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iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

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iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

MacProとMacBookAir11インチ以外のMacにはSDカードリーダーが付属しています。 世代によってカードリーダーも大容量カード対応になるなど進化してきましたが、2012年型のiMacはSDXCカードスロットが内部でPCI-Express接続となり、USB2.0接続のものから、最大読み書き可能速度は大幅に向上しています。 今回この部分について、テストを行ってみたいと思います。 利用するSDカードはUHS-I対応という高速SDカード規格のものを利用します。 UHS-Iカードにもさまざまな製品がありますが、ものによっては従来のClass10と価格差がほとんどないものもあり、今回安価で手に入りやすいものを利用しています。 ベンチマーク結果 今回もXbenchを利用して計測し、その結果です。 例によって、一つの指標にすぎなく、実行時の条件にもよりますので、あくまで参考値としてご覧下さい。 DiskTest 39.70   Sequential 63.08   Uncached Write[4K Blocks] 112.41 69.02MB/sec Uncached Write[256K Blocks] 53.88 30.49MB/sec Uncached Read[4K Blocks] 34.85 10.05MB/sec Uncached Read[256K Blocks] 146.01 73.39MB/sec Random 28.81   Uncached Write[4K Blocks] 8.46 0.90MB/sec Uncached Write[256K Blocks] 59.09 18.92MB/sec Uncached Read[4K Blocks] 941.73 6.67MB/sec Uncached Read[256K Blocks] 383.36 71.13MB/sec   SDカードリーダーの接続について Macのシステム情報から、カードリーダーの部分を選択します。 ここにリンク幅、リンク速度が表示されていれば、カードリーダーはPCI-Express接続であるということです。 http://support.apple.com/kb/HT3553?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP#4 2011年モデルのiMacではこのようにUSB2.0による接続であることがわかります。 USB2.0では、仕様上480Mビット/秒つまり60MB/秒の転送速度が上限です。 iMac2012年モデルでは70MB/秒の転送速度が出ているため、USB2.0接続の限界以上の数値が出ていることがわかります。 iMac2012年モデルでUHS-Iカードを使うメリットはあるようです。 高速なSDカードリーダーの使いかた UHS-I規格の高速SDカードはデジタル一眼レフカメラや、ビデオカメラなどで対応が広がっています。 対応しているカメラであれば、高画質のビデオ撮影や、最高画質での連射性能に効果を発揮します。カメラ側がUHS-I非対応機種でも、併記されるClassのSDカードとして利用できます。 読み取り側が高速なSDカードリーダーを利用していれば、パソコンへの取り込み時にカードの高速さを活かすことができます。 長時間のビデオや、大量のRAW画像の取り込みの際の時間を大幅に短縮することができるので、取り込み待ちの時間を減らして、後の作業に多くの時間を割り当てることができるようになります。 また近年SDカードの大容量低価格化が進んでいるので、作業データの受け渡しや、一時的なファイル保存にも使えます。 高速なカードリーダーはさまざまな用途で活躍しそうです。

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タブレット機器の入力性について

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タブレット機器の入力性について

タブレット端末を利用する際、webブラウザや電子書籍など閲覧を主とした用途として利用するものと、メールやオフィス文書などの作成といった入力用途に利用する、大まかに二つのことが想定されると思います。 現在のタブレットは、連続的なキー入力を行う用途については、パソコン並みのユーザー体験を求めることは難しいです。 タブレットは現在マルチタッチインターフェイスを利用した、新しいコンピュータの方向性を示す段階で、事務器として見るのであれば、従来型のノートパソコンに及ぶものではありあせん。 モバイル機器として、持ち運びやすく、使いやすいコンピュータとして、ある程度の入力を想定する場合、入力性が高い方が、利用シーンも幅広く考えることができそうです。 今回、タブレット機器の入力性について考えてみたいと思います。 キーピッチ キーボードの入力しやすさを計る上で、キーピッチは特に大きな要素です。 キーピッチとはキーの中心から隣のキーの中心までの距離で、これが普段のキーボードと数ミリでも差があると、入力しにくかったり、誤タイプが増える要因となります。 一般のフルサイズのキーボードのキーピッチは19mmが標準となっています。 モバイルノートPCもよほど小型のもの以外では、キーピッチ19mmのキーボードを採用している場合が多いです。 iPadをはじめ、タブレット機器のキーピッチについて、調べてみました。 キーピッチ キーの大きさ タイプ iPad(9.7inch)横 18mm 15.5mm ソフト iPad(9.7inch)縦 14mm 11.5mm ソフト iPad mini 横 16mm 12.5mm ソフト iPad mini 縦 11.5mm 9mm ソフト Nexus7 横 7.5mm 12mm ソフト Nexus7 縦 9mm 7.5mm ソフト iPad向けTK710 17mm 13.5mm ハード PC向けキーボード 19mm 12mm ハード Apple Wireless 19mm 15mm ハード キーの大きさはソフトウェアキーボードの場合、タッチパネル操作の精密さが求められるかどうかも重要であるため、記載してみました。 PC向けキーボードは参考のために、普段利用しているDELLのものを計っています。 Nexus7は標準で付属しているiWnn IME以外にも複数のIMEが利用できますので、参考値として掲載しました。 以下それぞれの詳細を見てみます。 iPad(9.7inch) iPad(9.7inch)はiPad,iPad2,Retina iPadで、標準的な大きさのiPadです。 これは横置き(ランドスケープ)の際のキーボードです。およそ18mm程度のキーピッチがあります。 わずか19mmよりは小さいですが、キー自体が15.5mmと大きく、タッチパネルに表示されるソフトウェアキーボードとして一番パソコンのキーボードに近い感覚です。 キーボードが大きい分、画面の半分ほどをソフトウェアキーボードが占めることになります。 これは縦置き(ポートレイト)ですが、キーピッチは14mm程度。キーの大きさは11.5mm程です。 縦置きはキーボードの専有面積が小さくなります。キーピッチとキーの大きさは小さくなりますが、ドキュメントの一覧性は高くなります。 iPad mini これは横置き(ランドスケープ)の際のキーボードです。 iPadの8割程度のキーピッチとキーサイズです。 これは縦置き(ポートレイト)の際のキーボードです。 これもiPadに比較して8割程度の比率になります。 携帯性とのトレードオフで、入力性が低下したと考えられなくもありませんが、現在iPad miniを利用する上で、筆者が使いやすいと思うのはセパレート型のキーボード入力です。 セパレートキーボードはキーボード右下のキーボードマークをタップして、画面上部に持ち上げることで、キーボードが分割され好きな位置で利用できます。 iPad miniのホールド性と相まって、気持ちのいい入力感があります。 両手でホールドして、両親指で入力するのもいいですし、iPhoneのフリック入力に慣れている方は日本語キーにしてフリック入力を使うこともできます。 あまり長文には向かないかもしれませんが、手軽な入力にはちょうどよく、大きいスマートフォンを使っているような気持になります。 9.7inchのiPadにもこのセパレートキーボードはありますが、このiPad miniで利用するほうが、手の小さい日本人向けと言えそうです。 iPad & Apple Wireless Keyboard iPadはBluetooth規格をサポートしているので、Apple Wireless Keyboardをはじめとした、Bluetoothキーボードと無線接続して使用することができます。 Bluetoothキーボードを接続すると、画面上にソフトウェアキーボードが表示されなくなるので、100%の領域を表示に利用できます。 この組み合わせであれば、一般のPCと同じ感覚でキーボード入力ができます。キーボードは電池込みで320g程度の重さで、ケーブルは利用しません。650gのiPadと合わせると、およそ1Kg弱の重さです。 iPadとのサイズは上の写真で見ていただけるように、キーボードのほうが横幅がかなり広いです。 この組み合わせで確保しておきたいのは、iPad自体に傾斜をつける方法でしょう。デスクに平置きした場合と、傾斜をつけた場合とでは見やすさが違い、長時間の利用に差が出ます。 写真ではスマートカバーを利用して、傾斜をつけています。 iPad + Logicool TK710 Logicool TK710(ロジクール Ultrathin Keyboard Cover)は、Bluetoothキーボードですが、iPad2以降のiPad(9.7インチ)専用として作られたキーボードです。(リンクはメーカーサイト) マグネットを利用して、iPadカバーとして持ち運びができ、使用の際はキーボードを外して、スリットにiPadを固定して使用します。 スリットに固定する方式のために、スタンドいらずで、ポートレイトでもランドスケープでも利用できるのがいいところです。 キーピッチは17mmとパソコン用のキーボードには及びませんが、ハードウェアキーボードであるので、確かなタッチ感でソフトウェアキーボードとは一線を画するものがあります。 重量は355gでバッテリは内臓型。iPadと合わせてちょうど1Kg程度の重さとなります。 最近は出回りもよくなり、ネット通販で7000円ほどで販売されています。 タブレットとキーボードのまとめ タブレットが持ち運びしやすい最大の要因は、キーボードが無いことからくるものであり、キーボードをつけるのは本末転倒と考えられる方もいらっしゃると思います。 出先などで、ちょっとした長さのメールや、報告書、あるいはブログ記事などを書く必要がある場合など、キーボードがあるほうが便利ではあります。 そういった場合に1Kg前後の薄型ノートパソコンと用途や携帯性にも競合するものがあり、意見が分かれるところでもあります。 iPad自体、使ってみたけど用途に合わなかったという方は、この入力性を重要視するか否かというところが、もっとも大きかったのではないかと想像します。 そういった意味で、コンピュータに求める汎用性を、タブレット機器にどこまで求めるか。 今後タブレットを使用していく中で、どういうシーンで、どういった用途を求めていくかを考えるなかで、今回の記事が少しでもお役に立てばうれしいです。

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MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ

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MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ

前回、iMacでWindows8を実際に使ってみるために、VMWareFusion5を使って仮想マシンとしてインストールしました。 今回、仮想マシンを効率よくバックアップするために、少し複雑な手順を踏んでいきます。 特に複雑なことをしなくても、一般的なインストール方法でも十分利用できます。 ただTimeMachineで仮想マシンをバックアップすると、毎回かなり大きな転送量になり、TimeMachine用のドライブの使用効率が悪くなるため、別の手段でバックアップを試みることとします。 この手順の中でターミナルでコマンドを入力する必要があります。 仮想マシンのバックアップについて 仮想マシンファイル.vmwarevmは一つのファイルとして見えますが、内部でディレクトリの構造となっています。パッケージの内容を表示とすると、これを見ることができます。 仮想マシンファイルの内部では、仮想ハードディスク.vmdkがおよそ2GB単位で分割されています。 仮想マシン内に変更が加えられた場合は、このvmdkファイル単位でファイルの変更が行われます。 TimeMachineでバックアップを行う場合、仮想ハードディスク単位で、変更のあったファイルはすべて履歴管理されますので、TimeMachineへ書き込まれる量は数GB単位となります。 単純に仮想マシンを起動して、シャットダウンするだけでも、TimeMachineには数GBからの差分の書き込みが行われます。 そのため、Macで仮想マシンを利用されている方で、TimeMachineから仮想マシンフォルダを除外ファイルとされている方も多いです。 そうなると、TimeMachineからの復元を行う際に、仮想マシンが一切復元されず、仮想マシンに保存されていたデータを含めすべてを失ってしまうことになります。 今回、仮想マシンファイルはTimeMachineのバックアップからは除外し、別の仕組みでバックアップを行うこととします。 スパースバンドルディスクの作成 スパースバンドルディスク(Sparse Bundle Disk Image)とは、Mac OSの上で一つのディスクイメージとして認識されますが、内部では8MBの小さなファイルに分割されたディレクトリ構造のものをいいます。仮想ディスクの一つです。 読み書きなどは、一つのドライブに対して行うのと同一で、処理としても大きな負担になることはありません。 このスパースバンドルディスク内に格納されたファイルが変更された場合、小さなファイル単位で変更のあった部分だけ、更新されます。 これに今回仮想マシンをインストールします。 DiskUtilityで新規イメージを作成し、名前や、フォーマット、サイズなどを設定します。 今回は60GBの容量をあらかじめ指定し、フォーマットにはMac標準のMacOS拡張(ジャーナリング)を選択。イメージフォーマットはスパースバンドル・ディスクイメージを選択すれば、スパースバンドルディスクが作成されます。 60GBの容量を設定すると、即時60GBの容量が確保されるのではなく、必要な分だけ確保されることになります。 またイメージ作成後の容量の増加なども可能です。 このようなファイルが出来上がります。これをダブルクリックすることで、ディスクイメージとしてマウントされます。 このマウントされたディスクに仮想マシンを作成します。 Windows8のインストール 前回の手順と同じですが、VMWareのセットアップの際に下記の画面で設定を変更する必要があります。 設定のカスタマイズで、仮想マシンの保存場所をスパースバンドルディスクイメージ内に設定します。 rsyncによる仮想マシンのバックアップ まずTimeMachineのバックアップ対象からスパースバンドルディスクイメージを除外します。 ターミナルからrsyncコマンドでこれを外付けのハードディスクにバックアップします。 例として、 [bash] rsync -aur --delete --progress "/Users/username/documents/Virtual Machines.localized" /Volumes/HDDNAME/VMWareBackup [/bash] という感じで、ローカルバックアップでは [bash] rsync –aur ––delete -–progress コピー元ディレクトリ コピー先ディレクトリ [/bash] と指定します。 この手順でsparsebundleファイルをバックアップ先のハードディスク内のフォルダに同期するように設定します。 コピーされているファイルが一覧で表示されますが、 Virtual Machines.localized/VirtualMachine.sparsebundle/bands/c27 8388608 100%   10.87MB/s    0:00:00 (xfer#49, to-check=292/3186) このような形で、スパースバンドル内の8MBのファイルがコピーされていることがわかります。 二回目以降の実行からは、変更のあったファイルのみの同期となります。 sent 856838334 bytes  received 2292 bytes  114245416.80 bytes/sec total size is 25043844704  speedup is 29.23 実行結果がこのように表示されますが、トータル25GBの仮想マシンファイルのうち856MBが同期されたことがわかります。 rsyncの自動実行 これをシェルスクリプトにして、ログイン時に自動実行します。 viなどを利用し、先ほどのrsyncコマンドをシェルスクリプトにし、chmodで実行権限を与えます。 [bash] vi vmbackup.sh [/bash] iを押して入力モードにし、 rsync -aur --delete --progress "/Users/username/documents/Virtual Machines.localized" /Volumes/HDDNAME/VMWareBackup のように先ほど成功したrsyncコマンドを貼り付け、[ESC]:wqで保存します。 これに [bash] chmod 755 vmbackup.sh [/bash] として実行権限を与えます。 これをログイン時に自動実行・定期実行するには、plistを作ってlaunchdに登録する必要があります。 Linuxなどではcronを利用しますが、OS Xではlaunchdを利用することが推奨されています。 launchdに登録するにはXMLを書く必要があり、思い通りに動作するXMLを作成するのが手間な場合は、Lingon3をMacAppStoreから購入して使用するのが便利です。 https://itunes.apple.com/jp/app/lingon-3/id450201424?mt=12 Lingon3を利用すれば、簡単な操作でplistファイルを作成し、launchdに登録できます。高価なアプリではありませんので、便利さから考えれば、十分な価値はあります。 Lingon3を起動し、NewJobをクリックし、ファイル名をlocalhost.vmbackupといったplist名を設定します。 Whatに先ほど作成したをシェルスクリプトを指定し、whenにAt login and at loadにチェックを入れます。 Every 1 Hoursなどとしておくと、一時間おきに実行されます。 Save&Loadを押し、plistをlaunchdに登録します。 あとは、スパースバンドルディスクをログイン時にマウントする手順です。 ログイン時にスパースバンドルを自動マウントする スパースバンドルディスクをマウントするためのターミナルでのコマンドは、 [bash] hdiutil attach sparsebundleファイル [/bash] になります。 これをrsync同様にシェルスクリプトにし、実行権限を与えます。 Lingon3で同様にplistを作成し、Login時に実行するように設定します。 これで仮想マシンの作成とバックアップの一通りの設定は終わりです。 まとめ かなり長いエントリとなりましたが、Macなりの機能を活かした方法となりました。 仮想マシンファイルも履歴管理したい場合は、TimeMachineを利用するのが手っ取り早いですが、仮想マシンを使っている間、かなりのサイズのTimeMachineドライブへの書き込みが発生してしまいます。 ユーザーファイルをホストOSの共有フォルダに持たせ、そこをTimeMachine管理とすれば、仮想マシンに何らかの障害が発生しても、再インストールの手間のみと割り切って利用するのも一つの方法です。 単純なバックアップとしては、.vmwarevmファイルを外部ハードディスクなど日に一度でもコピーしておけば、前の日までのバックアップは確保できます。 実用的なWindows仮想マシンは、Officeスイートやアップデートなどで、どうしても数十GBからの容量が必要となりますので、今回Windows8をそれなりに使っていくうえで、これだけ下準備を行ってみました。 まだこれで長期間実用したわけではないので、どのような問題が起こるのか、どう使っていけばよいか、未知数な部分はありますが、今後またBlogなどで報告したいと思います。 (2013/3/29更新) 使用しているうちに容量が足りなくなったため、 SparseBundle上の仮想マシンイメージの拡張 という記事を投稿しました。

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iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール

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iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール

iMacでWindows8を実際に使ってみるために、VMWareFusion5を使って仮想マシンとしてインストールしました。 Windows8のインストール まずVMWareFusion5をiMacにインストールします。 Windows8はインストールディスクのISOイメージを用意しておくとインストールが早く終わります。 VMWareFusion5を起動し、新規仮想マシンを作成します。 ここではディスクを使用せずに続行を選択します。 オペレーティングシステムのインストールディスクまたはイメージを利用で、ISOファイルを選択します。 簡易インストールを利用すると、プロダクトキーやアカウント名などを一度に設定し、インストールを簡易化してくれます。 またVMWareToolsというドライバも自動的にインストールされます。 設定が終われば、この画面になりますので、スタートアップをクリックし仮想マシンを起動すると、インストールが開始されます。 インストール開始から3回の再起動を行い、およそ5分間でWindows8のインストールが終了しました。 このあたり、iMacのFuisonDriveのスピードが生きているように思います。 実際の動作 iMac上で動作するWindows8 動作速度は十分で、仮想マシンでであるゆえの不具合は今のところ感じていません。 実際にWindows8を使っていくことができそうです。 タッチパネルではありませんが、マウスやトラックパッドの操作でどこまでWindows8とうまく付き合っていけるのか、探っていきたいと思います。

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Java7の脆弱性とその対処

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Java7の脆弱性とその対処

今年1月10日にJava7Update10までのバージョンに脆弱性が発見されました。 これについて、すでに攻撃方法も確立しており、Webブラウザから不正なApplet(ブラウザを介して実行される、Javaのプログラム)を実行すると、外部からプログラムを実行されてしまいます。 緊急性を要する危険な脆弱性として、報告されています。 各セキュリティ機関ではWebブラウザでのJavaの利用を無効を推奨する事態となっていました。 1月13日Oracle社より、修正済みのJava7Upadate11がリリースされています。   Java のバージョンの確認 上記ページで現在インストールされているJavaのバージョンを確認します。 Java7であった場合は下記のリンクからJava7Update11をダウンロードして、インストールしてください。   Java7Update11が適用できる場合はできるだけ早い適用が勧められます。 すぐ適用が難しい場合は、 各種ブラウザーで Java (applet) を無効にする方法 上記記事などを参考にブラウザでの実行を無効にすることをお勧めします。 今回Javaアプレットに発見されている脆弱性で、Java自体が危険なわけではありません。

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InternetExplorer8までの更新プログラムリリース

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InternetExplorer8までの更新プログラムリリース

先日、 IE8までに脆弱性、その対処 という記事でお伝えした続報です。 攻撃性をもつWebサイトを閲覧することで、外部から不正なプログラムを実行されるInternetExplorer脆弱性について、Microsoftから正式に対処した更新プログラムがリリースされました。 適用するのはInternetExplorer6からInternetExplorer8までの利用ユーザーで、WindowsXPを利用の方は、最新のアップデートでもInternetExplorer8ですので、この更新プログラムを適用する必要があります。 適用方法はWindowsUpdateを実行し、下記をインストールしてください。 Windows XP 用 Internet Explorer 8 セキュリティ更新プログラム (KB2799329) ダウンロード サイズ: 0 KB , 0 分 (ダウンロード済み、インストール可能) 悪意のあるユーザーが、Microsoft Internet Explorer を実行しているシステムのセキュリティを侵害して、そのシステムを制御できるというセキュリティの問題が発見されました。この更新プログラムをインストールすると、お使いのシステムを保護できます。インストール後には、コンピュータの再起動が必要になる場合があります。 Windows7でInternetExplorer8を利用している方は、できるだけ早くInternetExplorer9以降にアップデートすることをお勧めします。 前回の記事の方法で、Fix itを適用された方は、Microsoft Fix it 50972を実行して、前回のFix itを無効にしておくことが推奨されています。 WindowsXPや旧バージョンのInternetExplorerを利用されている方は、多忙な中ではありますが、更新プログラムを適用しておくことを強くお勧めします。

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WindowsXPのお得感のナゾ

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WindowsXPのお得感のナゾ

Windows7への移行も順調に行われているWindowsXPですが、その使用期間は大変長いものになりました。 サポート自体は2014年4月まで行われますので、現在も使用を続けているユーザーも多くいるはずです。 WindowsXPは、非常にお得感が高かった、と感じます。 そのお得感のナゾを考えてみたいと思います。 Windowsのサポート期間と価格 まずは下記の表をご覧ください。 OS名 定価 リリース 延長サポート終了 サポート期間 月割り単価 Windows98 ¥24,800 1998年07月 2006年07月 96ヶ月 ¥258.33 WindowsNT4.0WS 1996年08月 2004年06月 94ヶ月 Windows2000Pro ¥34,700 2000年02月 2010年07月 125ヶ月 ¥277.60 WindowsXP Pro ¥35,800 2001年11月 2014年04月 149ヶ月 ¥240.27 WindowsVISTA ¥39,690 2006年11月 2017年04月 125ヶ月 ¥317.52 Windows7 ¥39,690 2009年09月 2020年01月 124ヶ月 ¥320.08 Windows8 ¥6,090 ¥16,000 2012年10月 2023年01月 123ヶ月 ¥49.51 ¥130.08 OS X Tiger ¥22,800 2005年04月 2009年09月 53ヶ月 ¥430.19 OS X Leopard ¥14,800 2007年10月 2011年06月 44ヶ月 ¥336.36 OS X Snowleopard ¥3,300 2009年08月 40ヶ月(推定) ¥82.50 OS X Lion ¥2,600 2011年07月 40ヶ月 (推定) ¥65.00 OS X MountainLion ¥1,700 2012年07月 40ヶ月 (推定) ¥42.50 定価とは正規版の定価価格です。OEM版は購入時の本体での利用が条件となるため、本体の寿命とかかわりなく使える正規ライセンスの定価を記入しています。 2013.2.6追記 優待価格終了につき価格表改定。Windows8では新規インストール用パッケージはなくなりDSP版(OEM版)と統合されたようです。 延長サポート終了とは、セキュリティアップデートの提供終了時期と考えていただけるとわかりやすいです。 セキュリティアップデートがない状態でOSを使い続けるのは、その後に発見された脅威に対応できないので、事実上の使用期限と考えます。 リリース開始から延長サポート終了までをサポート期間とし、その月数で定価を割ることで月々の使用料金を割り出してみます。 これは払いきりのOS購入料金に対して、OS提供メーカーがどれだけの間サポートに費用をかけたかという指標になるのでは、という試みです。 Mac OS Xについては参考までに載せてありますが、Appleはハードメーカーでもあり、ソフトウェアメーカーであるマイクロソフトとは考え方が違うため、参考までに記載しています。 サポート期間と更新期間 上記グラフは製品のサポート期間と、サービスパックなど、更新版が提供されていた期間のを図示したものです。 グリーンの期間がサービスパックなどのバージョンアップが行われていた期間、赤い部分がセキュリティアップデートなどが提供されていた期間です。 ここでもWindowsXPは最長となっていますが、WindowsXPまではサポート期間の半分程の期間にわたって、サービスパックなどが提供されていたことがわかります。 WindowsXPが突出した理由 これらからみられるのは、Windows7までのWindowsは平均的に3万円台後半を定価とし、標準的な延長サポート期間は120ヶ月(およそ10年)。標準サポート期間は65ヶ月で、およそ5年と定められているようです。 WindowsXPは前世代のWindows2000から1000円値上げしますが、サポート期間は149ヶ月と24ヶ月長く設定されています。 WindowsXPの登場時、Windows95/98/Meまでの古いWindowsを、WindowsNTベースの新しく堅牢なWindowsに置き換えることが最も大きな役割でした。 これによりリソース不足に悩まされていた、Windows98やMeなどのユーザーは安定性を手に入れることができ、Windowsの信頼性を大きく向上することができました。 マイクロソフトは、このWindowsXPの成功を礎として、Windowsの次期バージョンLonghornの開発に着手しました。 しかしWindowsXPに、セキュリティー的な欠陥が次々と発見され、2004年にWindowsXP全体のセキュリティーを見直したサービスパック2がリリースされることになります。 大きなバージョンアップである、サービスパック2のリリースのためにLonghornの計画は遅れ、当初搭載すると表明していた機能を削減したWindowsVistaが発売されるまで、XP登場から5年の月日がかかりました。 このWindowsVistaはメジャーバージョンアップであったため、多くのユーザーの間で様子を見たり、買い控えたりする動きがでました。 買い控え自体はWindows2000からWindowsXPに移行時にも見られましたが、Vistaは登場時の評判も芳しくなかったため、買い控えを選ぶユーザーがかなり多かったことから、マイクロソフトもサポートの延長をえらばるを得なくなりました。 古いOSを使い続けるリスク 登場時期の古いOSを使い続けるリスクは、新しいOSに乗り換えて問題が発生するリスクよりも、期間を経るごとに大きくなっていきます。 古い設計のOSは、最新の状況に追従しにくく、ソフトウェアメーカーとしても、サポートのためにより多くの費用が必要となります。 WindowsXPからWindowsVista/7以降はUACはじめ大きなセキュリティー上の変更も加えられており、サポート終了を待たず、可能であれば、早く移行すべきです。 WindowsXPの12年というサポート期間は、他のOSと比較しても異常に長いと言えます。 マイクロソフトも売り切りモデルのソフトウェア製品に対して、そこまでの長い期間のサポートを続けることは、大きな負担となったはずです。 Windowsも近年はサービスパックのリリースを早いうちに止め、新規製品のリリース間隔を短くしていくことがグラフからもわかります。 これからのOS製品のリリースについて OS単体でのビジネスモデルではなく、本体製品とのセットで販売することを前提とするAppleが、比較的短いサイクルでOSの新バージョンをリリースし、サポート期間は短く、価格は低下させていく方針を打ち出しています。 これはなるだけユーザーが新しいOSに移行しやすくし、メーカーとしてOSリリース以降にかかる費用を低減し、新しい製品への開発資源を集中させるためでしょう。 この動きにマイクロソフト社も追従する動きを見せており、Windows8は\6,090とそれまでのWindowsとは大きく異なった価格帯で発表し、またOSのリリース間隔を短くするという情報もあります。 WindowsXPはユーザーにとってはお得感の大きいOSではありましたが、OSメーカーにとっては様々な方針の転換を促すものになったのではないでしょうか。

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iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ

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iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ

iMac(Late2012)にTimeMachineバックアップを設定してみました。 TimeMachineはMac OS Xの基本機能で、バックアップドライブに、世代バックアップをとり、ファイルを以前の状態に復元することのできる機能です。 今回のアップデートでiMacにもUSB3.0が搭載されましたので、そのスピードが体感できるものか、確認してみました。 USB3.0外付けHDD 今回安価で手に入りやすいBuffalo HD-LBU3(リンクはメーカーサイト)を選択しました。 いつものBuffaloの外付けドライブと同じ外見です。 この青い端子がUSB3.0。Aコネクタ(本体側)はUSB2.0までと同じですが、Bコネクタ(HDD側)は形状が違いますね。 難点といえば、このACアダプタ。 ちょっと横幅がでかいので、電源タップなどにつけるときに、余裕がないと難しいです。 それでは、実際につないでみて、どれぐらいの転送速度が出るのか、試してみます・ USB3.0ドライブのスピード計測 iMacのUSBポートはどのポートもUSB3.0に対応していますので、どのポートに接続しても大丈夫です。 まずTimeMachineでの接続のために出荷状態でFAT32でフォーマットされているものをMacOS拡張(ジャーナリング)でフォーマットします。ツール類が入っていますが、Macでは使用しないので、そのままフォーマットします。 フォーマットした後、どの程度の転送速度が出るのかをベンチマークアプリケーションで計測してみます。 まずはXBenchの結果。 DiskTest 53.70 Sequential 172.28 Uncached Write[4K blocks] 256.98 157.78 MB/sec Uncached Write [256K blocks] 248.13 140.39 MB/sec Uncached Read [4K blocks] 83.04 24.30 MB/sec Uncached Read [256K blocks] 307.30 154.45 MB/sec Random 31.80 Uncached Write [4K blocks] 9.00 0.95 MB/sec Uncached Write [256K blocks] 309.23 99.00 MB/sec Uncached Read [4K blocks] 142.24 1.01 MB/sec Uncached Read [256K blocks] 230.33 42.74 MB/sec 比較すべき、USB2.0ドライブが手元にあれば、比較しやすいのでしょうが、USB外付けドライブとしてはかなり良い数値が出ているように感じます。 ドライブの性能にもよるのでしょうが、おおよそ2~30MB/secが平均的だったUSB2.0から比べれば連続的な読み書きでは数倍のスピードが出ています。 今回購入したHD-LBU3は内部のハードドライブは、Seagate社のST2000DM001という型番であることがわかりました。 内蔵SATA接続の場合とも、大きな差は出ていないようで、USB3.0は十分な帯域を持ち、USB2.0のようなボトルネックにはなりにくいようです。 Blackmagic Disk Speed Testの結果は以下の通り。動画編集などにも十分なスピードが出ていることがわかります。 内蔵Fusionドライブとのベンチマーク結果を比較されたい方はこちらからご覧になってください。 TimeMachieの設定 これをTimeMachineの環境設定から、バックアップディスクに選択します。 初回バックアップは44.05GBをバックアップし、所要時間は11分でした。 TimeMachineの初期バックアップはかなりの時間がかかっていたものですが、これだけ早く終了するのは、かなりの驚きです。 Firewire端子は付属しないiMacですが、TimeMachineバックアップに限ればFirewireは必要ない転送速度と言えるでしょう。 TimeMachineバックアップがあれば、内臓ハードディスクが故障し交換した際、そこから復元することもできます。 USB3.0ドライブもUSB2.0ドライブと大差ない価格で購入できますので、安心のためにもTimeMachineバックアップを設定しておきましょう。

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Adobe Creative Suite2について

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Adobe Creative Suite2について

1月8日深夜から、Adobe社のCreativeSuite2(以下CS2)が無償で公開されていると、ネット上で話題となりました。 サポート切れによる無償公開という憶測もありましたが、Adobe社の公式見解によると、これは従来のCS2正式ライセンスユーザー向けの措置であるとのことで、アクティベーションサーバーの停止を理由とするものです。 アクティベーションとは CS2は同じライセンスで、複数台での仕様や、不正なライセンス違反の使用を防ぐため、CS2がAdobe社のアクティベーションサーバと通信することによって、ライセンス状態の管理を行っていました。 CS2は2005年に発売されたパッケージであり、Windowsの公式サポートはWindowsXPまでです。MacではPowerPC搭載機の対応となっています。 昨年CS6が発売されたこともあり、8年目となるこのソフトウェアのための、アクティベーションサーバーを停止する方針となったようです。 しかしながら、アクティベーションサーバーが停止してしまうと、CS2のインストール、アンインストールにともなうライセンス認証、ライセンス認証の解除などができなくなってしまいます。 これはCS2のソフトウェア内部に組み込まれた仕組みですので、このアクティベーションサーバーが必要のないパッケージを、既存のユーザーに対して配布する必要がありました。 正規ライセンスの使用を このアクティベーションの不要なパッケージの配布と、そのパッケージ向けのシリアルナンバーの新規発行は、同時に行われることとなりました。 そのことが、今回Adobe社がCS2の無償配布を行ったという憶測を呼ぶ原因となったようです。 正しい情報は、Adobe社のプレスリリースをご覧になってください。 CS2の正規ライセンスをお持ちでない方が、このダウンロードしたパッケージとシリアルナンバーを利用することは、Adobe社の定めるライセンス違反となります。 ソフトウェアの使用の際は、定められた使用ライセンスに従って利用してください。

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IE8までに脆弱性、その対処

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IE8までに脆弱性、その対処

InternetExplorer(以下IE)6から8にかけてゼロデイ脆弱性(報告されていず、パッチもない状況)が発見され、攻撃コードが出回っている状況です。 攻撃性を持つjavascriptコードを持つwebサイトを閲覧する事で、外部から不正なプログラムを実行されてしまう、というものです。 現在、Fix itというツールがマイクロソフトから提供されています。 Microsoft Fix it 50971と書かれている方を利用してください。 これは暫定的なパッチですが、IE6~8をお使いの場合は、次のセキュリティアップデートリリースを待たずこれを適用するか、アップデートがリリースされるまで、一時的に他のブラウザを使用してください。 IE9以降はこの影響を受けません。 WindowsXPで動作する、IEは最終バージョンで8ですので、XPを利用されている方は特にご注意ください。 昨年末に発見された脆弱性で、攻撃を受けた例は少ないようですが、攻撃コードが公表されている状況ですので、被害の拡大はあり得ます。 新年お忙しい中ですが、なんらか不測の事態がおこる前に対処をお勧めいたします。

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