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AdobeがFlashを2020年に提供終了

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AdobeがFlashを2020年に提供終了

ごく初期からWEBサイトなどで利用されてきたAdobe Flashが2020年に提供を終了し廃止するとAdobe社が発表しました。 Flashはプラグインだけで動的なコンテンツを提供できる仕組みとして最も普及したものです。 競合としてActive XプラグインやSilverlightなどがありましたが、どちらもWEBサイトでの動的コンテンツの提供でシェアをFlashから奪うことができませんでした。 Flashは動的コンテンツとしてアニメーションや動画や通信などスクリプト言語によりかなり広い範囲での機能を提供できていました。 それとともにHTMLをバージョンアップしてFlash相当のことができる標準規格HTML5が策定され、FlashとHTML5がシェアを争うことになります。 Flashが劣勢に立ったのはスマートフォンが軒並みFlashに未対応となったことです。 ブラウザがHTML5を仕様通りに実装すれば、動的コンテンツはモダンなブラウザでプラグインなしで動作させることができ、スマートフォン、タブレット、パソコンあらゆる機器で表示できます。 Flash自体はWindowsでもMacでもLinuxでもプラグイン対応のブラウザがあれば動作するマルチプラットフォームを提供するものでした。 HTML5がFlashのカバー範囲を超え、またスマートフォンでのサイト閲覧数が今後も増えるとなるとFlashの立ち位置は厳しくなります。 FlashのスクリプトからHTML5に変換するアプリケーションをAdobeが提供していたこともあり、Flashは今後縮小されると見通しがついていましたが、廃止される日時が設定されることになります。 今後FlashコンテンツをHTML5の動的コンテンツに取り換えるなどの作業が急がれます。  

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Adobe Dreamweaver2017の新機能とは?

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Adobe Dreamweaver2017の新機能とは?

こんにちは!ぬまです。 すっかり寒くなり、冬真っ只中であります。 私の中での冬の定番ソングといえばマライヤ・キャリーの【All I want for Christmas is you】、アイドン ウォーオ ラッチャッチャッチャー~(←だいぶ後半適当ですが。)とよく口ずさむ今日この頃。 冬と言えば○○、○○といえば○○というように世の中に浸透している事柄を作り上げることって偉大ですよね。 せめて世の中ではなくとも自分の周りや、住んでいる地域での浸透ネタに携わることが密かな野望のぬまなのであります。 さて本題に入りまして、Adobe Dreamweaver2017シリーズが解禁となりました! 作業する上で密接な関係のAdobeソフト。 どんどん新しい機能が出てくるわけですが、追い付いていますか!? 今回の新機能の目玉は何か、簡単にご紹介致します。 -コードヒント- コードヒント機能が強化されて、選択したコードに関するサポートがかなり手厚くなりました。 もはやソフトに調教されているような感覚です。 -コード表示- 記述の際、自動インデントが実行され読みやすさが向上しました。 -ブラウザでのリアルタイムプレビュー- 今まで手動で更新していたのが、リロードせずともリアルタイムでブラウザに表示されます。 -コードの複数記述機能- Altを押しながら複数記述したい分垂直にドラッグをしてから記述すると同じものをドラッグ分記述できます。 コピペ等で何度も同じコードを配置する必要がなくなりました。 -クラッシュ時の復元- 急にシャットダウンの際に編集中のファイルを復元できるようになりました。 約5秒ごとに自動保存が行われるそうです。 ・・・なんだかなんでもやってくれるようになってきましたね! 他にもPs、Ai等の新機能についてもまたお伝えできればと思います。 他にもぬまブログでは、携わったHP制作のアウトプットもしていこうと思っています。 お楽しみに!

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Adobe Creative Cloudの展開

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Adobe Creative Cloudの展開

Adobeが自社製品Creative Suiteをクラウド型購読制のCreative Cloudに完全に移行し3年が経過しました。 Adobeの通年決算の発表があり、Creative Cloudの会員数の純増が83,300件に上り、26億ドルの経常収益となったということです。 Creative SuiteからCreative Cloudへの移行は順調と言えるものでしょう。 それまでソフトウェアパッケージとして販売されていたPhotoshopやIllustratorなどの販売をやめ、Creative Suiteという月額での契約制一本に絞りました。 契約を結んでいる期間中はWindowsあるいはMac2台までのパソコンにインストールでき、アカウント情報でログインすればダウンロードして利用を開始できます。 アカウントの契約を終了すると非アクティブ化されインストールされた状態でも利用できなくなります。 Adobe Creative Cloudの全製品が月額4,980円で利用できます(個人プラン)。 こういったパッケージ式でないアプリケーション提供は、配布やライセンス管理についてメーカーや代理店は非常に扱いやすくなります。 流通のコストを無くし、不正コピーなども不可能です。 購入するとサポートされる限り使い続けることができる従来のものよりも割高と考えるユーザーもいますが、普及速度から見て販売形式の移行はほぼ抵抗なくできたのだろうと想像できます。 プロ用にも使われるソフトウェアですので、人員の配置などが流動的な法人でも取り扱いが簡単になり、また導入状況やライセンス管理のためのコストも削減されます。 ソフトウェアのライセンスキー管理は数が増えてくると、ライセンス認証などとても煩雑になりますので、管理部門としても購読制の方が受け入れやすいはずです。 MicrosoftのOffice365などもMicrosoft Officeを購読制にしたもので、今後業界標準と呼べるソフト販売のあり方が購読制に切り替わることは予想できることです。

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Adobe Creative Cloudの料金プラン

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Adobe Creative Cloudの料金プラン

AdobeがCreative Cloud(CC)を開始してから、全製品セットと、ほぼ全ての製品の単体購読プランを販売しています。 購読とは月額の支払いによって、契約中はソフトウェアを自由にダウンロードして使えるものです。2台までにインストール可能です(同時利用不可) Photoshop、Illustrator、InDesignなどプロ用のアプリケーションを単体で2,180円/月で利用することができます。 フルパッケージであれば4,980円/月必要ですので、使用するアプリケーションが二つまでの場合は二つを契約する方が安価になるようです。 Photoshopのみであれば、フォトグラフィプランというものが個人向けに用意されていますので、PhotoshopとLightroomを合わせて980円/月で利用することができます。 WEBの媒体であれば版組ソフトのInDesignや動画編集のPremiere、After Effectsなどは不要でしょうし、紙であればDreamweaverなども使わないなど全て使っているという方も多くはないと思われます。 現在CCバージョンが開発されていないFireworksは単体購読性の中には含まれていませんのでフルパッケージを購読する必要が有ります。 FireworksのCC版の開発は伝えられていませんが、フルパッケージでの提供がされている間は最新のOS対応とセキュリティーアップデートは行われますので、安心して使い続けることができそうです。 購読制は常に最新のバージョンを初期投資なく使い始めることができることが利用者のメリットです。 Adobeのような業界内でデファクトスタンダード化されているアプリケーションがこの制度を利用すると、業界内でのシェアを維持しつつリーチできていなかった層にも販売することができます。またAdobeがこの方式をとったことで、ますます競合としては展開が難しくなったのでは思います。 すでに買い切りのライセンス版の販売をやめてしまっているため、買い切り版とのCC版の費用対効果の比較というお話も過去のものとなっています。 どうしてもAdobe製品は過去のバージョンで作成したファイルとの互換性などの話が付きまとうイメージがありますが、CSがリリースされたのがもう12年前です。旧ファイルの使い回しよりも、サポートされている製品を使い続けることが、業務継続の安定を考えれば大事なことだと考えます。

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ソフトウェアは購読制へ

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ソフトウェアは購読制へ

購読制とはなにか    購読制(サブスクリプション)のソフトウェア販売が広がっています。 購読というのは、新聞などから由来の言葉で、月額など一定の期間分の料金を支払う事によって、ソフトウェアの利用権を購入する方法です。 パッケージ製品はこれまで一括で購入し、ライセンスと記録メディアが箱に入っている、という形がほとんどでした。 購読制ではまずユーザー登録をし、クレジットカード情報などを入力、ユーザー情報でログインして、利用できるようになります。 購読を取りやめれば、そのソフトは利用できなくなります。 購読制に移行したメジャーなソフトウェア Adobe Creative Cloud    Adobe Creative CloudはPhotoshopやIllustratorなど、Adobeのクリエイティブ製品をひとまとめにした製品です。かつてAdobe Creative Suite (Master Collection)として発売されていたパッケージは30万円を超える価格で発売されていました。これが現在購読制に移行し、年間契約であれば、月額5,000で利用する事ができます。Adobeアカウントを作成し、クレジットカード情報を入力する事で、Creative Cloudの全製品を即時ダウンロードする事ができるようになります。 Microsoft Office365    Microsoft Office 2013が購読制になった製品で、現在日本では企業向けの製品が提供されています。 アメリカでは先行してOffice 365 Home Premiumという個人向けのものが提供されており、年間$99.99で5台までの利用が可能となっています。(日本での提供時期は現在明らかにされていません) Microsoft Office 2013はこの購読制を視野に入れ、アプリ仮想化を取り入れ、WEBサイトからのダウンロードを行いながら実行できる仕組みを取り入れています ユーザーのメリット    ユーザーのメリットとしてあげられるのは、販売店で購入する事なく、オンラインで購入からインストールの手続きをすべて行える事です。 またシリアルナンバーの管理なども不要になりますので、購読アカウントの管理だけをきちんと行っておけば、紛失などの自体も発生しません。 価格面のメリットも大きいです。 たとえば同じソフトを5年間使い続ける、という場合であれば、累積的に高額にもなりますが、バージョンアップにも料金が必要と考えると、使い続けてもコスト的なメリットはあると考えられそうです。 提供元のメリット    提供元のメリットは、まとめてしまえばコストの削減です。 一つは違法コピー防止にコストをかけなくてすみます。 x台以上の利用は不可というのであれば、複数のパソコンからインストールを行おうとする事をさければすみます。 一つは流通コストが一切不要になります。 これはオンラインですべて行えるので、パッケージや媒体、配送などにかかる費用をすべてなくす事ができます。 そして、おそらく一番大きいのは、古いバージョンのバージョンアップを維持しなくても良いということです。 発売の終了した古いバージョンから、新たに売り上げはしませんが、サポートについては継続して人員を当てる必要があります。 購読制ソフトは、バージョンアップ費用不要で、常に最新バージョンが利用できることを売りにしており、先ほどの例の中ではAdobeはバージョン番号を廃止しました。 購読者に対し、常に最新バージョンの利用を促す事ができることが、購読制のメリットになるでしょう。 これからのソフトウェア    ソフトの種類によって、購読制がマッチする場合と、マッチしない場合の差は、大きく出てくると考えます。 ユーザー総数が多いものほど、購読制に移行するメリットは大きいのではないでしょうか。 Sales ForceやGoogle Appsなど、インストール不要のWEBアプリが豊富な機能を持つ現在、インストール型のアプリが早いサイクルの更新についていけないのでは、競争力を失うきっかけになりかねません。 AdobeもMicrosoftも、購読制サービスをきっかけとして、スマートフォンやタブレットへの対応を一気に広げています。 Windowsにだけ対応していれば良かったソフトを、スマートフォンなどに対応させるには大きな開発コストがかかります。 コスト面での弱点を削いで、市場でのシェアを獲得していくために大きな転換点が訪れているといえます。

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Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

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Adobe製品ラインをCreativeCloudに一本化へ

AdobeがCreativeSuiteの新規製品投入をやめ、CreativeCloudによるサブスクリプション(購読)形式への一本化を行うことを発表しました。 これにより、パッケージでCreativeSuiteを購入することはできなくなりますが、月額で使用料を支払えば、常に最新バージョンのPhotoshopやIllustratorを利用することができるようになります。 製品バージョンアップというモデル 商用ソフトウェアが発表されると、マイナーバージョンアップという小規模なバージョンアップや、バグの修正を行いつつ、次のメジャーバージョンに開発資源を投入していくという形がとられていました。 WindowsなどのOSをはじめ、さまざまなソフトウェアがこのモデルをとっています。 定期的なバージョンアップを行うと、すべて最新のバージョンを追いかけるユーザーと、現行十分な機能を持つ旧バージョンを保持するユーザーに分かれます。 Windows8が発売された現在も、WindowsXPを安定したバージョンとして使い続けている方が多くいらっしゃるのと同じ構図です。 ですので開発にかけた資源がすべて利益として見込めるわけではありません。その分、一つ一つのパッケージ価格に上乗せするという必要があります。 すべてのユーザーが同時期に更新するという見込みがあれば、パッケージ価格もそれなりに抑えることもできるでしょうが、とくにCreativeSuiteのような高額なパッケージの場合、買い控えを行うユーザーもかなりの割合でいました。 そういった点で購読モデルをとれば、買い控えということは発生しないのでメーカーとしても開発費用を回収する見積もりがしやすくなります。 こういった方向性への模索は、さまざまなソフトウェアメーカーで行われていますが、主力商品をすべて購読制にしたAdobeはかなり先鋭的な方針を示したといえます。 購読制にすることによるメリット アプリストア登場以来、プロダクトキーやシリアル番号によるライセンス管理という方法は時代遅れとなりつつあります。 メールやストアアカウントに紐づいたライセンス管理は普及しつつあり、Office2013でもMicrosoftアカウントのメールアドレスによるアクティベーションが可能となっています。 先日、AdobeCreativeSuite2のアクティベーションサーバーの停止に伴う、無償化というデマが流布したこともあります 過去記事:Adobe Creative Suite2について https://www.sys-cube.co.jp/blog/1719.html この一件で驚いたのは、CreativeSuite2のアクティベーションサーバーにコストを割き続けていたということです。 確かに一度作りこんでしまえば、あとは運用だけかもしれませんが、電力、機材更新、障害対応人員など、コストなしで運用できるものではありません。 このサーバーがなくなっていまうと、動作しない仕様のソフトウェアであれば、バージョンごとにサーバーを運用し続けなければならなくなり、それだけ維持コストが必要となります。 購読制であれば、このアクティベーションの仕組みも一元化でき、また現在課金中のアカウントでなければアクティベーションできない、という形のほうが運用も楽になります。 高額なソフトウェアであれば、不正なシリアルや、ライセンス条項に反した譲渡や再販などが付きまといますが、これらを排除できることは大きなメリットでしょう。 開発資源の分散 もう一つの要素として挙げられるのは、ソフトウェア産業はスマートデバイスへの対応も現在見出していかねばならない一つの課題である、ということでしょう スマートフォンやタブレットは、フルセットのCreativeSuiteを動かすためにはパフォーマンス不足ではありますが、ユーザー数の多さにおいては無視できない存在になっています。 パソコンにおいてデファクトスタンダードとなっているAdobeのツールも、スマートデバイスでも確実に業界標準を握れる、という世界ではありません。 逆に出遅れてしまうことで、スマートデバイス主導で出てきた同ジャンルのアプリが、パソコンのほうでもシェアを伸ばしていくという可能性さえあります。 現在技術やノウハウにおいて、一歩ぬきんでている状態で、スマートデバイス市場への参入を行えば、後発勢と差をつけた状態で事業を始めることができます。 そのようなタブレット、スマートフォンの市場がCreativeSuiteのようなソフトウェアを求めているかどうかの答えが見えるのは、まだまだ先になると考えますが、Adobeとしても抑えておくべきポイントと考えているようです。 実際にCreativeCloudには、Photoshop TouchなどのiPadアプリとの連携という機能も備えています。 Adobeもこれからの市場、タブレットなどにおいての基盤を確かにしていくためには、製品ラインの統合と合理化を進める理由があったのではないかと考えます。 ユーザーとしての受け止め方 月額制となっていますが、おそらくCreativeSuiteを、使いたい月だけ使う、という使い方を望まれているユーザーは少ないと思います。 アマチュア向けの価格としてはかなり高価ですので、業務用途がシェアのほとんどでしょうし、業務用途であれば、常に手元になければ使えない、ということになります。 一ライセンス年間6万円~が安価かどうか、という見方は、利用頻度によってまちまちだと思います。 かつては20万円からの1パッケージを購入すれば、OSやパソコンが対応している限り、5年でも10年でも使えたという感覚でいくと、確実に高くなっていると言えるかもしれません。 パッケージが手元に残らない、という形に不安を抱かれるユーザーも多くいらっしゃるでしょう。 ソフトウェアはパッケージでなく、利用権を買うだけ、という形は、旧来のユーザーほど不満があるでしょうが、現在の各アプリストアではその方式をとっています。 筆者としては、逆にこの販売方式になることで、Adobe CreativeSuiteの費用対効果が明らかになったと考えています。 簡単に言えば、年間6万円の価値があるかどうか、という判断で使う使わないを判断できるのではないでしょうか。 とりあえずAdobeにしておけば大丈夫、というアバウトな感覚よりも、コスト感がつかみやすいと感じています。 PhotoshopやIllustratorについ ては、単体製品の購読という形も取られるようですので、より一層わかりやすくなると考えています。 メジャーバージョンアップに備えて予算を組む必要があった現在よりも、より見通しを立てやすいというところがありますが、それは導入規模等によっても意見が分かれるところかもしれません。 大規模導入が必要な場合は、必要台数だけ最新、その他は旧バージョンを維持など、段階的にバージョンアップしていけましたが、購読制であれば、バージョンアップ費込の月額料金を支払う必要があります。 このAdobeのCreativeCloudへの一本化がどうユーザーに捉えられるのか、今後のソフトウェア業界の一つの指針となるのではないでしょうか。

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Adobe Creative Suite2について

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Adobe Creative Suite2について

1月8日深夜から、Adobe社のCreativeSuite2(以下CS2)が無償で公開されていると、ネット上で話題となりました。 サポート切れによる無償公開という憶測もありましたが、Adobe社の公式見解によると、これは従来のCS2正式ライセンスユーザー向けの措置であるとのことで、アクティベーションサーバーの停止を理由とするものです。 アクティベーションとは CS2は同じライセンスで、複数台での仕様や、不正なライセンス違反の使用を防ぐため、CS2がAdobe社のアクティベーションサーバと通信することによって、ライセンス状態の管理を行っていました。 CS2は2005年に発売されたパッケージであり、Windowsの公式サポートはWindowsXPまでです。MacではPowerPC搭載機の対応となっています。 昨年CS6が発売されたこともあり、8年目となるこのソフトウェアのための、アクティベーションサーバーを停止する方針となったようです。 しかしながら、アクティベーションサーバーが停止してしまうと、CS2のインストール、アンインストールにともなうライセンス認証、ライセンス認証の解除などができなくなってしまいます。 これはCS2のソフトウェア内部に組み込まれた仕組みですので、このアクティベーションサーバーが必要のないパッケージを、既存のユーザーに対して配布する必要がありました。 正規ライセンスの使用を このアクティベーションの不要なパッケージの配布と、そのパッケージ向けのシリアルナンバーの新規発行は、同時に行われることとなりました。 そのことが、今回Adobe社がCS2の無償配布を行ったという憶測を呼ぶ原因となったようです。 正しい情報は、Adobe社のプレスリリースをご覧になってください。 CS2の正規ライセンスをお持ちでない方が、このダウンロードしたパッケージとシリアルナンバーを利用することは、Adobe社の定めるライセンス違反となります。 ソフトウェアの使用の際は、定められた使用ライセンスに従って利用してください。

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AdobeはFlashを諦めない

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AdobeはFlashを諦めない

Adobe Game Developer Toolsが本日Adobe社より公開されました。 これはFlashを基盤として、Flashが動作するパソコン/Mac、及びiOS機器/Android機器へのゲーム作成プラットフォームとして、機能と窓口を整えたものです。 Adobe Game Developer Toolsとは FlashのプロファイリングツールAdobe Scout、ゲーム用フレームワークのAdobe Gaming SDK,C++のコードをActionScriptにコンパイルできるFlash C++ Compilerによって構成されています。 プロファイリングツールとは、主にどの部分が、プロセッサやメモリを使っているのかを解析するツールです。 この情報を元にプログラムコードを最適化して、いわゆる「重い」部分を解消することができます。 ゲーム用フレームワークは、2D向けゲームや3D向けゲームについて、使いやすいライブラリを用意しておくことで、より簡単にゲーム制作を始められるようにする枠組みです。 これにはiOSなど独自の機能についてのフレームワークも含まれており、アプリ内で課金するなどといったことも簡単にゲームに組み込むことができるようになります。 C++コンパイラーは、一般にゲーム制作に多く使われているC/C++言語のコードをFlash向けに書き換えるというものです。 これによって、従来C/C++で開発されていたPC向けの大規模なゲーム等も、ソースコードを流用することができるようになります。 すべてがそのままに動作するということはないでしょうが、作りこまれたプログラムをそのまま持ち込むことができるのは、従来のゲームプログラマーにとって窓口を広げることになります。 Flashとモバイル機器 Flash PlayerがiOSなどで認可されなかった経緯もあり、モバイル機器などでの実行ができないことから、プラットフォームとして厳しい状況に置かれていました。 その後、Andoroid向けのFlashPlayerの提供停止などもあり、FlashはPCのWebブラウザの中だけで動作し、徐々に衰退していくのではないかという憶測も流れました。 しかし、iOSやAndroid形式に単独で動くアプリを開発することが可能となり、ActionScriptやAirといった、Flash系の開発者にとって、使い慣れた環境で、ブラウザでも、iOSでも、Androidでも同じコードで動作するアプリを作ることができるようになりました。 何が変わるのか 単体アプリとして、ゲームという分野を重んじるなかで、PC向けの3Dゲームエンジンとして実績のあるUnreal Engine3のFlash版などをリリースすることで、よりユーザーの望む、ゲームの体験を提供できるように機能を強化してきました。 ここで今回のAdobe Gaming Developer Toolsが登場したことで、より多くのゲーム開発者をFlashプラットフォームに呼び込むことが狙いでしょう。 ゲーム開発者のメリットとして、一つのソースコードでマルチデバイスで動作し、課金なども行いやすいAppStoreやGooglePlayなどでの収益化などがあげられると思います。 Flashをブラウザでのリッチなコンテンツ制作ツールから、より間口の広いプラットフォームとして進化させることで、Adobe社はFlashを充実した開発環境として提供する用意ができたのではないでしょうか。 Adobeはブラウザ上のリッチコンテンツはAdobe EdgeでHTML5による方法も用意しつつ、Flashをマルチプラットフォーム向けの開発ツールとして再定義することで、Flashという技術や開発コミュニティーを諦めていないという意思表示になっていると考えます。