コーチング

コーチングと人

コーチングとはコーチが人と関わり、それぞれが自発的になることや、目的を持って行動するように方針を定めるための手法です。
人はその時の状況に流され、内向きや後ろ向きな気持ちになりがちです。
それはしかし考え方一つを変えるだけで見方をかえ、前向きに生きることに力を注げるようになります。
コーチはそのような考えるきっかけを与え、人を前向きにするアシストをすることが役目です。
物の見方ひとつで今を精一杯に生き、これからの目標をもち、それを目指すことができるようになります。
それはコーチと人がコミュニケーションにより目指すもので、治療や教育などとは全く異なるものです。

コーチ

コーチングのためには、様々なコーチングの手法を持ち合わせたコーチが不可欠です。
一番重要なこととして、正しいコーチングの手法というものはありません。
十人いれば十人が違う個性を持ち、人の心を同じ手法で引きつけることは不可能です。
いかに人のモチベーションを高め統一するか、そしてそれを維持するか。
心理学やカウンセリングなどの手法を学び、コーチ自身が成長していくことも必要です。
コーチであることとは、常に学び続け、人の心を知ろうとする気持ちを持ち続けることです。

コーチングの手法

コーチングとは、ほとんどはコーチとクライアントとの語らいです。クライアントとはコーチを受ける側を指します。
まずはコーチ自身が伝えるよりも、クライアントが自分の言葉で、自分が不安に感じることや課題としていることなどをコーチに語ります。
そこからコーチはクライアントの心の中にあり表現できていないものを引き出していきます。
コーチはその名の通り人を教え導く立場です。一方的ではなく、まず聞き出すこと、そしてそれを材料として語らうこと、それからどういった方針を持つべきなのかを伝え、自分自身の前向きな目標と真剣に向き合えるように導きます。

コーチングと個人

人は常に様々な問題を抱えています。それは小さな人間関係であったり、あるいは病など人生に大きく関わることもあります。
そのような問題と関わる時、それを前向きに克服する勇気を持つことができる人は決して多くはありません。
傷つかず避ける方法や、逃げることを考えてしまうのは弱さではなく人として自分を守ろうとする動きで、当然のことです。
それでも前向きに、精一杯自分と向き合うためにどうすればよいのか、コーチングはそれらに答えを出す方法の一つです。

コーチングとは個人を知ること

コーチングとはコーチがまずクライアントその人を知ることです。そのためにクライアントを質問ぜめにするのではなく、まず自由な言葉でお話を聞き、それと真剣に向き合うことをスタートとします。
そしてクライアントが言葉にできないお話を聞くことこそコーチの役目です。
誰しも人はその問題や状況に対して、前向きになることができます。精一杯悔いのないように生きる選択ができます。
コーチはそれをアシストします。
弱点や問題を乗り越えた先に明るいものを見ることができれば、いま目の前にある問題などにも後ろ向きにならず向き合うことができます。
それはそれまで見てこなかった自分自身を見つけることです。弱点と思っていた部分がその人らしい良い部分であると気づくことができたり、新しい道筋を考えることができるようになれば、強制されず自ずと前向きになることができます。

コーチングが個人にもたらすもの

コーチングによって得られるものは前向きな変化で、それは自然で自発的なものです。
たとえば病を前にすれば人は日々に疲れ、将来に対して不安になります。前を向くように強制されても無理なことです。
不自然に明るい未来を与えられたとしても自分の心と違うところを目指せば疲れてしまいます。
何を求めているのか、何を目指して生きたいのか、それは人それぞれで、また潜在的で言葉にはなりにくいものです。
コーチはそれを見出しコーチングの中で言葉にし、納得いく形でクライアントを導きます。
それまで心の奥にあった自分自身と向き合うことができれば、自分のために優しくする、自分のために強くなることができます。その後の人生に意味を見いだすことができます。
コーチングはきっかけです、ただ一人ではたどり着くのが難しいところにどうやってたどり着くのか、それをコーチとクライアントが対話を通じて見出します。

コーチングと組織・人材

コーチングは人材を育成し、同じ目標を定めた強い組織を作ります。
人材の投入だけで生産性が向上しないのは、組織のメンバーそれぞれが個人的に定めた目標を持ってしまっていることが大きな原因です。
同じ目標を目指せば、それぞれのメンバーが自発的に組織のどのポジションにつき、どのような成果をあげれば良いかということを見出すようになります。
コーチングはそのような組織・人材の育成を目的としています。

システムキューブとコーチング

現在システムキューブでは組織力強化、現場改善のためにコーチを育成し、コーチングを実施しています。
弊社はソフトウェアの開発を主とした業務を行なっており、プロジェクトの期間や予算の見積もりには一人当たりの工数を利用しています。
ただ期間が短いからと人員を増やしただけではスケジュールは短縮できず、それは様々な要因が考えられますが、多くは目的意識・役割意識にばらつきがあるということです。
時に経験が少ない人員が割り振られた場合は教育役を誰が買って出るか、あるいは誰が全体の進捗を取りまとめ把握するか。
これらは一つのプロジェクトが正しい期間で品質高く完成できるという一つの目的を全員で共有することが必要です。
プロジェクトのリーダー、そしてメンバーそれぞれが目的意識・役割意識を保つためにコーチングを活用しています。

様々な企業で活用できるコーチング

コーチングで得られる成果はメンバーが同じ目的意識を持ち、組織の結束が強くなることです。
同じ目的意識を共有できていればミーティングなどでも意識合わせのために多くの時間を割く必要性がありません。
また企業の目的である企業の成長、自分の成長をメンバー自身がそれぞれ目指すことで目標を大きく設定することに自信を持つことができ、大きな成果を期待できます。
コーチングとはコミュニケーションの技術集積です。お客様との人間関係、メンバー間の人間関係、企業と人との人間関係。人と人とのやり取りこそが業務の本質である以上、コーチングはあらゆる企業が前を向き進むために非常に有効な手段です。

弊社代表より

5年前、IT業界のベンチャー企業の社長様の講演会を拝聴したさいに、講演後、名刺交換の機会を頂きました。
その際に、「話すの凄く上手ですね!」ってお声がけしました。
すると、「コーチングをするようになって人前で話すのが凄く上手になりました」と教えて頂いたのが、私のコーチングとの出会いです。

それ以来、インターネットでコーチングの事を調べたり、何人かのコーチに会ったりしました。
私自身も今はコーチングを受けています。

その中で強く感じたことは、コーチングのコーチを名乗っている人の大半の方が、「えっ?その程度でコーチを名乗るの?」と言う人たちばかりに感じました。
その程度で出来るのであれば、私でさえ今すぐ出来るのではないかと感じたこともありました。
その上、コーチング費用を尋ねると弁護士の相談費用よりも高い金額を提示されました。

コーチングと言う概念は本当に素晴らしい反面、コーチング業界はまだまだ未成熟です。
正解がないので、マーケティングやおしゃべりが上手な人、駆け引きが上手な人が売れっ子になる傾向があります。
コーチングはコーチ自身を売り込むことや、クライアントに一方的な知識を与えるものではありませんが、知名度や露出の高いコーチほどその傾向があり、コーチの知識や経験、実力とは別の尺度で選ばれているのが現実です。

せっかく高い費用をかけたのに、それに見合う効果を得られなかったと思いの方は多いのではないでしょうか?

私の個人の考えですが、本来コーチングは、困っている人や悩んでいる人に手助けをする技術ではないかと思っています。
ですので、コーチングの対価が高額であることに矛盾を感じています。
もちろん、無料ですることは様々なトラブルを招くので難しい事も理解しています。
ですが、コーチングと言う概念を商売にするというのは間違いではないかと思っています。

その思いから、社内から2名を選抜して、日本でも選りすぐりのコーチ育成講座を受講して貰いました。
私たちが社内でコーチングに取り組んだ経験や組織活性に取り組んだ経験を基に、コーチの人件費さえ賄うことが出来るなら、コーチングや組織活性を、いろいろな悩みを持った方に提供していけるのではと考えています。

コーチングもコーチも未成熟な業界です。
そのような業界に対して、高額な対価を支払いうのはおかしいのではないかと思います。
問題を解決できないかもしれないことに、ましてや問題を解決できない事の方が多いにも関わらず、ビジネスにするのはおかしいのではないかとも思っています。

本来、コーチングは金銭的にも精神的にも余裕のある方がボランティアでするべきことではないかと考えています。

私たちはまだまだ、金銭的にも精神的にも余裕はありませんが、ボランティアに近い形で、自社で取り組んでいることを広めて行ければと考えています。
他の会社でもコーチングや組織活性化を経験することにより、より自社で生かして行けるチャンスになるのではないかとも思っています。

弊社の2名のコーチのうち1名は国家資格である、キャリアコンサルタントの資格も取得しました。
コーチングに対して真摯に向き合いたいと言う気持ちから自主的に取得した資格です。

マーケティングして売れっ子のコーチを沢山育てようと言う気持ちはありません。
自社が取り組む組織活性を更に良い物にしたい、自社で取り組んだ組織活性のノウハウを困っている方に提供したい。

世知辛い世の中を強く生き抜くために、共に支えあえる関係になれることを願っています。