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2014年度の私たちの取り組み

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2014年度の私たちの取り組み

システムキューブ最寄りの公園の桜が満開になりました。 春の始まりとともに、気持ちも新たに従業員一同業務に取り組んでゆく所存です。 WindowsXPのサポート終了後 思えばこの4月は時代の移り目を感じさせる出来事があります。 WindowsXPのサポート終了です。 WindowsXPは2001年にリリースされて13年、Windowsのシェアを牽引する役割を担っていました。 WindowsXPはWindowsNTの堅牢性に、マルチメディア性能、セキュリティ強化を行った、多用途に使える素晴らしいOSでした。 実際に、業務に本格的に取り入れたのはWindowsXP以降から、という企業様も多いでしょう。 パソコンは定期的に更新することで、新しい機能や、快適な操作性を手に入れられるものですが、事務用機としては、現在の機能が使えるならば、壊れてしまうまで使いたいという気持ちが生まれます。 特に障害になるのが、初期に導入したプリンタなどの周辺機器が新しいOSでは使えない、ソフトウェアも最新のOSで動作するかわからない、といったことです。 これを一気に更新するのは、家庭用の一台のパソコンと、安価なプリンタの構成の、個人と同じ感覚では難しいです。 この状況を一変させてしまうツールとして、クラウドが一歩前へ進み始めました。 クラウド時代の始まり クラウドはインターネット上にサービスとしてソフトウェアや、コンピュータを展開し、それをユーザーが利用するものです。 クラウド化によって得られる恩恵は、セキュリティの高さと、障害で停止する時間を最低限に抑える堅牢性が確保できることになります。 事務所内のコンピュータが故障しても、別のコンピュータで続きの作業を始めることができ、またクラウド上のシステムは常にアップデートされ最新の状態を保たれています。 インターネット経由で企業の情報などを送信して勝手に使われたり、盗聴できないか、という疑問に関しては、技術的にはクリアできており、サービス自体の品質に依存します。 クラウドという形態はGoogleの誕生以来ですが、Googleは1998年に設立されており、そこからクラウドの堅牢性と機密性への発達が始まりました。 すでに15年を超える歳月で発展し、それらは政府機関、銀行、大手企業などでも使用に耐えるものとして、実際に導入される事例は多く上げることができます。 このデスクトップパソコンのおよそ10年の境目に、成長したクラウドが実用に耐える選択肢として私たちユーザーの前に現れました。 またスマートフォン、タブレットなど、コンピュータの新しい形が次々と現れる中で、クラウドがその能力を補うものとして存在感を増しています。 デスクトップやノート型のパソコンは、業務の根幹を担うものとして消えてしまうことはないでしょう。 一方で持ち運べるコンピュータであるスマートフォンなどを活用するにはクラウドを今取り入れ、お互いを補うことがコンピュータの可能性を大きく広げていきます。 費用対効果の高いソリューションを目指して ソフトウェアの開発を主に行っている私たちシステムキューブとしては、これからはクラウドも視野に入れたシステムの構築をお勧めしていきたいと考えています。 事務所内のデスクトップ、離れた事業所、出先のスマートフォンやタブレット、など、モバイルと業務システムをうまく繋げるのがクラウドのもっとも大きな役割になります。 現在メールで情報共有されているものも、クラウドを使えば、メールよりもはるかにコミュニケーションが円滑に、またスピードを持ったものになります。 意思決定のスピード、そして社内での重要な情報の共有は、最終的に顧客満足度、安心感、信頼感につながるものです。 より時代に合わせた、より満足度の高いシステムをご提案させていただくため、システムキューブはこれからも時代の流れをつかみ、研鑽を重ねていきます。   (3/31桜の木の下でキャッチボール)

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Wii Uにみるタブレット型コンピュータのありかた

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Wii Uにみるタブレット型コンピュータのありかた

任天堂から12月に発売されるWiiUは、タブレット型コンピュータのありかたの一つの形を提示していると考えます。 Wii U GamePadとは Wii U GamePadは、Wii Uと接続するゲーム用のタブレット端末です。 Wii Uのコンセプトとしては、テレビに接続する従来型の据え置きゲーム機ですが、途中でテレビを使用できない場合など、Wii U GamePadの画面でゲームを継続することができる、というものです。 GamePadと、Wii Uとの間は、専用の無線通信で接続されており、Miracastという技術に基づいたワイヤレスディスプレー兼コントローラーとして動作します。 そのため、Wii U GamePadは、映像の再生機能と、無線通信機能、タッチパネル及びコントローラーの操作のみの機能をもったものとなります。 リソースの外部化 コンピュータとしての処理能力、グラフィック性能などはWii U本体が持つことになります。 Wii U自体はACアダプタを通して、家庭用電源を利用しますので、一般のタブレットよりも処理性能の高い、パソコンにより近いハードウェアを用意することができます。 一般のタブレットはどうしても内蔵バッテリ容量と処理能力の兼ね合いとなりますので、処理能力よりも省電力性を重要視することになりますが、GamePadはワイヤレスディスプレー兼入出力端末として割り切ることで、安価でありながら、リッチなユーザー体験を提供することができるようになります。 このようなコンセプトは、家庭内で使うことに限定する場合、かなり有利な方法となります。 本体との通信可能な範囲に限定されますが、コンピュータ本体を別に置いたタブレット端末として、任天堂なりの将来を見据えた仕組みではないでしょうか。 今後のタブレット端末 このような主になるコンピュータを、家庭内に別に設置するような形のパソコンも、今後あり得る形の一つでしょう。 LTEなど高速ネットワークを利用すれば、タブレット端末からリモートで自宅のパソコンを操作できるようにもなるでしょう。 そうすれば、現在のモバイル性を有効に生かしつつ、より安価で、処理性能の高いタブレット端末ができます。 この考えが行きつく先には、現在クラウドといわれるような、ネットワークの先にあるコンピュータに計算能力を割り当て、それを月額料金や、処理時間当たりの費用でレンタルする形に落ち着くのかもしれません。 個人ごとにPCをメンテナンスするよりも、大規模で効率性の高い方法を取ることによって、価格競争力は十分得られるはずです。 ただそれを実現するだけのネットワークなどのインフラがない現状では、個々のパソコンやタブレットがそれぞれ処理能力を高めていく方向で推移していくことでしょう。 十分なインフラが整った先には、タブレット端末をはじめ、コンピュータのありようも変化することになるのではないかと考えます。