で使う使わないを判断できるのではないでしょうか。 とりあえずAdobeにしておけば大丈夫、というアバウトな感覚よりも、コスト感がつかみやすいと感じています。 PhotoshopやIllustratorについ ては、単体製品の購読という形も取られるようですので、より一層わかりやすくなると考えています。 メジャーバージョンアップに備えて予算を組む必要があった現在よりも、より見通しを立てやすいというところがありますが、それは導入規模等によっても意見が分かれるところかもしれません。 大規模導入が必要な場合は、必要台数だけ最新、その他は旧バージョンを維持など、段階的にバージョンアップしていけましたが、購読制であれば、バージョンアップ費込の月額料金を支払う必要があります。 このAdobeのCreativeCloudへの一本化がどうユーザーに捉えられるのか、今後のソフトウェア業界の一つの指針となるのではないでしょうか。

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CeVIO Creative Studioで操作説明ビデオを試作

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CeVIO Creative Studioで操作説明ビデオを試作

今回試作したビデオ まずは動画をご覧ください。 本動画は音声が主体ですので、音を出して見ていただけますと、わかりやすいです。 内容はLiveWriterの使い方です。 CeVIO Creative Studio Freeとは CeVIO Creative Studio Freeは音声合成ソフトウェアです。 CeVIOはチェビオと読みます。 http://cevio.jp/ 右側に表示されているのは、Free版で使用できる「さとうささら」さんというキャラクターということです。 操作は簡単で、基本的に、テキストを入力していけば、ほとんどの部分は聞き取りやすく発声してくれます。 右側のスライダーでは声の明るさ声質や、感情表現を操作することができるようです。 右下グリーンの棒グラフでは、自動的に生成された音声のトーンを変更することができます。 本当にテキストを入力しただけで、調整していないのものが上記の動画ですが、一部を除いてほぼ聞き取りやすい音声になっています。 一部変更した部分といえば、漢字の読みが違う場合に、ひらがなに変更した部分が何点かあります。 この製品は非商用がEULA(エンドユーザー使用許諾)で定められていますので、これを現在商用利用することはできません。 今回の動画はあくまでも今後検討するための試みとして作成しています。 なぜこの動画を作ったか 紙媒体や、Webでのスクリーンショットと文字の説明と、実際動画で動いているチュートリアル、操作説明などを比べると、わかりやすさという点で、やはり動画に分があります。 こういったものを製品プレゼンテーションや、トレーニングなどに作成して使用する上で、一番ネックになるのは音声です。 製品プレゼンテーションであれば、たとえばスタジオを借りて、専門のナレーターに依頼することで、イメージ通りの良いものを作成することができますが、それなりに費用がかかります。 トレーニングなどに使用する場合は、そこまでお金をかけることができない、あるいは量的にたくさん作らないといけない、という場合もかなりあると考えます。 そういった場合に、そのビデオ制作者本人の音声でも、わかりやすく録音することはできますが、なかなか通りがよく、聞き取りやすい声色である、ということはなかなか難しい壁ですし、聞く人のモチベーションにもかかわる問題です。 そういう場合に、こういった音声合成ソリューションで、操作が簡単で、それほど調節の難しくなく、ある程度の自然さがあるものがあれば、いいのになと思っておられる方はそれなりにいらっしゃるのではないでしょうか。 そこでこの最新の音声合成ソフトウェアCeVIOの存在を知り、形になるかどうかをスクリーンキャプチャにかぶせることで試してみようと思い立ちました。 動画制作について スクリーンキャプチャを用意し、CeVIOでエクスポートしたWAVファイルを動画に乗せていくという手法を取りました。 制作途中で感じた部分として、かなり明朗な音声ですので、途切れる無言の時間が少し怖いということでしょうか。 この動画の場合、4分間のランニングタイムの間、ずっとしゃべり続けると、見る側としても作る側としても大変です。 ポイントポイントで音声を入れる方が効果がありますが、その無言の時間がどれほど続くのかという不安感を与えるといけないので、急きょGarageBandで作成したBGMを乗せることで緩和することを選択しました。 商用バージョンへの期待 この製品の意図としてはCGM(消費者作成メディア)用ということですが、今回の記事のような用途を提案させていただたいです。 商用可能で、用途に合わせた声色などが選択できると、目的に応じた使い方ができ、用途は広がるのではないでしょうか。 とにかくここまで使いやすく、自然な音声を合成できるソフトウェアですので、一度試されてみるのはいかがでしょうか。 筆者個人としてもいくつか面白そうな使い方を考えていますので、余暇にでも試してみたいと思っています。

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OfficeのファイルをiPadのKeynoteでスライド再生する

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OfficeのファイルをiPadのKeynoteでスライド再生する

この記事ではPDFファイルをPDF to KeynoteというMacのアプリを利用して、iPadのKeynoteで再生する方法を説明いたします。 iPadのKeynote(パワーポイントのようなソフト)のプレゼンテーションは、iPadの小ささで機動性もあり、またiPhoneのKeynote Remoteを利用して手元で操作もできることから、非常に使いやすいものになっています。 このiPadのKeynoteで再生できるスライドは、MacのKeynoteで作られたものや、PowerPointファイルのインポートによるものだけです。 PowerPointなどのインポートでも形式が崩れたり、フォントが変わることから、Keynoteのための修正が必要になることもよくあります。 WordやExcelなどで作成したファイルをそのままスライドにして、iPadでプレゼンテーションする方法についてご紹介します。 WordやExcelのファイルをPDF化する Office2010以降では、標準でPDFファイルをエクスポートする機能が付属しています。 今回この研修テキストをPDF化して、iPadでスライドショーとして再生できるようにします。 エクスポートでPDF形式を選んで発行します。 PDF to Keynoteで変換する これをMacへ送信し、MacでPDF to Keynoteというアプリで変換します。 http://www.cs.hmc.edu/~oneill/freesoftware/pdftokeynote.html このPDF to Keynoteは、基本的にPDFを画像化してスライドショーに貼り付けるもののようです。 そのため、ファイルサイズはかなり大きくなります。 PDF to Keynote起動してもウィンドウは開かないので、メニューバーからFile-Openを選択します。 ここで変換するPDFを選択して、Openをクリックします。 プレビューが表示されますので、チェックしてよろしければ、メニューバーからFile-Save toを選択します。 iPadであればKeynote Document (iWork ‘09)を選択するとよいようです。 完了したファイルは、Macのkeynoteでは正常にスライドとして表示されます。 これをiCloudやDropBox、Mailの添付ファイルなどを利用して、iPadに送信します。 ここではDropboxを利用しています。 これをiPadのKeynoteで開こうとすると、  プレゼンテーションを読み込めませんでした。エラーが発生しました。 となってしまい、インポートエラーになってしまいます。 インポートエラーを解消する 結論から言いますと、iPadのKeynoteは、スライドのどこかに、編集可能領域がないとインポートに失敗してしまうようです。 PDF to Keynoteは画像が貼り付けてあるだけのスライドになりますので、編集可能なボックスが作られません。 そのため、一度MacのKeynoteにもどして なにか、テーマを適用します。 ここではPDFにあった「白紙」を選択しています。 編集エリア、という領域がスライドの上に乗りますが、これは編集可能な領域を示しているだけですので、スライドを再生しても表示されることはありません。 これを保存して、再びiPadでインポートします。 このようにインポートが順調に進行し、インポートが完了しました。 これをタップして開き、 右上の再生ボタンから、スライドの再生を開始します。 これをiPhoneのKeynote Remoteと接続して、 このスライドを手元でコントロールすることができます。 PDFを利用するので、他のソフトから出力したものでも、PDFでみてレイアウトなどが崩れていなければ、かなり簡単にkeynoteのスライドに変換できます。 これはiWorkのPagesからKeynoteに変換すること方法としても、一番簡単ではないかと思います。

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実は使いやすかったWindows8

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実は使いやすかったWindows8

じつは最近までWindows8は、なんて使いにくいんだろうと思ってました。 第一印象というのは大事な部分で、あのModernUIのタイル状のスタート画面をみたときに、こんなのWindowsじゃない!と思ってしましました。 こんな画面で、個人利用ははともかくとしても、仕事用のOSとして耐えうるのかどうか、という不安がありました。 幸いClassicShellというソフトウェアを使えば、Windows7と同等の使用感覚にできる、というお話は聞いていましたので、それは最終的な手段としておいておくとして、Windows8を基本標準のままで、どれだけ使えるのかということを、体験してみることにしました。 不安に思っていたポイント 使用するにあたって、不安に思っていたポイントは ・デスクトップ作業中に、どれだけあのタイル状のスタート画面に行きつ戻りつしないといけないのか ・エクスプローラー(インターネットエクスプローラーではなく、フォルダを開いた画面)のリボン操作はどうなのか というところです。 今までと同じように使おうとして、だめだと思うのであれば、だいたいこの二点が中心となってくると思いました。 スタート画面の使用頻度 従来までのWIN32アプリケーションを使うにあたって、最も不安に思うところが、どれだけの頻度で、デスクトップとスタート画面を行ったり来たりを行わないといけないのか、というところでした。 WIN32アプリしか使わないのであれば、あのスタート画面はなくてもよいものです。 実際このところ、スタート画面に戻らずに操作できるようになって、Windows8の使いやすさは飛躍的に向上しました。 いまのところ起動した際の一回と、誤ってWindowsボタンだけを押してしまったとき以外に、ほとんどスタート画面は目にすることはありません。 そのために行ったことは、 ・関連付けの徹底的な見直し ・必要なショートカットのタスクバーへのピン止め この二点です。 関連付けさえきっちりしておけば、デスクトップ内ですべての操作が完結します。 その点については、過去の記事 Windows8でPDFファイルをChromeで開く https://www.sys-cube.co.jp/3118 Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには https://www.sys-cube.co.jp/3086 でも書いています。 とにかく、一通り、普段使うファイル形式はエクスプローラーで開いてみて、関連付けを確認してください。 そしてデスクトップで完結してしまうように、関連付けを変えてしまうのです。 Windows8で現在デスクトップを右クリックして、新規作成メニューから表示されるのはこのような感じです。 これだけは右クリックからファイルを作れるので、これ以外で1から立ち上げたいアプリケーションは、どんどんタスクバーにピン止めしてしまうと楽です。 筆者は今こんな感じです。せっかくのワイド画面の横幅をどんどん活かしましょう。 実際テキストエディタは新規作成からテキストファイルが作ることができるので、不要かもしれないですが、アイコン一発で開いて書き始めることも多いので、起点になるアプリはどんどんピン止めしてしまいましょう。 この辺りはMac OS XのDockの感覚ですね。 サブで使うようなアプリケーションのショートカットを集めたアプリケーションフォルダを作って、使いやすい場所に置いておけば、さらにOS Xっぽく使うことができそうです。 これを行うと、アプリケーション起動のためにスタート画面に戻るというようなことは、ほとんどなくなりました。 エクスプローラーのリボンインターフェース Office2007ではじめて、私たちユーザーの前に現れた、リボンインターフェースですが、これについては、Office2007登場当時から、使いにくいという感想を持っていました。 とにかくOfficeのリボンが使いにくいと感じたのは、あまりにも機能がありましたので、タブの数も非常に多く、タブの中もごちゃごちゃと機能が詰め込まれていて、覚えることができなかったからです。 それいらMicrosoftのソフトウェアにはリボンが搭載されるようになり、Liveメールや、これを今書いているLiveWriterなどでも使われていますが、これらのリボンインターフェースは、かなり使いやすいです。 やはり機能が少なければ、リボンは使いやすいのです。Office2007にいきなり搭載したのは、ちょっとまずい判断だったと思わなくもないですが、初登場から6年たった今となってはユーザーの慣れの部分もあります。 エクスプローラー(インターネットエクスプローラーではないほう)に使われているリボンは、結構な数のタブがあります。 まずは左端のファイルタブ。コマンドプロンプトから開く、が地味にすごいです。 どんな深い階層のフォルダからでも一発でコマンドプロンプトで、しかも管理者権限で開くことができるというのは、筆者にとってはものすごく楽です。 このあたり、右クリックしてコンテクストメニューを使わなくても、リボンから操作できるのは、より直観的です。 どういう操作ができるのか、一目で見られるので、わかりやすいです。 表示タブ、このナビゲーションウィンドウという機能は、なんでしょう? 開いてるフォルダーまで展開というこのオプションは、もしかして。 これはXPのエクスプローラーと彷彿とさせます。 しかも詳細ウィンドウをオンにしておくと、ファイルのプロパティも見られる3ペインのエクスプローラーになります。 自分の中ではXPのエクスプローラーの使い心地を超えてしまった感があります。 XPからWindows7へ移行した際の最大の不満点は、フォルダオプションがコントロールパネルに移動したこと、エクスプローラーが使いにくくなったこと、です。 後者はWindows7でも設定できましたが、すぐにはわかりにくいものでした。 これらの不満点をきっちりと修正しているWindows8はかなりXPユーザーからの乗り換えを意識しているものと感じました。 Windows8は使いやすい、でも Windows8は今ではとても使いやすい、よく使う部分では、何も不満を感じないというか、むしろWindows8からは戻れないぐらい便利な部分もあります。 ここまでの感想を持つにいたるまで、いろいろ調べましたし、設定をしました。 レジストリなどを操作するツールを使わない範囲で、ここまでカスタマイズできるなら、普通に考えれば非常に素晴らしい、と思います。 しかし、だれもがこれだけのことを調べて設定できるのかというと、そういうことはおそらくないと思います。 いわゆる「パソコンに詳しい人」と呼ばれる人達であれば、何でもない設定変更であっても、全くこれらをせずにに使用しているユーザーはかなりの割合でいます。 そういった方が、自分の使いやすいようにカスタマイズを施していくと考えるのであれば、ちょっと手数が多すぎるという印象です。 そういう方のためにModernUIアプリとスタート画面があるのかもしれませんが、Officeがデスクトップで動作する以上は、デスクトップをまるで使わないというより、ModernUIアプリを全く使わない、というユーザーのほうが、しばらくは比率としては多くなりそうです。 個人的な感想としてOfficeのリボンインターフェースに慣れるまで6年かかったのだから、ModernUIになれるまでもそれぐらいかかるのかもしれません。 そのころには、アプリもたくさんそろって、何をするにも使えるようになってるのか、結局デスクトップ志向に回帰しているかはわかりませんが、すくなくともWindows8は使いにくい退化バージョンではないことは、はっきりと言い切れます。

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WordPressへの全世界的な攻撃について

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WordPressへの全世界的な攻撃について

WordPressへの世界的な攻撃が続いています。 この攻撃は、WordPressサイトを見つけ次第、wp-login.phpへアクセスし、ユーザー名admin等でパスワード総当たり(ブルートフォース)攻撃を行うものです。 攻撃の実例 これは筆者がいろいろテストするために使っている個人所有のVPSのapacheのログですが、二日間で、wp-login.phpへの総当たり攻撃が3000回以上行われています。 幸いにしてadminユーザーは削除してあったため、総当たり攻撃が成功した形跡はありませんでしたが、念のため攻撃が始まってから数日分の、Tripwireレポートを精査して、DocumentRoot以下のファイルに、心当たりのない変更が加えられていないかを確認しました。 Tripwireはファイルシステム内の変更を記録して、変更や削除があると、レポートとして表示してくれるものです。 これをインストールしておいて、今回は安心を得ることができました。 基本的にSSHの公開鍵認証でしか外部からアクセスできない設定にしてありますので、想定外の変更を加えられる心配は非常に少ないですが、WordPress部分をこのような方法で改ざんされてしまうと、公開している部分でもあり、ここからサーバー資源を悪用されてしまいます。 adminでのログインが成功してしまえば、WordPressのコアファイルを操作して、WordPressを攻撃者の思い通りに改変してしまうことが可能です。 これがApacheのログから割り出した、攻撃アクセスのうちほんの一部です。 見たこともないようなドメインが並んでいますが、ブラジル、スペイン、チェコ、ロシアと世界中のサーバーから攻撃されています。 これはボットネットという、遠隔操作できるマルウェアを仕込まれた、常時起動のサーバーなどです。 ボットネットは、公開サーバーのセキュリティ脆弱性を利用して攻撃され、乗っ取られてしまったサーバーなどの集まりです。 古いバージョンのHTTPサーバーやその他のサーバーなどをそのままで公開し続けると、その脆弱性を利用して、ボットネットに組み込まれてしまう可能性が高いです。 ボットネットはこのような大規模さ、IPアドレスの不特定多数さを利用して、迷惑メールの送信や、WebサイトへのDoS(サービス拒否)攻撃などに利用されています。 このボットネットをコントロールする攻撃者が一か所から命令を出すと、配下にあるボットネットに属するコンピュータが、他のサイトに攻撃を行います。 世界中からアクセスがあるので、特定の国からのアクセスを防げばよいというものではありません。 今回の攻撃はWordPressを乗っ取って、さらにこのボットネットを拡大することが目的であると考えられています。 攻撃に対する対策 まず最初に行うべきは、adminという名の管理者アカウントとは違う管理者アカウントを一つ以上作成し、adminは削除してください。 adminはあまりにも多く利用されているので、今後も標的になってしまうと考えるべきです。 少なくとも管理権限を持つユーザーのパスワードは11文字以上で、数字、記号や大文字、小文字を含む文字列を選ぶべきです。 侵入を許してしまったかどうかを判断するのは、かなり難しいです。 こう書いてしまうと不安をあおることになってしまいかねませんが、ユーザー名adminパスワードadmin123などであれば、攻撃が成功してしまっている可能性も考慮すべきです。 目に見えるようなわかりやすい変更があれば、それでわかりますが、コアファイルに何かを仕込まれてしまっただけであれば、ほとんど気が付くことはできないと思います。 WordPressのプラグインExploit Scannerを使うというのも一つの方法かもしれません。 このプラグインをWordPress日本語版に対応させるパッチが下記で公開されています。 http://ja.forums.wordpress.org/topic/2743 WordPress Exploit Scannerはコアファイルのハッシュ値が、標準のものと違うかを検査する、という単純な仕組みなっています。 ハッシュ値はファイル全体から一文字でも変更すれば、大幅に変わってしまうものですので、ここの不整合があれば見つけてくれる仕組みです。 侵入を受けたことがが明確であれば、記事やコンテンツを退避させ、一度停止させたうえで、WordPressを再構築するのが最も確実な方法になるでしょう。 二段階の認証になったとしても、現状をしのぐためであれば、一時的にwp-login.phpに認証をかけてしまうというのも一つの手です。 例として挙げれば .htaccessに [text] <Files wp-login.php> AuthName “hogehoge” AuthType Basic AuthUserFile /var/www/.htpasswd Require Valid-user </Files> [/text] というように記述することで、wp-login.phpへのアクセスを行う際にベーシック認証を求められます。 このベーシック認証も総当たり攻撃に対して完全な防護策ではありませんが、現状のボットネットによる攻撃であれば、アクセス先に認証がかかっている際に、その認証に対して総当たり攻撃を行う、というところまではおそらく組み込まれていないであろうという想定です。 複数人でWordPressを利用している場合は、なかなか周知が難しいですが、現在のボットネットの攻撃を防ぐにはある程度有効かもしれません。 これで当座の攻撃をしのぎ、これら攻撃に対する根本的な解決策が確立するのを待つとよいのではないかと考えています。

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Windows8でPDFファイルをChromeで開く

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Windows8でPDFファイルをChromeで開く

Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには、の続編です。 Windows8は初期の状態でも、PDFを開くMicrosoft独自のアプリ、Readerが入っています。 これはおそらく用途的には電子書籍リーダーを狙ったものでしょう。 しかし、デスクトップで動作するメーラーなどから、添付のPDFを開こうとすると、全画面で こうなって、 こうなってしまいますと、デスクトップでの作業が完全に中断してしまいます。 再びデスクトップに戻るためには、なんらかショートカットをキー入力しなければいけないのは煩わしいです。 PDF参照しながら、何かほかの作業ができないのは、不便です。 そういう場合はAdobe ReaderをAdobe公式サイトからインストールして、過去記事 Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには https://www.sys-cube.co.jp/3086 で行ったように、エクスプローラーから関連付けを変えてあげると、今まで通りに操作できます。 が、Adobe Readerはメールに添付された見積書などを見るだけにしか使っていない筆者にとっては、そこまで高機能なものは必要がないという気持ちです。 そのうえ、セキュリティーパッチが頻繁にリリースされ、アップデートするのが結構面倒です。 そこで、普段ブラウザにChromeを利用しているので、Chrome内蔵のPDFビューワーを使ってみようということで、PDFをChromeに関連付けました。 C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application にChromeはありました。 こういう感じで既定のプログラムを設定します。 ダブルクリックで開くとこうなります。 拡大縮小、保存、プリントなどがありますので、筆者としては機能も十分です。 Chromeが立ち上がっていれば、アプリ立ち上がりの待ち時間もなく開くことができます。 内容を確認すれば、タブを閉じればいいだけですので、使い心地は良好です。 またChromeであれば、自動でのアップデートも行われますので、普段Chromeを使っている方にはお勧めできます。 ChromeにはFlash Playerもビルトインされているので、必要がなければFlash PlayerもAdobe Readerも個別インストールとアップデートを行わずに済むのは、非常にありがたいです。 ただ表示が崩れたりするなどの問題は純正のAdobe Readerのほうが少ないだろうと想像できます。 単純に参照するだけではなく、印刷や校正などを行う必要があるならば、Adobe Readerをインストールするのが最適でしょう。

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RAMDISK

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RAMDISK

KD20と一緒にWindwos8 Pro(64bit)を購入しました。 メモリが大量に余っているのでRAMDISK化しました。 (Windows7の32bitなのに安いからとメモリを16GB積んでました…) Windows8&64bit&NTFS&日本語対応ということで、「RAMDA」を選択しました。 ただ、適用ボタンを押さないと設定が保存されないという残念仕様ですが… ベンチマークを走らせてみると― まさに桁違いですね。 ここにUbuntuのVirtualMachineでも入れようかと思います。 ちなみに、INTEL 320(120GB)で走らせてみると― 普通のHDDより断然早いです。 SSDのメリットって熱対策・振動対策が不要なところですよね!

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Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには

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Windows8の画像表示を好きなアプリに変えるには

Windows8をを使い始めて、一番驚いたというか、正直に言って使いづらいと思ったのは、画像を開いたときに、関連付けられているアプリケーションが「フォト」という全画面アプリだったことでしょうか。 デスクトップで、フォルダを開いて、画像ファイルをダブルクリックすると、従来のWindowsユーザーであれば、 こういう感じでWindowsフォトビューワーで開くものと想像していますが、いきなり画面中が こうなって、 こうなってしまうと、どうしていいかわからないです。 ボタンも何もない画面で、どうやってデスクトップに戻ればいいのかも、迷いました。 Windowsキーを叩くなどすれば、スタート画面に戻りますが、驚くとどうしていいのか咄嗟には出てこなくなるものです。 全くカスタマイズしていない初心者の方から質問を受けることも多い筆者としては、あまりWindows環境を自分好みにカスタマイズするのが好きではありませんが、この関連付けだけはどうにかせねばならないと感じました。 画像を好みのアプリで開くには Windows8は幸いにして、ファイルとアプリケーションの関連付けを簡単に変えることができます。 エクスプローラーのホームタブから、開くの部分で開くアプリケーションを簡単に選ぶことができます。 開くのアイコンの横の 開く▼ からその場で選ぶアプリケーションを選択することができます。 ここの既定のプログラムの選択で、どのアプリケーションで常に選ぶかを選択できます。 ここで一覧にない場合は、その他オプションから、このPCで別のアプリを探す、を選択します。 ここでProgram Filesフォルダから既定のプログラムを選択するようになっていますが、64bit版のWindows8であれば、あれ?入れたはずのアプリケーションがない、となりがちですが、Program Files(x86)フォルダも探せば、ほとんどの場合どちらかにインストールされているはずです。 ここでは画像のビューワーと簡単な編集機能を備えた、IrfanViewを選択しています。 http://www8.plala.or.jp/kusutaku/iview/ IrfanViewは十年以上の実績があり、簡単な切り出し、リサイズ、画像形式の変更、複数ファイルの一括変換などが可能ですので、非常に高機能で動作の軽快なビューワーとして利用できます。 ※IrfanViewは商用利用では有償のアプリとなっています ファイルの関連付けの簡単なWindows8 WindowsVISTAや7では、コントロールパネルまでいかなければできなかったファイルの関連付けですが、Windows8では格段に簡単になっています。 WindowsXP以前では、エクスプローラーのメニューバーで設定できましたが、それ以上に簡単かもしれません。 筆者はBMPと、PNGはそれぞれ別のアプリケーションと関連付けていますが、非常に便利に使えています。 同じようにPDFファイルを開くと、初期状態では、Windows8標準のリーダーという全画面アプリで開くように設定されています。 AdobeReaderをインストールして、関連付けを変えれば、従来のデスクトップでのPDFの操作が可能です。 AdobeReaderの頻繁なバージョンアップの手間を考えると、AdobeReaderを入れるのにも躊躇するものがありますが、PDFは頻繁に使うものですので、どうしたものかと考えながらWindows8を使っています。

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iPadはなぜ幼児にも操作できるのか

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iPadはなぜ幼児にも操作できるのか

お子さんを育てている方で、iPhone、iPadなど、タッチスクリーンデバイスに対して、お子さんが強い興味を示し、機会があれば触ろうとする経験があるかたも、多くいらっしゃるのではないでしょうか。 それは操作が直観的だから、という答えも用意されていますが、もうちょっと自分なりに考えてみたことを書いてみたいと思います。 あまり役に立たないコラム的な記事ですが、気分転換にでも読んでいただけたらと思います。 人生最初の壁、テレビ 幼児はテレビを触ります。子供が触れないように対策していなければ、まずつかまり立ちができるようになれば、テレビを触ります。 子供は成長の過程で、どういう世界の中にいるのか把握するために、自分からのアクションに対して、どういう反応があるか、自分が感じるか、ということを積み重ねていきます。 そんな中で、言葉も通じない中、テレビは一方向のメディアであることは、当然わかりません。 両親に対して、両手を伸ばせば抱き上げられるように、テレビに対してもこちらからアクションを起こせば、何らかの反応があると思っているはずです。 当初は画面の切り替わりや、出演者の動き、音などがアクションに対する反応ではないか、と考えますが、やがて、テレビのガラス一枚向こうの世界はこちら側からのアクションに対して、何ら反応を示していないということを理解し始めます。 テレビの向こう側には干渉できない、そういった現実を受け入れるうちに、黙っておとなしく、テレビの中の出来事を見るようになります。 触れるテレビ タッチスクリーンを備えるiPadをはじめ、タブレットや、スマートフォンは、ガラスの向こう側の世界に、直接触って、干渉することができます。 画面を横にフリックすれば、画面がスムーズにスクロールし、アイコンをタップすれば、画面が切り替わってゲームやアプリが立ち上がる。AngryBirdを引っ張れば、かわいらしいキャラクターが気持ちいいように飛んでいく。 タブレットデバイスは、触る人にとって、想像以上の反応が返ってきます。そのために、従来のパソコン利用者にとっては、大げさとも思える演出、なめらかすぎる動きや、アプリの起動、切り替えのアニメーションが設計され、実装されたのではないでしょうか。 テレビの向こうの世界とガラス一枚で隔てられていた、幼児や、そこから成長したあらゆる人にとって、それは真に求めていた体験だったのではないかと思っています。 テレビが誕生して以来、テレビにはみんな触ってみたかった。 それが叶えられたからこそ、Appleのいう魔法のようなデバイス、という言葉が実感を持って受け入れられたのではないでしょうか。

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