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MacBook Pro 13インチRetinaモデル登場とMacBookシリーズの選び方

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パソコンの動作が遅い(ハードディスク・CPU編)

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パソコンの動作が遅い(ハードディスク・CPU編)

メモリ編に引き続いて、ハードディスク・CPUなどにについても書いてみたいと思います。 これらはメモリ不足になっているPCほどの劇的な改善は見込めないかもしれません。 ハードディスクについて ハードディスクの容量によって、パソコンのスピードが左右されることはありません。 空き容量が少なすぎる場合は、うまく動作できなくなることはあるので、空き容量はできるだけ多くなるように、不要なアプリケーションやデータなどは適宜整理していくことが大事です。 ハードディスクがパソコンの速度低下にかかわるのは、断片化があります。 断片化とは、一つのファイルが、ハードディスク内でバラバラな空き部分に分断して配置されてしまい、アクセスに時間がかかる状態です。一つのファイルはハードディスク内で連続した範囲に配置されていることで、高速に読み取りすることができるようになります。 これは各ドライブのプロパティから最適化を選択することで解消することができます。 時間がかかりますので、余裕があるときに実行する必要があります。 PCを使いながら実行すると、完全に完了しない、あるいは完了するまでにより時間がかかることも多いです。 SSDとは ハードディスクの代わりにSSD(ソリッドステートドライブ)という高速なフラッシュメモリ機器を搭載することで、ディスクアクセスを数倍高速化する方法があります。 これはパーツの単価は安くなってきたとはいえ、かなり高価です。コストパフォーマンスという点では、まだまだ改善の余地はあります。 どちらかといえば、ハイエンド志向の方法で、最大限に効率化する必要がなければ、そういった方法もある、というぐらいにとらえておくのがいいと考えます。 CPUについて CPUのみをアップグレードするという方法も、デスクトップでは選べることもありますが、メモリ増設よりもかなりハードルは高いので、これを選択するのであれば、よほど準備が必要となります。 またこういった行為は改造とみなされて、メーカーの保証は受けられなくなる場合がほとんどです。 いまは個別パーツのグレードアップを選択するよりも、定期的なPCの入れ替えの方が、コスト面で優れていることも多くあります。 新規にPCを購入する際に、CPUの種類が記載されていると思いますが、どれを選ぶといいのかという指標を書いてみます。 Core i3,i5,i7(コア・アイシリーズ) これらはIntel社のPC向けメインストリームの製品群で、最大限の能力を発揮します。 iに続く数字が大きいほうが、高速で処理をすることができます。その分高価にはなります。 Core i5を中心に見据えて、予算に応じてi7を選択したり、i3にするとよいでしょう。 Celeron(セレロン) Celeronは低価格デスクトップ向けの製品群です。 製造工程については、Core iシリーズと同一のものが使われていますが、一部の機能をOFFにしています。 事務的な用途であれば、十分な性能を持つものです。 複数台、同一の仕様で導入する必要がある場合などは、コスト面でもメリットがあるでしょう。 Atom(アトム) 一般にネットブックといわれる小型のモバイルノートパソコンなどでよく利用されています。 Core iシリーズなどとは設計がそもそも違い、同じソフトウェアが動作しますが、省電力性に重きが置かれているため、処理速度はあまり見込めません。 モバイル用のCeleronなどと比べても、処理速度は遅くなります。携帯性を重要視したモバイルノートなど、省電力が重要となる場合に選ぶべきCPUです。

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パソコンの動作が遅い(メモリ編)

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パソコンの動作が遅い(メモリ編)

パソコンを使っていて、動作が遅い、起動が遅い、という場合は、メモリ不足であることがよくあります。 このような場合、どう対処すればよいのでしょうか。 必要なメモリ量 WindowsXP発売当時、主流だったのが標準搭載メモリ512MBぐらいのPCでしたが、当時としては十分であったこの量も、サービスパックの適用や、ブラウザやオフィスのバージョンアップなど、アプリケーションが大きくなることによって、必要なメモリ量としては足りなくなっている場合が多いです。 WindowsXPのSP3の場合であれば、快適に動作させるためには、1GB以上は最低限必要と考えます。 WindowsVistaや7がプリインストールされているPCの場合は、2GB以上が標準でも搭載されていることが多いので、そこまで深刻な不足になっている場合は少ない印象です。 メモリが少ないと、メモリの不足分をハードディスクに書き出すことになり、ハードディスクはメモリとは比べ物にならないぐらいにアクセスに時間がかかりますので、待ち時間が多くなります。 512MB以下の場合、起動時からメモリ不足は発生しますので、使えるようになるまでに10分以上かかる場合などは、メモリ不足が原因であることがよくあります。 メモリモジュールの追加 現在使用している比較的以前に購入されたPCの場合、メモリ追加によって快適になる場合はよくありますが、一般に発売されているメモリモジュールのどれを追加しても大丈夫というわけではありません。 ほとんどの場合、DDRメモリと呼ばれるものなのですが、DDR、DDR2、DDR3と世代によって分かれており、それぞれ互換性はありません。 これを正しく選ぶには、添付のマニュアルでメモリの増設の部分を読むことが、正しいメモリを選択する最善の方法です。 しかし型の古いPCの場合、マニュアルがすぐに出てこない場合など、下記のサイトなどが役に立つかもしれません。 http://www.iodata.jp/pio/ このようなサイトを利用して、PCの詳細な型番から、必要なメモリ仕様をはっきりとさせます。 PC2-6400(DDR2-800)というふうに書かれているのが、必要なメモリの仕様です。 ここで気を付けるべきなのはデスクトップとノートパソコンでメモリモジュールの大きさが違うことから、pin数をきっちりと把握しておくことです。 一般にノートパソコン用のメモリはS.O.DIMMという形で記載されていることが多いです。 メモリ追加の注意点 現在512MBのメモリがもともと入っているPCに1GBのメモリを増設すれば、1.5GBの容量になると考えますが、もともとのメモリと追加したメモリの相性があって、うまく動作しない、あるいは起動しないこともよくあります。 そういった場合、メモリ容量の少ないメモリモジュールを外せば、経験上正常に動作するようになります。 以前ほどパソコンとメモリの相性というものは問われなくなった印象ですが、メモリモジュール同士の相性はよくあります。 メモリモジュールは定価でみるとかなり高価なものも多いですが、同一の仕様のものをうまく選べば、安価に増設することも可能です。 メモリ不足で作業効率が下がるような場合、メモリ増設で改善する場合は、かなりコストパフォーマンスの高い方法であると考えます。

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Windows8とWindowsRTの違い

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Windows8とWindowsRTの違い

Windows8とほぼ同時に発売となったWindowsRTですが、画面の見た目以上に内容は違ったものになっています。 製品写真を見ても、この違いは一見してわからないことですので、どういった違いがあるのか主だったところを書いてみます。 従来のWindowsアプリケーションは動作しない このポイントこそ、Window8との最も大きな差です。 現在WindowsXPや、Windows7で利用できるアプリケーションは、WindowRTへ一切持ち込んで動かすことはできません。 WindowsRTで動作するアプリケーションは、プリインストールのアプリと、Windowsストアから新たに購入したものに限られます。 Windows8のようにデスクトップモードはありますが、ここで動作するアプリは、プリインストールされているもののみです。 アプリケーションについてはそれまでにWindowsストアで購入したもの以外は、すべて新規購入する必要があります。 プリインストールされているOfficeが正規版とは同じではない WindowsRTはMicrosoft Officeがインストールされていますが、マクロやVBA、アドインなどが一切利用できません。 業務でOfficeを利用している場合、マクロなどを使って自動化することが多いと思われますが、これらが利用できないと困る場合はWindowsRTを選択すべきではありません。 また正規のWindows8用のOfficeをインストールすることはできません。 アンチウィルスソフトは標準のものしか使えない WindowRTにはWindowsディフェンダーというアンチウィルスソフトがプリインストールされていますが、従来のようにそれ以外を選ぶことはできません。 WindowsRTの場合、プロセッサが通常のWindowsとは異なりますので、共通のウィルスに感染することはありません。 WindowsStoreから配布されるアプリケーションは、サンドボックスといわれるシステム領域から隔離された形で実行されるので、システム全体をスキャンするような従来型のアンチウィルスソフトは作れない仕組みになっています。 購入時は目的に応じて 従来のWindowsアプリや、周辺機器を利用したい場合は、Windows8搭載のPCやタブレットを選ぶようにしてください。 WindowsRTは今後機種も増える予定で、Windows8と併売されることになりますが、外見上はほとんど差はありません。 バッテリーでの動作時間やトータルの価格など、WindowsRTの方が有利なポイントもありますが、上記の違いはかなり大きなポイントです。 Windows8の廉価版ではなく、かなり違うものであるという認識をもっておかないといけません。

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今後パソコンのプロセッサはどうなるのか

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今後パソコンのプロセッサはどうなるのか

先日、AppleがMacのラインナップでINTELのプロセッサの採用をやめ、iPhoneなどと同じARM系のプロセッサに切り替える予定がある、との報道がありました。 Macのプロセッサは、モトローラーの68000系から始まり、IBMのPowerPC、INTELのCoreシリーズと、時代の流れとともに変化してきました。 プロセッサが変わるということは、それまでのソフトウェア資産が基本的にはそのまま利用できない、ということになります。それについては、プロセッサのコードを翻訳して実行する、エミュレーションという技術で、切り替え時期の間を乗り切ってきました。 ただこのエミュレーションという技術は、どうしても動作が遅くなることと、エミュレーションだよりのソフトウェアがリフレッシュしないことなどから、MacではOSがアップデートをするうちに、使用は推奨されなくなり、切り捨てられていくことが多いです。 そのようなMacのプロセッサの歴史から、今後INTELからの切り替えもあるのではないか、というところで、確たる情報ではありません。 現状のMacで動くハイパワーを必要とするアプリケーションについて、まだまだ非力なARM系が食い込んでくる余地はないでしょう。 現状のINTELとARMの立ち位置 INTELは、現状パソコン向けのプロセッサのほとんどの市場を支配しています。そのためx86あるいはIA32といわれる、プロセッサの命令セットで実行できるソフトウェアの資産は膨大なものです。 そのほとんどを構成しているのはWin32という枠組みのWindowsむけのソフトウェアとなるでしょう。一般に市販されているものばかりではなく、業務向けに構築されたものも含めて。 これらは重要な囲い込みになっています。これら膨大なソフトウェア資産を他のプロセッサ向けに再構築することは容易なことではありません。 ARMはほぼすべてのモバイルデバイスで採用されている、処理能力よりも省電力性を重要視されているプロセッサです。スマートフォンや、タブレットなどもこのARM系のプロセッサがなければ、実現しません。 省電力性を重要視されている、とはいえ、徐々にモバイルデバイスで要求される処理能力は向上しているので、伸びしろは十分にあり、急成長を遂げています。 とはいえ、INTELの主要なラインのプロセッサは設計や製造能力に秀でたものがあり、ARM系が急成長を遂げたとしても、いまだ大きな隔たりがあります。 パーソナルコンピューターの再定義 パーソナルコンピューター(個人向けコンピューター)というものは、現状ではほとんどの場合Windowsパソコンを指すことが多いです。 これまでのWindowsパソコンの出荷台数は全世界規模でみれば、十億台をはるかに超えるものとなるでしょう。 業務ではやはりOffice、メール、グループウェア、あるいは開発ツール、個人用途ではメール、Web閲覧、ゲーム、SNSやインスタントメッセージが主な目的でしょう。 スマートフォンやタブレットは後者の個人用途をカバーするものです。実際スマートフォンでこれらの機能としては十分であるとしてパソコン自体が不要に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 こういった個人向けの用途では、ARM系の処理能力で十分事足りる、ということでもあります。 現在、Pentium4時代のPCでWindowsXPで利用している、という方にとっては、10万程度する新しいWindowsPCよりも、5万円以下のタブレット型の方を選択するメリットはあると思います。 パーソナルなコンピュータというものの定義は、急速に変わりつつあるといえます。 WindowsとINTEL プロセッサを大きく分けるとすると、一般PC向け、ハイパワー向け、モバイル向け、という切り分けができると考えますが、INTELは一般PC向けが圧倒的に強く、ハイエンドサーバーやスーパーコンピュータに使用されるハイパワー向け、モバイル向けではそこまで強大な勢力ではありません。 ハイパワー向けのItaniumに新型を投入したり、XeonPhiという従来のプロセッサとは違ったアプローチの新型をリリースしています。 省電力向けではAtomプロセッサというカテゴリで、ARMに対抗すべく省電力性と処理能力を兼ね備え、またそのままWindowsが動作するラインナップを成長させています。 Microsoftも最新のSurfaceRTタブレットではARMを採用していますし、かつてはPowerPC用、Alpha用のWindowsNTをリリースしていたこともありました。 またWindowsCEという小型組み込み系のWindowsのサブセットで、長らくINTEL以外のプロセッサのプラットフォームでの実績もあります。 いまのところパソコン向けのWindowsがINTELのプロセッサ以外を積極的に採用する理由はありません。その膨大なソフトウェア資産の互換性こそがWindwosの最大のメリットになるからです。 今後のパーソナルコンピューターの再定義が行われていく中で、その膨大なソフトウェア資産にどれだけ重きが置かれるのか、という比重が変化していくことは十分考えらることです。 5年ぐらいの期間で、それらが無価値なものになることはないでしょうが、10年先のコンピュータがどのようなものとなるか、それを今想像するのは難しいことです。 INTELが現状から逃げ切ることになるのか、ARM系が一般利用者にとって十分な処理性能を持つようになるのか、競争がまさに繰り広げられているさなかにあるといえます。

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ウィンドウズのバージョンのお話

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ウィンドウズのバージョンのお話

この十月、ウィンドウズ8搭載のパソコンが登場し始めます。このウィンドウズ7や、Xpといった製品名の裏に、マイクロソフト社内で、バージョン番号が付けられているのをご存知でしょうか。 今回登場するウィンドウズ8はバージョンNT6.2となります。同7はNT6.1、ビスタがNT6.0、XpはNT5.1という番号が割り振られています。NTとは32ビット用に作られたウィンドウズNTという製品があり、その製品を引き継ぐラインナップであることを示しています。 NT5.0というとウィンドウズ2000という名前を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。NT5.1であるXpは2000のマイナーアップデート版で、ビスタのNT6.0ではバージョンが一つ上がっています。 こういった小数点より上のバージョンアップでは互換性の問題が比較的発生しやすく、小数点以下のバージョンアップでは見た目以上の大きな差異はないことが多いです。

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MacBook Pro 13インチRetinaモデル登場とMacBookシリーズの選び方

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MacBook Pro 13インチRetinaモデル登場とMacBookシリーズの選び方

MacBookPro RetinaDisplayモデル 13インチの発表 Appleは23日深夜の製品発表会で、ハイエンドノートブックMacBook Pro Retinaディスプレイモデル 13インチを発表し、これを即日販売開始しました。 その特徴は、13インチでありながら2,560 x 1,600ピクセルにも及ぶ高解像のディスプレイ、最先端のプロセッサを搭載し、パワフルでありながら持ち運び可能なコンパクトさです。 その高解像度はフルHD(1920x1080)を悠々に収め、HDビデオを縮小せず編集でき、高解像度のデジカメ画像の精細なレタッチも可能となります。 外部ポートはThunderboltx2、USB3.0ポートx2、HDMIポート、SDカードとなっています。DVDなどの光学ドライブは搭載されていません。 FirewireやGigabitEthernetなどはThunderboltからの変換アダプタを利用するといった思い切った仕様は、MacBook Airに通じるものがあります。 この二つの外部ポートを本体につけるとなると、本体の厚みを増してしまうことから、デザイン上の要求もあって、取り除かれたものでしょう。MagSafe2電源コネクタなども、本体の厚みを薄くするために採用されたものであると考えています。 メモリは8GB固定で、これはBTOや自分で増量することはできません。これはかなり割り切った仕様です。 最小構成で144,800円からとなります。 並行して発売されるMacBookシリーズ このMacBook Pro Retinaモデルを加えたことで、並行して発売されるMacBookシリーズは ・MacBook Pro Retinaモデル 15インチ・13インチ ・MacBook Pro 従来型モデル 15インチ・13インチ ・MacBook Air 13インチ・11インチ の6機種となり、それぞれにグレードが加わるという状況になっています。 これらのなかで、どういう目的で何を選べばよいのか、かなり難しくなっています。 簡単な概要を説明してみます。 MacBook Air AppleのMacBookAirのサイト やはりお手軽さと持ち運びに特化したこのモデルは、現在のMacラインナップのなかでも一番の人気モデルでしょう。 11インチモデルは84,800円からと、最初のMacとしても試しやすくなっています。 低価格ながら、Celeronなどの安価なプロセッサではなく、デュアルコアCore i5以降の低電力化したものが搭載されており、処理能力で劣るところはありません。 メモリは標準で4GB、拡張して8GBを購入時に選ぶことができ、自分で増設することはできません。 ポート数は少ないですが、ThunderboltポートとUSB3.0ポートを装備しており、沢山のものを同時に接続することはできませんが、必要なだけを選べば、十分な拡張性を持っていると考えます。 HDD代わりにSSDのみを搭載した最初のMacであり、起動などが超高速で行えることが話題となりました。持ち運びするパソコンの起動が遅ければ意味がない、という点でもかなり完成されたモデルであるといえます。 DVDドライブなどの光学ドライブはついていません。USBポート経由で外付けすることになりますが、OSインストールもアプリのインストールもネットワーク経由で行いますので、CDをiTunesに取り込みたい、DVDをみたいといった用途以外には出番も少なくなっています。 向いている人 ・持ち運び重視、でもiPadにはキーボードがないのが困る人 ・どのモデルを買えばいいのかわからないけれど、ホビー用途にMacを使ってみたい人 向いていない人 ・ビデオ編集などを真剣に行うにはストレージ容量が小さく、外付けドライブを接続すると携帯性が奪われてしまいます ・気軽にパソコンでDVDなども見たい人 MacBook Pro Retinaディスプレイモデル AppleのMacBookProのサイト 現在MacBookシリーズの中で大本命のモデルです。購入資金に余裕があればこのモデルをお勧めします。 動画、音楽、写真などクリエイティブ用途、ホビー用途、そして携帯性など、さまざまな用途に向いており、その特徴である高解像度ディスプレイはユーザーインターフェイスの使いやすさと融合され、あらゆる作業を効率化させます。 MacBook Airよりは重いですが、携帯性は十分考慮されています。それでいてThunderboltは二系統もち、一つは外部ハードディスクと高速で接続しながら、もう一つはセカンドディスプレイに映像を出力するなどといったことも可能となります。 プロセッサはクアッドコアのものも購入時に選ぶことができ(15インチモデル)、デスクトップ機と変わらないぐらいの高速処理ができるでしょう。 弱点らしい部分といえば、自分でSSD容量やメモリを増設できない点でしょうか。購入時から任意のタイミングで増加させることはできません。ですから、このモデルを買うときは、十分に必要な容量のメモリと、SSDを選ぶことがポイントです。 向いている人 ・持ち運びするコンピュータでクリエイティブな用途に使いたい人 ・Macで最高のユーザー体験を得たい人 向いていない人 ・初期導入コストを抑えたい人 MacBook Pro従来型モデル AppleのMacBookProのサイト Appleの現行ラインナップの中では伝統的で、一般的なモデルのノート型PCと呼べるものです。 AirやRetinaモデルと比べて、最も特徴的な点は、裏面パネルを外して、メモリやHDDを自由に増設することができることです。 また唯一HDDを搭載できるので、内臓ドライブに1TBの容量を持たせることができます。 内蔵DVDドライブや、Ethernetポート、Firewireポート、他の二種類のMacBookシリーズにはない拡張性の高さです。 それでありながら、最小構成で102,800円とRetinaモデルに比べれば比較的安価で、重くて拡張性の高いMacBook Proか、持ち運びしやすいMacBook Airか、という選択肢になる場合が多いかもしれません。 筆者はこの従来型のMacBookProの利用者ですが、ある程度自由な構成にできる点は魅力に感じます。持ち運びにはちょっと重いとは感じています。 Appleの方針について勝手な憶測をするのは間違いかもしれませんが、このモデルはやがてRetinaモデルに吸収されるのではないかと考えています。 向いている人 ・パソコンはある程度自由に拡張してみたい、あるいはする必要性のある人 ・従来の周辺機器を使いたい人 ・MacBook AirよりもパワフルなMacをできるだけ安価に使いたい人 向いていない人 ・重いノートパソコンが嫌な人 ・高解像度なノートパソコンが使いたい人 まとめ やはりMacBook Pro Retinaディスプレイモデルは、頭一つとびぬけた性能です。 そして、お求めやすくて、使い勝手の良いMacBook Air。 スタンダードなMacBook Pro従来型。 ノート型のMacは近年まれにみる複雑なラインナップとなっていますが、これはユーザーニーズが多様化していることと、技術的な端境期を迎えている一つの表れでもあります。 じっくり悩むのもまた楽しみの一つです。 一番いいMacを見つけてみてください。

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新しいiMac発表

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新しいiMac発表

Appleが約一年半ぶりに、iMacの新型を発表しました。 今回は何と言ってもそのデザインが特徴で、最薄部ではノートPCのディスプレイを思わせるほどの薄さになっています。 背面中央部が盛り上がり、そこに内蔵機器類が集中するようなレイアウトとなっています。 大きな仕様の変更点としては、プロセッサの強化、光学ドライブの廃止、SSDとHDDの融合したFusionDrive、Firewireポートの廃止、21.5インチモデルではメモリスロットへのアクセスができない、などが挙げられます。 プロセッサの強化は順当なもので、最新世代IvyBridgeのクアッドコアプロセッサです。 光学ドライブの廃止は、かなり大胆な発想です。デスクトップ機でありながら、DVDドライブは外付けのみとなります。 SSDとHDDの利点を相互に活かすFusionDriveはよく利用するアプリケーションやOSを高速なSSDに配置して、容量の大きいHDDにデータを格納するという仕組みです。 FirewireポートについてはThunderboltポートと、USB3.0ポートの搭載により、役目を終えたという認識かも知れません。 21.5型はカスタマイズモデルでないと、メモリを増設できないようです。27型では自由にアクセスできるメモリスロットが用意されています。 今回、高解像度化は見送られましたが、今後このサイズでの高解像度ディスプレイが流通すれば、いずれのアップデートもあるかもしれません。 21.5インチの最小構成で108,800円から。11月の発売となる予定です。

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有害なソフトウェアのダウンロードを防ぐには

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有害なソフトウェアのダウンロードを防ぐには

昨日のエントリで出所のわからないソフトをダウンロードし実行しないことが重要であると書きましたが、具体的にはどのようにすればいいのでしょうか。 気を付けるべき点、守るべきことなどについて、何点かあげてみたいと思います。 ファイル共有ソフトは使用しない Winny以来爆発的にシェアを伸ばし、日本国内のインターネット通信でそれなりの割合を占めるようになってしまったファイル共有ソフトですが、これの使用はやめてください。 危険性などを理解したうえで、正しい使い方をしているから大丈夫、というものではありません。 ファイル共有ソフトの使用そのものが、有害なソフトウェアの蔓延を助けていることにもなります。 さまざまなファイルを無料で手に入れられる、と考えているうちに、多大なリスクを支払っていることに気が付いていないケースが非常に多いです。 出所不明のメールを開かない 基本、スパムメールに添付されているファイルを開く人は、そうはいないと思いますが、いまだウィルスの感染源としては大きなウェイトを占めています。 一番危険なパターンが、普段メールのやり取りをしている人が、ウィルスに感染してしまったタイミングで、ウィルスメールを送信してくる場合です。 この場合、PDFやEXCEL、WORDのファイルでもウィルス感染の危険は伴います。 これを防ぐには、メールクライアントと直接連携できるタイプのアンチウィルスソフトを導入し、定義ファイルを更新しておくことです。 あからさまに怪しいメール、たとえば普段やりとしている知人から、英文や添付ファイルのみのメールなどが送られてきた場合、直接本人に連絡を取ってみるのも、一つ現実的なやり方です。 有料のソフトをもらわない カジュアルコピーといわれる、有償のソフトウェアを知人からコピーさせてもらうような行為にも危険は伴います。 その提供されるソフトウェア自体、ファイル共有ソフトなどで取得したものである可能性も高いからです。 有償のソフトウェアをタダでてにいれる、という行為自体が著作権の侵害行為ではありますが、法律以上のリスクが伴うことを考えれば、安易な気持ちではできなくなります。 そういった感覚を持つことも、セキュリティ意識の一つの形です。 信頼できる提供元からダウンロードする たとえばWindowsであれば、Microsoft社からのダウンロードについてはほぼ信用してもいいかと考えます。 それがMicrosoftから提供されていないアプリケーションであれば、次に候補に挙がるのが大手ソフトウェアメーカー製であることです。 パッケージメディアを出しているようなソフトウェアメーカーであれば、それなりのチェック体制、コンプライアンスなどが整備されていると考えられます。 フリーウェアの場合 フリーウェアに有益なツールも多くあり、これをすべて使用しない方針にしてしまうと、さまざまな効率を下げかねません。 フリーウェアの場合、国内サイトであれば、窓の杜やVectorであれば、登録される際に一通りのウィルスチェックはされていますが、潜在的に有害なものが潜んでいる可能性はないとは言い切れません。 ここでGoogleなどでそのソフトウェア名で検索し、使用者が十分いること、評価がそれなりに良いこと、作者のサイトがきちんと運営されていること、ソフトのアップデートが最近行われていること、などを評価の目安にするのは一つの方法です。 それなりに名の通った歴史のあるフリーウェアが、有害なソフトウェアである可能性はかなり低いと考えると、定番と呼ばれるツールを利用するのは、一つの安全策の取り方です。 危険な例:FileRecovery フリーウェアを利用する危険な例の一つとしてFileRecoveryというマルウェアがあります。 これは名前からもわかるように、消してしまったファイルの復旧ソフトのふりをして、パソコンの中に入り込む有害なソフトウェアです。 これの危険なところは、必要なファイルを消してしまった、という心の動揺につけ込まれやすい点と、同名のファイル復旧ソフトがある点です。 これはGoogleで調べると、正しいほうのFileRecoveryについて情報を入手してしまったうえで、有害なソフトウェアを誤って導入してしまうことになります。 このようなリスクは、Windowsやウィルス定義ファイルのアップデートを行っていない状況となどと、あわせて発生することが非常に多いです。 本当に出所のわからないソフトは緊急事態であっても、すぐにダウンロードしない、そしてウィルスチェックを最新の定義ファイルでかならず実行する。 ウィルスの作者は、一般的なパソコン使用者の心の隙をつく方法を心得ているものだと考え、ファイルの誤消去などは誰にでも起こるものですから、予め有益なソフトウェアの情報を入手して心の余裕を作っておくと一つの予防となります。 まとめ やはりWindowsやアンチウィルスソフトをはじめ、各種ソフトウェアのアップデートは基本としたうえで、ダウンロードしたファイルには自動もしくは手動のウィルスチェックがかかるようにしておくことで、ほとんどのリスクは回避できます。 やみくもなソフトのインストールは、システム全体の重さの原因にもなりますから控えめにしつつ、より使いやすく楽しいパソコン使用のために、セキュリティへの関心をつねに持ち続けて行くことが重要ではないでしょうか。

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遠隔操作ウィルスとは?

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遠隔操作ウィルスとは?

  このところ、ニュースをにぎわせている、いわゆる「遠隔操作ウィルス」による犯行予告とはいったいどのようなものなのでしょうか。 そして、そのようなものから身を守るにはどうすればいいでしょうか。 感染するパターン ・Windowsアップデートを行っていない ・アンチウィルスソフトを導入していない ・有効期限の切れたアンチウィルスソフトを放置している ・出所が不明なアプリケーションをダウンロードしている(webブラウザ経由、またはファイル共有ソフトなど) 感染の経路 コンピュータの使用者が、有益なアプリケーションと思い、トロイの木馬といわれるマルウェア(悪意のあるソフトウェア)をダウンロードして実行することが、きっかけとなります。 トロイの木馬とは、神話の中で語られる物語のように、有益なふりをしてコンピュータの中に侵入しようとするマルウェアです。 これはアプリケーションの形をしておらず、動画や音楽ファイルに装った実行型のファイルであることも多いです。 重要なのは、出所が不明なファイルをダウンロードして、実行や再生を行わない、ということです。 ファイル共有ソフトや、有償ソフトを違法にダウンロードさせるサイトに、このような有害なソフトウェアがふくまれる危険性はとても高いです。 感染するとどうなるのか 感染してしまうと、パソコンの中にバックドアというもう一つの見えない入口が作られてしまいます。 攻撃者はこのバックドアを利用し、パソコンをインターネット経由で遠隔操作することができるようになります。 コンピュータの中の情報をすべて消してしまうようなことも可能になりますが、そういうことは行わず、保存された情報を不正に引き出したり、今回のように犯行予告を書き込みするなどといった、踏み台として複数の攻撃者から利用されてしまうことになります。 一度このような状態になってしまうと、気が付くことは非常に難しく、またアンチウィルスソフトなども改変されてしまい効果がなくなってしまうことさえあるので、気が付くころには多大な被害を出している可能性があります。 感染を防ぐには これは感染のパターンとは逆に、 ・Windowsアップデートを適切に行う ・アンチウィルスソフトを必ず導入する ・アンチウィルスソフトの定義ファイルがつねに更新できるようにしておく ・出所のわかるソフトウェアだけを適切に利用する このようなことが守られれば、脅威としては大きいものではありません。 普通にインターネットを閲覧しているだけでは、感染することはまずありません。 ただよくわからないダウンロードのリンク、出所のわからないメールの添付ファイル、ファイル共有ソフト、このようなものを実行することは相応のリスクを伴うという自覚を持つことが、各々に求められています。 不信感だけでは有益な情報を得られないことにもなりかねませんが、いま自分の持っているセキュリティーへの意識がどのぐらいであるか、自己チェックのためにも、感染するパターンに当てはまるところがないか、まず確かめていただけたらと思います。

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ウィンドウズの賞味期限?

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ウィンドウズの賞味期限?

  現在使用されているウィンドウズパソコン、いつまでサポートされているかご存知ですか? ウィンドウズにもマイクロソフト社が正式にサポートを続ける期限というものが設定されています。 この期限の間は、セキュリティなどに問題が生じても、アップデートが配布されます。このサポート期限が切れてしまうと、アップデートの開発が打ち切られ、様々なリスクを抱えてしまうことになります。 2001年にリリースされたウィンドウズXPは、サポート終了が2014年4月になると公式にアナウンスされています。 ウィンドウズ7は2009年にリリースされましたが、サポート終了は2020年を予定しています。 サポート期限が切れてしまったからと言って、直ちに使用不能になるものではありませんが、ウィルス感染などの潜在的な危険が放置されることになってしまいますので、ウィンドウズの賞味期限をしっかり把握したうえで、パソコンの導入を考えることも重要です。

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