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iPadのビジネス利用について

2013年1月10日 11:00 | パソコン関連 | | 623 views
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スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスをビジネスに取り入れていくためには、どういった方法があるのでしょうか。

スマートフォンはアドレス帳、スケジュール、地図、リマインダーなどを備えた電話として、ビジネスに取り込むことが簡単にできます。

タブレットについては、いま現在、パソコンに比べれば、操作性、慣れなどの点で、ビジネス上で有利となるかの判断は難しいと思います。

どうやってビジネスにこの新しいデバイスを取り入れていくのが良いか、iPadを例にいくつかのケースを考えてみたいと思います。

独自業務アプリの開発

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現在、iPadを業務に取り入れようと考えるうえで、一番最初に思い浮かばれる方法は独自のアプリの開発ではないでしょうか。

独自アプリ開発は、開発コスト、開発期間などが最もかかる方法ではありますが、本来の意味でのアプリケーションとしては最適な方法です。

iOS Developer Enterprise Programで開発者登録を行えば、AppStoreに依らない独自開発のアプリケーションの開発ができます。

これは社内のサーバなどを経由し従業員向けにアプリを配布する方法です。

AppStoreはひろく一般に公開される形での配布になりますので、独自の業務に適応したアプリケーションの配布には不適当です。

またAppStoreでのアプリ公開はAppleによる審査が必要ですが、iOS Developer Enterprise Programで開発したアプリはAppStoreを経由しないので、審査は不要です。

個人向けのiOSデベロッパプログラムでは、AppStoreでの配布に限定されていますので、デベロッパプログラムの変更や、新規登録が必要となります。

iOSではその他の手段のアプリ配布(独自のWebサーバ経由のダウンロードなど)はできない仕組みとなっているために、確認しておく必要があります。

シングルアプリモード

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業務利用の場合、利用者に勝手にアプリケーションを終了されてしまうと、困る場合もあります。たとえば、デモンストレーションや、電子カタログ、注文端末にする場合など、いわゆる専用端末として用いたい場合です。

これはiOS6からシングルアプリモードというものが搭載されています。

これは一つのアプリ以外起動しないようにする仕組みで、ホームボタンによるアプリの終了などを抑止することができます。

iOS6の機能ですので、iPhoneでも利用できますが、iPadの利用可能時間と使いよい大きさを考えると、iPad向けの機能ともいえます。

これ機能によって、業務用に専用アプリを作成する価値が高まったといえます。

FileMakerの利用

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業務用アプリを作成するのにかかる費用や、手間について、そこまで大規模なものが必要でない場合、FileMakerを試してみるのも一つの手です。

FileMakerはデータベースアプリでPCやMacでかなり以前から利用されてきたものですが、FileMakerGoというiOS向けのアプリが公開され、FileMakerのデータベースファイルを開くことができるようになりました。

在庫管理、顧客管理、見積作成、POS、カルテなど、データベースを利用したアプリを、専用アプリを作るのとは比較できないぐらいに少ない作業時間で構築することができます。

注意する点は、iPad単体で開発は不能で、最低限PCかMacが一台と、FileMakerの製品版が必要であること、複数台で利用する場合はデータの同期をどうするのか仕組みを考えておく必要がある、というところです。

プリンタなどもiPad対応の無線LANプリンタを利用すれば、様々な帳票を印刷することも可能です。

データベース、フォーム、帳票を一体型で持っている使いやすいデータベースアプリですので、様々な用途に使うことができます。

Webアプリを利用する

WebブラウザSafariを介して、Webサーバー上で実行されるWebアプリを利用する方法もひとつの選択肢です。

特に出先での利用など、効果が高いでしょう。

また開発コストを低減したり、仕様変更に対する柔軟性も、専用アプリに比べると有利と考えられます。

従来WebブラウザではiOS機器の様々な機能にアクセスできない(例としてブラウザからiOSのフォトアルバムにアクセスできないなど)制限もなくなりつつあります。

従来のWebアプリの製作体制を用いることができるWebアプリは、専用アプリ開発よりもコスト面のメリットがあると考えます。

Officeアプリを利用する

iWork

マイクロソフトオフイススイートなどをはじめとする、Officeソフトのファイルを利用するには、AppleからiWorkというオフィスアプリがiOS向けにリリースされています。

対応票を作るとすると、

  MSオフィス iWork
ワードプロセッサ Word Pages
スプレッドシート Excel Numbers
プレゼンテーション PowerPoint Keynote

とくに、お客様先で、ノートパソコンでPowerPointのプレゼンテーションを利用するかわりに、iPadのKeynoteを利用するメリットはいろいろと考えられます。

マンツーマンや少人数のプレゼンテーションであれば、より近い距離でのプレゼンテーションが可能となります。

またVGAアダプタを利用することで、プロジェクタにも出力できますので、ポータブルのプロジェクタとともに利用すれば、ごく手軽かつ手早くプレゼンテーションを始めることができます。

これらiWorkアプリは、マイクロソフトのオフィススイートと完全な互換性はありませんが、ファイルを直接インポートすることは可能です。

スプレッドシートやワードプロセッサに関しては、入力性が重要となりますので、iPadではファイルの閲覧が主な用途になるでしょう。

この入力性という点については、回を改めて検証してみたいところです。

まとめ

今回の記事については、PCの替わりとしてのタブレットという見方が強くなりましたが、タブレットはPCの代わりになるだけではなく、タブレットという形態から、PCでは難しかった分野や、より誰にでも使えるようになる方法を、新たに見出していくことが重要なポイントとなると考えます。

タブレットが身近で使われる機会が増えるとともに、利用が進められている分野での利用法を学ぶ、あるいは新たな発想のもとになることが徐々に増えていくことになりそうです。

よりコンピュータの力を、広く身近に持ち込むことができるタブレットを、どうビジネスに取り入れていくことができるか、頭を柔らかくして考えてみるも、いいのではないでしょうか。