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OfficeのファイルをiPadのKeynoteでスライド再生する

PDFtoKeynote

この記事ではPDFファイルをPDF to KeynoteというMacのアプリを利用して、iPadのKeynoteで再生する方法を説明いたします。

iPadのKeynote(パワーポイントのようなソフト)のプレゼンテーションは、iPadの小ささで機動性もあり、またiPhoneのKeynote Remoteを利用して手元で操作もできることから、非常に使いやすいものになっています。

このiPadのKeynoteで再生できるスライドは、MacのKeynoteで作られたものや、PowerPointファイルのインポートによるものだけです。

PowerPointなどのインポートでも形式が崩れたり、フォントが変わることから、Keynoteのための修正が必要になることもよくあります。

WordやExcelなどで作成したファイルをそのままスライドにして、iPadでプレゼンテーションする方法についてご紹介します。

WordやExcelのファイルをPDF化する

Office2010以降では、標準でPDFファイルをエクスポートする機能が付属しています。

word1

今回この研修テキストをPDF化して、iPadでスライドショーとして再生できるようにします。

word2

エクスポートでPDF形式を選んで発行します。

PDF to Keynoteで変換する

これをMacへ送信し、MacでPDF to Keynoteというアプリで変換します。

http://www.cs.hmc.edu/~oneill/freesoftware/pdftokeynote.html

このPDF to Keynoteは、基本的にPDFを画像化してスライドショーに貼り付けるもののようです。

そのため、ファイルサイズはかなり大きくなります。

PDF to Keynote起動してもウィンドウは開かないので、メニューバーからFile-Openを選択します。

スクリーンショット 2013-04-24 10.12.26

ここで変換するPDFを選択して、Openをクリックします。

スクリーンショット 2013-04-24 10.12.39

プレビューが表示されますので、チェックしてよろしければ、メニューバーからFile-Save toを選択します。

スクリーンショット 2013-04-24 10.13.05

iPadであればKeynote Document (iWork ‘09)を選択するとよいようです。

スクリーンショット 2013-04-24 10.13.23

完了したファイルは、Macのkeynoteでは正常にスライドとして表示されます。

これをiCloudやDropBox、Mailの添付ファイルなどを利用して、iPadに送信します。

ここではDropboxを利用しています。

写真 2013-04-24 10 23 45写真 2013-04-24 10 24 05
これをiPadのKeynoteで開こうとすると、 

写真 2013-04-24 10 24 18

プレゼンテーションを読み込めませんでした。エラーが発生しました。

となってしまい、インポートエラーになってしまいます。

インポートエラーを解消する

結論から言いますと、iPadのKeynoteは、スライドのどこかに、編集可能領域がないとインポートに失敗してしまうようです。

PDF to Keynoteは画像が貼り付けてあるだけのスライドになりますので、編集可能なボックスが作られません。

そのため、一度MacのKeynoteにもどして

スクリーンショット 2013-04-24 10.24.50

なにか、テーマを適用します。

ここではPDFにあった「白紙」を選択しています。

スクリーンショット 2013-04-24 10.25.01

編集エリア、という領域がスライドの上に乗りますが、これは編集可能な領域を示しているだけですので、スライドを再生しても表示されることはありません。

これを保存して、再びiPadでインポートします。

写真 2013-04-24 10 29 22

このようにインポートが順調に進行し、インポートが完了しました。

写真 2013-04-24 10 29 55

これをタップして開き、

写真 2013-04-24 10 30 02

右上の再生ボタンから、スライドの再生を開始します。

写真 2013-04-24 10 31 34

これをiPhoneのKeynote Remoteと接続して、

写真 2013-04-24 10 30 49写真 2013-04-24 10 31 41

このスライドを手元でコントロールすることができます。

PDFを利用するので、他のソフトから出力したものでも、PDFでみてレイアウトなどが崩れていなければ、かなり簡単にkeynoteのスライドに変換できます。

これはiWorkのPagesからKeynoteに変換すること方法としても、一番簡単ではないかと思います。