スマートフォンで遊んでますか?

 スマートフォンを手に入れて、スケジュール、カメラ、天気予報、地図、さまざまな標準のアプリが生活の役に立っています。

 スマートフォンを手に入れてから、普段持ち歩くものを一つ二つ減らすことができたり、様々な実用面でのプラスがあると思います。

 それ以外にもスマートフォンは様々な楽しい用途にもアプリを追加すれば対応できます。SNSやゲームなどです。

 コンピュータがゲームのために使われる歴史はかなり古いものがあり、コンピュータとともにゲームは一緒に育ってきたと言っても過言ではありません。

ごく初期のコンピュータゲーム

 スペースウォー!というコンピュータゲームがマサチューセッツ工科大学で作成されたのは1960年代のことです。当時数億円する大型コンピュータPDP-1上で動作するコンピュータゲームで、グラフィックスを利用した今でいう据え置き型のゲームのようなものです。

 このころのコンピュータゲームは、ただ遊ぶためではなく、コンピュータでできることの可能性を切り開くことでもありました。

 しかしやはりゲームが人を惹きつけるからこそ、当時の技術を駆使したゲーム作成が可能となり、またこのゲームの開発に携わった人は、その後のコンピュータ科学やエンジニアとしてコンピュータの世界を牽引してきました。

エンジニアを育てたゲームたち

 スタートレックは1970年代に同名のSFテレビドラマをテーマにしたコンピュータゲームです。そのテーマとも相まって、多くの人がこのゲームを遊びたいと思い、これをきっかけにBASIC言語を学び、ゲームを自分が使うことのできるコンピュータに移植しました。かつて別の規格のパソコンに互換性のあるものを作るときに移植と呼びました。

 ローグはUNIXのプラットフォームで動作する、ロールプレイングゲームで、現在でも遊ばれているトルネコの大冒険などをはじめとする、ローグライクゲームのオリジナルとなりました。OSに備え付けでコンピュータとともに出荷されるぐらいに普及し、このゲームから多くの学生やエンジニアがUNIXとC言語を学び、普及させるきっかけになりました。

ゲームとモチベーション

 コンピュータの普及とゲームとの関係は切っても切れないものです。

 これはやはり新しいものに対しての触れるきっかけ、モチベーションを維持する為に必要なことだからでしょう。

 Windowsも普及当時、マインスイーパーとソリティアは欠かせないものだったと筆者は考えます。これはエンジニアを育てたものではありませんが、Windowsの操作、特にマウスでの左右のクリック、精密な操作や、ドラッグアンドドロップの概念をわかりやすく普及させるのには最適のゲームであったと感じます。

 スマートフォンでも、その操作を覚えるためにはまずはゲーム、というのも悪くありません。無駄に使っているように見えて実は伝統的なコンピュータの入り口なのです。

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