アプリケーション開発

情報システム分野におけるアプリケーション開発の注意点や、
既存のアプリケーションを選ぶポイントなどをご紹介。

アプリケーションの導入に踏み切る企業が増えています。アプリケーションはさまざまな用途に役立つため、企業ごとに課題を解決してくれるツールを選ぶ必要があります。一からアプリケーションを開発することも可能ですが、既存のアプリケーションの導入も検討しましょう。

ここでは、情報システム部門などの担当者に向け、アプリケーション開発の注意点や、既存のアプリケーションを選ぶポイントなどを紹介します。

アプリケーションとは?

ビジネスにおけるアプリケーションとは、「パソコンを駆使するシステム」を指します。アプリケーションは、従業員の代わりに管理・計算・分析などを実行し、業務を効率化します。

アプリケーションは、基幹システムと業務システムにわけられます。基幹システムとは、企業を支えるために削減できないシステムです。たとえば、人事給与システムや生産管理システム、会計管理システムなどは基幹システムに相当します。

業務システムは、なくても企業が存続可能なシステムです。営業支援システム(SFA)や顧客管理システム(CRM)、数々のアプリケーションを統合するグループウェアなどは、業務システムです。

アプリケーションの導入により業務効率化できる理由

業務の効率化を目的に、多くの企業がさまざまなアプリケーションを導入しています。アプリケーションにより、業務が効率化する理由を解説します。

1.作業時間の短縮

アプリケーションに仕事を回すと、従業員の労働時間が減ります。手順が決まっている仕事をアプリケーションに任せ、従業員はクリエイティブな仕事、応用力が問われる仕事に注力しましょう。

出張先など外部からアプリケーションにアクセスできると、隙間時間で仕事ができ作業時間を短縮可能です。クラウド上にデータを保管するアプリケーションを導入し、場所にしばられずに働きましょう。

2.コミュニケーションの円滑化

Web会議ツール、社内SNS、チャットツールなどを使うと、コミュニケーションが円滑化します。また、スケジュール管理機能やリマインド機能を使うと、予定を忘れずに済みます。

企業の規模が大きくなるほど、データの共有は難しくなります。データを見える化するアプリケーションを活用して、情報共有に役立てましょう。顧客情報や業務のノウハウを共有できると、業務の属人化を防げます。

3.高度なデータ分析

企業が保有するデータは膨大です。しかし、データを存分に活用できている企業は少ないと考えられます。

データ分析にアプリケーションを用いると、高精度な分析で課題の抽出・仮説の提案が可能です。スピーディーに大量のデータを分析するため、ビジネスの意思決定が早まります。

データ分析を実施するツールには、マーケティングオートメーション(MA)ツールなどが挙げられます。

アプリケーション開発の注意点

アプリケーションを導入する際は、一から開発する方法と、既存の商品を導入する方法のいずれかを選びます。

自社に合うアプリケーションを開発するためには、十分な時間とコストが必要です。開発にかかる時間は、アプリケーションの内容に左右されます。加えて、開発途中にトラブルが発生すると、予定よりも納期が延びる恐れがあります。

また、アプリケーション開発にかかるコストは、予想が難しいものです。具体的なアプリケーションの内容を決め、ベンダーに見積もりを依頼しないと見積もりが出てきません。

以下では、アプリケーション開発の流れを解説します。アプリケーションの開発は大変そう、予算が心配、などと感じたら、ぜひ既存のアプリケーションの導入を検討してみてください。

アプリケーション開発の流れ

ウォーターフォール開発について、アプリケーション開発の流れを確認しましょう。

ウォーターフォール開発は、要件定義書にしたがって進行します。なお、ウォーターフォール開発のほかにも、アジャイル型開発、スパイラル型開発など数多くの開発方法があります。

1.企画

開発を依頼するベンダーに依頼する前に、どのようなアプリケーションを開発したいのかイメージを固めます。以下の内容について考えましょう。

  • 使用目的
  • 解決したい課題
  • 開発期間
  • 予算

2.要件定義

要件定義とは、アプリケーションにどのような機能を盛り込むかを決める工程です。要件定義書に従って、以降の開発が進められます。要望をもれなく、確実にベンダーに伝えましょう。

3.設計・実装

要件定義書にもとづき、アプリケーションの設計と実装を行います。実装とは、コーディングを指します。

設計は、外部設計と内部設計にわかれます。外部設計とは、実際に目に見える部分です。ボタンをわかりやすい位置に配置する、見やすい大きさに表示を調整する、などは外部設計の仕事です。一方、内部設計とは、外部操作の結果を反映させるための仕組み作りと言えます。

4.テスト

アプリが要件定義書どおりに作動するかどうかを、ベンダー側と発注者側が確認します。不具合がなければ、開発が完了します。テストは、実際に業務で使うデータを使って実施しましょう。なお、テストの期間をしっかり確保することが重要です。納期に余裕がないためテストを削ると、のちのちセキュリティ面のトラブルや、バグが見つかる恐れがあります。

アプリケーション開発の期間・コストを削減する方法

既存のアプリケーションにも、魅力的なものが数多くあります。時間とコストをかけて開発せずとも、既存のアプリケーションから自社に合う商品を見つけましょう。すぐにでもアプリケーションを導入したい、コストが限られるといった場合は、ぜひ既存のアプリケーションに注目してみてください。

既存アプリケーションを選ぶ5つのポイント

アプリケーションを選ぶポイントを紹介します。導入が成功するように、さまざまな観点からアプリケーションを比較しましょう。

1.機能性

自社で使いたい機能が備わっているか、課題を解決できるかを確認してアプリケーションを選びましょう。それぞれのアプリケーションは機能が異なります。

すでに使用中のアプリケーションがあれば、外部連携できると便利です。たとえば、従業員リストを給与計算システム・勤怠管理システムなどと連携すると、情報入力の手間を省け、ミスも減らせます。

2.操作性

操作性が悪ければ、せっかくアプリケーションを導入しても従業員に使ってもらえません。事前に現場の意見を聞く、トライアル期間を利用するなどして、使い勝手を探りましょう。

スマートフォンやタブレットの利用が多い現場では、モバイル用に最適化されたアプリケーションがおすすめです。モバイル端末からでも画面が見やすいか、アクセス後すぐに操作可能かなどを確認しましょう。

3.利用人数とコスト

アプリケーションの多くは、利用人数により使用料金が変わります。企業の規模に合わせた利用人数で、コストを比較しましょう。将来的にアプリケーションの利用者が増えた場合も含め、コストパフォーマンスのよいアプリケーションを選んでください。

4.セキュリティ面

アプリケーションには、従業員や顧客の情報を多く取り扱います。クラウド上にデータを保管するアプリケーションを選ぶ場合は、特にセキュリティ面を重視しましょう。情報が漏れると、取引先や世間、従業員に被害が及びます。

アプリケーションのセキュリティ対策としては、IPアドレス制限・アクセスできる端末の制限・認証アプリによる2要素認証への対応などが挙げられます。

システムキューブはアプリケーションの導入を支援いたします

アプリケーションを導入すると業務が効率化します。アプリケーションの開発には、時間とコストがかかります。すぐに優秀なアプリケーションを使いたければ、既存のアプリケーションを導入しましょう。アプリケーションを選ぶ際は、機能性・操作性・利用人数・セキュリティ面を重視して選んでください。

システムキューブは、お客様のビジネスの規模・内容に従い、最適なアプリケーションをご紹介します。アプリケーションの選定から導入まで、システムキューブにご相談ください。

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