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iMac(Late2012)まとめ、選び方

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iMac(Late2012)まとめ、選び方

2012年モデルのiMacの性能について、いろいろと検証してみました。 iMac Late2012 到着 iMac Late 2012 (Fusion Drive) ベンチマーク iMac(Late2012)とUSB3.0ドライブでバックアップ iMac(Late2012)にVMWareFusion5でWindows8をインストール MacでSparseBundleImageを利用した仮想マシンバックアップ iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト これらのことからiMacの選び方、利用スタイルなどについてまとめてみたいと思います。 圧倒的にコストパフォーマンスに優れるiMac その薄いフォルムなど、見た目の新しさも大きな魅力ではありますが、今回のiMacは非常にお買い得なモデルであると言い切ることができます。 入出力ポートそれぞれがかなり高速化しており、それに見合うプロセッサが搭載されているので、あらゆる動作が軽快です。 Fusion DriveはiMacカスタマイズの中では高価なオプションですが、このFusion Driveが無くともiMacは十分軽快に利用することができます。 実際の使用例として、写真アプリケーションApertureでUSB3.0外付けハードディスクにライブラリを新たに作成し、7GBのデジタルカメラ画像と動画をSDカードから、読み取ります。 この組み合わせで、3分で読み取りが終わりました。Fusion Driveに作成したライブラリには2分で読み取り終了となり、その差はあまり大きくなく、USB3.0の外付けハードディスクでも十分な能力をもっていることがわかります。 ビデオ編集や、デジカメ画像処理などには、USB3.0と高速化されたSDXCカードリーダーが大いに役に立ちます。 USB2.0という外部機器接続上のボトルネックが取り払われたことで、4000円ほどのSDHCカードと10000円弱のUSB3.0対応ハードディスクで、これらの流れが驚くほどスムーズ化されます。 これまで拡張性という点で限界があったiMacとしては、大きな更新です。 さらに高速なThunderboltコネクタをさらに2ポート備えており、現在Thunderbolt機器は、プロ向けハイエンド環境での普及が進んでいますが、一般ユーザー向けの安価な機器が出回るようなれば、さらに選択肢が増えることになります。 将来的な拡張性も十分備えていると考えてよいでしょう。 モデル・オプションの選び方 21.5インチの最安価モデルも、USB3.0や高速なSDカードリーダーを備えていますので、十分なお買い得感があります。 迷わず21.5インチの最安価モデルをねらい目にしても、前節で記載した拡張性などは損なわれることがありませんので、非常に満足度の高いものになるでしょう。 これをベースとして、それぞれの追加オプションについて、見ていきます。 CPUは第3世代Core i5のモデルで十分な能力を持ち、コストパフォーマンスとしてはかなり良いです。 Macにはマルチコア対応したアプリケーションが多くあり、Core i7にアップグレードすることは、より高速な処理を求めるならば、選んでおいて間違いはないでしょう。 メモリについては、標準で8GB備えているので、一般的なアプリの使用には必要十分です。 VMWareFusionやParallelsなどを利用した仮想マシンの使用、画像・動画編集などをメインに行いたい場合は16GBあると心強いです。 Mountain Lionはパワーが必要なアプリケーションでは、余らせずにメモリを使い切ってくれます。 ハードディスクが1TBあれば、ごく普通の用途には十分ですし、USB3.0接続の外付けハードディスクを追加すれば、簡単に容量を増やすことができます。 内蔵ドライブの増量は現在の持っている写真や音楽などユーザーファイルの量から考えてみてください。 Fusion Driveはかなり高価なオプションですが、その効果は実感することができるでしょう。 OSの起動や、アプリの立ち上がりは驚くほど速く、Windows8が4分で仮想マシン上にインストールできたのには驚きました。 MacBookAirはすべての記憶領域がSSDですので、非常に素早く動作するのが特徴ですが、低電圧なモバイル用プロセッサではなく、デスクトップ用プロセッサにFusion Driveの組み合わせは、新しい世界です。 すべての記憶領域をSSDにすると、パフォーマンスとしては最高となりますが、ハイエンド機と呼べるほどの予算が必要です。それだけのコスト増が、自分の用途に見合うかどうかがわからない場合は、このオプションを選ぶ意味はあまりないと考えます。 グラフィックチップの増強は、ゲーム用途というよりも、グラフィックチップを活用した、画像編集や、動画編集アプリケーションのパフォーマンスアップを目的とした方に向いています。 おもに使用するアプリケーションがOpenCLなど、グラフィックチップによる高速化対応している場合は、処理時間を低減することができます。 画面サイズ 21.5インチモデルは設置面積も小さいので、コンパクトにまとめたい方にはこちらがおすすめです。最初のiMacに選ぶのにもこちらがおすすめです。 現在この記事を書いているのは21.5インチですが、解像度や画面サイズに不足は感じません。 より大きい画面でフォトレタッチや、動画編集などをしたい場合は、27インチモデルをおすすめします。 設置面積や圧迫感は増しますが、それが問題にならなければ、大きい画面はやはり快適です。 27インチモデルは利用者がメモリを自分で増設可能なので、32GBのメモリが必要な場合は、標準のアップグレードオプションを選択するよりも安くすることもできます。 まとめ 実際使ってみて、見た目以上のインパクトを持つiMacであるというのが、現時点での感想です。 Macユーザーにはなじみの深いFirewireが標準で搭載されなくなりましたが、Thunderboltとの変換ケーブルも用意されているので、必要な方には不足のない点だと感じます。 Thunderboltはディスプレイ、ハードディスク以外にもさまざまな接続機器が今後出てくるでしょう。 出回り始めのThunderboltと、接続機器が多くでそろった感のあるUSB3.0が合わさることで、かつてない拡張性の高いiMacが出来上がったといえるでしょう。 身近な用途から、より高度な用途を見据えることができる、使い出のあるモデルといえます。

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iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

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iMac(Late2012)のSDカードリーダー読み書き性能テスト

MacProとMacBookAir11インチ以外のMacにはSDカードリーダーが付属しています。 世代によってカードリーダーも大容量カード対応になるなど進化してきましたが、2012年型のiMacはSDXCカードスロットが内部でPCI-Express接続となり、USB2.0接続のものから、最大読み書き可能速度は大幅に向上しています。 今回この部分について、テストを行ってみたいと思います。 利用するSDカードはUHS-I対応という高速SDカード規格のものを利用します。 UHS-Iカードにもさまざまな製品がありますが、ものによっては従来のClass10と価格差がほとんどないものもあり、今回安価で手に入りやすいものを利用しています。 ベンチマーク結果 今回もXbenchを利用して計測し、その結果です。 例によって、一つの指標にすぎなく、実行時の条件にもよりますので、あくまで参考値としてご覧下さい。 DiskTest 39.70   Sequential 63.08   Uncached Write[4K Blocks] 112.41 69.02MB/sec Uncached Write[256K Blocks] 53.88 30.49MB/sec Uncached Read[4K Blocks] 34.85 10.05MB/sec Uncached Read[256K Blocks] 146.01 73.39MB/sec Random 28.81   Uncached Write[4K Blocks] 8.46 0.90MB/sec Uncached Write[256K Blocks] 59.09 18.92MB/sec Uncached Read[4K Blocks] 941.73 6.67MB/sec Uncached Read[256K Blocks] 383.36 71.13MB/sec   SDカードリーダーの接続について Macのシステム情報から、カードリーダーの部分を選択します。 ここにリンク幅、リンク速度が表示されていれば、カードリーダーはPCI-Express接続であるということです。 http://support.apple.com/kb/HT3553?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP#4 2011年モデルのiMacではこのようにUSB2.0による接続であることがわかります。 USB2.0では、仕様上480Mビット/秒つまり60MB/秒の転送速度が上限です。 iMac2012年モデルでは70MB/秒の転送速度が出ているため、USB2.0接続の限界以上の数値が出ていることがわかります。 iMac2012年モデルでUHS-Iカードを使うメリットはあるようです。 高速なSDカードリーダーの使いかた UHS-I規格の高速SDカードはデジタル一眼レフカメラや、ビデオカメラなどで対応が広がっています。 対応しているカメラであれば、高画質のビデオ撮影や、最高画質での連射性能に効果を発揮します。カメラ側がUHS-I非対応機種でも、併記されるClassのSDカードとして利用できます。 読み取り側が高速なSDカードリーダーを利用していれば、パソコンへの取り込み時にカードの高速さを活かすことができます。 長時間のビデオや、大量のRAW画像の取り込みの際の時間を大幅に短縮することができるので、取り込み待ちの時間を減らして、後の作業に多くの時間を割り当てることができるようになります。 また近年SDカードの大容量低価格化が進んでいるので、作業データの受け渡しや、一時的なファイル保存にも使えます。 高速なカードリーダーはさまざまな用途で活躍しそうです。