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SSDがメモリ必要量を減らす

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SSDがメモリ必要量を減らす

SSD(ソリッドステートドライブ)はハードディスクに変わり、新しいパソコン向けの記憶装置として出回るようになり、それなりの時間が過ぎました。 SSDはフラッシュメモリという半導体(SDカードなどにも利用されているもの)を使用した記憶装置です。 このSSDを搭載したパソコンは、メモリをあまりたくさん搭載していなくても比較的問題なく使える印象を持ちましたので、その意味を考えてみます。 メモリが足りなくなると メモリが足りなくなると、パソコンは一時的にメモリ外、ハードディスクなど遅い装置にメモリ内容を書き出し、メモリを実質的に拡張するように振る舞います。 これをスワップメモリや、仮想記憶と呼びます。 これが発生すると、メモリの読み書きスピードと、ハードディスクなどの読み書きスピードの差異で、急に処理が止まってしまったり、のろのろと動くよう印象を受けます。 かといって仮想記憶の仕組みを止めて、システムが利用できるメモリが0になってしまうと、システムのクラッシュを招きます。 ですので、メモリをたくさん利用するアプリケーションを実行する場合は他のメモリを使用しているアプリケーションを終了させて、という流れになります。 64bitのWindowsなどOSの普及によりメモリ搭載の上限は大きくなりましたので、たくさんメモリを搭載して、このスワップメモリの発生を防ぐという方法もありますが、機器費用としてはメモリに大幅にウェイトが置かれることになります。 ハードディスクとSSDの差 このスワップメモリは、メモリの代わりをするものですから、読み出しや書き込みをする場所の指定を受ければ、そこに直接アクセスしに行かねばなりません。 ハードディスクは構造的に高速で回転する磁気円盤の上をヘッドと呼ばれる装置が移動して、読み書きを行います。 直接アクセスを行う場合は、まずシークといってその場所が磁気円盤のどこにあるかを探し、ヘッドを移動して円盤が回転してくるのを待ちます。メモリの読み書きに比べて数百倍は時間が掛かるものです。 スワップが発生すると、その数百倍の遅さが積み重なって、動作が耐えられないぐらい遅くなったり、止まってしまったかのように見えます。 そもそもハードディスクは動画などの大きなデータを順番に読み取っていくなどの動きに適していて、このようなランダムな場所を直接読み書きするのには適していません。 SSDはハードディスクに比べて、このランダムな読み書きにとても強い性質を持っています。 物理的に動く装置がそもそも内部にありませんので、データは電子的なやりとりとなります。 物理的に見るとメモリと同じ仕組みでのデータの読み書きになり、スワップメモリのようなものにも強くなります。 SSDはハードディスクを接続するSATAよりも高速なPCIエクスプレスへの接続のものが多くなっており、読み書きの高速さからこの仕組みが採用されることが多くなっています。 SSDの寿命について SSDには書き込み上限がある、ということを気にされる方もいらっしゃいますが、現状そのようなことを気にする必要はありません。 SSDが非常に高額で、容量がごく少なかった頃の慣例にすぎなく、よほど弱点を抱えたSSDでなければパソコンそのものの機材の寿命よりもSSDの寿命の方が長いです。 それでも寿命が気になるという場合、失いたくないのは作業効率、データ、SSDのどれかということになります。 効率を失いたくないためにはSSDをスワップメモリの置き場所にすべきですし、データを失いたくない場合はバックアップです。 SSD本体を大事にしたい場合はそれに意味があるのであれば、スワップメモリの苦手なハードディスクにスワップメモリを置くべきでしょう。 メモリ搭載量が多くても64bitOSは贅沢なメモリの使い方をしますので、ユーザーがメモリ使用量を気にしてしまうこともしばしばあります。 そのようなことにとらわれたくない場合は、システムとスワップメモリの置き場所をSSDにすべきでしょう。

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パソコンの動作が遅い(メモリ編)

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パソコンの動作が遅い(メモリ編)

パソコンを使っていて、動作が遅い、起動が遅い、という場合は、メモリ不足であることがよくあります。 このような場合、どう対処すればよいのでしょうか。 必要なメモリ量 WindowsXP発売当時、主流だったのが標準搭載メモリ512MBぐらいのPCでしたが、当時としては十分であったこの量も、サービスパックの適用や、ブラウザやオフィスのバージョンアップなど、アプリケーションが大きくなることによって、必要なメモリ量としては足りなくなっている場合が多いです。 WindowsXPのSP3の場合であれば、快適に動作させるためには、1GB以上は最低限必要と考えます。 WindowsVistaや7がプリインストールされているPCの場合は、2GB以上が標準でも搭載されていることが多いので、そこまで深刻な不足になっている場合は少ない印象です。 メモリが少ないと、メモリの不足分をハードディスクに書き出すことになり、ハードディスクはメモリとは比べ物にならないぐらいにアクセスに時間がかかりますので、待ち時間が多くなります。 512MB以下の場合、起動時からメモリ不足は発生しますので、使えるようになるまでに10分以上かかる場合などは、メモリ不足が原因であることがよくあります。 メモリモジュールの追加 現在使用している比較的以前に購入されたPCの場合、メモリ追加によって快適になる場合はよくありますが、一般に発売されているメモリモジュールのどれを追加しても大丈夫というわけではありません。 ほとんどの場合、DDRメモリと呼ばれるものなのですが、DDR、DDR2、DDR3と世代によって分かれており、それぞれ互換性はありません。 これを正しく選ぶには、添付のマニュアルでメモリの増設の部分を読むことが、正しいメモリを選択する最善の方法です。 しかし型の古いPCの場合、マニュアルがすぐに出てこない場合など、下記のサイトなどが役に立つかもしれません。 http://www.iodata.jp/pio/ このようなサイトを利用して、PCの詳細な型番から、必要なメモリ仕様をはっきりとさせます。 PC2-6400(DDR2-800)というふうに書かれているのが、必要なメモリの仕様です。 ここで気を付けるべきなのはデスクトップとノートパソコンでメモリモジュールの大きさが違うことから、pin数をきっちりと把握しておくことです。 一般にノートパソコン用のメモリはS.O.DIMMという形で記載されていることが多いです。 メモリ追加の注意点 現在512MBのメモリがもともと入っているPCに1GBのメモリを増設すれば、1.5GBの容量になると考えますが、もともとのメモリと追加したメモリの相性があって、うまく動作しない、あるいは起動しないこともよくあります。 そういった場合、メモリ容量の少ないメモリモジュールを外せば、経験上正常に動作するようになります。 以前ほどパソコンとメモリの相性というものは問われなくなった印象ですが、メモリモジュール同士の相性はよくあります。 メモリモジュールは定価でみるとかなり高価なものも多いですが、同一の仕様のものをうまく選べば、安価に増設することも可能です。 メモリ不足で作業効率が下がるような場合、メモリ増設で改善する場合は、かなりコストパフォーマンスの高い方法であると考えます。