Oculus GoとPCとの連携
Oculus GoとPCとの連携
スタンドアロン型のVRゴーグルOculus Goは母機となるPCを必要とせず利用できるものですが、そのぶんPCとの連携は最初から考えられていません。 PCに接続する形のVRゴーグルであればPCのディスプレイとして扱えるために、例えば目の前に100インチ以上のディスプレイや、複数ディスプレイという環境をVRで再現する使い方ができます。 ただOculus GoでもPCの画面をミラーリングするBigscreenというアプリがあり、これをインストールして試してみました。 Bigscreenはネットワーク越しにPC画面をVRゴーグル内に様々な方法で映し出すことができます。PCでビデオを再生するのであれば映画館のような大きなスクリーンで臨場感で再生することができたり、スモールシアター、ミーティングルーム、テレビがあるリビングでなど様々なシチュエーションを作り出すことができます。 PC側にBigscreenのアプリケーションをインストールし、Bigscreen Streamingを選択すると部屋番号が発行されます。この部屋番号をOculus Go側のBigscreenアプリに入力するとPCの画面をOculus Go内に表示できます。この部屋番号を入力するためにゴーグルをつけ外ししないといけないのは少し面倒なところです。 遅延はほとどなく、ゲームの利用も可能です。実際マウス操作やキーボードでの文字入力するとしっかりと追従してくれるのでPCの前に座ればゴーグルをつけたままPCを利用することも可能でしょう。VRゴーグルをつけているわけですからキーボードは見えないのでブラインドタッチは必要になります。 また同じ部屋番号を入力すれば遠隔地のユーザーも同じ画面を共有することができます。 画面を共有している側からストリーミング元のPCを遠隔操作する機能は今の所ないようです。ただ同じ部屋に参加しているユーザー同士は音声などを利用したコミュニケーションができるようになっています。 VRゴーグル自体の解像度によるところもあり、精細さについては現状VRゴーグルのほとんどが抱えている課題だと感じますが、将来的にこれらは解決されていくことですからVRとPCを活用したオンラインミーティングやセミナーのようなものは現実的になっていると言えるでしょう。