えいがをみにいきました えぴそーどⅡ
2016年2月18日 19:34 | ブログ | やのっち | 169 views
みなさんお久しぶりです、やのっちです。
前回に引き続き、MX4Dについてお送りします。
さて、完成から3年近く経過して、やっと筆者内で話題沸騰中となったMX4Dですが、紹介ページには
「何度でも体感したくなる、11種類の未体験アクション!」
とあります。
今回はそんな正直1度で十分な気もする11種類の機能について、思ったことをつらつらと書き綴りたいと思います。
(今回写真は冒頭の一枚だけで残りは文字ばっかりです。ご了承ください)
0.動く座席
いきなり11のステキ装置ではないのですが、一番の特徴と言っても過言ではないこの機能。
紹介ページでもしっかり前後左右上下に動くと書かれています。
前回はさんざん不安を煽られましたが、実際の振動はそれほどでもありません。
一番揺れたと感じた時でも、和歌山線の電車ぐらいといえば地元の方にはご理解いただける事でしょう。
座席に完備されたドリンクホルダーの存在を考えると、ヘタすると和歌山線より穏やかです。
見事に予想を裏切られてしまいましたが、「振動で読めるのか?」と心配していた字幕もしっかり追いかけられるレベルで一安心。
ただ、この座席、おそらくナイロン製と思われますが、普通の映画館にあるようなクッションシートとは違い、けっこう固めです。
スター・ウォーズの上映時間は136分(予告も含めれば2時間半を超える長丁場!)
肩はこりませんが、腰にキました。
これはシートの硬さだけが原因ではありませんが、詳細は後ほど。
といったところで、痛めた腰は気にせずに、11の機能に参りましょう。
1.ウィンド(風) / 2.エアーブラスト(噴射)
そしてさっそく2つセットでのご紹介です。時間短縮というワケではありませんよ?
どちらも手元の肘掛けにある細いスリットから顔面向けて風が吹き出すという仕掛けなのですが、スピード感が出るシーンでは風が、殴られるシーンでは突風が吹き出すようになっています。
これがなかなか心地良い!
強すぎず弱すぎず、うちわで仰ぐ程度の強さなので、鑑賞の邪魔になるというわけでもありません。
個人的には乗り物で移動している間はずっと吹いていても良いんじゃないかと思ったほどでした。
3.ストロボ(閃光:5色対応)
逆にこちらはあまりいらないと思った機能。
銃撃シーン等で、マズルフラッシュに合わせて、暗い劇場内の壁に取り付けられたライトが明滅します。
手持ちの銃から宇宙船までレーザー光線飛び交うスター・ウォーズですから、そりゃもうピカピカ光って文字通りアトラクション気分なのですが、
本来映画とはそういった光の演出も含まれているのでは?
……などと無粋な考えに至ってしまい、少々蛇足感が漂う状態に。
むしろ安っぽくなった印象さえ受けてしまいました。(※個人の感想です)
4.フォグ(霧)
たぶん、これに該当すると思うのですが。
爆破炎上シーンなどでは、スクリーン手前の中央、左右の合計3箇所ぐらいから、もうもうと煙が上がっていて、「おおっ!?」と驚いてしまいました。
真っ白な煙ではなく、少し灰色がかった煙で、確かに雰囲気がよく出ていました。
一番前の席に座った人大変だったろうなぁ
と、これだけなら中段に座っていた私にとっては何の問題も無かったのですが、煙のせいで一部字幕が隠れる現象がしばしば。
そりゃ、立ち上る煙の行き先まで制御出来たら超技術です。
隠れたといっても、前後の文脈から十分読み取れる程度の2~3文字ですし、吹替版なら全く問題なしと考えれば、演出効果が感じられた分、良い機能だと思います。
5.バックポーカー(背後) / 6.シートポッパー(突き上げ)
上げて落とすという言葉がありますが。
個人的に一番困ったのがこの機能です。
キャラクターが殴られると、腰のあたりがボコッ。
キャラクターが落下すると、お尻のあたりがボコッ。
けっこう痛い。
それほど多用されてはいませんが、ちょうど腰回りを出来の悪いマッサージ機のようにボコボコ突かれるのは、たとえ一発一発が軽くてもそれなりに堪えます。
カンフー映画でも観た日にはどうなることか……。ちょっと興味あります。
7.レッグティクラー(足元)
座席のふくらはぎ部分に付いているナイロン紐がピロピロ動いて、何かに触られたかのような感触を演出するこの機能。
正直に言いますと、かなり印象薄いです。
確かに、時々何かが足元に当たっていた気はしますが、それがプラス効果を発揮していたかと言われると……。
8以降.その他
ざっくりまとめてしまいますが、面倒になったワケではありません。
ここから後の機能は、スター・ウォーズを鑑賞中には確認出来なかった機能なのです。
筆者が鈍感だから気づかなかったワケじゃ無いですよ。
たぶん無いと思う。
無いんじゃないかな?
ま、ちょっと覚悟はしておけ
・ランブラー(地響き)
地震のような地響きが体感出来るという事ですが、ひょっとすると座席の振動に紛れて使われていたのかもしれません。
ただ、注意していれば気づいたのか、と言われると自信はありません。地震だけに
・ウォーターブラスト(水しぶき)
風と同様、手元のスリットから水しぶきが吹き出す仕掛けのようですが、これは全く無かったと断言できます。流石に顔が濡れれば気づきます。
調べてみたところ、かのジュラシック・ワールドでは使われていたようなので、単純に今作のスター・ウォーズでは不要と判断されたのではないかと思われますが、ちょっと体験してみたかったですね。
・ネックティクラー(首元)
印象の薄かったレッグティクラーの首元バージョンのようです。
これも使われていなかったと思いますが、使われるとすればホラー映画やサスペンス映画で効果を発揮しそうです。
ホラー映画は大好物ですから、ぜひ体験してみたいものです。
・セント(香り)
これもちょっと体感してみたかったですね。
ごちそうが出てくる映画なんか楽しそうです。
逆に中世の物語やディストピアな未来映画ではヒドイことになりそう……。
そこまでバリエーションを用意できるのかは疑問ですが。
しかし、こうして挙げてみると……なんで体験出来なかったモノの方が面白そうなんでしょうね。
以上11機能(+1)を個人の感想で語ってみましたが、
話のネタとして一度体験してみても良いかも
というのが私の結論です。
昨今のアトラクションとしては定番になった「映像に合わせて動く座席」は楽しく、映画館で2時間座りっぱなしは辛いという方でも楽しく見れるのではないかと思います。
(実際、そう言われる方も時々いらっしゃいますので)
今回ブログを書いていて思い至ったのは、自分は映画そのものに没入したいタイプだという事。
もちろん内容にもよりますが、ド派手なアクション映画であっても、1回目はじっくり見たいという場合、MX4Dは少々不向きかもしれません。
2度目3度目に見る分には申し分ないと思いますが、2回目以降の鑑賞で3500円は少々お高いのでは、という思いもあり、複雑です。
お馬鹿なB級ホラー映画をワーワーキャーキャー言いながら観る分には向いているかも?とも思いましたが、それこそ、このお値段で鑑賞するかと言われると疑問符が浮かびますね(苦笑)
せめて通常料金なら、二度三度と見ようかという気にはなるんですけどねぇ。
もちろん、映画そのものが面白いという大前提は必要です。
というわけで、紹介自体は尻すぼみな内容になってしまいましたが、
映画と一緒に未体験アクションが味わえる
という点については保証できます。
長らく映画館に足を運ばれていない方も、たまには一風変わった映画鑑賞はいかがでしょうか?
では、また。
さて、次は何の映画を観ようかなぁ。