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Amazon Lambdaが対応言語を拡張

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Amazon Lambdaが対応言語を拡張

2018年11月29日に行われたAmazonのイベントre:Invent 2018でAmazon Lambdaが対応するプログラミング言語が拡張される旨が発表されました。 Amazon LambdaはAmazonの提供するサーバーレスのクラウドアプリケーション実行プラットフォームです。 コードを書けばサーバーレスでそれを実行することができ、アプリケーション作成者は実行環境を整える必要がないというものです。 ストレージサービスAmazon S3にファイルが追加されることや、NoSQLデータベースエンジンAmazon DynamoDB上のデータに変更が加えられた時など複数のトリガーでアプリケーションが実行されます。 開発者としてはサーバー環境を整えなくても良いというのは効率よく開発を始めることができ、Amazon Lambdaの仕様さえ分かっていれば書いたコードをアップロードすれば良いだけということになります。 現状ではNode.js、Java、Go、C#、Pythonを利用でき、今後これにC++、Rust、Elixir、Erlang、PHP、COBOLが新たに加えられることになります。 これにより既存のコードや、これらを利用できる開発者がLambdaのサービスを受けることができるようになり、Amazonのクラウドはより広い範囲のアプリケーションをサポートすることになります。 Amazonクラウドがカバーする範囲がどんどん拡大され、オンプレミスからクラウドへの移行もさらに進んでいくことになりそうです。

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AWS勉強会

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AWS勉強会

今週に社内で小さなAWS勉強会を行いました。 勉強会の内容としてEC2インスタンスをひとつ作り、WEBサーバーをインストールするという内容でした。 EC2という名前は知っていても実際に使ったことがない、というハードルは簡単に乗り越えることができますよ、というのが開催の主旨です。 AWSのコンソールからほんの数回クリックするだけでAmazon Linuxサーバーのインスタンスが作成され、SSHログインするための用意がほぼ自動的に終わってしまうので本当にそこまでであれば20分も必要でないくらいでした。 そこからSSHログインのためのRSA暗号鍵についての説明や、WindowsのSSHクライアントPuttyでのインストールにはゆっくりと時間をかけて説明できたかなと思います。 RSA暗号鍵について、仕組みさえ分かってしまえば現在最も安全な認証方式と納得してもらるはずなので、その辺りについてはできるだけ話をしておきたいという気持ちはありました。 安全性よりも手軽さを優先させてパスワード、パスフレーズでのログインへは逆行したくないと、今後のサーバ管理を行うメンバーの間では徹底できたら良いなと思っています。 残りの時間はyumによるパッケージのインストールと、その手軽さについて理解してもらうために時間を使いました。 Linuxソフトウエアの導入についてはWindows利用者にしてみると、どのような手続きなのかわからない、あるいはややこしそうという印象を持たれているかもしれないので、全くそのようなことがないというのを理解してもらえていたら嬉しいところです。 基本的にyumコマンドでパッケージを検索したり、依存関係などを解決しながらインストールできることを体験してもらいました。 その他にもAWSのクラウドがどのような機能を備えているか、どのような拡張性があるかを大まかにお話をして、実際に事例などを学んで自分のものとして獲得していってもらえればと思っています。

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AmazonのVPSサービスLightsailが値下げ

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AmazonのVPSサービスLightsailが値下げ

Amazonが展開するクラウドサービスAWS(Amazon Web Service)のVPSサービスであるLightsailが値下げを行いました。 VPSサービスはクラウド上に構築され提供される仮想サーバーで、契約者が管理権限を持ち専用で利用できるものです。 それぞれが独自のIPアドレスを割り振られ、メールサーバーやWEBサーバーなどを公開することが簡単にできます。 LightsailはAWSが提供するVPSで、主力のEC2が従量課金なのに対し、Lightsailは月額固定であることが差になります。 Lightsailはサーバースペックがあらかじめ決められており、用途に応じて月額費用を決めて利用する形になります。 価格としてはメモリ512MBのインスタンスが月額$3.5、1GBで5$とスモールスタートあるいはテスト環境などを構築するのに大変使いやすい価格となっています。 ストレージやCPUスペックはそれぞれ金額プランに応じて設定されています。 512MBのプランでも簡単なWEBサイト、サービスなどの開発などには十分な内容であるため、手軽に試すことができ、たくさんあるVPSサービスの中でも十分な魅力を持っています。

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Amazon EchoでKindle読み上げ

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Amazon EchoでKindle読み上げ

Amazonの音声アシスタント付きスピーカーAmazon EchoにKindle本の読み上げが追加されました。 Kindleストアで購入した本を音声読み上げさせることができます。 国外ではすでに導入済みのサービスでしたが、国内でもサービスが開始され、早速これを試してみました。 操作方法としてはスマートフォンのAlexaアプリから「ミュージック&本」でKindleを選択し読み上げたいKindle本を選択することで読み上げがスタートします。 前回読み上げを終えた場所、あるいはKindleで読んだ場所からの読み上げスタートになります。早送りや逆戻しはアプリからも可能です。 音声での本の読み上げはかなりスムーズです。漢字の誤読なども気になる程多くはなく、スムーズに聞き取ることができます。 小説などで台詞入りのものは区切りを入れず連続して読み上げるためテンポが少し狂うので、そうではない実用書などの書籍のほうが実用的なように感じます 一定分量を読み上げると少しストップし、次の読み上げ分を読み込んでから再開ということが文章の末であるかどうかに関わらずに行われます。 ただそれらは使い始めたばかりでの感想で、慣れてしまえば気になることもなくなっていくのかもしれません。 目を疲れさせない、あるいは目を閉じながらでも本を読める、情報収集できるというのはメリットになると感じることができるなら、これらのデメリットの部分は気にならなくなりそうです。 紙の本から電子書籍、さらに読み上げと本のあり方も大きな変化があります。 それら自分に合うと思う方法で本と付き合うことができるのはとても良い時代になったなと思うところです。

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Google HomeとAmazon Echo比較

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Google HomeとAmazon Echo比較

Google HomeとAmazon Echoについて両方ともセットアップする機会があり、試してみた感触などを書いてみたいと思います。 Google Homeのほうが圧倒的に導入までの時間が短いです。 双方ともスマートフォンアプリからの設定になるのですが、Google HomeアプリがGoogel Homeを見つけるまでほとんどアプリ内だけで解決してしまいます。 Amazon Echoはアプリから抜けてEchoのWi-Fiに接続する必要があるなどわずかながらもハードルが高いように感じました。 Google Homeの場合はGoogleアカウントに、Amazon Echoに関してはAmazonアカウントに接続されるのですが、カレンダーなどを管理しているGoogleアカウントにすぐに接続できるのは利点です。Echoの場合は別途他のカレンダーサービスに接続する必要があります。 Amazon Echoについてはそれ以外にも海外ではすでに利用できる連携サービスなどが国内で始まっていないなど、まだまだ発展途上の状態です。 Google Homeの方が日本で使う以上は完成されている製品だと思うところです。 ただ機能についてはサービスですのでこれから良くなって行くものだと感じています。現状でどちらかを選べということであればGoogle Homeの方が良いと個人的には思います。

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Amazon Polly

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Amazon Polly

Amazon PollyはAWS(Amazon Web Services)のサービスの一つで、ディープラーニングによる音声読み上げを行うものです。 文章読み上げは様々なサービスやアプリケーションがありますが、PollyはAmazonの保有するクラウドを利用しています。 利用するためにはAWSアカウントが必要になります。AWSアカウントがあればすぐに使用を開始できます。 https://aws.amazon.com/jp/polly/ AWSアカウントの作成には費用が発生しないので登録さえすればすぐにも利用可能です。 日本語、英語をはじめとした24の言語に対応しています。日本語では女性の声一種類しか選べませんが、他の言語では複数の音声を選ぶこともできるようです。 ログインするとWEBフォームに貼り付けた言葉を読み上げるWEBコンソールがすぐに利用でき試すことができます。 非常に聞き取りやすく滑らかな読み上げです。漢字や文節などの読み間違いなどもすくなく、合成音声であることはわかりますが違和感を感じません。 AWSの一環ということで他のWEBサービスなどと連携するためのAPIなども用意されています。 これらを利用して様々な文字媒体の読み上げや音声ファイル作成の自動化などの可能性が広がります。 また読み上げは従量制ですが、最初の一年については無料枠が設けられており1ヶ月あたり500万文字が無料で利用できます。 それ以降は100万文字あたりが4米国ドルとなっています。 安価にサービスが提供されていることもあり、また国際的なサービスであるため今後テキスト読み上げなど様々なソフトウェアや機器で利用されるものと思われます。

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Amazon Athena

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Amazon Athena

Amazonが12月1日の新サービス発表イベントの一つにAmazon Athenaを発表しました。 Amazon AthenaはAmazon独自のデータベースサービスです。クラウドストレージS3上にあるテキストで構成されたデータに、直接クエリを発行し結果を得られます。 CSVやjson形式など一般に用いられるプレーンなテキストファイルをデータとして読み込み、標準的なSQLを発行することによって結果を得ることができます。 S3をデータ保管場所とし、AmazonのクラウドをRDBとしてそのデータセンターのもつ処理速度や安価なストレージを活用できるものです。 利用料としてはデータの処理量となっています。公式では1TBのスキャンにつき5ドルということです。結果が1TBではなくクエリによる1TBのテーブル走査あたりでということのようです。 規模の大きいテーブル同士を結合した場合など、スキャンの単位が大きくなります。扱うデータ量と回数によってはそれなりの金額になることが予想されます。 このサービス内容で大量のテキストデータをS3に移行すれば、別途データベースエンジンを用いず、すぐにデータの解析などが可能になります。 もちろんJDBCなどを介しアプリケーションや他のRDBとの連携も可能です。 テキストデータからすぐにデータベースの取り扱いができると、サーバログやその他ログデータなどから素早くデータを取り出すことができます。 ギガバイト以上規模を持つデータの解析などでも、オンプレミスに高度な設備を持つことなくクラウドでの処理が可能になり、設備などのコストを削減することもできるかもしれません。 同様のサービスとして先発のGoogle BigQueryなどがあります。クラウドコンピューティングの大容量、高速処理などを様々な形で提供するサービスが競争と共に生まれていきます。

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仮想デスクトップとビジネス

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仮想デスクトップとビジネス

Amazonが自社で提供する仮想Windowsデスクトップサービス、Amazon WorkspacesがWEBブラウザをクライアントとして利用することができるようになりました。 Amazon WorkspacesはAmazonの提供するクラウドで動作するWindows7+OfficeのWindows環境です。これまでは各種WindowsやMac、Linuxのクライアントやタブレットなどのモバイル用のクライアントが必要でした。 ブラウザでの利用が可能となることで、標準的なWEBブラウザを搭載したあらゆる機器で利用することができるようになります。これは専用の端末を持っていなくともできるということでもあります。 もちろんローカルで動作するWindows機に比較すると、間にインターネット通信があって画像やキー入力などのやり取りになりますので、それぞれの遅延は避けられないところです。 費用的にはずっと電源オンの状態である月額課金制と、ログインしている間だけの課金である時間課金制の二つの方法があります。 これを安価でユーザーが使いやすいものとして期待すれば、その期待とはマッチするものではなさそうです。月額で考えるとOffice込みで50ドルぐらいからが相場となりそうで、低パフォーマンスのものはもっと安くなりますが、実用性などに影響を与えてしまうかもしれません。 Amazon Workspacesは社内にシンクライアント環境を揃えている企業にアピールするものです。あるいはシンクライアント環境を導入したいが、技術的や費用的な問題で導入できていない企業にも魅力があるサービスです。 シンクライアントというと、目の前のパソコンは単に端末に過ぎなく、システムやデータをそれぞれのハードディスクに持たずに、ネットワーク越しのリモートデスクトップを操作するものです。 シンクライアントのメリットは全てがサーバーで集中的に管理できることと、クライアント数が増減しても機材費が少ないということです。端末が故障しても端末側にはデータがないので、データや作業などを失う可能性はありません。 サーバー側でユーザー名とパスワードを発行すればすぐにどの端末からログインでき、すぐに作業にあたることができます。 またデータを個別に保持しないので、漏えいや改ざんなどのリスクを大きく低下させます。ウィルスなどのセキュリティについてもサーバー側で一括管理できます。 従業員が増えた場合、パソコンを購入し、初期セットアップをし、パスワードを発行してActive Directoryなど認証サーバーに接続する、それらの手間と費用がほとんど省けます。Officeをはじめとしたライセンス管理なども不要になります。 仮想デスクトップ環境に移行することで管理負担の低減が大きな節約になる時、クラウド上にリモートデスクトップを持つことも大きなメリットになります。 今後普及するにつれ費用は低下するという見込みや、LANを超えて使うためにさらなる費用が不要になるということで、まずはIT資産管理コストの大きい企業では重要になりそうです。その後中小規模の企業でも導入が進んでいくのではないかと考えています。  

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Evernote個人プランの値上げと個人向けクラウド

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Evernote個人プランの値上げと個人向けクラウド

Evernoteが先日、現在無料利用しているユーザーには2台の端末制限を設け、個人向け有料プランを値上げする旨を発表しました。 利用率の高いユーザーほど有料プランに移行せざるをえない状況となりました。 個人向けクラウドサービスは、AmazonやGoogleなど、クラウド最大手が格安でサービスを提供し始めると、苦戦を強いられることは想像できていました。 MicrosoftのOneDriveとOneNoteを合わせれば完全に同等とはいかないまでも、利用に不便なく移行でき、Microsoftが純正のEvernoteからOneNoteへの移行が行えます。 Evernote独自の機能であった画像ファイルのOCRやWEBクリップなどの強みも競合サービスによって同等の機能が利用できるようになっています。 Dropboxと並んで、個人向けクラウドサービスのお手本のような存在であったEvernoteも、今後は企業ユーザーに選ばれることを目的としているように感じます。 Evernote Bussinesという企業向けに提供されるプランが設定されています。 企業向けサービスはグループワークの効率化に使われ、素早い意思伝達やドキュメントの共有など、個人向けとはまた違った価値をもたらします。 サービス提供者としても大口で導入もあり、年間で更新をしてくれる企業ユーザーを優遇したいという気持ちは大きいはずです。 Dropboxも個人向けに提供されていた写真アプリCarouselやメールクライアントMailboxを終了し、Google PhotosやAmazon Cloud Driveに道を譲ったかのような形になりました。 BOXなど当初から企業ユーザー向けのサービスとして開始し、他の企業向けクラウドとの連携を押し出したものもあります。 WEBアプリとしての完成度や、モバイル対応などではまだまだサービス独自の個性を販売することはできますが、容量や転送速度の部分ではGoogleやAmazonにアドバンテージを持つことは難しいです。 Evernoteと様々なツールの組み合わせは未だ有益なもので、他社の追従を許さない部分ですが、利用中の個人ユーザーが有償プランで利用を続けるか、他のクラウドサービスに移行するかなど、選択をしなければならなくなりました。

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Amazonが大切にしていること

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Amazonが大切にしていること

小売業としては時価総額世界一となったAmazonですが、書籍の販売を中心にしていた頃から最も重要視してきたことがあります。 それは顧客が購入を決定するまでの時間をどれだけ短くするのか、という部分です。 物を売る一番の方法は買わない理由をなくし、迷わなくすることです。 その時必要と感じたものを購入するのを迷う必要がない場合、購入に至ります。 WEB技術的な面で言えば、欲しいものを検索して結果が表示されるまでの時間をミリ秒単位で小さくしようとしています。 WEBサーバーの性能だけでなく、データベースへの問い合わせについても短時間で行われるようにチューニングされ、画面が表示されるのが遅くて離脱する可能性を減らしています。 無数にあるECサイトの中の一つとして、選択される理由を作るための施策でもあります。 送料についても、現在は全ての商品がそうではありませんが、一時期全品無料となっていたのは、送料のことを調べるために意思決定が遅れて揺らぐためです。 返品についてもごく簡単な仕組みを作りました。必要事項をフォームに書いて返送用ラベルを貼り付け、返送フォームから集荷日を選ぶこともできます。 これも商品を購入する際に返品などで厄介な問題が起こるかもしれない、電話口で問い合わせなければならないという心理的な抵抗を省くのには十分なことです。 Amazon物流倉庫から距離が短ければ、最短でその日のうちに到着するということも、購入に至るまでの意思決定を早めています。 一度店舗にまで見に行ってなければ購入しよう、という選択肢を取るより、Amazonで当日配達の方を選ぶ人の割合は増えます。 パソコンならワンクリックでカートに入れ、その後2クリックで注文確定、スマートフォン版であれば指紋認証などで即決購入できます。 迷う時間を無くすという手法は合理的ですが、いかにもアメリカ的なビジネスの発想でもあります。 様々なAmazonの生み出す技術の大きな目的はそこに集中していると感じます。

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