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新しいMacBookのターゲット

2015年3月12日 11:00 | パソコン関連 | | 311 views
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新しいMacBookが発表され、USB端子が一つだけ、プロセッサがCore Mと省電力に重点を置かれたものであることが話題になっています。

新しいMacBookはユーザーを選ぶ、ということに間違いはありません。

いまMacBook Proを利用している筆者が新しいMacBookに乗り換えるとすれば、現在使っている機材を変更していく必要があります。

例えば現在持っているプロジェクタなどに接続するためのminiDisplayPort – VGAアダプタは新しいMacBookでは利用できません。

プロジェクタに接続するためにUSB3.1からHDMIなどに変換するアクセサリの購入が必須であれば、本体価格+アクセサリの費用となります。

ThunderBoltの接続が可能なMacBook ProやMacBook Airであれば、この追加投資はなく使えることになります。

またバックアップに使っているUSBポータブルハードディスクを自宅で常時接続の必要があるとすれば、USB3.1規格に適合したハブが必要になるでしょう。

USB機器をつないだままだと、バッテリはUSBへの給電にかなりのバッテリを消耗してしまいますので、一つのポートに電源ケーブルかハードディスクかどちらかしか選べないとすると頻繁に繋ぎ変えなくてはならず、不便どころの話ではありません。

SDカードのリーダーが本体についていないのもまたデジカメデータの取り込みの際に苦労をしてしまいそうです。

どういった方に向いたノートパソコンなのでしょうか

MacBookの誕生とターゲット

MacBookはAppleのノートパソコンの歴史からいうと、iBookからスタートするコンパクト軽量で安価なラインナップです。

iBookはMacがIntelベースに切り替わる際にMacBookと名称を変えています。

MacBook ProはPowerBookから続くハイエンドでパワフルなラインナップ、MacBook AirはAppleのノートパソコンがMacBookという名称になって以降にできたモバイルに特化したモデルです。

iBookのターゲット層はMacを初めて購入する人や、学生さん、教育向けという目的がありました。

AppleはAppleIIが教育の現場に取り入れられたころから、学校や教育の現場を意識したモデルを投入しています。

新しいMacBookはおそらくこのラインナップからは外れていない製品です。

教育の現場では、拡張性はあまり求められないことが多く、メンテナンスやサポートコストの低さを求められます。

ユーザーが学生さんであれば業務に利用するほどのヘビーユーズではなく、どちらかといえば講義やレポート作成、ホビーなどに重点が置かれるでしょう。

MacBookから個人所有のノートパソコンを持つ場合、これができないとダメ、という部分はあまり大きくない要素かもしれません。

そういった部分で見ると、価格的にMacBook Airの方が有利に見えますし、実際に見比べてMacBook Airを選ばれる方も多いだろうと思います。

今回iPhoneやiPadのようなカラーバリエーションがあり、皆同じものを使っている感覚は少しは軽減されます。

実際に勉強会やセミナーなどに行っても、層によってほぼ全員MacBook Airなどという状況がありますので、同じ機械でも少しは個性を出すことができるのを望む層に向けられているのかもしれません。

2台目Macとして

2台目の持ち運び用Macとして購入するユーザーを見据えているのは誰もが感じるところだと思います。

特に現在Appleが推し進めるiCloudドライブといったオンラインストレージにファイルを保存すれば、2台のMac間で同じデータを使うことができます。

音楽や写真ライブラリをiPhoneなどiOS機器とともにiCloudに保存する流れをAppleは作っています。

ローカルドライブではなく、クラウド上のデータを利用する方向であれば、出先でネットの環境があれば、おおよそのことはできるようになります。

ただiCloudの無償容量ではこの使い方は厳しく、追加の容量を買う必要はありそうです。

全てクラウド上でデータを取り扱うのであれば、ChromeBookなどは安価で強力な競合になります。

実際にGoogle Appsを使っているとDropboxなどのローカル保存を介したファイル同期でさえ面倒なぐらいで、全てブラウザ上でできてしまうありがたみを感じます。

ただChromeブラウザでできることの限界はおおよその方は思い当たる通りで、パソコンにインストールして動作するアプリには操作性や機能、互換性ではかなわないものです。

クラウドとローカルの両方使えるパソコン、持ち運びが簡単なもの、そして液晶ディスプレイの解像度が高く使いやすいもの、その上でMac OSが動作するものを求めるのであれば、新しいMacBookは十分な選択肢になります。

ノートパソコンはそれを持って歩くのであれば、100gでも軽い方が体への負担は少なくなります。

Bootcampとの親和性

BootcampでWindowsを動作させるパソコンとしては、新しいMacBookはあまり適切ではないかもしれません。

新しく用意された感圧式のトラックパッドなどがWindowsが対応することはあまり期待できないでしょうし、USB3.1が一つしかないのも、OSの互換性や拡張性に不安を感じます。

BootcampでWindowsを動作させる場合、デメリットがメリットを上回るような見込みを感じます。

Mac OSではマルチタッチのジェスチャを利用できるトラックパッドもWindowsではそのような使い方はできないので、使い慣れたものをということで有線のUSBマウスを繋げばそれでたったひとつのUSBポートは埋まってしまいます。

やはりMacはMac OSで利用することが前提で仕様を決定されているので、今回の新しいMacBookについては今の所向いていない、と言わざるを得ません。