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Windows10今夏リリース

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Windows10今夏リリース

Windowsの時期バージョンWindows10が2015年夏にリリースされることが明らかになりました。 具体的な日付についてはまだ明らかではありませんが、今後このスケジュールにそってRCなどが公表されていくはずです。 Windows7以降のユーザーに対しては無償のアップデートが一年間有効ということです。 Windows10の最低限システム条件が32bitであれば1GBのメモリ、16GBのシステム容量とタブレット並みの条件がデスクトップPCでも適用されます。 UEFIが対応していないとインストールできないので、あまりに古いパソコンにはインストールできませんが、かなりの割合の現役のパソコンで動作しそうです。 Windows8のタブレットのようなスタート画面や、スタートメニューのないところが嫌だというユーザーにも配慮されているので、Windows10でWindows7以降のユーザーをまとめたいという気持ちを感じます。 Windows8.1はかなり使いやすいデスクトップPCと考えていましたが、Windows8でないもの、というユーザーのニーズを作ってしまい、正規サポート期間が終わったWindows7がWindowsのシェアの大部分を占めているはずです。 Windows7は2020年1月までセキュリティーアップデートは受けられるとはいえ、5年はあっという間で、再びXPの乗り換えのような混乱を招きかねません。 また日本国内ではあまりないかもしれませんが、正規ライセンスでないWindowsもWindows10に無償でアップデートし、正規ライセンス製品にするという異例の措置が取られます。 ※正規ライセンスになるわけではなく、アップグレードは可能で、正規ライセンス購入の導線を作るようです。Windowsのアップグレードなどの機能を利用するのかもしれません(3/23追記) 古いWindows自体がマルウェアなどの温床になって、Windows利用のリスクとなっている現状をWindows10は緩和してくれるものかもしれません。 またRC(リリース直前)バージョンなどが公開されればインストールしてみたい思います。 リリースされれば現在のWindows8.1を早速置き換えてみたいぐらいに期待しています。

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次期OfficeはOffice2016

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次期OfficeはOffice2016

次期Microsoft OfficeはOffice2016となったようです。 現在Office365の企業ユーザーに向けてベータ版が配信開始されています。 Office2016はExcel、Word、PowerPointのデータ喪失保護、Outlookの機能強化、管理者によるOfficeの自動インストールなどが強化されるようです。 まだ現在ベータテストということで、詳細な機能追加などについては不明です、現在リリースされている部分では上記のような内容ということです。 Google Appsなどクラウドアプリケーション型のオフィスソフトは管理者によるマネージメントが有利でした。 ユーザーごとに利用を開始させる、停止させるということも簡単に操作できます その点パソコンにインストールする形のOfficeはどのライセンスがどのパソコンに入っているかなどを把握していないと、管理は難しいものでしたが、Office2016ではそういった部分も強化されるようです。 Microsoft Officeはパソコンにインストールするものですので、Windowsの提供する記憶領域やフォントをはじめとした全ての機能が使え、ブラウザベースのアプリに比べると機能面で大きな利点を持っています。 クラウドアプリケーションの利点に追いつき、またそれぞれの機能強化を行い、ビジネスの場でのシェアを維持していくことが重要視されているように見受けられます。 どれだけ過去のOfficeとの互換性があるかもユーザーにとって気になる部分ですが、それは今の所明らかになっていません。 現在Office2013で使われているAdd-onとマクロは変更なしで利用可能という表記はあります。 機能的なものは今後のベーターテスターの意見や要望によって変化していきそうです。  

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DropboxをProプランにしてみました

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DropboxをProプランにしてみました

個人的に利用しているDropboxを有料プランであるProにアップグレードしました。 Proは月額1,200円、年額12,000円で1TBの容量が利用できます。 これを契約するきっかけは、Mac OSがiOSと共通でPhotosというアプリを今後の標準の写真アプリにするのですが、これがiCloudの容量を使うことがわかりました。 Macを主に使っている筆者にとってはすべてをiCloudでまとめてしまうのは流れが整理されるのですが、いかんせん容量あたりの単価が高いと感じます。 iCloudであれば500GBが月額1,200円です。そんなにたくさんあっても使いようがない、と思われるかもしれません。 筆者はデジカメでの写真撮影を趣味にしていますので、32GBのSDカードがいっぱいになるまでそれほど時間はかかりません。 撮影したものが全部必要かと言われるとおそらくほとんどは要らないのですが、よっぽどダメでなければ即断即決で消すのではなく、気が変わった時のために置いておこうと思ってしまいます。 そういうものを保存するのであれば、容量あたりの単価が安い方が助かります。 いままでクラウドのストレージを幾つか試しましたが、同期をはじめとした様々な機能の中でDropboxは一歩先に進んでいると感じます。 WindowsでもMacでも同期アプリは使い心地はとてもいいです。大きいファイルを同期したからといってクライアントが強制終了するとことを経験したことがありません。 iCloudはiCloudドライブとして汎用性を持ち出して日が浅いのと、Apple製品以外へのフル対応はしなさそう、というイメージを持ちます。 システムキューブではGoogle Appsを契約していますので、業務用途にはGoogle Driveを利用しています。企業など組織内の共有などを使うには扱いやすいと思います。 Boxなどは同期できないファイル形式などが多く、業務用であれば十分でも個人では使いにくいと思いました。 Dropboxはスマートフォンアプリも使いやすく、また写真用途にはCarouselという専用アプリがあります。 CarouselはDropbox内にある写真を時系列に沿って見つけやすく表示してくれる写真アルバムアプリです。 DropboxアプリでiPhone内の写真をDropboxに保管して、デジカメのSDカードの中身もDropboxにアップロードすればCarousel上でまとまって表示されます。 近日中にPhotosでも実現される予定ですが、今のところPhotosがどれだけ使いやすく安定しているかは不明です。 SDカードの中身もハードディスクに保存してDropboxと同期するのは厳しいものがありますので、SDカードの中のファイルをブラウザにドラッグ&ドロップするWebインターフェイス経由で同期されないフォルダに保管します。 これはうまく撮れているなというファイルをCarouselで見つけ、それをPhotoshopやLightroomなどの写真加工アプリで扱うのはどうだろうという思惑ですが、うまくいくかどうかはまた追って記事にしたいと思います。

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フォント

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フォント

普段Windowsを使っていて、フォントのことを気にされたことはあるでしょうか。 WordやExcelなどを使っていて、ここはMSゴシックにしよう、MS明朝にしよう、MSPゴシックだとずれるなどといった風に、少なからずフォントには関わりはあるはずです。 『MacType』でWindowsフォントを綺麗に表示させよう! という記事を弊社とよが以前に書かせていただきましたが、Windowsのフォント描画に不満をお持ちのかたも少なからずいらっしゃることを知りました。 Windowsのフォント描画はMacとどう違うのでしょうか。 Windowsとフォント WindowsはGUIでマルチウィンドウを実現するOSとして開発されました。 Windowsが開発されるとき、WYSIWYG(見たままを得られる)という概念が大切でした。 アウトラインフォントで自由に拡大縮小でき、ディスプレイで表示されている通りの文字の大きさや配置、画像の配置がそのままプリンタに表示されることです。 Windowsは米国で開発されたものですから、フォントはアルファベット、数字、記号のみです。ファイルサイズでいうと数十キロバイトです。 日本語Windowsでは漢字数千文字を含むフォントがそれぞれ数メガバイト以上あり、それがパソコンにかける負荷はケタ違いでした。 その負荷を減らさなければ当時まだ非力だったパソコンではWindowsを軽快に動作させることができません。 ですからビットマップフォントという拡大縮小には難がありますが、ファイルサイズがとても小さいものを画面表示では代替手段として使っていました。 画面表示の際はガクガクしていてもプリンタで出力すると、案外綺麗に表示されるという経験のある方もいらっしゃるかもしれません。 WindowsVista以降 WindowsVista以降、マイクロソフト社は大方のパソコンはグラフィックス性能は十分高くなったと考え、画面描写の仕組みを変更しました。 DirectXというWindowsでのゲームなどのために作られたグラフィックスライブラリは、直接ビデオカードとのやりとりをする仕組みで、これを標準の画面表示にとりいれました。 Vistaと7はその性能を見せるために、Windowsの枠を半透明にするエアログラスや、複数のウィンドウを3Dで並べて表示するフリップ機能が付加されました。 フォント描画もこの際に変更され、XPからあったCleartypeという文字を滑らかにする仕組みも強化されました。 ただCleartypeは機器に合わせてうまく設定されないと滲むだけになってしまいます。これは明示的に画面に合わせた設定でONにする必要がありました。 Cleartypeのような仕組みはアンチエイリアスといわれ、文字の斜めのラインなどに発生するかくかくした表示を中間の色で補完するものです。 MacTypeも独自のアンチエイリアス機能を実装したもので、WindowsのもつCleartypeよりもより見た目にわかりやすく調整されています。 MacとWindowsの差 MacとWindowsの画面描画の差の理由として、画面描写の仕組みがMacではクオーツという独自の企画を使っていることもあります。 それ以外に大きな差は機器構成をほぼコントロールできていることでしょう。Macの出荷されているコンピュータはディスプレイ一体型のiMacかノートパソコンです。 機器に合わせて最適な調節を行えるAppleはWindowsよりも有利で、Apple純正でないディスプレイをサブディスプレイにつなぐと、それなりの画質になってしまいます。 Windowsは様々な機器構成、古いパソコンでも動作する後方互換性をビジネス現場から要求されていますので、画面表示のようなパソコンに強く負荷を与える割には大きな使い勝手に関わらない部分は古いPCに合わせる伝統があります。

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新しいMacBookのターゲット

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新しいMacBookのターゲット

新しいMacBookが発表され、USB端子が一つだけ、プロセッサがCore Mと省電力に重点を置かれたものであることが話題になっています。 新しいMacBookはユーザーを選ぶ、ということに間違いはありません。 いまMacBook Proを利用している筆者が新しいMacBookに乗り換えるとすれば、現在使っている機材を変更していく必要があります。 例えば現在持っているプロジェクタなどに接続するためのminiDisplayPort - VGAアダプタは新しいMacBookでは利用できません。 プロジェクタに接続するためにUSB3.1からHDMIなどに変換するアクセサリの購入が必須であれば、本体価格+アクセサリの費用となります。 ThunderBoltの接続が可能なMacBook ProやMacBook Airであれば、この追加投資はなく使えることになります。 またバックアップに使っているUSBポータブルハードディスクを自宅で常時接続の必要があるとすれば、USB3.1規格に適合したハブが必要になるでしょう。 USB機器をつないだままだと、バッテリはUSBへの給電にかなりのバッテリを消耗してしまいますので、一つのポートに電源ケーブルかハードディスクかどちらかしか選べないとすると頻繁に繋ぎ変えなくてはならず、不便どころの話ではありません。 SDカードのリーダーが本体についていないのもまたデジカメデータの取り込みの際に苦労をしてしまいそうです。 どういった方に向いたノートパソコンなのでしょうか MacBookの誕生とターゲット MacBookはAppleのノートパソコンの歴史からいうと、iBookからスタートするコンパクト軽量で安価なラインナップです。 iBookはMacがIntelベースに切り替わる際にMacBookと名称を変えています。 MacBook ProはPowerBookから続くハイエンドでパワフルなラインナップ、MacBook AirはAppleのノートパソコンがMacBookという名称になって以降にできたモバイルに特化したモデルです。 iBookのターゲット層はMacを初めて購入する人や、学生さん、教育向けという目的がありました。 AppleはAppleIIが教育の現場に取り入れられたころから、学校や教育の現場を意識したモデルを投入しています。 新しいMacBookはおそらくこのラインナップからは外れていない製品です。 教育の現場では、拡張性はあまり求められないことが多く、メンテナンスやサポートコストの低さを求められます。 ユーザーが学生さんであれば業務に利用するほどのヘビーユーズではなく、どちらかといえば講義やレポート作成、ホビーなどに重点が置かれるでしょう。 MacBookから個人所有のノートパソコンを持つ場合、これができないとダメ、という部分はあまり大きくない要素かもしれません。 そういった部分で見ると、価格的にMacBook Airの方が有利に見えますし、実際に見比べてMacBook Airを選ばれる方も多いだろうと思います。 今回iPhoneやiPadのようなカラーバリエーションがあり、皆同じものを使っている感覚は少しは軽減されます。 実際に勉強会やセミナーなどに行っても、層によってほぼ全員MacBook Airなどという状況がありますので、同じ機械でも少しは個性を出すことができるのを望む層に向けられているのかもしれません。 2台目Macとして 2台目の持ち運び用Macとして購入するユーザーを見据えているのは誰もが感じるところだと思います。 特に現在Appleが推し進めるiCloudドライブといったオンラインストレージにファイルを保存すれば、2台のMac間で同じデータを使うことができます。 音楽や写真ライブラリをiPhoneなどiOS機器とともにiCloudに保存する流れをAppleは作っています。 ローカルドライブではなく、クラウド上のデータを利用する方向であれば、出先でネットの環境があれば、おおよそのことはできるようになります。 ただiCloudの無償容量ではこの使い方は厳しく、追加の容量を買う必要はありそうです。 全てクラウド上でデータを取り扱うのであれば、ChromeBookなどは安価で強力な競合になります。 実際にGoogle Appsを使っているとDropboxなどのローカル保存を介したファイル同期でさえ面倒なぐらいで、全てブラウザ上でできてしまうありがたみを感じます。 ただChromeブラウザでできることの限界はおおよその方は思い当たる通りで、パソコンにインストールして動作するアプリには操作性や機能、互換性ではかなわないものです。 クラウドとローカルの両方使えるパソコン、持ち運びが簡単なもの、そして液晶ディスプレイの解像度が高く使いやすいもの、その上でMac OSが動作するものを求めるのであれば、新しいMacBookは十分な選択肢になります。 ノートパソコンはそれを持って歩くのであれば、100gでも軽い方が体への負担は少なくなります。 Bootcampとの親和性 BootcampでWindowsを動作させるパソコンとしては、新しいMacBookはあまり適切ではないかもしれません。 新しく用意された感圧式のトラックパッドなどがWindowsが対応することはあまり期待できないでしょうし、USB3.1が一つしかないのも、OSの互換性や拡張性に不安を感じます。 BootcampでWindowsを動作させる場合、デメリットがメリットを上回るような見込みを感じます。 Mac OSではマルチタッチのジェスチャを利用できるトラックパッドもWindowsではそのような使い方はできないので、使い慣れたものをということで有線のUSBマウスを繋げばそれでたったひとつのUSBポートは埋まってしまいます。 やはりMacはMac OSで利用することが前提で仕様を決定されているので、今回の新しいMacBookについては今の所向いていない、と言わざるを得ません。    

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Apple Watch

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Apple Watch

Apple Watchが製品の詳細と2015年4月24日の発売が発表されました。 ファッションアイテムでもあり、iPhoneの一部となる機器でもありフィットネスの機能を備えてもいます。 ファッションアイテム ファッションアイテムとしての側面をみれば、Apple Watch Editionは18金を使い、200万円を超えるモデルもあります。 この野心的な試みが成功するのか、デジタルガジェットに100万円以上の価値があるのか、おおよそのユーザーがない、あるいはわからない、と答えることになるでしょう。 もっとも安価なApple Watch Sportは42800円からのラインナップです。それでも全く0から始めるには十分野心的といってもいいでしょう。 新奇性は十分でも、毎日充電が必要で、やがて機器のアップデートもあるものが時計としてどれぐらい役に立つのかは全く未知数です。 iPhoneの拡張機器 iPhoneの一部となる機器であることは、これがYosemiteにも搭載されたHands off機能の本命となるものでしょう。 iPhoneで受け取ったメッセージや写真、音楽、カメラの操作、通知などApple Watchで操作することもでき、またSiriの端末など、ユーザーがiPhoneを取り出して日常的に行うことはApple Watchでおおよそをまかなうことができます。 Hands offはMacとの連携でiPhoneの電話、メッセージ通知、ブラウザなどを連携させiPhoneを取り出さずパソコンでの作業ができるものでしたが、本来Apple Watchのために用意された機能のように感じます。 このHands offはApple Watchの肝心なところで、Apple Watch上で動作するアプリも実質的にApple Watchをディスプレイとセンサーとして利用する仕組みになっていて、iPhoneで動作するものです。 ヘルスケア ヘルスケア、これは米国の方と日本での考え方がかなり違いますが、Apple Watchの大きな機能の一つです。 iPhoneユーザー層は、世界各国では収入が高い方に偏りがちです。海外では比較対象は中国製の安価なスマートフォンなどで、高価なものとして扱われています。 収入が安定すると健康が大きな話題になり、AppleはiPodのころからNikeと連携し、ヘルスケア製品としての売出しも行っています。 これを全面に押し出し、おそらく三大機能の一つとしてあげられるものですが、これが日本市場でどう受け入れられるかは興味があるところです。 iPhoneと連携する時計を買ったことで、突然ジョギングを始めるきっかけになるかどうかです。   このApple Watchにユーザーがどのような価値を見出すのか、あるいは見出さないのか、どのような受け入れられ方をするのか。 発売日以降の動きが楽しみです。iPhoneも発売されるまでは受け入れられないという意見が多かったように記憶しています。

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MacBook再起動

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MacBook再起動

2015/3/10のAppleのイベントにて、新しいMacBookとApple Watchが発表されました。 新しいMacBookはAirでもなくProでもない、完全に一から作り上げられたモバイルノートパソコンです。 MacBookシリーズの中でも最軽量、最薄のモデルです。ディスプレイは12インチのRetinaディスプレイ。 SSDの容量に合わせて148,800円からです。 カラーは従来のシルバーに加えて、iPhoneのようにゴールドとスペースグレイが用意されています。 ProでもないAirでもない、MacBookは従来教育用や学生向けに用意されているラインナップでもあり、価格的にも機能的にもそのターゲットを見据えていると感じます。 もっともiPadに近いノートパソコン スペックや内部の構造、Retinaディスプレイであること、解像度、10時間バッテリで動作可能という点で、iPadにとても似ていると感じました。 もちろんMac OSが完全な形で動作しますし、デスクトップアプリケーションも使用できます。 キーボードも新たに設計され、タッチパッドも感圧式に更新されるなどノートパソコンとしての能力を向上させています。 iPadにもっとも近似していると感じるのはUSB3.1ポートが一つだけしか用意されていず、そこで充電も全て賄うところです。 本体内部も最新型のIntel Core Mプロセッサでファンレスを実現し、ロジックボードもとても小さく設計されて、内部はほとんどバッテリーです。 USB3.1が一つだけで拡張性の問題はないのか、というところがユーザーのもっとも疑問なところでしょう。 iPadはキーボード、ヘッドフォン、バックアップ、音楽ライブラリ、写真ライブラリをすべてワイアレスで利用できます。 それを踏まえて今回のMacBookは開発されたのでしょう。 拡張性への考え方 拡張性とノートPCの重さ、大きさ、壊れやすさなどは密接な関係にあると言っていいでしょう。 DVDドライブがないとダメ、イーサネットコネクタがないとダメ、USBは4ポートないとダメ、SDカードリーダーがないとダメ、と挙げだすときりがないですが、それ一つ一つの大きさにノートパソコン自体が厚みや重量などサイズを合わせなければなりません。 また部品点数が多いほど壊れやすくもなります。Apple独自のアルミ一体型成型のノートパソコンは強度としてプラスチックなどを使っているパソコンより強いですが、ポート周りはどうしても弱点になってしまいます。 そこをUSB3.1に一つにまとめてしまえば、自ずと厚みや重さはそれに従うことになり、軽く薄くなります。 外部の機器をどうやってつなぐのか?Appleの模範解答としてはこうでしょう。 バックアップはTimeCapsuleにWi-Fi経由で。 キーボード、マウス、ヘッドセット、スピーカー、iPhoneのテザリングなどはBluetooth。 ネットワークは802.11acの高速アクセスで十分。 SDカードリーダーは、iPhoneの写真をiCloudで共有できるので不要。 ディスプレイはRetinaディスプレイを最大解像度で使えば不要で、副ディスプレイはAppleTVを使えばフルHDまでは可能。 もちろんそれでうまくいかない部分はあります。出先のプレゼンテーションでプロジェクターにつなぐためにAppleTVを持っていくのも不自然です。 それであればMacBook Airなどもラインナップに残していることや、USB3.1からの拡張端子で可能です、ということになるでしょう。 それまでのポートを廃止してしまうのはAppleユーザーでも独善的と感じるところはあります。 iPadがコンピュータの新しい形としてユーザーに提示されたように、突き詰めればこうなる、という想像を一歩先取りするのがAppleらしいやり方です。 そのAppleらしいやり方にユーザーがついていくのかどうかは、今後の売り上げの動向を見ていくことになりそうです。

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Twitterの乗っ取りについて

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Twitterの乗っ取りについて

Twitterユーザーは一度は耳にすると思いますが、Tiwtterの乗っ取りや、Twitterのウィルスという言葉があります。 自分も明日には乗っ取られているのではないか、感染してしまうのではないか、という恐れを持っている方もいらっしゃると思います。 Twitterの乗っ取りといわれるものは実際は乗っ取りではなく、ユーザーが意図せずに連携を許可してしまっている、という状態です。 パスワードの情報などは一切取得されていません。 Tiwtterは様々なサービスや、アプリなどと連携するために認証の仕組みがあります。 Tiwtterに対して認証用の申請をすると、自動的に認証用のキーが発行されます。ここに審査はありません。 実際に認証が行われるときは、明示的に画面が認証用のものに切り替わり、パスワードなどの入力を求められます。 このアプリ認証を、気にすることなく行ってしまうと認証先のアプリによって、ユーザーの利用しているTwitterのRTなどの機能を利用して広告や、アプリ認証を促すツイートがRTされていきます。 連携を促す画面とはこのようなもので、Twitterのデータを利用したサービスを受ける場合、他のSNSと連携を行う場合、キャンペーンのプロモーションを促進するため、などに用意された機能です。 これを記事の続きが読みたければ、連携するように促すものがいわゆるスパムツイートというものです。 おおよそのスパムツイートは 「XXXXXがついに、XXX 詳細はこちら-> (短縮アドレス) (画像) 」というフォーマットを取っており、この短縮アドレスが連携を行うページへユーザーを誘導します。 おおよそ内容としてはスキャンダラスなものや、その時話題になっているものが多いです。このような内容のツイートのリンクをクリックしないことが大事です。 気づかずに認証ボタンを押してしまっても、それはユーザーの意思であることになります。 これを連携してしまった場合は、TwitterのWeb画面から設定へすすみ、アプリ連携を解除します。 アプリ連携を見ても、例えばYahoo!のアイコンを勝手に使っていたり、XXニュースなどという当たり障りのないものとして紛れ込んでいます。 Twitterと連携した覚えのないアプリはひとまず解除してしまうのが良いと思います。 その後必要な連携があるのであれば、もう一度その連携を行えばいいはずです。

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SSDがメモリ必要量を減らす

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SSDがメモリ必要量を減らす

SSD(ソリッドステートドライブ)はハードディスクに変わり、新しいパソコン向けの記憶装置として出回るようになり、それなりの時間が過ぎました。 SSDはフラッシュメモリという半導体(SDカードなどにも利用されているもの)を使用した記憶装置です。 このSSDを搭載したパソコンは、メモリをあまりたくさん搭載していなくても比較的問題なく使える印象を持ちましたので、その意味を考えてみます。 メモリが足りなくなると メモリが足りなくなると、パソコンは一時的にメモリ外、ハードディスクなど遅い装置にメモリ内容を書き出し、メモリを実質的に拡張するように振る舞います。 これをスワップメモリや、仮想記憶と呼びます。 これが発生すると、メモリの読み書きスピードと、ハードディスクなどの読み書きスピードの差異で、急に処理が止まってしまったり、のろのろと動くよう印象を受けます。 かといって仮想記憶の仕組みを止めて、システムが利用できるメモリが0になってしまうと、システムのクラッシュを招きます。 ですので、メモリをたくさん利用するアプリケーションを実行する場合は他のメモリを使用しているアプリケーションを終了させて、という流れになります。 64bitのWindowsなどOSの普及によりメモリ搭載の上限は大きくなりましたので、たくさんメモリを搭載して、このスワップメモリの発生を防ぐという方法もありますが、機器費用としてはメモリに大幅にウェイトが置かれることになります。 ハードディスクとSSDの差 このスワップメモリは、メモリの代わりをするものですから、読み出しや書き込みをする場所の指定を受ければ、そこに直接アクセスしに行かねばなりません。 ハードディスクは構造的に高速で回転する磁気円盤の上をヘッドと呼ばれる装置が移動して、読み書きを行います。 直接アクセスを行う場合は、まずシークといってその場所が磁気円盤のどこにあるかを探し、ヘッドを移動して円盤が回転してくるのを待ちます。メモリの読み書きに比べて数百倍は時間が掛かるものです。 スワップが発生すると、その数百倍の遅さが積み重なって、動作が耐えられないぐらい遅くなったり、止まってしまったかのように見えます。 そもそもハードディスクは動画などの大きなデータを順番に読み取っていくなどの動きに適していて、このようなランダムな場所を直接読み書きするのには適していません。 SSDはハードディスクに比べて、このランダムな読み書きにとても強い性質を持っています。 物理的に動く装置がそもそも内部にありませんので、データは電子的なやりとりとなります。 物理的に見るとメモリと同じ仕組みでのデータの読み書きになり、スワップメモリのようなものにも強くなります。 SSDはハードディスクを接続するSATAよりも高速なPCIエクスプレスへの接続のものが多くなっており、読み書きの高速さからこの仕組みが採用されることが多くなっています。 SSDの寿命について SSDには書き込み上限がある、ということを気にされる方もいらっしゃいますが、現状そのようなことを気にする必要はありません。 SSDが非常に高額で、容量がごく少なかった頃の慣例にすぎなく、よほど弱点を抱えたSSDでなければパソコンそのものの機材の寿命よりもSSDの寿命の方が長いです。 それでも寿命が気になるという場合、失いたくないのは作業効率、データ、SSDのどれかということになります。 効率を失いたくないためにはSSDをスワップメモリの置き場所にすべきですし、データを失いたくない場合はバックアップです。 SSD本体を大事にしたい場合はそれに意味があるのであれば、スワップメモリの苦手なハードディスクにスワップメモリを置くべきでしょう。 メモリ搭載量が多くても64bitOSは贅沢なメモリの使い方をしますので、ユーザーがメモリ使用量を気にしてしまうこともしばしばあります。 そのようなことにとらわれたくない場合は、システムとスワップメモリの置き場所をSSDにすべきでしょう。

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FREAK脆弱性

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FREAK脆弱性

SSL通信にFREAKと名付けられた脆弱性が公開されました。 このところSSL通信で未知の脆弱性が発見され、公開、報告されることが多くなっています。 OpenSSLというオープンソースで構築されたWebサーバーの暗号化に使われているソフトウェアの、実装上の問題です。 OpenSSLを使ってないサービスには問題はなく、またOpenSSLでも正しく設定されていれば影響を受けないものですが、世界中で普及している方式ですので、何割かのサーバーでこの対策が取られていないことが推測されます。 SSLなど暗号通信は、歴史的に見ると米国では軍事技術とみなされていて、他国に暗号化通信の仕組みのあるソフトウェアを輸出する際に、弱いグレードの暗号化しか使わないようにする施策が取られていました。 暗号化通信の仕組みのあるソフトウェアとはInternet Explorerを組み込んだWindowsや、その他様々な暗号化通信を行うソフトウェアがこの規制の対象になっていました。 この弱いグレードの暗号化は、パソコンを利用しても暗号化を破り、平文解読できるぐらい弱いものでした。 現在はこの輸出規制が取り除かれて、十分な長さの鍵長をもつ暗号化鍵を利用できるようになっていますが、当時全てのパソコンがこの強い暗号化に対応していないことを見越して、グレードの低い暗号化で一時的なやりとりする仕組みがOpenSSLに組み込まれていました。 今回の脆弱性はこの頃に実装された暗号化ダウングレードの際の脆弱性を突いています。 暗号化通信の傍受には中間者と言ってサーバーとクライアントの間に、なんらか通信の傍受を意図した者が、その通信を捉え続け介入する必要があります。 あらゆる通信についてこの傍受を行なうと非常にコストが高いですが、ターゲットを定めた特定のやり取りの中に入り込むことで重要な情報を傍受することができ、傍受された側はそれを察知することができなく、記録も残らないものです。 ですので現在のところ一般の方に大きなリスクをもたらすものではありませんが、今回この脆弱性を公開したグループは、かつて暗号の輸出規制を定めた米国国家安全保障局のWebサーバーにもこの脆弱性があることを公開しています。

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