初期のOS

システム部、川瀬です。

今日は初期のパソコンで使われていたOSについて記憶をだどってみました。

初期のパソコンは、電源を入れるとOSではなくBASICインタプリタがROMから起動してきました。
BASICが起動してくると、コマンドの入力待ちになっておりここでBASICのコマンドを実行することでパソコンを操作してました。
このころの記録メディアは、オーディオカセットにプログラムやデータを記録しており、SharpのMZ-80はテープからBasicを読取り起動してました。

それからしばらくすると、フロッピーディスクが普及してくるとともにDISK BASICと呼ばれるDISK操作が拡張されたBASICとCP/MやOS-9と呼ばれるパソコン用OSが広まってきました。
このころのパソコンは8BitCPUが主流で、
80系と呼ばれるインテル社・ザイログ社製CPUを使ったものでCP/Mが使われ
68系と呼ばれるモトローラ製CPUを使ったものでOS-9が使われていました。
これらのOSはアセンブリコードが同じパソコンで共通して使われるようになりました。

この時代はパソコンの使い方を覚えるということはBASICを覚えたりOSの操作を覚える事で、さらにパソコンで仕事をするためのプログラム自体をオペレータ自身で作ることもありました。

BASICインタープリタは、OSのような機能としてプログラムを起動する機能やプログラミング機能を持ち合わせていましたが、機種に依存している部分が多いためメーカーが異なるとプログラムの機種依存部分を改修する必要があるため、プログラムを共有するのが大変でした。

これがOSの登場により、OSが機種の差を吸収することでより簡単にプログラムの移植行えるようになりさまざまなアプリケーションプログラムを違う機種でも共有できるようになりました。
このことから、システムを作るうえでも環境の差などを吸収できるように切り口を揃えておくことで移植性が高くなることがわかります。

 

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