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ARMってどんな企業?

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ARMってどんな企業?

英国企業ARMをソフトバンクが規模の大きい企業買収をし話題になりました。 ARMはマイクロプロセッサ開発を主な事業にしています。多くのスマートフォンでARMの開発したアーキテクチャは採用されており、事実上の寡占状態にあります。 とはいえ、マイクロプロセッサ業界はあまり馴染みのない方には知られていないかもしれませんが、製造業とイコールというわけではありません。 ARMが設計したプロセッサは、他のセミコンダクターというプロセッサやメモリを製造する半導体製造業にライセンスとして販売され、それぞれのセミコンダクターがプロセッサの生産を行います。 ARMのプロセッサコアはそれぞれカスタマイズなどをされ、製造工程を経てスマートフォンなどに組み込まれています。 現在PC業界で採用が多いCoreシリーズなどの製造を行うIntelは、プロセッサの開発とともに製造を行う工場も所有している企業です。Intelは開発イコール製造で、Intelアークテクチャのプロセッサは全てIntelで製造しています。 Intelはプロセッサ製造技術とともに製造工程の開発も行っており、ARMはプロセッサの製造は行わず開発のみを行っているという差があります。 工場を持たないことで小回りが利き、また製造側の技術向上に合わせてプロセッサの開発ができるので、勢力を伸ばしスマートフォン市場からさらに拡大しようとしています。 低電力での性能は高くまた柔軟な設計ができるARMですが、PC用などの計算能力を求められる分野ではまだ弱く、その分伸びしろのある企業です。 ARMアーキテクチャのプロセッサは価格面でも優位なため、HPCやクラウドなどで大量に採用されることになるかもしれません。プロセッサは単体の性能が低くとも、安価で複数を搭載できれば能力を高くすることが可能です。 携帯分野でもARMは競争の中にあります。今後ARMがどう伸びていくか、あるいは競合が現れシェアを奪い合うことになるのか、注目されている企業であることに間違いありません。

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超小型パソコン、NUCセットアップ編

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超小型パソコン、NUCセットアップ編

弊社でもNUCを購入し、セットアップを行ってみました。 NUC(Next Unit Computing)は過去記事 超小型PCの使い方 https://www.sys-cube.co.jp/1440 でも紹介しました。 今回社ではデザイン、WEB制作部門でいきなり実戦投入するため、スピード勝負でセットアップしました。 組み立てPCの経験があればあるに越したことはありませんが、なくても難しいものではありません。 筆者としてはITXマザー、ATOM搭載の省電力PCを組み立てて以来の2年ほどのブランクがあります。 つたない写真とともに、セットアップの方法を追いかけてみます。 購入したもの Intel NUC Kit BOX DC3217IYE Intel純正のNUCベアボーンキットです。 CPUとマザーボード、ケース、ACアダプタ、VESAマウンタのセットです。 メモリとSSDをそろえれば、一通り動作するもので、自作PCとしても簡単な部類です。 DC3217IYEはHDMIポートが二つと、ギガビットLANポート、USB2.0が3ポートあります。 本体の大きさはこのぐらいです。 手のひらサイズです。 Cruicial 256GB mSATA接続 SSD mSATA接続はPCI-E MiniCardスロットに直接差し込むタイプで、非常に小型のSSDです。 2.5インチのドライブなどを収容するスペースがありませんので、SSDを内蔵する場合はmSATA接続のものを選ぶことになります。 Trancend ノート用DDR3メモリPC3-12800 8GB 第3世代Core i3で動作する、ノートパソコン用のメモリを選択してください。 スロットは二つありますが、今回8GB一枚で様子を見てみます。 Intel Centrino Advanced-N 6235 Wi-Fi/Bluetooth Combo Card ベアボーンキットにはワイアレス接続用のアンテナが付属していますが、ワイアレス通信機能は含まれていません。 そのためminiPCI-Eスロットに接続するタイプのワイアレスLAN、Bluetooth兼用の通信カードを使用します。 有線LANポートはあり、USBも3ポートありますので、無線機能を必要としない場合は必要ありません。 HDMI-DVI変換ケーブル HDMI出力をDVI接続のディスプレイに接続するための変換アダプタです。 HDMI対応のディスプレイに接続する場合はHDMIケーブルを使用します。 BUFFALO 電源ケーブル3ピンメス:2ピンプラグ0.2m ACアダプタには電源プラグまでのケーブルがついていません。電源プラグの形状が各国によって異なるため、省コストの為でしょう。 これがないと、電源が入らないので、必要です。いわゆるミッキー型といわれる形状です。なにがミッキーなのかは察していただきたいです。 組み立て 組み立て自体は非常に簡単でした。 Wirelessボードのアンテナ接続が少し難しかったぐらいでしょうか。 小さいので手先の器用でない筆者には難しかっただけかもしれません。 必要な工具は精密ドライバーがあれば大丈夫です。ホームセンターの安いものでも大丈夫です。 メモリの装着 メモリは斜めにさして、カチッと下げる感じで装着します。 固いということはなく、簡単です。この状態で刺さっているのはSLOT2となるようです。 Wirelessカードの装着 PCI-Eスロットの装着順序として、SSDよりも下に小さいWirelessカードを装着します。 固定用に一本プラスのねじがついていますので、それを外して、スロットに装着し、ねじ止めを行います。 そこからアンテナケーブルを端子に差し込みます。アンテナケーブルは端子に押し込む感じです。 力の入れ加減が難しいですが、うまくはまれば、簡単には抜けなくなります。 SSDの装着 SSDも固定用のねじで固定します。 これでminiPCI-Eスロットはすべて埋まってしまいます。 内蔵できるストレージはこれ一つとなっています。 システムドライブとして、容量を小さくしておいて外付けのHDDにデータを保管するのも一つの考え方ですが、小ささがスポイルされてしまうので、ある程度の容量を確保しておくことをお勧めします。 後から増設できない部分でもありますので、用途に応じて選ぶようにしてください。 これでふたを閉めると、組み立ては完了です。 ディスプレイへのマウント ディスプレイにはVESAマウントという、ディスプレイアームなどを装着する規格があります。 対応しているディスプレイで、ほかに自立するスタンドがあれば、NUCをディスプレイ裏に装着することができます。 VESAマウントには7.5cmと10cmの二つの規格がありますが、両方に対応しています。 ここにボックス付属の金属製のマウンターをねじ止めします。 マウンターをディスプレイ裏に装着した状態です。 外側が10cm、内側が7.5cm。矢印の方向に従って装着します。 NUCの裏面に、固定用のねじを接続します。このねじをマウンターにひっかけて固定します。 固定され、HDMIケーブルを接続した状態がこのようになっています。 いい意味で存在感のない、ディスプレイと一体化した状態です。 ディスプレイは23インチのものですので、比較してかなり小さいと感じられると思います。 正面から見ればこの状態です。 キーボードとマウスはBluetoothで接続し、ケーブルを少なくまとめると、NUCの良さが感じられると思います。 以上で機器的なセットアップは完了です。 慣れた方なら、一時間はかからない作業です。 ドライバ等 ドライバは他のPCを使用して、Intelのサイトから一通りダウンロードして、USBメモリに入れておくとスムーズに利用できます。 ネットワークのドライバもWindows7では標準で持っていないので、インターネットにすぐにはつながらなく、何らかの媒体経由でインストールする必要があります。 ドライバのディスクなどは付属していません。 単体では完結できないので、他のPCが利用できるのは最低限の条件です。 インテル・ダウンロード・センター http://downloadcenter.intel.com/Default.aspx?lang=jpn こちらで、一式のドライバとBIOSアップデータなどをダウンロードし、インストールします。 すべてアップデートしないと、ワイアレスボードなどが認識しません。 デスクトップボード-ネクスト・ユニット・コンピューティング・キット-型番を選択します。 ワイアレスボードのドライバは別途ダウンロードすることで使用できます。