iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト
iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト
MacProとMacBookAir11インチ以外のMacにはSDカードリーダーが付属しています。 世代によってカードリーダーも大容量カード対応になるなど進化してきましたが、2012年型のiMacはSDXCカードスロットが内部でPCI-Express接続となり、USB2.0接続のものから、最大読み書き可能速度は大幅に向上しています。 今回この部分について、テストを行ってみたいと思います。 利用するSDカードはUHS-I対応という高速SDカード規格のものを利用します。 UHS-Iカードにもさまざまな製品がありますが、ものによっては従来のClass10と価格差がほとんどないものもあり、今回安価で手に入りやすいものを利用しています。 ベンチマーク結果 今回もXbenchを利用して計測し、その結果です。 例によって、一つの指標にすぎなく、実行時の条件にもよりますので、あくまで参考値としてご覧下さい。 DiskTest 39.70 Sequential 63.08 Uncached Write[4K Blocks] 112.41 69.02MB/sec Uncached Write[256K Blocks] 53.88 30.49MB/sec Uncached Read[4K Blocks] 34.85 10.05MB/sec Uncached Read[256K Blocks] 146.01 73.39MB/sec Random 28.81 Uncached Write[4K Blocks] 8.46 0.90MB/sec Uncached Write[256K Blocks] 59.09 18.92MB/sec Uncached Read[4K Blocks] 941.73 6.67MB/sec Uncached Read[256K Blocks] 383.36 71.13MB/sec SDカードリーダーの接続について Macのシステム情報から、カードリーダーの部分を選択します。 ここにリンク幅、リンク速度が表示されていれば、カードリーダーはPCI-Express接続であるということです。 http://support.apple.com/kb/HT3553?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP#4 2011年モデルのiMacではこのようにUSB2.0による接続であることがわかります。 USB2.0では、仕様上480Mビット/秒つまり60MB/秒の転送速度が上限です。 iMac2012年モデルでは70MB/秒の転送速度が出ているため、USB2.0接続の限界以上の数値が出ていることがわかります。 iMac2012年モデルでUHS-Iカードを使うメリットはあるようです。 高速なSDカードリーダーの使いかた UHS-I規格の高速SDカードはデジタル一眼レフカメラや、ビデオカメラなどで対応が広がっています。 対応しているカメラであれば、高画質のビデオ撮影や、最高画質での連射性能に効果を発揮します。カメラ側がUHS-I非対応機種でも、併記されるClassのSDカードとして利用できます。 読み取り側が高速なSDカードリーダーを利用していれば、パソコンへの取り込み時にカードの高速さを活かすことができます。 長時間のビデオや、大量のRAW画像の取り込みの際の時間を大幅に短縮することができるので、取り込み待ちの時間を減らして、後の作業に多くの時間を割り当てることができるようになります。 また近年SDカードの大容量低価格化が進んでいるので、作業データの受け渡しや、一時的なファイル保存にも使えます。 高速なカードリーダーはさまざまな用途で活躍しそうです。