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BootcampとWindows10

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BootcampとWindows10

BootcampはMacコンピューターでWindowsのシステムを利用するためにAppleが用意した仕組みです。 ハードディスクにWindows用の領域を作成し、そこにWindowsをインストールします。 最新のOS X El Capitanが2008年以降のMacでも利用できます。 しかしながらBootcampについては最新のWindowsをサポートしている機種は限られます。 現在最新のWindows10については主に2012年以降発売のMacだけが正式な対応を表明されています。 https://support.apple.com/ja-jp/HT204990 それ以前のMacでWindowsを利用していてアップデートした場合、最新のドライバが得られないのでサポートなしの状態になってしまいます。 また非対応機種でのWindows10への新規導入もできません。 このところWindows7以降のOSについてWindows10へのアップグレードが頻繁に求められます。 BootcampはあくまでAppleが機能として提供しているだけで、従来のMacでサポートし続けると明言していません。 Appleの方針として追加してサポートということもほぼ考えられないでしょう。 Bootcamp利用者は慎重にWindowsを利用する必要があります。 Windows7以降のサポート期限終了は2020年以降とまだ余裕があります。 AppleはOSをほぼ年に一度ずつメジャーアップデートを行い、旧バージョンのサポートを打ち切りサポートコストを削減する形をとって5年以上経っています。 Windowsもリリーススケジュールなどがそれに近いものになっていて、このような機種の対応に一層気をくばる必要がありそうです。

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Bootcampの対応について

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Bootcampの対応について

BootcampはMacをWindowsとMac OSのどちらかで起動できるようにするAppleが正式に提供する仕組みです。 Appleが最新のMacBookシリーズでWindows8より前のバージョンはBootcampに対応しないと公表しました。 https://support.apple.com/ja-jp/HT204048 上記リンクにMacの機種ととWindowsの対応表が掲載されています。 その一世代前でもWindows7 64bit以降しか対応していないなど、古いWindowsはBootcamp対応できない機種が増えています。 BootcampはWindowsを起動させ、Windows用の領域を内蔵ドライブに作成する仕組みと、Macの内蔵機器のデバイスドライバのセットです。 Windowsは古ければ20年前の機器のドライバが今でも取得できますが、Appleはデバイスドライバをほとんど作成したがりません。 Appleはシステム一式の機器構成をコントロールする方針でパソコンを作成していますので、様々なメーカーのパソコンや機器に対応させるWindowsとは方向性が違います。 デバイスドライバも一度作成すれば良いというものではなく、OSのアップデートのたびに互換性を検証しなければいけないので対応機器が多ければそれだけ人員やコストも必要になります。 安価すぎる周辺機器などでは、コストが見合わずOSのアップデートにメーカー側で対応できないまま、ということも度々あります。 Macは機器の世代交代が行われると、インストールされているよりも古いバージョンのOSがインストールできないなど、機器とデバイスドライバーの組み合わせについてコントロールする方針を持っています。 Bootcampもこの仕組みに則っており、また当然ながらBootcamp上で動作するWindowsはあくまでサードパーティー製のOSという扱いです。 サードパーティーの資産を強みと考えるか、重荷と考えるかがMicrosoftとAppleの大きな差ではないかと思います。 MacでWindows7をずっと使い続けたいなら、現行の機種をずっと保持し続けなければならなく、故障や買い替えの時にどうするかは大きな悩みになります。 Bootcampは仮想マシンでない形で利用するWindowsなのでMacの性能を最大限活用できます。 ただここまで書いたような制約があるので、利用方法によってはVMWare FusionやParallesのような仮想マシンの方が適している場合もあります。 Bootcampを使わないとできないことを、今のうちに切り分けておくべきかもしれません。 Appleが今後もずっとBootcampを提供し続けるとは限らない、と考えておくのはAppleという企業との付き合い方の一つです。  

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iMacにBootCamp5でWindows8をインストールしてみたメモ

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iMacにBootCamp5でWindows8をインストールしてみたメモ

Mac OS X 10.8.3でBootCampもWindows8に正式対応しましたので、これを使ってみました。 BootCamp5 Boot Campアシスタンスのバージョンも5になり、このバージョン5がWindows8正式対応版です。 大まかにいうと、2011年移行に発売されたMacはこのBootcamp5に対応しています。 Macも発売年毎に、内部の機器構成をこまめに見直していますので対応するドライバの差ということになりそうです。 詳しくはこちらのサイトからご確認ください。 http://support.apple.com/kb/HT5634?viewlocale=jsa_JP 用意しておくもの ・USBメモリ8GB以上、あるいはUSB接続HDD(FAT32でフォーマット) ※後述します ・USB接続のキーボードとマウス ※後述しますが、Windows8だけならマウスだけで大丈夫 実際行った手順 BootCampのドライバインストール用のUSBメモリが最低8GB以上が必要ということです。フォーマットはWindowsで読み込ませるので、FAT32でフォーマットされていることが条件です。 ちょうど8GBの空きの空きUSBメモリがなかったので、このドライバは用意せず、BootCampをインストールしてみます。 BootCampアシスタンスを起動し、最新のWindowsサポートソフトウェアをAppleからダウンロード、のチェックを外します。 あらかじめのドライバダウンロードが行われずに、パーティーション分割と、Windows8インストールが始まります。 インストール後のセットアップで、BootCampドライバなくとも、ワイアレスLANにはつながりました。 Bluetoothのドライバは初期から持っていないため、ワイアレスキーボードと、マウスは接続できません。 USB接続マウスがあれば、Windows8であれば、アクティベーション時からスクリーンキーボードを利用できるため、USB接続のキーボードは必要ありませんでした。 そのためアクティベーションと、その他設定、BootCampドライバインストールまでは、そのままで行うことができました。 Bootcamp Support Software 5.0.5033(2013/4/9現在)であれば、実際のファイルサイズは553.62MB(展開して800MB程度)で、独自にダウンロード展開すれば、8GBもの容量は必要なさそうです。 USBマスストレージドライバはおそらくWindowsプリインストールのドライバが動作しますので、必要なBootCampドライバをUSBメモリなどに保存しておけば、インストールは無事に実行できそうです。 Bluetoothキーボードとマウスはドライバなしでは使えないでしょうから、USB接続のマウスとキーボードは、BootCamp導入時用意しておくほうがよさそうです。 ドライバのインストールが終わり、再起動すると、iMacのすべての機能が使用可能になります。 タッチパネルはありませんが、WindowsPCとしても十分な性能を持っていますので、3Dグラフィックなども存分に楽しむことができます。

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Boot Camp領域の移行、Windows移行ツールの補足

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Boot Camp領域の移行、Windows移行ツールの補足

Boot CampからWindowsへの移行について、補足の説明になります。 以前の記事、 Boot Campの最適な移行方法 https://www.sys-cube.co.jp/blog/2515.html での、Windows移行ツールによる方法で、一点気を付けておくべき点を記述します。 HFS+領域を移行しない HFS+はOS Xによるフォーマット形式で、Boot Campの一般的な設定であれば、エクスプローラーに D: Macintosh HD などという形で見えている領域です。 Boot Campドライバが正常にインストールされていれば、この領域を読みだすことができますが、Windows環境の移行において不要な部分です。 これがWindowsの移行ツールでは、共通のデータとして、移行するセットに設定されています。 このDドライブの各フォルダのチェックを外し、Dドライブ自体をコピーしないようにします。 Dドライブ以外にもMacの管理領域があれば、これを移行しないようにチェックを外します。

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Boot Campの最適な移行方法

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Boot Campの最適な移行方法

MacのBoot Campから他のMacやPCへデータなどを移行する方法について、何パターンかをまとめてみたいと思います。 Boot CampはIntel Mac上でWindowsを実行するためのユーティリティです。 Macのパーティーションを分けることになるので、使っているうちに容量が不足となったり、あたらしいMacにそのまま移行したい、というケースは多くなってきていると思います。 Boot Camp領域をどうやって他のMacやPCに移行するのかという点は、簡単なようでいて、意外と難しいです。 MacOSの管理する領域はTimeMachineバックアップでバックアップし、新しいMacへ簡単に移行することができます。 その際もBoot Camp領域はバックアップに含まれませんので復元されません。 押さえておくべきポイントをまとめてみたいと思います。 Windows移行ツールを利用する Windows転送ツールを使ってみました この記事でも書きましたが、一番手堅い方法です。 手順としては、以下の通りになるはずです。 1.移行元Boot CampでWindows転送ツールを起動し、USBハードドライブに移行データを保存します。 2.移行先環境を整えます。OSをセットアップし、必要なアプリケーションをインストールします。 これはBoot Campでもいいですし、Windowsパソコンでも構いません。 3.移行先環境で、Windows転送ツールを起動し、USBハードドライブからデータを転送します。 以上の操作を行い、必要なアプリケーションの動作や、ファイルの転送漏れがないかを確認します。 (3/11追加) Boot Camp領域の移行、Windows移行ツールの補足 Windows移行ツールがうまくいかない場合は、上記の記事を参考にしてみてください。 VMWareによる仮想化を行う Bootcamp領域をVMwareで仮想化する こちらの記事に、詳しい手順を書いています。 仮想化のメリットは、Boot Campのように再起動する必要がないことで、シームレスにWindowsとMacの環境を行き来できることでしょう。 仮想化ソフトウェアのための費用が掛かることと、Windowsの仮想化に関するライセンスについては確認する必要があります。 ゲーム等ハードウェア性能に依存するものには仮想化は向いていません。互換性の問題は一番注意すべきポイントです。 移行前の環境をアプリごと移行できるので、作業量としては最も少なくすることができる方法です。 WinCloneを用いる 筆者は実際に試していないのですが、Boot Camp領域からBoot Camp領域へ、Windowsのシステムイメージを移行するためのMacのアプリケーションです。 Boot Camp領域を拡張する際などにも用いられ、頻繁にBoot Campを利用するユーザーには必携といえるツールのようです。 実例が多くWeb上に見ることができます。 バックアップにも用いられているようですので、かなり有益なツールと言えそうです。 失敗した例 Windowsの「バックアップと復元」で取得したシステムイメージを復元するのは大変難しいです。 バックアップと復元では、システムイメージを仮想ハードディスクの形式で保存しますが、環境に依存した部分もそのままコピーしますので、まったく別の環境上で復元するのは簡単なことではありません。 Boot CampはWindowsパソコンでパーティーションを分割して、マルチブートするものとはかなり違ったものと考えておくべきです。 Boot CampからBoot Camp上のWindowsにバックアップと復元で取得したシステムイメージを復元することはできません。 Windowsのインストールディスクを入れて、確保したBoot Camp領域にシステムイメージを復元することもできませんでした。 また仮想化ソフトウェアではBoot Campの特殊なパーティーションをイメージのままで扱うことができません。 VMwareやHyper-V上で作成した仮想マシンに、バックアップと復元で取得した仮想ハードディスクを、起動ディスクとしてマウントしても、起動には至りませんでした。 Norton Ghostを利用したイメージのバックアップと復元も、Boot Camp領域ではうまくいきませんでした。 仮想ハードディスクとして、既存のPCあるいは仮想マシンにアタッチする方法ではデータの取り出しはできるかもしれませんが、それではイメージ化する意味は、あまりありません。 バックアップと復元で取得できるデータファイルのバックアップは、ユーザーデータのバックアップのために定期的に取得しておくことは有益でしょう。 まとめ もっとも手堅い方法で、Windows移行ツールを利用するのが、ベストと考えます。 費用も別途かかるものではありませんし、インストールするアプリケーションの整理も同時にできるのだと考えれば、環境構築に少しの時間を割くのも、無駄ではありません。 仮想マシン化は、メモリが多めに搭載されているコンピュータであれば、十分実用に耐えます。 注意が必要なのは使用しているアプリケーションの互換性です。 WinCloneは体験版があればぜひ試してみたいとは思います。 その他、失敗例として挙げた方法でも、移行する手立てはあるように思いますが、複雑な手順となりそうですので、深く追求しませんでした。 このような例が、今後Boot Campを使っていくうえで、なにかの助けとなればうれしいです。

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Bootcamp領域をVMwareで仮想化する

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Bootcamp領域をVMwareで仮想化する

この記事ではMacBookAirの記憶容量を、Boot Campから解放してみます。 2010年に発売されたモデルのMacBook Airはかなりのヒット商品となりました。 11インチのモデルなどは持ち運びのコンパクトさなどから、モバイルに最適なノートパソコンとして多くの方が選ばれ、今のMacBook Airの普及の基礎となっています。 この持ち運びの良さから、Macのみならず、利用シーンに合わせてWindowsをBoot Campをつかってインストールする方も、多くいらっしゃったと思います。 Boot CampはMacの内蔵ハードドライブやフラッシュドライブの領域を分割し、Mac OSとWindows、二つのOSが選択式で起動できる仕組みです。 当時のMacBook Airはメモリ搭載量が2GB~4GBと仮想マシンを実行するには少なく、ストレージも64GBか128GBで、Boot Campでパーティション分割するとしても、Mac側の空き容量も、Windows側の空き容量も、すぐに少なくなってしまいます。 いろいろとインストールしたWindows領域を再構築することなく使い続けたい場合、新しいMacのBoot Camp領域に移す、あるいは仮想化して利用するなど、いろいろと方法はあります。 新しいBoot Camp領域に移動させるにはWinCloneを利用した方法がWebで多く見られます。 このBoot Camp上のWindows環境を他のMacやPCで仮想化することを試みてみました。 無事仮想化できれば、Boot CampアシスタントからWindows領域を削除し、OS Xのためにすべての領域を利用することができます。 利用するWindowsは仮想環境などでの利用をライセンスで認められていることを、記事では前提にして進めていきます。 Macでのインポート Boot Camp領域のWindows環境を、WindowsPCの仮想マシンに移行する場合、必要な容量のUSBハードドライブなどをexFATでフォーマットしておきます。 これはMacのディスクユーティリティーで行うことができます。exFATであれば、大きいファイルをWindowsでもMacでも利用できるので、双方で読み書きするのに便利です。 Boot Camp領域のあるMacに、VMwareFusionをインストールします。 http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/fusion/overview.html VMwareFusionの30日試用版でもこれからの作業は行えますが、MacでVMwareを利用し続けるのであれば、製品版を購入することをお勧めします。 実際に移行できるかを試用版で試してみるとよいでしょう。 ファイルメニューからインポートを選択し、Boot Camp領域を選んで、「Boot Campのボリュームの内容をインポートし、それをVMware仮想マシンで使用します。」を選択します。 これはBoot Camp領域を仮想マシンとしてそのまま利用するのではなく、Boot Camp領域のWindowsを別の領域に、仮想マシン形式で保存しなおします。 Boot Campからのイメージの移行のためにこれを利用します。 この仮想マシンにわかりやすい名前を付け、外付けのHDDを保存先に選び、インポートを行います。 インポートにはBoot Camp領域のサイズによって、時間がかかります。数十ギガバイトでしたら、USB経由ですので、それなりに時間がかかるので、気長に待ちます。 インポートが終われば、仮想マシン名.vmwarevmというファイルが作られています。 Macでの仮想マシンの実行 あたらしいMacでは、まずVMwareFusionをインストールします。http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/fusion/overview.html インストールすると、仮想マシンフォルダが書類の中にできるので、この仮想マシンファイルを仮想マシンフォルダにコピーします。 USBハードドライブからも実行できますが、毎回時間が余計にかかりますので、ローカルに保存しておくことをお勧めします。 この仮想マシンファイルをダブルクリックし、VMwareFusionを起動します。 仮想マシンが無事起動すれば、見慣れたWindwosの起動画面が表示されるはずです。 この仮想マシンにVMware Toolsを忘れずインストールすると、ネットワークやサウンドなどのドライバが導入され、この仮想マシンを滞りなく 利用することができます。 無事、必要なアプリケーションの動作を確認したら、Windowsを再アクティベートすることを忘れずに行いましょう。 仮想マシンファイルは、かなり大きく、TimeMachineバックアップ領域を大量に使ってしまいますので、過去記事 MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ もご参考にしていただけるかもしれません。 Windowsでの仮想マシンの実行 非商用であれば、VMwarePlayerを利用することができます。これは無料で利用できる仮想マシン実行環境です。 VMwarePlayerは簡易版で、起動中の仮想マシンのスナップショットをとって、復元するなどの機能が省略されています。 http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/player/overview.html 商用であれば、VMWareWorkstationを購入して利用してください。 http://www.vmware.com/jp/products/desktop_virtualization/workstation/overview.html VMwareのインストーラーの指示に従って、インストールを進めていきます。 インストールが終わると、Macでは一つのファイルに見えていた、仮想マシンファイルがフォルダとして見えます。 この場合も、USBドライブからローカルのHDDドライブにフォルダごとコピーしておくことをお勧めします。 VMWareプレイヤーから仮想マシンをこのように開くと、 画面のようにライブラリの中にセットされます。ここから仮想マシンの再生をクリックします。 見慣れたWindowsのスタートアップが起動すれば、あとはVMwareToolsをインストールするだけです。 必要なアプリケーションの動作を確認したら、Windowsを再アクティベートします。