お知らせ

  • パソコン関連

SurfaceRT日本で3月15日に発売

noimage

SurfaceRT日本で3月15日に発売

日本マイクロソフトよりWindowsRTを搭載したタブレット、SurfaceRTが3月15日より発売されることになりました。 SurfaceRT 32GBが49,800円 SurfaceRT 64GBが57,800円 タッチカバーがセットで+8,000円。 別売りでは9,980円。 米国での発売価格が32GBモデルで、$499で円安が反映されたのか、少々高めです。 タッチカバーは$119.99なので、価格が抑えられており、タッチカバーとのセットでの購入にお得感があります。 SurfaceRTがお勧めな方 新しいもの好き、ガジェット好きな人にはおすすめです。電子機器に目新しさを求めている方には、面白いアイテムになると思います。 マイクロソフトが出したiPad、Android対抗機、というだけでわくわくしてしまう人には、今回の国内発売は喜ばしく迎えられていることでしょう。 iPadが出たときに、何に使えばいいのかわからないけれど、とにかく使ってみよう、とおもって購入に至った方ならば、この感覚は分かりやすいと思います。 筆者自身も、どのようなものなのかは非常に興味深く、これからのタブレットがどうなるのかという関心もあり、使ってみたいという気持ちは強いです。 SurfaceRTがお勧めできない方 いまWindowsを普段使っていて、Windows8の安い型のタブレットパソコンを、と考えておられる方にはおすすめできません。 Windows8と見た目は似ていても、同等品ではなく、Officeも搭載されていますが、サブセットですべての機能を備えているわけではありません。 安価なノートパソコンを求められている方には、普通のノートパソコンの購入をお勧めします。 また一度買ったからには長期間使い続けたい方にも、お勧めできません。 壊れやすいわけではありませんが、スマートフォンを使っておられる方ならご存知のように、このような電子機器は世代交代が早いのが常です。 公式サイトはこちら http://www.microsoft.com/japan/surface/default.aspx オンラインや大規模家電店舗での発売からの開始となるようです。 お勧めできない人、と注意点を書きましたが、必要でない方が間違って買ってしまわないようにするための注意ということで、SurfaceRTの発売を心待ちにしている人には、朗報です。 これで国産ストアアプリの充実が図られれば、WindowsRTはよくなっていくと考えます。 再生したいメディアや、アプリがあってのタブレット。これからの動向が楽しみです。 関連記事 Windows8とWindowsRTの違い Surface with Windows 8 Proの北米での発売日決定 マイクロソフトSurfaceの日本発売を予告

  • パソコン関連

Surface with Windows 8 Proの北米での発売日決定

noimage

Surface with Windows 8 Proの北米での発売日決定

米国Micorosoftは、SurfaceのWindows8搭載版である、Surface Windows 8 Proの発馬日を2月9日と発表しました。 北米市場での発売で、現在日本での発売予定は未定です。 価格は$899ドル(およそ8万円)となっています。 このタブレットは、タブレット型のパソコンと呼べるもので、Intelの第3世代Core i5プロセッサが搭載されています。 WindowsRTとは違い、従来のWindowsアプリケーションが実行できる、フルセットのWindows8が搭載されます。 Microsoft Officeは標準で添付されないようです。 外形は似ていますが、厚みが増し、重さが0.5ポンド(226g)ほど増えています。 Surface RTとSurface Pro 北米市場で、タブレットがブレイクしたのは一昨年の年末(2011年12月クリスマス商戦)でした。 iPad2、Galaxy TabletやSONY TabletなどのAndroidタブレット、第1世代Kindle Fireが発表され、タブレットが出そろって市場が一気に活性化しました。 日本での、ちょうど2012年末のような状況を想像していただければ、わかりやすいです。 マイクロソフトもタブレット市場の中で存在感を示す必要がありました。 従来型のWindows搭載タブレットでは、低価格路線のタブレットと価格競争力も低く、またタッチパネルでの操作を前面に押し出すことが難しかったので、Windows8とWindowsRTの完成を待つ必要がありました。 WindowsRTがそれまでのWindowsパソコンが違う点は、 ・IntelではなくNVIDIAのARM系プロセッサを利用している ・従来のWindowsアプリとの互換性がない ・Microsoftが独自ブランドで発売する など、今までにない手法での発売となりました。 新しいプラットフォームでの存在感を示すためであり、タブレットに新規性を求める層には興味を引かれるものがありました。 しかしアプリケーションの後方互換性を求める多くのユーザーにとっては、まったくニーズを満たさないものです。 安価なフルセットのWindows8PCという誤解の上で買い求めてしまうと、大変なことになります。 今回発売日が発表されたSurface Proはタブレットでありながら、フルセットのWindowsを利用したい層に訴えかけるものがありそうです。 Surfaceは日本で展開されるか 現在、日本でSurfaceは展開されておらず、WindowsRT機自体もほとんど発売されていません。 日本ではタブレットに対する需要が、北米市場ほど高くはありません。 市場の規模としては10~20%程度とみてもよさそうです。 そんな中にWindowsRTを投入しても、新しいもの好きのニーズは満たせても、最も売りたいWindows8のイメージを下げてしまうだけになるという判断が働いていると考えます。 そうであればフル機能を備えた、Surface with Windows 8 Proの日本投入は早くなるかもしれません。 マイクロソフトが日本におけるタブレット市場で、どういった存在感を示してくるのか、これからの動向を楽しみにしています。

  • パソコン関連

タブレット=アバウトなコンピューター

noimage

タブレット=アバウトなコンピューター

タブレットとはアバウトなコンピュータととらえることができます。 パソコンは便利さを向上させていく中で、どんどん複雑な存在になってきていました。 この複雑さから、アバウトさへ大きく舵を切るのがタブレットの存在ではないかと考えてみます。 パソコン誕生からの歴史をたどってみて、個人向けコンピュータのあり方を振り返ってみましょう。 CUIの時代 CUIとはキャラクターユーザーインターフェイスの略で、黒い画面に文字だけのパソコン、MS-DOSなどといった言葉でわかっていただける方もいらっしゃると思います。 この時代、グラフィックを十分に扱うことができない性能上の理由もあり、コンピュータの操作はキーボードから打ち込むコマンドで行っていました。 この時代の主なパソコンの用途としては、ワードプロセッサー、文字ベースの表計算ソフトなどがありました。 ワードプロセッサは現在のWordのようなものとは違い、文字の色も自由に選べず、文字のサイズも倍角、4倍角などで強調するぐらいで、シンプルでタイプライターに近い性能を持つものでした。 フォントもゴシックか明朝を選べる程度で、プリンタ内蔵のフォントを使うしかありません。現在のようにさまざまなフォントを利用することはできませんでした。 パソコンを使うためにはこれらコマンドを覚えて操作する必要があり、使用するためのハードルは現在よりはかなり高いものでした。 GUIの時代 1984年にAppleがMacintoshが発売されるとともに、GUIの時代が訪れました。 Windowsは1990年に発売されたWindows3.0以降で、GUIを本格的に取り入れています。 GUIとはグラフィカルユーザーインターフェイスの略で、マウスで画面上のアイコンやボタンを操作する、現在皆さんが利用されているパソコンの操作方法です。 GUIの登場とともにWYSIWYG(ウィジウィグ)というディスプレイに表示されたものとプリンタの印刷結果が一致するという概念と、自由なフォントや図形、グラフィック、写真などを扱うことができるようになりました。 複数のウィンドウが開いて、その中でアプリケーションを扱うことができる、マルチウィンドウというものが実用化されたのもGUIの時代の特徴です。 GUIがコンピュータに何をもたらしたかというと、最も大きな変化はDTP(デスクトップパブリッシング)の登場です。 DTPの登場により、卓上で誰もが印刷物を自由に作れるようになりました。前述のWYSIWYGという概念が、これを可能にすることができました。 これは印刷業にかかわる人だけの話ではなく、たとえばWordやExcel、PowerPointなどで、仕事用の資料の作成をするのも、広義のDTPといえます。 このDTPにおいて、最も重要なのはマウスの存在で、マウスにより精密な操作を行えることが重要なポイントでした。 表計算ソフトExcelもこのマウスによる操作で、CUI時代の表計算ソフトよりもより複雑な作業が、手軽に行えるようなりました。 タブレットの時代 タブレットの時代はまだまだ始まったばかりです。 タブレットは基本的にはGUIを継承していますが、操作にはディスプレイを直接タッチする、マルチタッチのタッチパネルを利用するという特徴があります。 静電式のタッチパネルは、そのタブレットOSの操作感と相まって、非常にとっつきやすいものではありますが、マウスのようなポインティングデバイスと比べると、かなり精度は劣ります。 人の指は、小さいボタンや、チェックボックス、あるいは表計算のセルなどを正確にタッチするには太く、またタッチパネルの感度にも限界があります。 もう一つは、タブレットは据え置きで利用するものではないので、ディスプレイを見る角度によって、タッチしている場所を正確に合わせることが難しいのです。 そのため、タブレットの操作はマウスなどと比べると、アバウトにならざるを得なく、精密な作業をあきらめるかわりに、精密でない操作の快適さを追求していくことになります。 タブレット時代のユーザーインターフェイス 多くのタブレットがマルチウィンドウを採用せず、単一のアプリケーションが画面のすべてを利用する、いわゆるフルスクリーンで動きます。 これはタッチパネルと、マルチウィンドウというシステムの相性がよくないのが理由でしょう。 マルチウィンドウは複数のアプリケーションを同時に操作し、まるでデスクの上に書類を重ねるようにウィンドウを重ね、画面を共有するものです。 タブレットは操作のシンプルさが重要なので、デスクの上のようであるよりも、一つの書類として扱われることに重きを置かれています。 タブレットという形状に、マルチウィンドウOSを搭載しても、それぞれの良さを相殺してしまうのです。 タブレットとして、いままで利用されていた、電子書籍端末や、飲食店の注文端末、カラオケボックスなどの操作端末として利用する上で、一目瞭然の操作感で特に戸惑うところはないと思います。 マルチウィンドウのOSをタブレットに搭載しても、マウスがないことによる操作性の悪さだけが目立ってしまいます。 タブレットはその操作性から 、直感的で迷いのないユーザーインターフェイスを持つことが最も重要なポイントです。 タブレットとパソコンの使い分け タブレットが今後普及していく理由は、その操作の単純さであり、その単純さゆえに精密な操作ができないため、パソコンを置き換えることはできないでしょう。 パソコンは先述のDTPの分野など、操作の精密性を求められる、専門性の高いコンピュータとして特化していくことになりそうです。 WindowsRTのように、マウス、キーボードを接続できる、デスクトップモードという従来のマルチウィンドウを備えた、タブレットOSも出てきています。 タブレットにマウスやキーボードを接続し、主に使うのであれば、画面のタッチはほとんど使わなくなると想像します。 マウスとキーボードの操作に加えて、画面へのタッチがプラスされることは、操作の流れを中断するだけで、メリットがあまりありません。 利用シーンに合わせての、PCとタブレットのコンバーチブルを求める人はいるでしょうが、帯に短したすきに長しで、それぞれの専門性を求めるユーザーよりは少なくなると考えます。 タブレットは指先で操作できるそのアバウトさが、従来のコンピュータに壁を感じていた人には、身近なものとして捉えられるはずです。 移動の合間や、リビングでのひと時に、必要な時だけ取り出して、さっと指先だけで操作し、用が終われば折りたたむこともなくカバンに入れるなど、邪魔にならないようにしまっておける、圧迫感のないコンピュータ。 コンピュータはもっとアバウトな存在でいい、というのがタブレットの発想の転換点です。 今後、マウスを使った精密な操作を求めるユーザーと、よりアバウトなコンピューターを求めるユーザーに二分化されていくと想像します。

  • パソコン関連

Windows8とWindowsRTの違い

noimage

Windows8とWindowsRTの違い

Windows8とほぼ同時に発売となったWindowsRTですが、画面の見た目以上に内容は違ったものになっています。 製品写真を見ても、この違いは一見してわからないことですので、どういった違いがあるのか主だったところを書いてみます。 従来のWindowsアプリケーションは動作しない このポイントこそ、Window8との最も大きな差です。 現在WindowsXPや、Windows7で利用できるアプリケーションは、WindowRTへ一切持ち込んで動かすことはできません。 WindowsRTで動作するアプリケーションは、プリインストールのアプリと、Windowsストアから新たに購入したものに限られます。 Windows8のようにデスクトップモードはありますが、ここで動作するアプリは、プリインストールされているもののみです。 アプリケーションについてはそれまでにWindowsストアで購入したもの以外は、すべて新規購入する必要があります。 プリインストールされているOfficeが正規版とは同じではない WindowsRTはMicrosoft Officeがインストールされていますが、マクロやVBA、アドインなどが一切利用できません。 業務でOfficeを利用している場合、マクロなどを使って自動化することが多いと思われますが、これらが利用できないと困る場合はWindowsRTを選択すべきではありません。 また正規のWindows8用のOfficeをインストールすることはできません。 アンチウィルスソフトは標準のものしか使えない WindowRTにはWindowsディフェンダーというアンチウィルスソフトがプリインストールされていますが、従来のようにそれ以外を選ぶことはできません。 WindowsRTの場合、プロセッサが通常のWindowsとは異なりますので、共通のウィルスに感染することはありません。 WindowsStoreから配布されるアプリケーションは、サンドボックスといわれるシステム領域から隔離された形で実行されるので、システム全体をスキャンするような従来型のアンチウィルスソフトは作れない仕組みになっています。 購入時は目的に応じて 従来のWindowsアプリや、周辺機器を利用したい場合は、Windows8搭載のPCやタブレットを選ぶようにしてください。 WindowsRTは今後機種も増える予定で、Windows8と併売されることになりますが、外見上はほとんど差はありません。 バッテリーでの動作時間やトータルの価格など、WindowsRTの方が有利なポイントもありますが、上記の違いはかなり大きなポイントです。 Windows8の廉価版ではなく、かなり違うものであるという認識をもっておかないといけません。