日本料理店様向けお弁当受注管理アプリ
案件の概要
お弁当の注文状況を管理し、日々の食材の在庫や必要数を自動的に計算できるアプリです。
要件定義~製造まで一貫して弊社で構築しました。
これまで紙の書類で行っていた注文情報の伝達をクラウド上で一元化することで、ペーパーレス化と業務の省力化を同時に実現。さらに、注文データをもとに必要な食材数を自動で算出する機能や、請求書の発行機能も備え、受注から調理、請求までの一連の流れを効率化しています。
導入前の課題
導入前は、注文情報を管理する事務所と調理場が道路を隔てた別棟にあるため、注文内容を紙に手書きし、毎回調理場へ届ける必要がありました。このアナログな手法により、以下のような課題が発生していました。
- 手書きの書類作成と伝達業務に時間と手間がかかっていた
- ペーパーレス化が進まず、紙の保管・管理が煩雑だった
- ベテランスタッフの勘を頼りに、必要な食材数を手計算していた
導入後の効果
kintoneによるアプリ導入後、業務は大きく改善されました。
- ペーパーレス化を実現し、注文情報はすべてクラウド上で管理
- 注文状況をリアルタイムで共有できるため、事務所と調理現場の情報連携がスムーズに
- 注文内容に応じて必要な食材の数量や在庫状況を自動で計算できる仕組みを実装
- さらに、注文データを活用して請求書の発行業務も効率化されました
現場の「こうしたい」を形にする柔軟なカスタマイズ性と、迅速な開発が可能なkintoneの特性を活かし、業務全体の最適化を実現しました。
導入のポイント
本アプリの導入にあたっては、以下の点を重視して設計・開発を行いました。
1.現場に寄り添った設計
実際の注文フローや調理現場の動きを丁寧にヒアリングし、現場の運用に無理のないUI・操作性を実現しました。
2.自動計算機能の実装
注文データをもとに、必要な食材の量を自動で集計。在庫の過不足を事前に把握できるようになり、調達業務の精度とスピードが向上しました。
3.クラウドでの情報共有
kintoneのクラウド特性を活かし、事務所・調理場間でリアルタイムに注文状況を共有。紙のやり取りをなくし、業務スピードが大幅に改善されました。
4.将来的な拡張性を考慮
今後、発注履歴の分析やメニュー別の傾向管理などへの発展も見据え、柔軟にカスタマイズできる構成で構築しました。
システムの特徴
■kintoneの強みを活かした連携
■PC・タブレットからいつでも操作できるクラウド環境
開発環境
■プラットフォーム:kintone
■開発言語:JavaScript
■データベース:kintone