お知らせ

  • パソコン関連

USBの新規格USB4が仕様公開

noimage

USBの新規格USB4が仕様公開

USB規格の最新版USB4が制定され仕様が公開されました。 USB4はIntelが制定したThunderbolt規格を元に作られ、データ転送速度は40GbpsとUSB規格としては過去最高のスピードとなっています。 またUSB規格として、ディスプレイ表示、電源供給、USB 3以前との互換性を備えています。 コネクタとしてはUSB Type-Cが利用されることになります。 USB Type-Cを利用したUSB 3.0以降の規格は最近のスマートフォンにも積極的に取り入れられています。 USB Type-CではUSB PowerDelivery というノートパソコンの充電にも利用できる大容量の電力を供給する機能も備えられていることが一つ大きなメリットでしょう。 現在でもパソコンやスマートフォンの充電器ではType-Aがまだまだ主流です。 Type-Aは普及率が高いですが差し込み方向が一方向のみなどType-Cにくらべるとデメリットも多く、大量の電力をやり取りするのにも不適です。 今後はType-Cがそれらを置き換えていくことになりそうだと筆者は考えています。 スマートフォンも、ノートパソコンもタブレットやゲーム機など、あらゆる機器でType-C型のコネクタが広がりをみせており、今後もさらにその傾向が広まるでしょう。 USB4により高速な記憶媒体のやり取りや高解像度ディスプレイとの接続など、USBでできることは広がっていくはずです。 ノートパソコンに外付けのグラフィックカードを接続し、HPC用途に利用するなども現実味を帯びてきそうです。

  • パソコン関連

iMac(Late2012)まとめ、選び方

noimage

iMac(Late2012)まとめ、選び方

2012年モデルのiMacの性能について、いろいろと検証してみました。 iMac Late2012 到着 iMac Late 2012 (Fusion Drive) ベンチマーク iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト これらのことからiMacの選び方、利用スタイルなどについてまとめてみたいと思います。 圧倒的にコストパフォーマンスに優れるiMac その薄いフォルムなど、見た目の新しさも大きな魅力ではありますが、今回のiMacは非常にお買い得なモデルであると言い切ることができます。 入出力ポートそれぞれがかなり高速化しており、それに見合うプロセッサが搭載されているので、あらゆる動作が軽快です。 Fusion DriveはiMacカスタマイズの中では高価なオプションですが、このFusion Driveが無くともiMacは十分軽快に利用することができます。 実際の使用例として、写真アプリケーションApertureでUSB3.0外付けハードディスクにライブラリを新たに作成し、7GBのデジタルカメラ画像と動画をSDカードから、読み取ります。 この組み合わせで、3分で読み取りが終わりました。Fusion Driveに作成したライブラリには2分で読み取り終了となり、その差はあまり大きくなく、USB3.0の外付けハードディスクでも十分な能力をもっていることがわかります。 ビデオ編集や、デジカメ画像処理などには、USB3.0と高速化されたSDXCカードリーダーが大いに役に立ちます。 USB2.0という外部機器接続上のボトルネックが取り払われたことで、4000円ほどのSDHCカードと10000円弱のUSB3.0対応ハードディスクで、これらの流れが驚くほどスムーズ化されます。 これまで拡張性という点で限界があったiMacとしては、大きな更新です。 さらに高速なThunderboltコネクタをさらに2ポート備えており、現在Thunderbolt機器は、プロ向けハイエンド環境での普及が進んでいますが、一般ユーザー向けの安価な機器が出回るようなれば、さらに選択肢が増えることになります。 将来的な拡張性も十分備えていると考えてよいでしょう。 モデル・オプションの選び方 21.5インチの最安価モデルも、USB3.0や高速なSDカードリーダーを備えていますので、十分なお買い得感があります。 迷わず21.5インチの最安価モデルをねらい目にしても、前節で記載した拡張性などは損なわれることがありませんので、非常に満足度の高いものになるでしょう。 これをベースとして、それぞれの追加オプションについて、見ていきます。 CPUは第3世代Core i5のモデルで十分な能力を持ち、コストパフォーマンスとしてはかなり良いです。 Macにはマルチコア対応したアプリケーションが多くあり、Core i7にアップグレードすることは、より高速な処理を求めるならば、選んでおいて間違いはないでしょう。 メモリについては、標準で8GB備えているので、一般的なアプリの使用には必要十分です。 VMWareFusionやParallelsなどを利用した仮想マシンの使用、画像・動画編集などをメインに行いたい場合は16GBあると心強いです。 Mountain Lionはパワーが必要なアプリケーションでは、余らせずにメモリを使い切ってくれます。 ハードディスクが1TBあれば、ごく普通の用途には十分ですし、USB3.0接続の外付けハードディスクを追加すれば、簡単に容量を増やすことができます。 内蔵ドライブの増量は現在の持っている写真や音楽などユーザーファイルの量から考えてみてください。 Fusion Driveはかなり高価なオプションですが、その効果は実感することができるでしょう。 OSの起動や、アプリの立ち上がりは驚くほど速く、Windows8が4分で仮想マシン上にインストールできたのには驚きました。 MacBookAirはすべての記憶領域がSSDですので、非常に素早く動作するのが特徴ですが、低電圧なモバイル用プロセッサではなく、デスクトップ用プロセッサにFusion Driveの組み合わせは、新しい世界です。 すべての記憶領域をSSDにすると、パフォーマンスとしては最高となりますが、ハイエンド機と呼べるほどの予算が必要です。それだけのコスト増が、自分の用途に見合うかどうかがわからない場合は、このオプションを選ぶ意味はあまりないと考えます。 グラフィックチップの増強は、ゲーム用途というよりも、グラフィックチップを活用した、画像編集や、動画編集アプリケーションのパフォーマンスアップを目的とした方に向いています。 おもに使用するアプリケーションがOpenCLなど、グラフィックチップによる高速化対応している場合は、処理時間を低減することができます。 画面サイズ 21.5インチモデルは設置面積も小さいので、コンパクトにまとめたい方にはこちらがおすすめです。最初のiMacに選ぶのにもこちらがおすすめです。 現在この記事を書いているのは21.5インチですが、解像度や画面サイズに不足は感じません。 より大きい画面でフォトレタッチや、動画編集などをしたい場合は、27インチモデルをおすすめします。 設置面積や圧迫感は増しますが、それが問題にならなければ、大きい画面はやはり快適です。 27インチモデルは利用者がメモリを自分で増設可能なので、32GBのメモリが必要な場合は、標準のアップグレードオプションを選択するよりも安くすることもできます。 まとめ 実際使ってみて、見た目以上のインパクトを持つiMacであるというのが、現時点での感想です。 Macユーザーにはなじみの深いFirewireが標準で搭載されなくなりましたが、Thunderboltとの変換ケーブルも用意されているので、必要な方には不足のない点だと感じます。 Thunderboltはディスプレイ、ハードディスク以外にもさまざまな接続機器が今後出てくるでしょう。 出回り始めのThunderboltと、接続機器が多くでそろった感のあるUSB3.0が合わさることで、かつてない拡張性の高いiMacが出来上がったといえるでしょう。 身近な用途から、より高度な用途を見据えることができる、使い出のあるモデルといえます。