和歌山で100人の雇用を創出します。

2016年を迎え、新たに気持ちを引き締めるべく、私の想いをここに綴ります。

2009年の起業当時の私の動機は、「社長ってカッコいいよな」という単純なものでした。「お金持ちになりたい、良い家に住みたい、良い車に乗りたい!」。そんな自分勝手なことばかり追い求めて来ました。

仕事は年を追うごとに順調に進み、売り上げが伸び、社員も増やすこともできました。
これに私は満足し、「和歌山の若手経営者の中で、自分は凄い存在に違いない」と優越感にひたり、傲慢になっていました。

そのように「勢いに乗っている」と思っていたある日、私の経営者としての資質を問われる事態が起こっていると知りました。

2014年、「倒産の危機」が訪れたのです。

見渡せば、社員にも多大な心配や迷惑をかけてしまっていました。
家庭にも影響が出ていました。

私は立ち止まり、これまでを振り返りました。
良く思わない人も沢山作ってしまっただろう。しなくてよい損も沢山しただろう。
そう感じました。
しかし私は、立ちつくしはしませんでした。

それができたのは、和歌山の人徳のある大先輩方のおかげでした。私は素晴らしい先輩方に出会う機会に恵まれており、相談に乗っていただくことができました。
大先輩方は、傲慢にも「自分を凄い存在だ」と思っていた駆け出しの若造である私に、暖かく叱咤激励してくださいました。

「今現在の状態ですっかり傲慢になっていたのは恥ずかしいこと。起業して7年でやっとここだ」ということに、気付かせていただきました。

自分の至らなさに気づき、前向きに進むことができたのは、大先輩方の懐の深さのおかげです。

お客様に満足してもらうこと、誰かの役に立つこと。
そんな大切なことを全く考えずに天狗になっていた自身の行いを、深く深く反省しました。

手垢のついたフレーズですが、私は今、「失敗は成功の基、何度も失敗を経験して沢山の事を学ぶ」という言葉を、ひしひしと噛みしめています。

システムキューブは息を吹き返し、社員も再び増員することができ、金融機関とのお取り引きもスムーズに行えるように回復いたしました。

経営者失格と言われても仕方ないようになってしまっていた私でしたが、心を入れ替えたことを信じて付いてきてくれた社員に、感謝しています。

また、どんなときも、日々の疲れを吹き飛ばせるような穏やかな家庭生活を支えてくれる妻に、明るい笑顔で和ませてくれる娘たちにも感謝しています。

経営者という立場ですが、私ひとりで成り立っているのではありません。

親切で優しくて穏やかで素直で、素敵で素晴らしい人格者の方ばかりである和歌山に拠点があるからこそ、弊社は再建できたのだと考えています。
和歌山に生まれたということに、心から誇りを持っています。

私が今、一番に抱いている夢は、
「生まれ育った、そして育てていただいた和歌山県で100人の雇用を創出すること」です。

「和歌山の地域活性化」を私のライフワークとし、首都圏にも負けないIT技術を提供できるよう、今後も「一生稽古」の気持ちで日々精進します。

2016年1月1日
株式会社システムキューブ
代表取締役 田中弘