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画像ファイルからテキストを抽出しよう!

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画像ファイルからテキストを抽出しよう!

どうも、大阪支社のとよです。 気づけばもう6月。梅雨の時期が近づいてきました。 さて、前振りとは何も関係ありませんが、 今回はちょっと便利なOCRスキャンサイトのご紹介。 OCRって? そもそも、「OCRってなんやねん」という話ですが、 OCRは「Optical Character Recognition(光学文字認識)」の略で 一般的に、画像に書かれた文字を読み取って、 テキストデータに変換してくれるソフトウェアのことを指します。 近年はかなり読み込みの精度が上がってきていますが、 いかんせん、専用ソフトを立ち上げるのが面倒くさい。 たった1枚の画像を読み込むのに、わざわざ起動するのは なんとなく気が引けてしまいます。 そこで今回ご紹介するのが、「Online OCR」です。 「Online OCR」とは? 「Online OCR」はWeb上で使える無料OCRスキャンサイトです。 ブラウザ上で簡単に操作できるので、かなり気軽に使えます。 ↓こんな英語のサイトですが、日本語の読み込みもOK! というわけで、サイトに移動して使ってみましょう。 「Online OCR」の使い方 ①画像選択 まずは、画像を選択します。 (※今回は弊社のホームページから適当に↓の画像をチョイスしました) ページ左の「Select file...」ボタンをクリックし、 画像ファイルを選択します。 画像ファイルはjpg,bmp,png,gifのほか 単一ページであればpdf,tifも選択できます。 ②言語と出力形式の選択 次に読み取る言語と出力するファイル形式の選択です。 出力形式はテキスト形式とエクセル、ワード形式が選べます。 ここでは言語は「JAPANESE」、出力形式は「Text Plain(txt)」 を選択しています。 ③出力 ①②まで選択できたら、 まずは、右下の「Enter Captcha code」欄に、左に表示されている数値を入力! それから、「CONVERT」ボタンをクリックします。 結果・・・ ↓こんな感じになりました。 少しおかしなところもありますが、なかなかの精度です。 「Download Output File」をクリックすると指定した出力形式のファイルがダウンロードできます。 ちなみに、このサイトは縦書き画像にも対応しているので、 新聞や雑誌の記事なども読み込むことができるそうです。 また、無料登録すると読み込み画像のファイルサイズが最大100MBまで(通常は5MB)、 PDFやRTFなどの出力にも対応してくれるそうです。 楽にテキストを抽出したいな~ってときは、是非お試しあれ。

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工場に残るPC-9801

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工場に残るPC-9801

PC-9801は80年代から90年代にかけてNECが販売していた独自規格のパソコンです。 当時日本の家電メーカーなどではそれぞれ独自規格のパソコンを開発販売しており、8bitのホビー用途のものが多い中、PC-9801はその中でも高級機、企業用として利用されていました。 PC/AT互換規格のパソコンが作られ始めてから、価格的に圧倒されシェアを失い、現在製造は終了しています。 このPC-9801は工場の現場に行くと現役で製造機器の制御用のコンピュータとして利用されています。 PC-9801シリーズのメーカー保守は2010年に全てを終了しているので、正規サポートを受けることができず、中古のPC-9801を利用するなどして自力の保守が続けられています。 製造機器は耐用年数というものが長く設けられており、4年で計算されるパソコンと比べればほとんどの機器は何倍もの年数が設定されています。 そのため機器のライフサイクル自体が全く別の物として設定されます。 30年以上前の、現在のパソコンなどとは比べられない低スペックなものなら、簡単に置き換えられるのではないかと思う気持ちが出てくるかもしれません。 多くの場合、機械の制御について、非常にデリケートなタイミング調整がPC-9801の実機に合わせてプログラミングされていることが多いです。 また接続端子なども現在としてはほとんど使われていないコネクタが採用されているなど、全く同じインターフェースを持つことだけでも大変です。 機器から送られてくるデータ、PC-9801側から機器に送るデータを途中で仲立ちしてすべて取る、ということも難しく、別のものに置き換える場合、機器の設計などから理解しなければいけないことが殆どです。 そのような製造機器の制御に別のライフサイクルの製品であるパソコンを利用するのはおかしいのではないかという考え方もあるかもしれませんが、そのためのパソコン相当の制御機器や表示装置、入力装置を新たに一から作るよりはよほど安価にできたというコスト面のお話にもなります。 パソコンなんか同じもの、というパソコンだけで完結する世界なら当たり前のことでも、こと機器の制御としては簡単な話ではありません。 ただ保守部品がどんどんと手に入りにくくなる現在、置き換えたいというニーズは高まるものと思われます。 それにどう対応していくかは、製造機器メーカーに頼るしかなく、旧来の機器やソフトウェアを扱えるエンジニアの減少など別の問題などとも複合されより複雑化しています。

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MacでAutomatorを使ってAVCHDをMP4に変換

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MacでAutomatorを使ってAVCHDをMP4に変換

家庭用ビデオカメラは、望遠レンズや手ぶれ補正、長時間録画などビデオ専用機ならではの機能が搭載されています。 運動会や、学校のイベント、その他旅行などスマートフォンではカバーしきれない範囲で必要とされています。 このビデオカメラの録画データをパソコンで利用するためには、専用の取り込みツールでカメラに添付のものをインストールするなどの必要があり、個別の録画データとして取り扱いにくいところがあります。 Macでこのビデオカメラの動画を取り込んで、いらないところをカットしてYoutubeなどの動画サイトにアップロードしたい、iPhoneやiPadに取り込んですぐに観たいという場合は、手っ取り早くMP4形式に変換してしまうのが一番簡単です。 AVCHDは単一ファイルの形でMacのFinderからは見えますが、実際はフォルダの構造になっています。 Controlキーを押しながらクリックし、パッケージの内容を表示を選びます。そこからBDMVを同様にパッケージの中身を表示し、Streamフォルダを開きます。 今日撮影した分であれば、Streamフォルダ内の変更日から本日撮影分のMTSを選びます。 スペースキーを押せば、QuickLookで再生でき、どのファイルがどの撮影内容に応じているのかがわかります。 これをH.264のMP4ファイルに変換するためにはAutomatorを利用します。 Automatorはファイルの処理などを定型化して自動化するアプリケーションです。 まず新規にワークフローを作成します。 アクションと呼ばれる機能一覧が左側のサイドにずらっと並んでいます。 「指定されたFinder項目を取得」を選び、右側の灰色の部分にドラッグアンドドロップをします。 続いて再びアクションの中から「メディアをエンコード」を選び、上記のFinder項目を取得のアクションの下にドラッグアンドドロップします。 これで複数のファイルを選んでメディアをQuickTime Xでエンコードするワークフローができました。 メディアをエンコードの設定で、動画の形式(setting)、品質(Encode for)、保存場所(Destination)を選択します。 Destinationは標準でソースと同じ場所(Same as source file)にチェックが入っており、このままではAVCHDパッケージの中に書き込まれてしまいますので、チェックを外し、ローカルディスクを選択します。 指定されたFinder項目を取得のボックスにエンコードの必要なファイルをドラッグアンドドロップします。 続いて右上の▶️実行をクリックします。 これでDestinationに指定されたフォルダにm4vファイルにエンコードされたファイルが書き込まれます。 このファイルの拡張子をmp4に変更すればmp4ファイルが利用出来る様々なソフトウェアやモバイル端末で利用することができます。

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Microsoftのモバイル戦略

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Microsoftのモバイル戦略

Microsoft社がスマートフォン、タブレット向けのマルチプラットフォーム開発ツールXamarinを無償公開しました。 マルチプラットフォーム開発は、iOSやAndroidなど複数あるプラットフォームどちらでもソースコードを共有してアプリを開発することを指します。 iOSアプリを開発する場合は、Mac上のX Codeを利用してObjective-Cで開発をする、Androidの場合はAndroid Studioを利用してJAVAで開発するなど、それぞれのプラットフォームに応じた開発環境を用意する必要がありました。 Xamarinはプラットフォームの差異を吸収し、主にパソコン用のソフトウェア開発に利用されるC#と.Netフレームワークを利用してアプリの開発ができます。 他にもマルチプラットフォームの開発環境は幾つかありますが、Microsoftのモバイル戦略としてVisual Studioに標準で搭載される機能ということになり、その点では特異な存在です。 Microsoftのモバイル戦略として想像されるのはWindows Phoneの普及が第一で、アプリ開発などはMicrosoft製品内で完結するもの、Microsoftストアの購入を促進することが優先されるものと考えていました。 開発者とユーザーはまた別の話になりますので、Windows Phoneについてはシェアの拡大を別途目指しています。 ただユーザーの囲い込みでなく、開発者の囲い込みをまず行うという発想は従来までのMicrosoftのイメージからは随分変わったなと思います。 C#でのモバイル開発の蓄積はまだまだこれからですが、規模を大きくしなければ実績は積み上がりません。 マルチプラットフォーム開発、と言っても100%のコード流用ができるわけでなく、それぞれ独自の製品機能については独自の実装をしなければいけません。 そう表現すると、マルチプラットフォームの意義とは何か、ということになりますが、そのコードはまたWindows PhoneやWindowsタブレットなどMicrosoftのうちだすデバイスでも再利用が可能ということになります。 なるだけ多くのデバイスで動作し、開発しやすい環境であれば、他のマルチプラットフォーム開発ツールからシェアを奪うことも可能です。 多くのマルチプラットフォーム開発がjavascriptなどを利用しているのに対し、エンタープライズ開発で実績のあるC#で作成できることは重要です。 モバイル向けアプリはエンタープライズ用途での利用が要になっています。 企業向けアプリはアプリストアには並びませんが、大規模な導入や、より大きなシステム、クラウドや企業の基幹系などにも組み込むことでパフォーマンスを発揮することができます。 広告や、ユーザー単位の課金など細かいものではなく、システム一式の受託の形をとれますので、開発工数に対して利益を見込みやすく、また大手企業も導入に積極的です。 潮流を読み、業界を牽引するスピード感と実行力がMicrosoftに感じられます。

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JUNET

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JUNET

今回は、JUNETについて書こうと思います。 JUNETは、日本のインターネットの起源とされるネットワークで私が知ったのは学生の頃でした。 当時の研究室にSUN3というワークステーションとアライドテレシス製のモデムがつながれており上位のホストから着信があり電子メールとニュースのデータをUUCP(Unix to Unix Copy Protocol)というプロトコルでデータ交換を行い広域ネットワーク全体にデータが伝わるという方法でした。 上位ホストと下位ホストはツリー上の構成になっており複数のホストを通過するのに結構な時間がかかるためメールを送って相手先に着くのに数日、相手からの返信に数日かかるという今では考えられない様な時間がかかっていました。 電子メール自体も今はだれでも使えますが、JUNETの頃は特殊な立場でないと使えない代物でした。 このような実験ネットを経て今のインターネットへと変貌してきました。 ネットワークの普及で連絡手段も様々になり、さまざまなサーバーが動くインターネットはとても便利になったものですね。

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視認範囲のインプレッション単価(vCPM)

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視認範囲のインプレッション単価(vCPM)

Googleの大きな役割であり、現在も利用者が増えているGoogle Adwords広告でvCPMという言葉が作られました。 vCPMは視認範囲のインプレッション単価(viewable Cost Per Mille)の略で、実際にユーザーの視認可能な範囲に広告が表示された場合に、広告主に対して課金をするという意味合いがあります。 Googleの広告ネットワークGDNで表示されるディスプレイ広告で有効な課金体制で、広告の面積の50%が1秒以上表示される、あるいは動画広告では2秒以上表示されることを、視認範囲と定義しています。 従来は表示あたりに課金されるディスプレイ広告ですが、ページ内の配置などによってユーザーに見えない形でもインプレッション単価が広告主に課金されていました。 パソコンでは画面の高解像度化が進む一方、スマートフォンの登場によりディスプレイの小型化も並列して進んでいます。 スマートフォン最適化されたページをサイト運営者に進めていく中で、広告が実際に表示されることはGoogleにとっても課題であり、ユーザー行動のトラッキングが詳細にできるようになる中でvCPMが実現するようになったようです。 広告主にとっては無駄な課金を減らすことができ、Googleとしてはより広告が表示されやすい広告掲載メディアを選んで広告を掲載させることができます。 GDNはウェブサイトだけでなく、Youtubeを始めとする動画広告、スマートフォン内のアプリ広告など掲載先のメディアを拡大しています。 ウェブサイトのスマートフォン最適化によって広告表示が少なくなるのであれば、GoogleとしてもAdsenseに支払う費用を他の広告メディアに移していくことができます。 スマートフォン最適化をしたウェブサイトもまた、広告表示についても最適化していかないとAdsenseからの収益がなくなってしまいます。 GDNの中でもアプリ広告などはアプリ起動中など確実にvCPMを発生させる仕組みを作りやすいです。 広告表示とクリックについて、Googleは今後パソコン以上にモバイルを重視していく一つの基準を作り上げたものだと考えます。

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コンピュータを好きになって欲しい!

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コンピュータを好きになって欲しい!

コンピュータのことを書きますが、特に技術的なものではなくて想いのようなものです。 コンピュータって面白い!というのが筆者の個人的な思い入れです。 コンピュータに触れて、コンピュータを使うことはすごく楽しくないですか?という気持ちを幼い頃から持っています。 コンピュータは今や社会のあらゆる場面で利用され、お金のやり取りなども処理する必須の存在です。 と言って一面、ゲームなどもできるおもちゃという側面を常に持ち合わせています。 その気になればコンピュータで動作するゲームを自分で作ることさえでき、知れば知るほど面白くなるおもちゃです。 あまり昔話をすれば共感を得られなくなりそうですが、かつて大学でUNIXワークステーションを使う「計算機」という授業を受けた時のお話です。 同じ授業を受講する人が課題をさっさと終わらせて帰る中、筆者はUNIXワークステーションの中を探索して、/usr/local/gamesというディレクトリを発見してしまいました。 その中に幾つかのゲームが詰め込まれていたので、それらを遊ぶために大学の計算機室に入り浸りました。トルネコの大冒険などローグライクゲームと呼ばれるRPGの元祖ローグなどに夢中になりました。 UNIXワークステーションなどとっつきにくいコンピュータを見て、単に扱いづらい道具と感じるか、楽しいおもちゃと感じるかは、結局のところコンピュータが好きか嫌いかで別れる部分なのかなと思います。 初めて触ったコンピュータが高校の技術などの時間で、WindowsXPでよく分からないままExcelやWordを使っただけ、という場合、使いづらい道具でしかないかもしれません。 あるいはスマートフォンが最初のコンピュータで、将来スマートフォン用のゲーム開発者になりたいと思った子供たちはコンピュータはおもちゃだと考えているのかもしれません。 最初の関わり合いがどうであれコンピュータの知識を一歩深めれば、これを単に道具として扱うだけでは勿体無いと思うのではないかと、筆者なりの思いを持っています。 それがコンピュータを好きになって欲しい、という気持ちの大元の部分です。 もちろんそれは業務時間内にゲームで遊ぶことではありませんが、コンピュータに対して面白さを見出すことができれば、よりいっそうコンピュータに対して深い知識を得ることができるのではないかと思います。

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GoogleマップがGMailやGoogleカレンダーと連動すること

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GoogleマップがGMailやGoogleカレンダーと連動すること

先日、個人の旅行でGMailアカウントを利用して航空機手配と宿泊の予約をした際、GoogleカレンダーやGoogleマップ上でそのスケジュールが表示されるのを見て驚きました。 そのような機能が実装されていることを知らなかったため、なかなか気が利いているなと思う反面、自動的にされると嫌な方もいらっしゃるだろうと感じました。 Googleにしてみれば、機械によってメールの内容からスケジュールやホテル名を取り出して、カレンダーやマップと連動させるだけで良いということで、実装には躊躇なかっただろうと思います。 Googleも検索エンジンだけでなく、企業向けクラウドGoogle AppsやAndroidの中核となるインフラですから、そのユーザーに対して利便性を提供するためにソフトウェアの改良を行っているのでしょう。 特に出張や旅行などでスマートフォンが使えれば、多くのユーザーにとっては紙の予定表が必要なくなり、荷物を減らすことができ大変便利です。 エンジニア的な感覚があれば、メールの中からスケジュールと場所の情報を取り出す仕組みはわかるので、大きな抵抗はありません。 ただプライバシーの観点から言えば、機械によってでも一度メールの内容を読み取られてしまうということに危機感を覚える方もいらっしゃるだろうなと思われます。 Googleカレンダーでスケジュールを登録する際に、場所の情報を一緒に入力しておけば、カレンダーの画面から経路地図を呼び出すことができ非常に便利ですので筆者は頻繁に使っています。 それが自動化されるのであればなお便利と感じます。 ただ個人としてそれを利用している場合、プライバシーに不安があればGoogle以外のメールアドレスを利用するなどが良いのではないかと考えます。

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IntelがAtomプロセッサーから撤退か?

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IntelがAtomプロセッサーから撤退か?

Intelが省電力性を重視したプロセッサーラインナップのAtomの開発計画をキャンセルしたという内容の報道が流れています。 そのため実質的にAtomプロセッサー開発から撤退してしまうのではないかという憶測があります。 具体的な内容の発表がIntelから現時点ではないようですが、複数の報道がそのように伝えているようです。 Atomプロセッサーは現在主力製品であるCore iシリーズなどとは別途設計されたものです。計算性能よりコンパクトさと低消費電力に重点が置かれています。 安価なWindowsノートパソコンやWindowsタブレット、一部Androidスマートフォンなどにも利用されています。 Atomの競合製品は、ARMアーキテクチャのプロセッサーです。 ARMアーキテクチャが主流のスマートフォン、タブレット市場に対して、Intelが独自のプロセッサーでシェア拡大を狙ってAtomを改良しリリースしていました。 AtomがARMアーキテクチャに比較する最大のメリットはIntel Core iシリーズなどと同じマイクロコードが動作することです。このようなことをバイナリ互換性と呼ぶこともあります。 Atomプロセッサを利用しWindowsパソコンと同じ規格で造られたタブレットでは、パソコンと同じWindowsをインストールでき、アプリケーションも使い回すことができます。 ただ省電力性を重視していること、また別途設計されていることから、バイナリ互換性はあっても動作速度については主力のCore iシリーズやその廉価版Celeronには及ばないものとなっています。 Core iシリーズを低消費電力化を推し進めたCore Mプロセッサーが今後Atomプロセッサーの後釜を埋めるとも考えられています。 どのようなプラットフォーム上でどのようなアプリケーションが動くかということについて、長らくOSやプロセッサーの組み合わせによって語られてきました。 Intelのプロセッサで動作するWindowsやWindowsサーバー、Intelのプロセッサで動作するMac、ARMで動作するAndroidタブレット、ARMで動作するiOS機器、Atomで動作するWindowsタブレット、ARMで動作するWindowsタブレット、などなど。 どれかの組み合わせでないと動作しないアプリケーションなどがあれば、それに応じてプラットフォームを変えなければなりませんでした。 最近の流れとして、一度プログラムコードをかけば、他のプラットフォームでも同じように動作する、という開発環境が充実してきています。 そもそもプロセッサの違いに応じて実行形式のファイルを書き出す部分についてはコンパイラなどが対応すべきであり、プラットフォームに合わせて開発側が対応するという時代は終わりを迎えそうです。 従来のIntelプロセッサーとのバイナリ互換性という独自性を打ち出した低消費電力プロセッサーでしたが、特にモバイル用途において大きなアドバンテージにならなくなってきた表れなのかもしれません。  

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BootcampとWindows10

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BootcampとWindows10

BootcampはMacコンピューターでWindowsのシステムを利用するためにAppleが用意した仕組みです。 ハードディスクにWindows用の領域を作成し、そこにWindowsをインストールします。 最新のOS X El Capitanが2008年以降のMacでも利用できます。 しかしながらBootcampについては最新のWindowsをサポートしている機種は限られます。 現在最新のWindows10については主に2012年以降発売のMacだけが正式な対応を表明されています。 https://support.apple.com/ja-jp/HT204990 それ以前のMacでWindowsを利用していてアップデートした場合、最新のドライバが得られないのでサポートなしの状態になってしまいます。 また非対応機種でのWindows10への新規導入もできません。 このところWindows7以降のOSについてWindows10へのアップグレードが頻繁に求められます。 BootcampはあくまでAppleが機能として提供しているだけで、従来のMacでサポートし続けると明言していません。 Appleの方針として追加してサポートということもほぼ考えられないでしょう。 Bootcamp利用者は慎重にWindowsを利用する必要があります。 Windows7以降のサポート期限終了は2020年以降とまだ余裕があります。 AppleはOSをほぼ年に一度ずつメジャーアップデートを行い、旧バージョンのサポートを打ち切りサポートコストを削減する形をとって5年以上経っています。 Windowsもリリーススケジュールなどがそれに近いものになっていて、このような機種の対応に一層気をくばる必要がありそうです。

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