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任天堂Switchをタブレットとして見てみる

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任天堂Switchをタブレットとして見てみる

任天堂が新しいゲームプラットフォーム、Switchを発表しました。 今回のSwitchは据え置き型としてもポータブルとしても利用出来るという点がセールスポイントになっています。 コントローラーを除き、本体部分はマルチタッチスクリーンを持つタブレットの形状をしています。 寸法などを見てみるとNexus 7(2012)に似ているなと思いました。 Nexus 7は198mm x 120mm x 10.5mmの寸法です。重さは340g。 Switchは 185mm(およそ) x 102mm× 13.9mm の寸法で、重さは297g。 Nexus 7は7インチ液晶、Switchは6.2インチ液晶なので小さいですが、本体の厚みがそれなりにあるようです。 解像度はNexus 7が1280x800、Switchは1280x720。バッテリーの容量なども4300mAhとほぼ同じで、タブレットとしてかなり似ています。 双方ともNVIDIA社のプロセッサTegraを利用していますが、Switchはゲーム機として特別にNVIDIAが設計したという最新のものです。 2012年のTegra 3と2017年のSwitchに搭載されるものとは格段の差があるものと思われます。 タブレット向けの省電力プロセッサの進歩は日進月歩で1年が経てば随分と性能が変化します。 Nexus 7はタブレットとしてバッテリー持続時間を重要視し、消費電力を抑えるために動作クロックを下げるなどしているはずです。一般の使用であればおよそ10時間利用出来るということです。 Switchはポータブル形式であればバッテリー持続時間は3時間ということで、ゲーム機らしくリッチにバッテリーを使う仕様です。 今回充電ポートにUSBタイプCを利用しているため、一般のモバイルバッテリーなどを利用してバッテリー持続時間を延ばすことも可能かもしれません。 タブレットやスマートフォンなどは外部接続端子やボタンなどの配置を最低限にすることにより、より広い液晶画面サイズとバッテリー内蔵量を増やしています。 Switchはゲーム専用機であるために、専用コントローラー接続端子やゲームカセットのスロットなど拡張性があります。 今後もスマートフォンやタブレットにこのようなゲーム向け機能は付与されることはないと考えています。 シンプルを目指すのがモバイル機器ですが、ゲーム専用機はユーザーが様々に楽しめることを目指すはずです。 機械としての興味もあり、またどのようなゲーム体験が用意されているかなど期待しています。  

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HTML5とWiiUブラウザ

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HTML5とWiiUブラウザ

ちまたで大人気(?)の「HTML5」。 その「HTML5」への対応度を500点満点で自動評価してくれるサイト 「The HTML5 test」の主要ブラウザ点数ランキングが、先日、ネットの一部で 話題となっていましたので、当ブログでも取り上げてみたいと思います。 で、肝心のランキング内容はといいますとーー。 1位:Chrome 22(PC):434 2位:Opera Mobile 12.10(スマホ):406 3位:Opera 12.00(PC):389 4位:iOS 6.0(スマホ):386 5位:Safari 6.0(PC):378 6位:Firefox 16(PC):372 7位:Nintendo Wii U(β版):323 8位:Internet Explorer 10(PC):320 9位:Windows Phone 8(スマホ):320 10位:Android 4.0(スマホ):297 1位はやはり「Chrome」。さすが世界No.1シェアのブラウザです。 そして、「Opera」「Safari」といったブラウザが続きますが、 全体的に、スマートフォンの割合が高いです。 (というか、スマートフォンの普及が「HTML5」を後押ししたので、 当たり前ではありますが) そんななか話題を呼んだのが、「Wii U」ブラウザの点数です。 なんと「Internet Explorer 10」の点数を上回っております。 あくまで「HTML5」の対応度ですが、ゲーム機搭載のブラウザとしては かなり優秀な部類に入ります。 「Wii U」ブラウザはWebkitをベースに開発され、「HTML5」だけでなく、 「h.264」の高画質動画にも対応しています。 ゲーム中にブラウザを起動することも可能とのことで、 これまでのゲームとは異なる楽しみ方が生まれるかもしれませんね。 そんな「Wii U」は先日、北米で発売され、日本でも12月8日に 発売予定となっております。 購入予定の方は、ゲームだけなく、ブラウザ機能にも注目してみてはいかがでしょうか?

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Wii Uにみるタブレット型コンピュータのありかた

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Wii Uにみるタブレット型コンピュータのありかた

任天堂から12月に発売されるWiiUは、タブレット型コンピュータのありかたの一つの形を提示していると考えます。 Wii U GamePadとは Wii U GamePadは、Wii Uと接続するゲーム用のタブレット端末です。 Wii Uのコンセプトとしては、テレビに接続する従来型の据え置きゲーム機ですが、途中でテレビを使用できない場合など、Wii U GamePadの画面でゲームを継続することができる、というものです。 GamePadと、Wii Uとの間は、専用の無線通信で接続されており、Miracastという技術に基づいたワイヤレスディスプレー兼コントローラーとして動作します。 そのため、Wii U GamePadは、映像の再生機能と、無線通信機能、タッチパネル及びコントローラーの操作のみの機能をもったものとなります。 リソースの外部化 コンピュータとしての処理能力、グラフィック性能などはWii U本体が持つことになります。 Wii U自体はACアダプタを通して、家庭用電源を利用しますので、一般のタブレットよりも処理性能の高い、パソコンにより近いハードウェアを用意することができます。 一般のタブレットはどうしても内蔵バッテリ容量と処理能力の兼ね合いとなりますので、処理能力よりも省電力性を重要視することになりますが、GamePadはワイヤレスディスプレー兼入出力端末として割り切ることで、安価でありながら、リッチなユーザー体験を提供することができるようになります。 このようなコンセプトは、家庭内で使うことに限定する場合、かなり有利な方法となります。 本体との通信可能な範囲に限定されますが、コンピュータ本体を別に置いたタブレット端末として、任天堂なりの将来を見据えた仕組みではないでしょうか。 今後のタブレット端末 このような主になるコンピュータを、家庭内に別に設置するような形のパソコンも、今後あり得る形の一つでしょう。 LTEなど高速ネットワークを利用すれば、タブレット端末からリモートで自宅のパソコンを操作できるようにもなるでしょう。 そうすれば、現在のモバイル性を有効に生かしつつ、より安価で、処理性能の高いタブレット端末ができます。 この考えが行きつく先には、現在クラウドといわれるような、ネットワークの先にあるコンピュータに計算能力を割り当て、それを月額料金や、処理時間当たりの費用でレンタルする形に落ち着くのかもしれません。 個人ごとにPCをメンテナンスするよりも、大規模で効率性の高い方法を取ることによって、価格競争力は十分得られるはずです。 ただそれを実現するだけのネットワークなどのインフラがない現状では、個々のパソコンやタブレットがそれぞれ処理能力を高めていく方向で推移していくことでしょう。 十分なインフラが整った先には、タブレット端末をはじめ、コンピュータのありようも変化することになるのではないかと考えます。