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仮想マシンでLinuxの学習

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仮想マシンでLinuxの学習

Windowsしか普段使わないという開発者も、いちど一通りのLinuxシステム構築を自己学習することをお勧めします。 特にWebサーバーが動作するLAMP環境がどのようなものかを把握するには、LAMP環境を自らの手で構築するのがもっとも手っ取り早い理解につながります。 Windows PCでLinuxを使う方法として、Windowsシステム上で動作する仮想マシンがおすすめです。 安価なVPSをレンタルするというのも良い勉強になりますがそれなりに費用がかかってしまいます。ただNATのことなどを考えずにサイトを公開できるなど可能なため仮想マシンよりも優れていると言えます。 VMware Workstation Playerは個人であれば無償で仮想マシン環境を構築できるので、個人学習であればこちらを利用するのが早道になると思います。 LinuxはOS自体無償ダウンロード・利用ができるものが多いです。標準的なところではCentOSやUbuntuを使うのがよいでしょう。 OSのisoイメージを取得すれば、仮想マシン作成後にインストールが始まります。 Webサーバーへの理解を深めるのであれば、GUIをインストールせずCUIで操作し、環境構築することをおすすめします。 コマンドを入力してコンピュータを操作するという感覚に慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、いちどコマンド一通りを覚えれば簡単に思うことができるようになります。 Linuxはソフトウェアの導入が難しいというイメージがある方もいるかもしれません。ソースコードをダウンロードし、コンパイルするなど複雑な手数がかかるということは必ずしも必要ではありません。 現状ではバイナリパッケージをダウンロードし、ライブラリなどの依存関係を自動で解決する仕組みが整っており、インストーラーを起動して手順通りに行うなどのWindowsよりもソフトウェア導入は簡単という印象さえあります。 Apacheを起動し、PHPと連携し、MySQLをインストール、その後にWordpressをインストールし無事サイトを作り上げることができれば、達成感が得られるはずです。 パッケージインストールできるものだけでも随分と幅があり、グラフィックスの加工、動画のエンコード、音楽サーバーの構築など、業務で利用しないようなものでも色々できることがあり、普段Windowsしか知らないという方にもLinuxの世界を味わって見てほしいと思うところです。

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仮想デスクトップとビジネス

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仮想デスクトップとビジネス

Amazonが自社で提供する仮想Windowsデスクトップサービス、Amazon WorkspacesがWEBブラウザをクライアントとして利用することができるようになりました。 Amazon WorkspacesはAmazonの提供するクラウドで動作するWindows7+OfficeのWindows環境です。これまでは各種WindowsやMac、Linuxのクライアントやタブレットなどのモバイル用のクライアントが必要でした。 ブラウザでの利用が可能となることで、標準的なWEBブラウザを搭載したあらゆる機器で利用することができるようになります。これは専用の端末を持っていなくともできるということでもあります。 もちろんローカルで動作するWindows機に比較すると、間にインターネット通信があって画像やキー入力などのやり取りになりますので、それぞれの遅延は避けられないところです。 費用的にはずっと電源オンの状態である月額課金制と、ログインしている間だけの課金である時間課金制の二つの方法があります。 これを安価でユーザーが使いやすいものとして期待すれば、その期待とはマッチするものではなさそうです。月額で考えるとOffice込みで50ドルぐらいからが相場となりそうで、低パフォーマンスのものはもっと安くなりますが、実用性などに影響を与えてしまうかもしれません。 Amazon Workspacesは社内にシンクライアント環境を揃えている企業にアピールするものです。あるいはシンクライアント環境を導入したいが、技術的や費用的な問題で導入できていない企業にも魅力があるサービスです。 シンクライアントというと、目の前のパソコンは単に端末に過ぎなく、システムやデータをそれぞれのハードディスクに持たずに、ネットワーク越しのリモートデスクトップを操作するものです。 シンクライアントのメリットは全てがサーバーで集中的に管理できることと、クライアント数が増減しても機材費が少ないということです。端末が故障しても端末側にはデータがないので、データや作業などを失う可能性はありません。 サーバー側でユーザー名とパスワードを発行すればすぐにどの端末からログインでき、すぐに作業にあたることができます。 またデータを個別に保持しないので、漏えいや改ざんなどのリスクを大きく低下させます。ウィルスなどのセキュリティについてもサーバー側で一括管理できます。 従業員が増えた場合、パソコンを購入し、初期セットアップをし、パスワードを発行してActive Directoryなど認証サーバーに接続する、それらの手間と費用がほとんど省けます。Officeをはじめとしたライセンス管理なども不要になります。 仮想デスクトップ環境に移行することで管理負担の低減が大きな節約になる時、クラウド上にリモートデスクトップを持つことも大きなメリットになります。 今後普及するにつれ費用は低下するという見込みや、LANを超えて使うためにさらなる費用が不要になるということで、まずはIT資産管理コストの大きい企業では重要になりそうです。その後中小規模の企業でも導入が進んでいくのではないかと考えています。  

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VeertuのCentOS7でhttpサーバーを設定

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VeertuのCentOS7でhttpサーバーを設定

前回紹介したMacOS用の仮想化ソフトウェアVeertuですがこれでWebサーバーを設定し、Macから繋いでみました。 仮想マシンイメージはVeertuが用意しているCentOS 7 minimalのイメージを使います。 まず仮想マシンイメージをダウンロードし、起動します。 CentOS7のインストーラーを立ち上げると、日本語を選択し、インストール先のボリュームを指定、ネットワークがデフォルトで使用しない設定になっているので、使用するように変更しインストールを開始します。 インストール開始後にrootパスワードと管理者のユーザーを設定しておきましょう。 仮想マシンが再起動し、ログインを求められればユーザーでログインします。 まず最初に全てのモジュールを sudo yum update で全てアップデートします。 minimalインストールなのでApacheがインストールされていません。 sudo yum install httpd でインストールを行います。 仮想マシンのIPアドレスを確認するためにifconfigを行いますが、Cent OS 7ではifconfigはデフォルトでインストールされていないため sudo yum install net-tools の取得を行いました。 ローカルでhttpの確認のために sudo yum instal wget でwgetを取得します。 vi /etc/httpd/conf/httpd.conf でApacheの設定ファイル内ServerNameのコメントアウトを外し、 sudo systemctl start httpd.service でApacheを起動します。Cent OS 6ではService httpd startを使っていましたので、Cent OS 7に合わせた記述をしています。 sudo systemctl enable httpd.service を行って起動時にスタートするように設定します。Cent OS 6ではchkconfigに当たる記述です。 sudo vi /var/www/html/index.html で簡単なテキストを作成、記述しセーブします。 wget http://localhost でindex.htmlがダウンロードされます。 ホストのMacからの接続のためには80番ポートを解放します。 Cent OS 7ではiptablesの代わりにfirewalldが利用されているので、これに合わせた記述をしてポート解放してみます。 sudo firewall-cmd --add-service=http --zone=public --permanent これでポートが解放されたので、ifconfigで表示されたローカルIPアドレスをホストのMacのブラウザで開きます。 index.htmlで記述したテキストが表示されれば完了です。 sshは最初から使えましたので、Macのターミナルからsshをすると簡単なように思います。 /var/www/htmlの所有権をユーザーにしておけばTransmitなどSFTPクラインアントからファイル転送をして、仮想マシン上でのWEBの作成などが可能になります。

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VMWareFusionでWindows8のファイル履歴を利用する

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VMWareFusionでWindows8のファイル履歴を利用する

Windows8に新たに追加された機能としてファイル履歴があります。 これはファイルの変更履歴を残しておき、必要であれば、前回保存されたバージョンにまで復帰させることができるというものです。 これをVMWareFusionで設定してみました。 VMWareFusionでの設定 ファイル履歴は、外部ハードディスクあるいはネットワークドライブを利用するものです。 USBドライブをMacに接続し、VMWareFusionで動作するWindows8に接続することも可能ですが、ここでは仮想HDDをもう一つ作成してマウントし、ファイル履歴用に利用します。 仮想マシンをシャットダウンし、仮想マシンの設定を開きます。 左上のデバイスを追加をボタンをクリックします。 新規ハードディスクを選択します。これで仮想ハードディスクをもう一つ作ることができます。 追加をクリックして、ファイル名と保存場所を選択します。 ここではHDD2.vmdkという名称で20GBを割り当てています。 次に設定画面に戻り、起動ディスクをもともと仮想マシンで使用していた仮想ディスクに設定します。 これで仮想マシンのライブラリから、仮想マシンを起動します。 Windows8での設定 Widows8側で仮想ハードディスクを初期化します。 ドライブ名を割り当てます。 コントロールパネルから「システムとセキュリティ」ー「ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存」を選択します。 ここで先ほどドライブ名を割り当てた仮想ディスクを選択し、オンにします。 ファイル履歴の設定項目はファイルのコピーをする頻度、オフラインキャッシュのサイズ、保存されたバージョンを保持する期間を選べます。 オフラインキャッシュのサイズは、ファイル履歴用のドライブが接続されていない時に、システムドライブに一時的に保管するファイルの容量になります。 あまり多くの容量を割り当てない仮想マシンの場合、ネットワークドライブにファイル履歴を利用する設定するとします。 ネットワークへの接続がうまくいっていない場合など、オフラインキャッシュがたまって、システムドライブ容量が圧迫されることになるかもしれません。 仮想ドライブのマウントであれば、マウント解除しなければ、基本的に常時接続状態になりますので、オフラインにはなりにくいのではないと考えます。 デスクトップとライブラリの世代保存になりますので、MacのTimeMachine程のディスク容量は使用しないと考えられます。 誤ったファイルの消去や、上書きなどをリカバーするために使ってみるのもいいかもしれません。

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iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール

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iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール

iMacでWindows8を実際に使ってみるために、VMWareFusion5を使って仮想マシンとしてインストールしました。 Windows8のインストール まずVMWareFusion5をiMacにインストールします。 Windows8はインストールディスクのISOイメージを用意しておくとインストールが早く終わります。 VMWareFusion5を起動し、新規仮想マシンを作成します。 ここではディスクを使用せずに続行を選択します。 オペレーティングシステムのインストールディスクまたはイメージを利用で、ISOファイルを選択します。 簡易インストールを利用すると、プロダクトキーやアカウント名などを一度に設定し、インストールを簡易化してくれます。 またVMWareToolsというドライバも自動的にインストールされます。 設定が終われば、この画面になりますので、スタートアップをクリックし仮想マシンを起動すると、インストールが開始されます。 インストール開始から3回の再起動を行い、およそ5分間でWindows8のインストールが終了しました。 このあたり、iMacのFuisonDriveのスピードが生きているように思います。 実際の動作 iMac上で動作するWindows8 動作速度は十分で、仮想マシンでであるゆえの不具合は今のところ感じていません。 実際にWindows8を使っていくことができそうです。 タッチパネルではありませんが、マウスやトラックパッドの操作でどこまでWindows8とうまく付き合っていけるのか、探っていきたいと思います。