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10分間有効メールを使おう!

2013年1月30日 09:56 | パソコン関連 | とよ

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サイトの会員登録やツールのユーザー登録など、最近はさまざまな
サービスでメールアドレスの登録が必須となっております。
登録後、送信されてきてきた確認メールにある認証URLをクリックして、
ようやく本登録ができるという仕組みになっているわけですね。

ですが、あっちこっちにメールアドレスを登録していると、
大量に迷惑メールが届くのが悩みの種ともなります。

ということで、今回は上記のような例でお悩みの方に、
便利なサービスをご紹介します。

その名も「10 Minute Mail

知ってる方は知っていると思われますが、
字の如く、10分間だけ有効なメールアドレスが発行されるという
ヘンテコなサービスであります。

「そんなサービス意味あるの?」と思われた方、あなどるなかれ。
10分あれば、まず間違いなく確認メールが送られてくるので、
このメールを使って簡単に会員登録・ユーザー登録を行えるのです。
これで迷惑メールを気にする必要もなくなります。

おまけに、このサービスは、個人情報の登録が一切不要!!
捨てアドとして使用するにはもってこいのサービスです。

アクセスするだけでメールアドレスが生成されて、
10分後には勝手に消滅するので、めちゃ気軽に使えます。
興味を持たれた方は、一度使ってみてはいかがでしょうか?

VPSを利用した遠隔地バックアップのリスクとメリット

2013年1月25日 19:38 | パソコン関連 | しまざき

DSC04077

前回、WinSCPを利用した遠隔地バックアップの記事で、クライアント側の手法について簡単な説明をしました。

東北地震などの甚大な災害を目の当たりとすると、紀伊半島に位置する弊社も、想定される南海地震などに備えを固めていくということは、実際に身近な課題でもあります。

災害などに備えた遠隔地へのバックアップを、安価で現実的な方法として、一つのパターンを考えてみた訳ですが、企業規模などによって有効な手段であるかどうかは、異なります。

どこまで使えそうか、どういったリスクが考えられるか、ということを考えてみたいと思います。

ここでは、弊社をモデルに小規模な事業所を想定しています。

ある程度の規模を超えた、大きな情報資産を保有している場合は、ほとんど参考にならないと考えます。

遠隔地バックアップによるリカバリー

遠隔地にバックアップが存在する場合、社屋の損壊や焼損などで機器類が使用不能になった場合のリカバリーは、以下の手順を踏むことになると思われます。

1.事業所の移転

2.最低限の機材の調達

3.通信手段の確保

4.最低限のシステムの再構築

5.業務データの遠隔地バックアップからの復元

6.業務の再開

インターネットを通じた遠隔地バックアップがあれば、事業所を仮設する場所は、通信手段と電力が提供されていればどこでも可能です。

近隣の被害を受けていない都市に移動するなど、インフラの整った地域へ移設することも容易になります。

工事の必要な専用線やIP-VPNなどの場合よりも復帰は早く、Wi-MAXや3G回線などの無線通信でも、経路の暗号化さえ十分であればデータの取り出しは行うことができます。

バックアップを取るだけでは、確認不足等の理由で、どうしても必要な部分が欠けている可能性は高いです。

できるだけ速やかに最低限の業務フローに復帰するまでの予行演習については、検討や実施を行って、バックアップ内容の見直しなどは必要でしょう。

環境について

弊社で実験を行った環境ですが、弊社からインターネットへの回線は、フレッツ光ネクスト200Mbpsのベストエフォート。

一般家庭でも利用されている共用回線で、特別に高速な回線は利用していません。

クライアントに使用したのは、Windows7のインストールされたPCでWinSCPを使用しています。

SSHのサーバーとして使用したのはさくらVPS4Gプラン、月額3,980円で、400GBのディスク容量、SSHサーバーにもWEBサーバーやPostgreSQLなどのデーターベースなど、他のサービスも動作しており、バックアップの専用のサーバーではありません。

実際に、この用途に利用するには月額1,480円の2Gプランを利用するのでも十分でしょう。

ファイル転送にそこまでサーバーの能力を使わないことと、2Gプランでも、割り当てハードディスク容量が200GBと十分な容量があります。

200GBの容量では不足を感じる場合、転送速度からこの手段は適当ではないかもしれません。

それだけの大規模データの復元には時間がかかりすぎ、この手段でカバーできる範囲外の情報資産の量と考えられます。

バックアップ容量について

事業継続のために必要なデータ量はどれぐらいか、という観点はさまざまですが、コアとなる部分に絞ると、どうでしょうか。

再度調達可能なソフトウェア資産や、個々のPCのシステム領域などは遠隔地へバックアップする優先度は高くありません。

作成された各種ドキュメント、データーベースのバックアップ、ソースコードやリポジトリ、など、失われるとリカバリー不可能なものや、多大な時間を要するものに優先度が置かれることになります。

現在弊社で管理している資産で、優先度が高いものは、データベースが5GB、開発リポジトリが5GB、開発ドキュメントが20GBほどです。

データベースやリポジトリのバックアップは、一つのファイルが大きいですが、ファイル圧縮がかなり有効です。

最大10%~20%程度に圧縮されますので、これはバックアップ作成後に圧縮することで転送時間は大幅に短縮できます。

開発ドキュメントについては、ボリュームとしては非常に大きいですが、日々更新される量はわずかですので、差分バックアップとすれば、転送時間はわずかになるはずです。

この手法がカバーしきれないと考えるのは、画像や動画ファイル、音声ファイルなど、これ以上圧縮がむずかしく、サイズとしても大きなデータが大量にある場合です。

事業規模が小さくとも、業種によって、これらのデータの優先度が高いことはよくあります。そういった場合、他の手段の検討に入る必要があるでしょう。

バックアップ時間について

今回の環境で、ファイル転送(アップロード)速度は毎秒600KB、試みに作成した619MBのファイルを転送するのに要した時間はおよそ16分でした。

経路が暗号化されている、あるオンラインストレージサービスに同一のファイルを転送した場合、45分の時間を要しました。さまざまな要素が違うとはいえ、転送速度としてはそれなりに出ていると考えます。

開発リポジトリとデータベースのバックアップを、個々に圧縮したファイルは合計1.5GB程度となりましたので、40分ほどと見積もることができます。

1日1回、40分のバックアップであれば、業務上それほどの負担とはならないと考えます。

ドキュメント類を初回バックアップするには、この転送速度が維持されたとして10時間程度はかかる予想となります。

細かいファイルが多くなりますので、その処理で時間が余計にかかると考えておくべきでしょう。

それだけ長いSSHセッションを維持できるかは、実際にしてみないとわからないところではあります。

一度転送が終われば、デイリーの差分バックアップはそれほどの時間と負荷はかからないと考えます。

DSC04078

想定されるリスク

想定されるリスクは、漏えい、VPSというサービスを利用するリスク、バックアップの喪失、等があります。

漏えいについて

漏えいについては、経路途中での漏えいについては、暗号化通信と公開鍵認証、サーバーのフィンガープリント登録により、一定の対策を行っています。

安全に設定されたサーバーであっても、SSHサーバーの脆弱性については、一番気を付けておかなければならないポイントです。

SSHサーバーに緊急性の高い脆弱性が発見された場合は、VPSをシャットダウンして、修正を待つなどの処置が必要かもしれません。

脆弱性を放置した場合、適切なセキュリティーを施していても、攻撃者に侵入される可能性はあります。

SSHサーバー以外を動作させて、公開している場合、それらの脆弱性をつかれ攻撃を受けることもあり、単純にバックアップ手段として使うのであれば、その他のサーバーを止めておくことが勧められます。

VPSもグローバルIPアドレスを備えた公開サーバーであるため、外部からの攻撃に常にさらされていることを理解しておく必要があります。

VPSを使用するリスク

バックアップにVPSというサービスを利用すること自体のリスクは、これは最も心配される部分でしょう。

ファーストサーバーの大規模な障害も記憶に新しいところであり、最終的に復旧不能になる、データ復旧の段階で他のユーザーに情報が漏えいするなど、かなりの損害が発生しました。

VPSは、運営会社によってサービスはさまざまです。この選定が最も重要でなポイントで、運営体制や規約、セキュリティーなどは調査しておく必要があります。

こういったサービスをバックアップ用途に利用するのは、リスクと費用のトレードオフとなります。

漏えいや改ざんの対策としては、サーバーにアップロードする前に暗号化しておく、サーバー上で暗号化する、漏えいにリスクが大きすぎるデータは他の手段を検討する、などが考えられます。

バックアップの喪失

バックアップの喪失は、バックアップと社内データが同時に失われることで、最大の被害となります。

バックアップを喪失しても、社内にデータが保管されている場合、速やかにバックアップを行い危険な時間を最小化するようにすれば、すべてのデータを失う確率は低減できます。

サーバー設置場所と、自社社屋が同一タイミングで災害に見舞われることも考えられますが、VPSが運用されているデータセンターの場所を離しておけば、リスクは最小化されます。

通信経路の延長によるデータ転送速度の低下は考えられますが、国外のVPSを選ぶことも可能です。

VPSを選ぶメリット

VPSはホストOSの上で動作する仮想的なサーバーです。

仮想サーバーはホストOSとともに、RAIDなどによる冗長化、バックアップなど運営会社の資源によって保護され、運用ノウハウをそのまま利用できるメリットがあります。

仮想サーバーのイメージがバックアップされていれば、仮想サーバーを収容しているサーバー機材が障害に見舞われても、ある程度の段階まで復旧されることが見込まれます。

ハウジングなどで自前のサーバーをデータセンターに設置する場合、ほとんどを自己管理できますのでセキュリティーが向上しますが、冗長化やバックアップ手段を自前で用意する必要があり、機材運用コストは自己負担となります。

VPSサーバーを安全に運用するためには、そのための専門的なノウハウが必要となりますが、機材運用コストなどを削減できるとなると、規模によってはコストパフォーマンスに優れる方法かもしれません。

これらの方法はあくまで自己責任になります。

機密性の高いVPNなどを利用した専門のソリューションを提供している企業も多くあり、安全性や保障などが月額費用に乗せられています。

この記事も比較検討のための一材料となればよいのではないかと考えています。

市場予測を下回り続けるアップル

2013年1月24日 20:30 | パソコン関連 | しまざき

本日2013年1月、Appleは2013年第1四半期決算を業績を発表しました。

大見出しで「アナリストの予想を下回る」とメディアに書かれるのも毎年の恒例行事であります。

検索による「アナリストの予想を下回る Apple」の結果の各年のリンクです。

2010年版予測を下回るアップル

2011年版予測を下回るアップル

2012年版予測を下回るアップル

2013年版予測を下回るアップル

Appleの発表による各年の売上高等。(単位は100万米ドル)

売上高 純利益 増収率 利益率
2009 42,905 8,235 14% 19%
2010 65,225 14,013 52% 21%
2011 108,249 25,922 66% 24%
2012 156,508 41,733 45% 27%

出典(http://en.wikipedia.org/wiki/History_of_Apple)

以上、ネットからの引用のみ、筆者の主観的な意見は特に必要がなさそうです。

Surface with Windows 8 Proの北米での発売日決定

19:22 | パソコン関連 | しまざき

Surface

米国Micorosoftは、SurfaceのWindows8搭載版である、Surface Windows 8 Proの発馬日を2月9日と発表しました。

北米市場での発売で、現在日本での発売予定は未定です。

価格は$899ドル(およそ8万円)となっています。

このタブレットは、タブレット型のパソコンと呼べるもので、Intelの第3世代Core i5プロセッサが搭載されています。

WindowsRTとは違い、従来のWindowsアプリケーションが実行できる、フルセットのWindows8が搭載されます。

Microsoft Officeは標準で添付されないようです。

外形は似ていますが、厚みが増し、重さが0.5ポンド(226g)ほど増えています。

Surface RTとSurface Pro

北米市場で、タブレットがブレイクしたのは一昨年の年末(2011年12月クリスマス商戦)でした。

iPad2、Galaxy TabletやSONY TabletなどのAndroidタブレット、第1世代Kindle Fireが発表され、タブレットが出そろって市場が一気に活性化しました。

日本での、ちょうど2012年末のような状況を想像していただければ、わかりやすいです。

マイクロソフトもタブレット市場の中で存在感を示す必要がありました。

従来型のWindows搭載タブレットでは、低価格路線のタブレットと価格競争力も低く、またタッチパネルでの操作を前面に押し出すことが難しかったので、Windows8とWindowsRTの完成を待つ必要がありました。

WindowsRTがそれまでのWindowsパソコンが違う点は、

・IntelではなくNVIDIAのARM系プロセッサを利用している

・従来のWindowsアプリとの互換性がない

・Microsoftが独自ブランドで発売する

など、今までにない手法での発売となりました。

新しいプラットフォームでの存在感を示すためであり、タブレットに新規性を求める層には興味を引かれるものがありました。

しかしアプリケーションの後方互換性を求める多くのユーザーにとっては、まったくニーズを満たさないものです。

安価なフルセットのWindows8PCという誤解の上で買い求めてしまうと、大変なことになります。

今回発売日が発表されたSurface Proはタブレットでありながら、フルセットのWindowsを利用したい層に訴えかけるものがありそうです。

Surfaceは日本で展開されるか

現在、日本でSurfaceは展開されておらず、WindowsRT機自体もほとんど発売されていません。

日本ではタブレットに対する需要が、北米市場ほど高くはありません。

市場の規模としては10~20%程度とみてもよさそうです。

そんな中にWindowsRTを投入しても、新しいもの好きのニーズは満たせても、最も売りたいWindows8のイメージを下げてしまうだけになるという判断が働いていると考えます。

そうであればフル機能を備えた、Surface with Windows 8 Proの日本投入は早くなるかもしれません。

マイクロソフトが日本におけるタブレット市場で、どういった存在感を示してくるのか、これからの動向を楽しみにしています。

WinSCPを利用した遠隔地バックアップ

14:18 | パソコン関連 | しまざき

winSCP

この二十年ほどで、いくつかの大きな災害に見舞われ、拠点に被害が及んだ場合、社内の情報資産をすべて消失してしまう、といった出来事も起こっています。

複数拠点をもつ企業様であれば、拠点間のVPNや専用線を用いて、バックアップを行う体制をもつところも多いと思います。

このような複数拠点間VPNなどを持たない場合、どうしても業務遂行上必要な日常バックアップを、定期的に遠隔地に保管しておきたいという需要はあると思われます。

ディザスタリカバリなどという言葉もありますが、なんらかの対策の必要性を求められている方も、増えてきているのではないでしょうか。

ここで重要視されるのは、経路間の安全性確保、保管の安全性などになります。

経路の暗号化を確保したうえで、Windowsで始められる簡単なバックアップを考えてみます。

WinSCPとは

WinSCPとはLinuxなどで標準的に取り入れらている、通信プロトコルSSHに対応したファイル転送クライアントです。

SSH接続機能のあるサーバに接続した後の操作は、一般的なFTPクライアントと、大きな違いはありません。

それならFTPを使ってレンタルサーバーなどに保存しても変わらないのではないか、と思われるかもしれませんが、FTPとSSHでは大きな違いがあります。

SSHは認証と経路の安全性を、暗号化により確保しています。

FTPは暗号化されていないユーザー名とパスワードを送信して認証し、ファイルの転送も暗号化されていません。

そのため、経路途中でだれかに盗聴されていても、気が付く方法はありません。

身近に起こる盗聴の例としては、誤った無線LANアクセスポイントに接続してやり取りした内容は、暗号化されていなければ盗聴されている可能性は十分あります。

SSHを利用した場合は、このような場合でも盗聴は不可能です。総当たり攻撃によるパスワードの突破や、経路途中の盗聴を防ぐ方法が用意されています。

他にWindows向けSSH利用のファイル同期アプリケーションとしてcwRsyncがありますが、フリーソフトから商用ソフトになりましたので、フリーソフトであるWinSCPを利用したフォルダの同期を行うこととします。

バックアップ先のサーバーについて

ここではあらかじめ、公開鍵認証型のSSHサーバーが用意されていることを前提として、記述いたします。

サーバーの管理権限のない方は、サーバーの管理者と協調して設定してください。

レンタルサーバーでSSHを利用できるものもありますが、ほとんどがパスワード認証形式で、より安全な公開鍵認証方式によるものより、総当たりのパスワード突破攻撃に弱くなります。

同一価格帯でも、レンタルサーバーとVPS(バーチャル・プライベート・サーバー)では利用できるハードディスク容量はVPSの方が、多く割り当てられているものが多いので、設定には専門性が必要となりますが、VPSがお勧めできます。

WinSCPの設定方法

WinSCPのダウンロードサイトからWinSCPをダウンロードして、インストールを行います。

公開鍵と秘密鍵の作成

スタートメニューにWinSCPが登録されますので、鍵関連ツールからPuTTYgenを起動します。

keygen

ここで認証用の鍵を作成します。

keygen2

ここでGenerateをクリックし、鍵の作成を始めます。

鍵のタイプは画面下の方、SSH-2 DSA 1024bitを選択します。

keygen3

緑色のプログレスバーの下の空白を、マウスポインタでぐりぐりとしていると、ランダムな暗号が生成されます。

keygen4b

上部ボックスに表示されている、アルファベット数字記号の混ざったものが公開鍵です。

このボックス内をコピーして保存し、サーバーに公開鍵として登録します。

Key Passphareseには秘密鍵のパスフレーズを入力し、Save Public Keyと、Save Private Keyをクリックして保存します。

秘密鍵のパスフレーズはできるだけ長いことが求められます。

この秘密鍵と秘密鍵のパスフレーズが漏えいすると、SSHサーバーにアクセスできてしまいますので、管理できることろに保管します。

WinSCPでサーバーとの疎通確認

winSCP1b

ふたたびスタートメニューから今度はWinSCPを起動します。

ログイン画面が出るので、ホスト名に接続先、ポート番号にSSHポート番号、ユーザ名にはサーバでのユーザー名、秘密鍵に先ほど作成した秘密鍵を指定します。

ここで保存をクリックすると、接続情報が保存されます。

ログインを押すと、サーバとの接続が始まります。

winSCP2b

はじめて接続するサーバであると、サーバ鍵の指紋(フィンガープリント)が送られてきますので、これを鍵のコピーをクリックして、テキストファイルに保存し、はいをクリックします。

ここで登録されたサーバの指紋は保存され、今後同一のサーバーであっても指紋が違う場合は警告が表示されるので、接続経路の詐称に対応でき、サーバーの同一性が確保できるようになります。

auth

ここで鍵作成時に登録した秘密鍵のパスフレーズを入力し、OKを押します。

WinSCPscreenb

認証が完了すると、WinSCPの操作画面が開きます。

ここでファイルを一つコピーして、書き込み権限などがあることを確認します。

これでWinSCPの作業は設定は終わります。

Pageantの設定

今回は自動的にバックアップ処理が動作することを目指しますので、バックアップの際に毎回秘密鍵のパスフレーズを入力することを省力するためにPagentを設定します。

keygen

鍵関連ツールの中にあるPageantを実行します。

Pageantは秘密鍵とパスフレーズの設定をしておくとWinSCPの認証時に、パスフレーズの入力を省略できるものです。

pagent1

ここでAddKeyをクリックし、先ほど保存した秘密鍵を選択します。

パスフレーズの入力を求められるので、入力すると登録され、Pageantは常駐します。

pagent3

この状態でWinSCPで先ほどのサーバーに接続すると、パスフレーズを入力せずに認証ができます。

Pageantを終了するたびに、鍵の登録はクリアされます。

WinSCPによる自動バックアップ

WinSCPによるバックアップを自動化するために、次のことを行います。

・Pageantをログイン時に自動起動

・WinSCPを自動的に起動しファイルの同期

それぞれバッチファイルを作成し、タスクで起動させます。

Pagent自動起動バッチファイルの作成

メモ帳を開き、

"C:\Program Files\WinSCP\PuTTY\pageant.exe" "C:\Users\Username\winscp\id_dsa.ppk"

上記のように、pageantの場所と、秘密鍵の場所を指定します。

Pageantの場所はデフォルトではこの場所になります(32bitWindows)。秘密鍵の場所は、保管されている場所を登録してください。

これを名前を付けて保存、ファイルの種類にすべてのファイルを選んで、pageant.batという名前でバッチファイルとして保存します。

バッチファイルを起動させて、タスクトレイに帽子をかぶったパソコンのアイコンで、Pageantが起動することを確認してください。

WinSCPバッチファイルの作成

まずWinSCPに送信するコマンドをファイルにまとめます。

同じようにメモ帳を開き、

# バッチモードに設定し、確認/問い合わせを無効にする
option batch on
# ファイル上書きの確認などを無効にする
option confirm off
# サーバーに接続
open <a href="mailto:username@hostname">username@hostname</a> -hostkey="ssh-rsa 2048 xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx:xx"
#サーバー側とファイルを同期
synchronize remote C:\Users\Username\Documents\backup\ /home/username/backup
#接続終了
close
#WinSCP終了
exit

上記を参考に、コマンドを作成し、テキストファイルとして保存てください。

-hostkeyには先ほど保存したサーバー鍵の指紋をコピーしてください。これで

設定方法については、詳しい参照先をご覧ください。

これをWinSCPへ入力するバッチを作成します。

"C:\Program Files\WinSCP\winscp.exe" /console /script=C:\Users\Username\Documents\WinSCP-Batch.txt

WinSCPの場所はデフォルトのままです(32bitWindows)。

/script以下には先ほど作成したコマンドのテキストファイルを指定し、バッチファイルとして保存します。

バッチファイルをクリックし、必要な動作が行われることを確認します。

batchb

タスクへ登録

スタート画面からアクセサリーシステムツールータスクスケジューラを起動します。

task1

タスクに名前を付けます。

task2

Pageantであればログイン時、WinSCPのバックアップであれば、毎日など必要な頻度を設定します。

task3

バッチを実行するのでプログラムの開始を選択します。

task4

バッチファイルの場所を設定します。

task5

このような形で登録が完了します。

task6

プロパティ設定で、必要であれば設定を行ってください。

設定後、Pageantと、WinSCPのタスクからの起動を確認できれば、完了です。

設定後のことなど

今回、比較的省コストで身近なもので、一定のセキュリティーを確保したバックアップ手段を試してみました。

経路暗号化には、SSH以外にも、VPNを使う方法もあり、VPNを利用して別拠点にファイルコピーを行うなど、さまざまなパターンがあります。

経路暗号化したインターネット越しのファイル転送はあまりスピードが出ない場合もあり、今回テストしたケースでは、600KB/秒程度のスピードですので、大きいファイルであればかなりの時間がかかってしまうことも考えられます。

ここからアレンジして、たとえば圧縮ファイルを利用することで転送時間を短くするなど、様々な方法が考えられます。

本格的な導入を行うのであれば、商用サービスも様々ありますので、事態が発生する前に、情報収集や準備をしていくことも必要になってきていると考えます。

タブレット=アバウトなコンピューター

2013年1月21日 19:39 | パソコン関連 | しまざき

iPadmini

タブレットとはアバウトなコンピュータととらえることができます。

パソコンは便利さを向上させていく中で、どんどん複雑な存在になってきていました。

この複雑さから、アバウトさへ大きく舵を切るのがタブレットの存在ではないかと考えてみます。

パソコン誕生からの歴史をたどってみて、個人向けコンピュータのあり方を振り返ってみましょう。

CUIの時代

ms-dos

CUIとはキャラクターユーザーインターフェイスの略で、黒い画面に文字だけのパソコン、MS-DOSなどといった言葉でわかっていただける方もいらっしゃると思います。

この時代、グラフィックを十分に扱うことができない性能上の理由もあり、コンピュータの操作はキーボードから打ち込むコマンドで行っていました。

この時代の主なパソコンの用途としては、ワードプロセッサー、文字ベースの表計算ソフトなどがありました。

ワードプロセッサは現在のWordのようなものとは違い、文字の色も自由に選べず、文字のサイズも倍角、4倍角などで強調するぐらいで、シンプルでタイプライターに近い性能を持つものでした。

フォントもゴシックか明朝を選べる程度で、プリンタ内蔵のフォントを使うしかありません。現在のようにさまざまなフォントを利用することはできませんでした。

パソコンを使うためにはこれらコマンドを覚えて操作する必要があり、使用するためのハードルは現在よりはかなり高いものでした。

GUIの時代

multi

1984年にAppleがMacintoshが発売されるとともに、GUIの時代が訪れました。

Windowsは1990年に発売されたWindows3.0以降で、GUIを本格的に取り入れています。

GUIとはグラフィカルユーザーインターフェイスの略で、マウスで画面上のアイコンやボタンを操作する、現在皆さんが利用されているパソコンの操作方法です。

GUIの登場とともにWYSIWYG(ウィジウィグ)というディスプレイに表示されたものとプリンタの印刷結果が一致するという概念と、自由なフォントや図形、グラフィック、写真などを扱うことができるようになりました。

複数のウィンドウが開いて、その中でアプリケーションを扱うことができる、マルチウィンドウというものが実用化されたのもGUIの時代の特徴です。

GUIがコンピュータに何をもたらしたかというと、最も大きな変化はDTP(デスクトップパブリッシング)の登場です。

DTPの登場により、卓上で誰もが印刷物を自由に作れるようになりました。前述のWYSIWYGという概念が、これを可能にすることができました。

これは印刷業にかかわる人だけの話ではなく、たとえばWordやExcel、PowerPointなどで、仕事用の資料の作成をするのも、広義のDTPといえます。

このDTPにおいて、最も重要なのはマウスの存在で、マウスにより精密な操作を行えることが重要なポイントでした。

表計算ソフトExcelもこのマウスによる操作で、CUI時代の表計算ソフトよりもより複雑な作業が、手軽に行えるようなりました。

タブレットの時代

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タブレットの時代はまだまだ始まったばかりです。

タブレットは基本的にはGUIを継承していますが、操作にはディスプレイを直接タッチする、マルチタッチのタッチパネルを利用するという特徴があります。

静電式のタッチパネルは、そのタブレットOSの操作感と相まって、非常にとっつきやすいものではありますが、マウスのようなポインティングデバイスと比べると、かなり精度は劣ります。

人の指は、小さいボタンや、チェックボックス、あるいは表計算のセルなどを正確にタッチするには太く、またタッチパネルの感度にも限界があります。

もう一つは、タブレットは据え置きで利用するものではないので、ディスプレイを見る角度によって、タッチしている場所を正確に合わせることが難しいのです。

そのため、タブレットの操作はマウスなどと比べると、アバウトにならざるを得なく、精密な作業をあきらめるかわりに、精密でない操作の快適さを追求していくことになります。

タブレット時代のユーザーインターフェイス

多くのタブレットがマルチウィンドウを採用せず、単一のアプリケーションが画面のすべてを利用する、いわゆるフルスクリーンで動きます。

これはタッチパネルと、マルチウィンドウというシステムの相性がよくないのが理由でしょう。

マルチウィンドウは複数のアプリケーションを同時に操作し、まるでデスクの上に書類を重ねるようにウィンドウを重ね、画面を共有するものです。

タブレットは操作のシンプルさが重要なので、デスクの上のようであるよりも、一つの書類として扱われることに重きを置かれています。

タブレットという形状に、マルチウィンドウOSを搭載しても、それぞれの良さを相殺してしまうのです。

タブレットとして、いままで利用されていた、電子書籍端末や、飲食店の注文端末、カラオケボックスなどの操作端末として利用する上で、一目瞭然の操作感で特に戸惑うところはないと思います。

マルチウィンドウのOSをタブレットに搭載しても、マウスがないことによる操作性の悪さだけが目立ってしまいます。

タブレットはその操作性から、直感的で迷いのないユーザーインターフェイスを持つことが最も重要なポイントです。

タブレットとパソコンの使い分け

タブレットが今後普及していく理由は、その操作の単純さであり、その単純さゆえに精密な操作ができないため、パソコンを置き換えることはできないでしょう。

パソコンは先述のDTPの分野など、操作の精密性を求められる、専門性の高いコンピュータとして特化していくことになりそうです。

WindowsRTのように、マウス、キーボードを接続できる、デスクトップモードという従来のマルチウィンドウを備えた、タブレットOSも出てきています。

タブレットにマウスやキーボードを接続し、主に使うのであれば、画面のタッチはほとんど使わなくなると想像します。

マウスとキーボードの操作に加えて、画面へのタッチがプラスされることは、操作の流れを中断するだけで、メリットがあまりありません。

利用シーンに合わせての、PCとタブレットのコンバーチブルを求める人はいるでしょうが、帯に短したすきに長しで、それぞれの専門性を求めるユーザーよりは少なくなると考えます。

タブレットは指先で操作できるそのアバウトさが、従来のコンピュータに壁を感じていた人には、身近なものとして捉えられるはずです。

移動の合間や、リビングでのひと時に、必要な時だけ取り出して、さっと指先だけで操作し、用が終われば折りたたむこともなくカバンに入れるなど、邪魔にならないようにしまっておける、圧迫感のないコンピュータ。

コンピュータはもっとアバウトな存在でいい、というのがタブレットの発想の転換点です。

今後、マウスを使った精密な操作を求めるユーザーと、よりアバウトなコンピューターを求めるユーザーに二分化されていくと想像します。

iMac(Late2012)まとめ、選び方

2013年1月19日 11:00 | パソコン関連 | しまざき

スクリーンショット 2013-01-18 18.58.27

2012年モデルのiMacの性能について、いろいろと検証してみました。

iMac Late2012 到着

iMac Late 2012 (Fusion Drive) ベンチマーク

iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ

iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール

MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ

iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

これらのことからiMacの選び方、利用スタイルなどについてまとめてみたいと思います。

圧倒的にコストパフォーマンスに優れるiMac

その薄いフォルムなど、見た目の新しさも大きな魅力ではありますが、今回のiMacは非常にお買い得なモデルであると言い切ることができます。

入出力ポートそれぞれがかなり高速化しており、それに見合うプロセッサが搭載されているので、あらゆる動作が軽快です。

Fusion DriveはiMacカスタマイズの中では高価なオプションですが、このFusion Driveが無くともiMacは十分軽快に利用することができます。

実際の使用例として、写真アプリケーションApertureでUSB3.0外付けハードディスクにライブラリを新たに作成し、7GBのデジタルカメラ画像と動画をSDカードから、読み取ります。

この組み合わせで、3分で読み取りが終わりました。Fusion Driveに作成したライブラリには2分で読み取り終了となり、その差はあまり大きくなく、USB3.0の外付けハードディスクでも十分な能力をもっていることがわかります。

ビデオ編集や、デジカメ画像処理などには、USB3.0と高速化されたSDXCカードリーダーが大いに役に立ちます。

USB2.0という外部機器接続上のボトルネックが取り払われたことで、4000円ほどのSDHCカードと10000円弱のUSB3.0対応ハードディスクで、これらの流れが驚くほどスムーズ化されます。

これまで拡張性という点で限界があったiMacとしては、大きな更新です。

さらに高速なThunderboltコネクタをさらに2ポート備えており、現在Thunderbolt機器は、プロ向けハイエンド環境での普及が進んでいますが、一般ユーザー向けの安価な機器が出回るようなれば、さらに選択肢が増えることになります。

将来的な拡張性も十分備えていると考えてよいでしょう。

モデル・オプションの選び方

21.5インチの最安価モデルも、USB3.0や高速なSDカードリーダーを備えていますので、十分なお買い得感があります。

迷わず21.5インチの最安価モデルをねらい目にしても、前節で記載した拡張性などは損なわれることがありませんので、非常に満足度の高いものになるでしょう。

これをベースとして、それぞれの追加オプションについて、見ていきます。

CPU

CPUは第3世代Core i5のモデルで十分な能力を持ち、コストパフォーマンスとしてはかなり良いです。

Macにはマルチコア対応したアプリケーションが多くあり、Core i7にアップグレードすることは、より高速な処理を求めるならば、選んでおいて間違いはないでしょう。

RAM

メモリについては、標準で8GB備えているので、一般的なアプリの使用には必要十分です。

VMWareFusionやParallelsなどを利用した仮想マシンの使用、画像・動画編集などをメインに行いたい場合は16GBあると心強いです。

Mountain Lionはパワーが必要なアプリケーションでは、余らせずにメモリを使い切ってくれます。

Drive

ハードディスクが1TBあれば、ごく普通の用途には十分ですし、USB3.0接続の外付けハードディスクを追加すれば、簡単に容量を増やすことができます。

内蔵ドライブの増量は現在の持っている写真や音楽などユーザーファイルの量から考えてみてください。

Fusion Driveはかなり高価なオプションですが、その効果は実感することができるでしょう。

OSの起動や、アプリの立ち上がりは驚くほど速く、Windows8が4分で仮想マシン上にインストールできたのには驚きました。

MacBookAirはすべての記憶領域がSSDですので、非常に素早く動作するのが特徴ですが、低電圧なモバイル用プロセッサではなく、デスクトップ用プロセッサにFusion Driveの組み合わせは、新しい世界です。

すべての記憶領域をSSDにすると、パフォーマンスとしては最高となりますが、ハイエンド機と呼べるほどの予算が必要です。それだけのコスト増が、自分の用途に見合うかどうかがわからない場合は、このオプションを選ぶ意味はあまりないと考えます。

GRAPHIC

グラフィックチップの増強は、ゲーム用途というよりも、グラフィックチップを活用した、画像編集や、動画編集アプリケーションのパフォーマンスアップを目的とした方に向いています。

おもに使用するアプリケーションがOpenCLなど、グラフィックチップによる高速化対応している場合は、処理時間を低減することができます。

画面サイズ

21.5インチモデルは設置面積も小さいので、コンパクトにまとめたい方にはこちらがおすすめです。最初のiMacに選ぶのにもこちらがおすすめです。

現在この記事を書いているのは21.5インチですが、解像度や画面サイズに不足は感じません。

より大きい画面でフォトレタッチや、動画編集などをしたい場合は、27インチモデルをおすすめします。

設置面積や圧迫感は増しますが、それが問題にならなければ、大きい画面はやはり快適です。

27インチモデルは利用者がメモリを自分で増設可能なので、32GBのメモリが必要な場合は、標準のアップグレードオプションを選択するよりも安くすることもできます。

まとめ

実際使ってみて、見た目以上のインパクトを持つiMacであるというのが、現時点での感想です。

Macユーザーにはなじみの深いFirewireが標準で搭載されなくなりましたが、Thunderboltとの変換ケーブルも用意されているので、必要な方には不足のない点だと感じます。

Thunderboltはディスプレイ、ハードディスク以外にもさまざまな接続機器が今後出てくるでしょう。

出回り始めのThunderboltと、接続機器が多くでそろった感のあるUSB3.0が合わさることで、かつてない拡張性の高いiMacが出来上がったといえるでしょう。

身近な用途から、より高度な用途を見据えることができる、使い出のあるモデルといえます。

Office2013発売日と価格決定、Office2010について

2013年1月18日 16:02 | パソコン関連 | しまざき

office2013

マイクロソフト社は次期オフィススイートであるMicrosoft Office2013の発売日を決定しました。

発売日は2013年2月7日で、価格はPersonalが\29,800、Home&Bussineeが¥34,800、Professionalが\59,800です。

現在Office2010を購入すると、2013への無償アップグレードが可能です。

Office2010はどうなるのか

Accessのリプレースシステム開発

Access2013へのコンバージョン

Microsoft Accessの移行について

いままでも何度かAccessの記事を投稿していますが、Office2013とOffice2010では機能的な差があります。

Office2013によって追加される新機能もあれば、廃止される機能もあるため、Office2010がいつまで入手できるかは気になるポイントです。

日本マイクロソフト社に問い合わせたところOffice2010は当分の間、並行して発売されるとのことです。

終了時期は公式には未定とのことで、過去の例を参照してみます。

(2013/8/23追記、マイクロソフト社に問い合わせたところ、すでに現時点で製造は終了しているとのことです。

 およそ6か月の併売は通例通り、今回にも適用された模様です。

 詳しくは http://www.sys-cube.co.jp/blog/3596.html この記事を参照してください)

Office2010は2010年6月に発売されましたが、Office2007は2010年の年末までには在庫のみ販売となっていたようです。

Office2007は2007年1月に発売されましたが、Office2003は2007年6月末には販売終了となっていたようです。

これらの例によると、およそ半年程度は並行して発売されそうですが、今回がどうなるのか、いまのところ不明です。

通例、企業向けのボリュームライセンスであれば、ダウングレード権は設定されているようですが、パッケージ製品やバンドル版はダウングレード権はないようです。

Office2010で必要な機能がある場合は、早めの購入がお勧めかも知れません。

iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

13:30 | パソコン関連 | しまざき

スクリーンショット 2013-01-16 19.54.39

MacProとMacBookAir11インチ以外のMacにはSDカードリーダーが付属しています。

世代によってカードリーダーも大容量カード対応になるなど進化してきましたが、2012年型のiMacはSDXCカードスロットが内部でPCI-Express接続となり、USB2.0接続のものから、最大読み書き可能速度は大幅に向上しています。

今回この部分について、テストを行ってみたいと思います。

利用するSDカードはUHS-I対応という高速SDカード規格のものを利用します。

UHS-Iカードにもさまざまな製品がありますが、ものによっては従来のClass10と価格差がほとんどないものもあり、今回安価で手に入りやすいものを利用しています。

ベンチマーク結果

今回もXbenchを利用して計測し、その結果です。

例によって、一つの指標にすぎなく、実行時の条件にもよりますので、あくまで参考値としてご覧下さい。

DiskTest 39.70  
Sequential 63.08  
Uncached Write
[4K Blocks]
112.41 69.02MB/sec
Uncached Write
[256K Blocks]
53.88 30.49MB/sec
Uncached Read
[4K Blocks]
34.85 10.05MB/sec
Uncached Read
[256K Blocks]
146.01 73.39MB/sec
Random 28.81  
Uncached Write
[4K Blocks]
8.46 0.90MB/sec
Uncached Write
[256K Blocks]
59.09 18.92MB/sec
Uncached Read
[4K Blocks]
941.73 6.67MB/sec
Uncached Read
[256K Blocks]
383.36 71.13MB/sec

 

SDカードリーダーの接続について

Macのシステム情報から、カードリーダーの部分を選択します。

スクリーンショット 2013-01-15 15.21.34

ここにリンク幅、リンク速度が表示されていれば、カードリーダーはPCI-Express接続であるということです。

http://support.apple.com/kb/HT3553?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP#4

iMac2011SD

2011年モデルのiMacではこのようにUSB2.0による接続であることがわかります。

USB2.0では、仕様上480Mビット/秒つまり60MB/秒の転送速度が上限です。

iMac2012年モデルでは70MB/秒の転送速度が出ているため、USB2.0接続の限界以上の数値が出ていることがわかります。

iMac2012年モデルでUHS-Iカードを使うメリットはあるようです。

高速なSDカードリーダーの使いかた

UHS-I規格の高速SDカードはデジタル一眼レフカメラや、ビデオカメラなどで対応が広がっています。

対応しているカメラであれば、高画質のビデオ撮影や、最高画質での連射性能に効果を発揮します。カメラ側がUHS-I非対応機種でも、併記されるClassのSDカードとして利用できます。

読み取り側が高速なSDカードリーダーを利用していれば、パソコンへの取り込み時にカードの高速さを活かすことができます。

長時間のビデオや、大量のRAW画像の取り込みの際の時間を大幅に短縮することができるので、取り込み待ちの時間を減らして、後の作業に多くの時間を割り当てることができるようになります。

また近年SDカードの大容量低価格化が進んでいるので、作業データの受け渡しや、一時的なファイル保存にも使えます。

高速なカードリーダーはさまざまな用途で活躍しそうです。

タブレット機器の入力性について

2013年1月17日 19:12 | パソコン関連 | しまざき

iPad

タブレット端末を利用する際、webブラウザや電子書籍など閲覧を主とした用途として利用するものと、メールやオフィス文書などの作成といった入力用途に利用する、大まかに二つのことが想定されると思います。

現在のタブレットは、連続的なキー入力を行う用途については、パソコン並みのユーザー体験を求めることは難しいです。

タブレットは現在マルチタッチインターフェイスを利用した、新しいコンピュータの方向性を示す段階で、事務器として見るのであれば、従来型のノートパソコンに及ぶものではありあせん。

モバイル機器として、持ち運びやすく、使いやすいコンピュータとして、ある程度の入力を想定する場合、入力性が高い方が、利用シーンも幅広く考えることができそうです。

今回、タブレット機器の入力性について考えてみたいと思います。

キーピッチ

キーボードの入力しやすさを計る上で、キーピッチは特に大きな要素です。

キーピッチとはキーの中心から隣のキーの中心までの距離で、これが普段のキーボードと数ミリでも差があると、入力しにくかったり、誤タイプが増える要因となります。

一般のフルサイズのキーボードのキーピッチは19mmが標準となっています。

モバイルノートPCもよほど小型のもの以外では、キーピッチ19mmのキーボードを採用している場合が多いです。

iPadをはじめ、タブレット機器のキーピッチについて、調べてみました。

キーピッチ キーの大きさ タイプ
iPad(9.7inch)横 18mm 15.5mm ソフト
iPad(9.7inch)縦 14mm 11.5mm ソフト
iPad mini 横 16mm 12.5mm ソフト
iPad mini 縦 11.5mm 9mm ソフト
Nexus7 横 7.5mm 12mm ソフト
Nexus7 縦 9mm 7.5mm ソフト
iPad向けTK710 17mm 13.5mm ハード
PC向けキーボード 19mm 12mm ハード
Apple Wireless 19mm 15mm ハード

キーの大きさはソフトウェアキーボードの場合、タッチパネル操作の精密さが求められるかどうかも重要であるため、記載してみました。

PC向けキーボードは参考のために、普段利用しているDELLのものを計っています。

Nexus7は標準で付属しているiWnn IME以外にも複数のIMEが利用できますので、参考値として掲載しました。

以下それぞれの詳細を見てみます。

iPad(9.7inch)

iPad(9.7inch)はiPad,iPad2,Retina iPadで、標準的な大きさのiPadです。

iPadkey

これは横置き(ランドスケープ)の際のキーボードです。およそ18mm程度のキーピッチがあります。

わずか19mmよりは小さいですが、キー自体が15.5mmと大きく、タッチパネルに表示されるソフトウェアキーボードとして一番パソコンのキーボードに近い感覚です。

キーボードが大きい分、画面の半分ほどをソフトウェアキーボードが占めることになります。

ipad2

これは縦置き(ポートレイト)ですが、キーピッチは14mm程度。キーの大きさは11.5mm程です。

縦置きはキーボードの専有面積が小さくなります。キーピッチとキーの大きさは小さくなりますが、ドキュメントの一覧性は高くなります。

iPad mini

これは横置き(ランドスケープ)の際のキーボードです。

iPadの8割程度のキーピッチとキーサイズです。

これは縦置き(ポートレイト)の際のキーボードです。

これもiPadに比較して8割程度の比率になります。

携帯性とのトレードオフで、入力性が低下したと考えられなくもありませんが、現在iPad miniを利用する上で、筆者が使いやすいと思うのはセパレート型のキーボード入力です。

セパレートキーボードはキーボード右下のキーボードマークをタップして、画面上部に持ち上げることで、キーボードが分割され好きな位置で利用できます。

iPad miniのホールド性と相まって、気持ちのいい入力感があります。

両手でホールドして、両親指で入力するのもいいですし、iPhoneのフリック入力に慣れている方は日本語キーにしてフリック入力を使うこともできます。

あまり長文には向かないかもしれませんが、手軽な入力にはちょうどよく、大きいスマートフォンを使っているような気持になります。

9.7inchのiPadにもこのセパレートキーボードはありますが、このiPad miniで利用するほうが、手の小さい日本人向けと言えそうです。

iPad & Apple Wireless Keyboard

iPadはBluetooth規格をサポートしているので、Apple Wireless Keyboardをはじめとした、Bluetoothキーボードと無線接続して使用することができます。

Bluetoothキーボードを接続すると、画面上にソフトウェアキーボードが表示されなくなるので、100%の領域を表示に利用できます。

この組み合わせであれば、一般のPCと同じ感覚でキーボード入力ができます。キーボードは電池込みで320g程度の重さで、ケーブルは利用しません。650gのiPadと合わせると、およそ1Kg弱の重さです。

iPadとのサイズは上の写真で見ていただけるように、キーボードのほうが横幅がかなり広いです。

この組み合わせで確保しておきたいのは、iPad自体に傾斜をつける方法でしょう。デスクに平置きした場合と、傾斜をつけた場合とでは見やすさが違い、長時間の利用に差が出ます。

写真ではスマートカバーを利用して、傾斜をつけています。

iPad + Logicool TK710

Logicool TK710(ロジクール Ultrathin Keyboard Cover)は、Bluetoothキーボードですが、iPad2以降のiPad(9.7インチ)専用として作られたキーボードです。(リンクはメーカーサイト)

マグネットを利用して、iPadカバーとして持ち運びができ、使用の際はキーボードを外して、スリットにiPadを固定して使用します。

スリットに固定する方式のために、スタンドいらずで、ポートレイトでもランドスケープでも利用できるのがいいところです。

キーピッチは17mmとパソコン用のキーボードには及びませんが、ハードウェアキーボードであるので、確かなタッチ感でソフトウェアキーボードとは一線を画するものがあります。

重量は355gでバッテリは内臓型。iPadと合わせてちょうど1Kg程度の重さとなります。

最近は出回りもよくなり、ネット通販で7000円ほどで販売されています。

タブレットとキーボードのまとめ

タブレットが持ち運びしやすい最大の要因は、キーボードが無いことからくるものであり、キーボードをつけるのは本末転倒と考えられる方もいらっしゃると思います。

出先などで、ちょっとした長さのメールや、報告書、あるいはブログ記事などを書く必要がある場合など、キーボードがあるほうが便利ではあります。

そういった場合に1Kg前後の薄型ノートパソコンと用途や携帯性にも競合するものがあり、意見が分かれるところでもあります。

iPad自体、使ってみたけど用途に合わなかったという方は、この入力性を重要視するか否かというところが、もっとも大きかったのではないかと想像します。

そういった意味で、コンピュータに求める汎用性を、タブレット機器にどこまで求めるか。

今後タブレットを使用していく中で、どういうシーンで、どういった用途を求めていくかを考えるなかで、今回の記事が少しでもお役に立てばうれしいです。