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  • シスキュー技術部

iPadOSを使ってみました

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iPadOSを使ってみました

iPadOS、配信開始されたその日にインストールし試してみました。 iPadが完全にノートパソコンと同じように使えるようになったと言っても過言ではないものだと感じます。 WebブラウザのSafariの履歴やブックマークから二つのページを同時に開くことができるようになり、ブラウザを利用したマルチタスクもごく簡単にでき、タブで行ったり来たりをしなくて良いというのは便利に感じます。 GoogleドキュメントやGoogleスプレッドもこれまでのように専用のアプリに移行しなくなりSafariで開くので、PCと遜色なく動くので日常でやっている仕事の大半はiPadのSafariで行えるようになりました。 タッチ操作を前提としたマルチタスクのインターフェイスとして完成に近いのではないかと思います。 PCのGUIをそのままタブレットに持ち込むのは難しいところで、Windows8でタブレット寄りのインターフェイスを模索してユーザーに受け入れられなかったという歴史もあります。 アプリケーション起動をタブレット向けにしたところで肝心のアプリケーションがタッチ向けに設計されていないというアンマッチも不人気の理由の一つと感じます。 iPadの場合は全てタッチ操作前提のアプリなので、iPadOSのマルチタスクのインターフェイスとマッチします。 マウスもユーザー補助の一環として利用できるようになりました。あくまで副次的で利用はオプションという扱いになっています。 スプレッドシートなどで入力や編集をしているならば、マウスはどうしても必要になってくるとは思います。 キーボードの連続入力と画面タッチを行き来するのは普段パソコンを使い慣れていると結構ストレスを感じることも多いです。 iPadOSを出先での仕事ように利用してみましたが遜色ないとはいえ、同時に持っていたMacbookをいつもの間にか利用していたのは事実です。 結局のところiPadOSとスマートキーボードで作業をして、外付けのマウスを利用するのであればキーボードのすぐそばにトラックパッドを備えたMacbookでの作業の方が合理的と考えたためです。 USBメモリも接続してファイルを操作することも、ZIPファイルの扱いもできるようになりました。 これらは最安価なiPadでもできることであり、iPadやiPad Airで高いコストパフォーマンスを出せると思います。 iPad Proの価格帯であれば安価なPCと価格的に拮抗するためにPC的な使い方をする場合コストのメリットは少ないのだろうとは思います。 もちろんPC的な使い方を利用せず、あくまでタブレットとしてのiPadを使う上でも今回のアップデートは大きく利便性を向上させます。 用途が大きく広がったということが今回のアップデートの主な利点と感じました。 iPadとPCはどう違うのか、と聞かれた時に、そう多くは変わらないと言えるようになったと思います。 iPadOSがどんなところが便利でどんなところが不便かなどはこれから使い込んでいって知りたいと思っています。

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iPadOS

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iPadOS

2019年6月3日に行われたAppleの開発者カンファレンスWWDCでiPadに新たなOSとしてiPadOSが搭載されるという発表がありました。 iPadOSはiPadのためにiOSからさらに機能を拡張したものになります。 またMacとの相互の利便性を高めるものでもあります。 iPadOSはSafariがモバイル版ではなくなりPC用のSafariと同等のものになります。 これにより今まで専用のアプリで操作することになっていたG SuiteのGoogle Documentもようやくブラウザ上で動作するということです。これは筆者にとって最大の朗報です。使っていて一番物足りない部分でした。 またSplit Viewも進化して同一アプリを画面分割して利用できるなど、もう一歩PCに近い利用感になります。 例えばおなじブラウザを二つ開いて動画を見るなどということもできるようなるかもしれません。PCではよく使うような利用法です。 ブラウザで開いたGoogle DocumentにWebサイトを参照しながら書くということもできるようになりそうです。 USBメモリやSDカードへ保存されたファイルへの対応、Windows ServerなどのSMBサーバーへの接続、zipファイルの展開など、ファイルシステムをあえて持たないようにしていたiOSをより一層PCに近づけるものになりました。 iOS搭載のタブレットからタブレットPCに近いものになるという形のアプローチです。 iOSやiPadOSのプロジェクトをmac OS上で利用できるようにするX Codeのビルドオプションも今後利用できるようになり、iOSアプリがMacでも利用できる日が近づいています。 iOSとmac OSは統合されるのではないかという噂がかなり以前からありますが、iPadOSの登場により状況は複雑になったという印象があります。 MacとiPadの差を減らすことにより、MacとiPadがニアリーイコールな存在になると考えることもできます。 近い将来にARMマイクロプロセッサを搭載したMacが登場するのではないかという想像をしていましたが、ARMベースはiPadとして進化させていく、Intelベースは後方互換性の強いMac OSとして維持していくという二つの道があるのかもしれません。